HECTOR LAVOE

さて、サルサのlegend歌手、 HECTOR LAVOEのつづきです。

MARCとHECTORがどう違うのかわかりましたか?

私は彼の歌を何度も聴いたけど、HECTORの声には味があるし、心にぐっときます。
悲哀とか、退廃的で自滅的な感じがします。


私はマーク・アンソニーが大好きです。
彼の曲は毎日聴いてますし、ファンです。

でもかわいそうだけど、HECTORと比べるとひいきめに見ても違いが分かってしまう。
たぶんMARCはきれいすぎる、クリーンすぎるんだと思います。

HECTORは退廃的な雰囲気だけど、すごくSABORを感じるのです。


サルサの有名なインストラクターさんの踊りを見たときに、ダンスの技術的には上手だけどクリーンすぎておもしろくないなと思いました。
けれどたとえば、アルゼンチンの街角でおじいちゃんが踊るタンゴは華麗ではないけれど、SABOR(味)やその人の人生感を感じるでしょう。
そういう違いです。


ラティーノになんでHECTORが他のサルサシンガーと違って特別なのか、ときいてみました。
彼って、マーク・アンソニーや他のサルサ歌手みたいに朗々とうたいあげてないじゃん、と。
どっちかというとしゃべるように歌ってるんじゃない?

そしたら、「そのしゃべるように歌うのが特別なんだよ」という答えが返ってきました。

HECTORは人生の真実を歌うんだ。
そんなことをできるのは彼しかいない。

俺達ラティーノにとって、歌はその意味がすごく重要なんだ。
歌詞を味わいながら聴いてる。
HECTORの曲の歌詞にはすごく意味がある、だから素晴らしいんだ!

といいました。



エルカンタンテ の主題歌の El Cantanteも、自分は歌手で人生の喜びも悲しみも歌う。みんなから讃えられるけど、そのかげに隠れて僕が悲しんだり涙しているなんて誰もきいてくることはない、でもみんなのために僕は歌う、というような内容だと思います。

この曲を聴いてると彼のこころの叫びがよくわかって、こちらも悲しくなります。

その歌のように彼は大スターだったのに、どんどん自滅の道を歩んでいきました。一度はビルから飛び降りて自殺しようとしたし(死なずに未遂に終わった)、ドラッグでHIVに感染しまだ若くしてエイズで亡くなりました。

ラテンアメリカ人のおじさんたちが涙を流しながら彼の曲を聴いている、というのがわかるでしょう。
彼らはHECTORの曲で踊るときはそういうふうに感じながら踊っているのです。
だから、HECTORの曲で高速スピンサルサで踊ってる人をみると、あーあ… と首をふっています。


さて前回紹介した彼のアルバムで、私が好きな曲に 「 Periodico De Ayer」があります。




これは、 昨日の新聞、っていう意味。

なんで昨日の新聞ってラティーノにきいたら、「あのさ、昨日の新聞って読みたい?」
「いや別に」
「でしょう? もう昨日の新聞なんて情報古いから読みたくないじゃん。 女もそれと同じ。過去の女なんてもう読みたくない、君(元彼女)になんてもう愛はない、いらない、っていうことなんだよ」っていいました。

確かに

Tu amor es un periodico de ayer

ya yo no quiero leer.

ya no te quiero.

君の愛は昨日の新聞と同じ。もうそんなの読みたくない、君にはもう愛はない、って言ってますね。



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