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ラテン音楽界の女性差別と人種差別に変革のムーブメント

今世界では男女の性差別が大議論になってますが、ラテン音楽界にもそのムーブメントがおきているようです。
ラテンアメリカ社会はもともとマチスモ(男尊女卑)の考えが強く、ラテン音楽業界もその考えがベースにあるそう。
特にレゲトンは女性蔑視が強すぎる、と批判を受けてきたジャンルです。


昨日、アメリカの大新聞ワシントンポストに、「ラテン音楽界の女性が業界の男女差別に突破口のムーブメント。ラテン音楽業界は時代の変革に準備できているのか?」という記事が掲載されました。

興味深い内容だったので、和訳します。








でも記事の紹介の前に、先にラテン音楽界、特にレゲトン界の問題と、ラテンの社会問題の現状について説明しておきますね。
これがわからないと、記事の内容がよく理解できないと思うので。



レゲトン界はほんとに男性支配のジャンルで、前にもこのブログで書いたけど、レゲトンは女性を性対象としか見てない性的な歌詞やビデオが多いとずっとスペイン語圏では非難され続けてきました。

2004年の「ガソリーナ」の大ブレイクで世界でレゲトンがヒットしましたが、あの頃のクラシックなレゲトンの歌詞やビデオはエッチなものが多いです。
ビデオは水着のセクシー女性のヒップのアップや女性が腰をふり、歌詞はエッチの話。
ダディ・ヤンキーの「ガソリーナ」やwisin y yandelの「Pam Pam」はそういう歌です。

もともとプエルトリコの下町のクラブでレゲトンのラッパーたちがラップのバトルをしてたので、男向けの内容や服装になったんだと思います。


でもレゲトンが世界の音楽界のメインストリームに入ったら、アーティスト達も世界のマーケットで売れるように考えるし、ひどい内容の歌は放送検閲で放送禁止になることも。レゲトンはティーンエイジャーに人気なので子供の教育に悪いとスペイン語圏の社会での批判もあり。レゲトンはだんだんソフトになりました。

2010年に世界的にヒットしたドン・オマールの「ダンサ・クドゥーロ」は子供でもフィエスタで踊れる曲でしたし。

ロマンチックなレゲトンもJ Balvinやmalumaなどのコロンビアのアーティスト中心に流行りました。

だいぶ改善されてきたのに、去年malumaが「cuatro babys」で4人の愛人女性を性奴隷化してるような内容の曲を歌って放送禁止になりました。しかも放送禁止と非難に対してmalumaが反抗したため彼はかなり中南米で批判されました。

若いレゲトン歌手(trap latino)の歌手はレゲトンが世界で流行ってから出てきたから、若い時から成功してるので、もう40歳をこえたダディ・ヤンキーやドン・オマールやwisin y yandelほどコントロールがきかないところがあると思います。


そのあたりについては今まで何年にもわたってこのブログに書いてきたのですが、この記事にまとめたのでこれを読むとわかるかと思います。

「 下品なレゲトンの歌あるのになぜmalumaだけがバッシング」

でも大半のレゲトンは昔に比べると、だいぶマイルドになったと思います。
ポップス歌手がレゲトン歌ったりアイドルがレゲトン歌ったりしてるので(CNCOみたいな)。


女性のポップス歌手がレゲトンの曲も歌う事はあります。
シャキーラとかもレゲトンのリズムが入った曲歌ったりしてますよね。

でもレゲトンやtrap latinoだけを歌っている、女性のレゲトン歌手はほんっとに少ないです。
ほんとに珍しい。

コロンビアだと今回のKarol Kとか前に紹介したFarina。二人ともコロンビアのメデジン出身。

trap latinoとはスペイン語のヒップホップにデジタル音がミックスされてできた新しい音楽のジャンルで今のラテン音楽のトレンド、レゲトン歌手が歌ってヒットしてるジャンルです。

レゲトン界はほんとに今も男社会。

ラテンポップスは女性人気歌手もいる。でもジェニファー・ロペスやthaliaとかはラティーナ系だけどアメリカ人だし、コロンビア人のシャキーラも前はアメリカ在住で今はスペイン。

サルサとかトロピカル系も全体的に女性シンガーはとても少ないです。


ここでラテンというのはラテンぽいとかラテン系ということではなくて、スペイン語圏の中南米、またはアメリカの中南米系の話です。

ラティーノスはラテンアメリカ人とラテンアメリカ系。
ラティーナはラテンアメリカ人(系)の女性)。
ラティーノは男性です。


ラテンアメリカやラテン系の社会では昔からマチスモという男尊女卑の考えがあります。
マチスモの考えの男をマチスタといいます。
都会、学歴が高い、階級が上、若い世代の方がマチスタが少なめで、
地方、学歴が低い、庶民や貧困層、上の世代の方がマチスタが多い印象。

日本でも昔の方が男尊女卑は強かったですよね。

だいぶ社会は変わってきたけど、今でもまだマチスモの考えは残っています。

最近は男女の性差別への問題は、中南米でも議論されるようになってきたし、デモもおきている。
女だからという理由で殺されたfeminismoが中南米では大きな社会問題になっていて、DVや暴力で殺された女性も増加しています。

そこで、女性を蔑視するような内容の音楽への社会的批判が高まっている。
特にレゲトンやtrap latinoはティーンエイジャーに人気なので、女性蔑視や女性を性対象として見る視点を植え付けるから子供の教育によくないと批判されてます。

政府にも、女性への差別や蔑視を防止する法律を強化する動きがコロンビアなどでは出ています。


また先週は、メキシコ人の女優何人かがエンタメ業界で性暴力やセクハラを受けていたことを告発(#metoo)したニュースもありました。


下の記事で出てくるKAROL Gはコロンビアのメデジン出身のレゲトン歌手。
レゲトン大国といえばプエルトリコですが、ここ数年はコロンビアのメデジンのレゲトン歌手が世界で人気です。J BALVINやMALUMAなど。日本でも人気ですよね。


世界の男女差別問題に合わせて、そういうラテン社会の文化や現状の背景を踏まえて、今回の記事を読むとわかりやすいから説明しました。






KAROL G はこういう歌手。

karol G



「Muñeco De Lego」 Karol G










ちなみに、Karol Kと同じくコロンビアのメデジン出身のレゲトン女性歌手で前にもこのブログで紹介したFARINAは


「Mucho Pa Ti」 Farina






::::


では記事の和訳です。



https://www.washingtonpost.com/entertainment/music/women-in-latin-music-are-poised-for-a-breakthrough-is-their-industry-ready-for-them/2018/02/22/5a979894-082b-11e8-94e8-e8b8600ade23_story.html?utm_term=.d6f75a6edd41





コロンビアのレゲトンの女性歌手 Karol Gが、男性支配のレゲトン界では珍しい女性パワーになっている。

Karol Gは今27歳。

10年前にコロンビアのメデジンで自分のレゲトンの曲を地元のラジオ局とかにプロモーションした。

「まったくチャンスがなかった。女性へのチャンスはゼロ。ドアが閉められてる状態だった。 ”レゲトンは男の音楽であって女のものではない” という概念が音楽界に強かったから。だから私の曲を一度もきいてももらえずにシャットアウトされてきた」。

けどKarol Gはあきらめずにずっとレゲトン歌手を続けてきた。
何年もたって、ようやく時代が彼女に追いついてきた。

やっと時代が変わってスペイン語のラテン音楽界も女性に少し門戸を開け始めたのである。

去年Karol Gのアルバム「Unstoppable」はビルボードのラテンのアルバム部門で2位になった。
彼女がtrap latinoでレゲトン歌手のBad Bunnyとコラボした「Ahora Me Llama」は、Spotifyのワールドランキング200位圏内に入った。




Karol Gだけではなく、レゲトンなどのアーバンミュージック界で女性歌手が最近はランキングに入ってきている。

ドミニカの女性歌手のNatti Natashaが、レゲトンとtrap latinoの歌手OZUNAとコラボした「Criminal」は現在のビルボードランキング上位。


「Criminal」 Natti Natasha ft. Ozuna







メキシコ系米人のBecky Gは、Bad Bunnyとコラボした「Mayores」が大ヒット。
(注: 日本でも流行ってる)




「Mayores」 Becky G ft. Bad Bunny










ブラジル人女性歌手のAnittaがレゲトンのJ Balvinとコラボした「Downtown」もランキング入り。


「Downtown」  Anitta ft. J Balvin








これらのランキング上位に入った大ヒット曲は、どれも有名で大人気のレゲトン「男性」歌手がfeaturingしている。
女性歌手のソロの曲ではない。
それでも以前に比べると、大進歩ではあるが。



レゲトンだけではなくて、ラテンの他のジャンルも女性歌手のヒット曲は少ない。

2015年には、ビルボードのラテンのランキングでは女性の歌手の曲が1曲も入ってないことが、連続22週ということもあった。

2012年から2016年の間に、曲が1位になった女性歌手はたった2人しかいない。
アルバム売上ランキングに入った女性歌手も7人しかいない。
一方、男性は33人だ。


しかもこのランク上位に入った女性歌手とはShakira, Jennifer Lopez やPaulina Rubioなど、もう世界的に人気の地位を何十年も維持し続けてる歌手である。


そしてラテン音楽賞になるとさらに女性歌手の状況は悪くなる。

2017年のラテングラミー賞と、ビルボードのラテン部門の賞で、117人のうち女性は17人しかいない。
女性部門があるのにである。


ラテン音楽産業は、アメリカとラテンアメリカでつくられてセールスされたスペイン語の曲。
ラテン音楽界は、昔から男性が支配している業界として悪名高い。

それはたぶんラテン文化に昔から根強いマチスモ(男尊女卑)に関係があるだろう。


ラテン音楽界は歴史的にずっと、女性を差別し冷たかった歴史がある。
歴史的には、セリア・クルースやChavela Vargasや Mercedes Sosaの女性歌手の成功はあったが。

でも概してラテンは男性社会。





去年はラテン音楽が世界で大旋風を巻き起こした年だ。

「デスパシート」(Luis Fonsi ft. Daddy Yankee)が世界中で史上最高のヒット。

レゲトン歌手のJ Balvin, Maluma, Bad Bunnyなども世界で大人気。

けれど彼らはみんな男性歌手で、ラテン音楽の世界的な快挙はラテン音楽界の男性支配をかえって目立たせてしまった。





そしてやっと今年2018年になって、時代が少しかわった。

長年ずっと待ち続けた変化がようやくおとずれた。

2017年の末ごろから、レゲトンやtrapのジャンルに女性歌手の曲がランクインするようになったのだ。

ラテン音楽業界での女性歌手の躍進は、世界的な女性の地位向上のムーブメントもあり、ちょうどタイミングもよかった。



しかし #metooのセクハラ告発については、ラテン音楽業界ではまだほとんど声があがっていない。

ラテン音楽界の女性アーティスト達は、多様性を認める業界になってほしいと女性の地位向上に必死でがんばっているが。



「アメリカ在住のラテンの女性歌手は、ラテンアメリカ在住の女性歌手とは状況が違う。
アメリカには、 Nicki ­Minajというアーバン系の人気女性歌手もいる。Katy PerryやAriana GrandeやTaylor Swiftという世界的に大人気の女性アーティストがたくさんいる。
でもラテンアメリカは違う。
ラテンアメリカは男性社会で、ラテン音楽業界もなかなか女性の才能を認めない。才能のある女性アーティストがいないわけじゃなくて、才能ある女性はたくさんいる。だけど、その才能を男性優位の音楽業界が認めようとしないだけ」
とKarol Kは語った。


性差別をなくす論議はラテン音楽界でもここ数年じょじょに広がりつつはある。
まだゆっくりとだが。




音楽ストリーミングサービスのSpotifyの女性の幹部は、今年のプレイリストにはもっとラテン音楽界の女性歌手の曲を入れたいと個人的に語った。

アメリカで生まれ育ったラテン系の女性アーティストだと、キューバとメキシコ系のCamila Cabelloがランキングのトップチャートにおり、 Cardi Bやトリニダード・トバコ系の ラッパー“Bodak Yellow” が、アメリカの音楽ランキングのヒットチャートに入っている。

彼女たちはアメリカがベースでアメリカの大手レコード会社と契約している。
でもスペイン語で歌っているので、スペイン語の曲をアメリカや世界を世界に広める突破口となってくれるだろう。

「ラテンの女性歌手は、ただの一発屋でもなく、人気男性とコラボした曲だけヒットするわけじゃなく、ソロで人気歌手の地位を確立できると私は信じてる」とSpotifyの前述の女性幹部は話した。




ラテン音楽業界でレーベルを持つ女性も、「若い世代のファン達が女性アーティストに親近感や密接なつながりを感じて、SNSで拡散してくれるだろうと考えている。

「若い世代の少女達は、昔からある価値観や型にはまることなく、際立つことができる。
たとえばタトーや移民問題など今までタブー視されていた分野についても憶することなく話せる世代だから」。




しかしラティーノの社会が多様化するにはまだまだ障害がある。
ラテンといっても33か国もあり、文化も違うし多元的で複雑だからだ。


以前よりは多くの女性が性差別に対して意識を高めている。
ラテンの女性アーティストをとりまくステレオタイプな女性差別を非難する女性達も増えた。
しかし、スペイン語圏のエンターテイメント産業は、まだ古い考えやイメージが根強い業界だ。



しかもラテンアメリカでは人種差別もある。

ラテンのテレビやドラマや雑誌に出てくる女性達には肌が白い女性が圧倒的に多い。
肌が白い方が美しいという美の基準が強いからだ。


ドミニカ共和国の黒人系女性シンガーのDana Danelys De Los Santosは、アメリカのマイアミの「Love & Hip Hop Miami」という番組に出た時にプロデューサーから、彼女の黒人のヘアはエレガントじゃないなどとこきおろされたと告白した。

「ラティーナ(ラテン系の女性)がみんなジェニファー・ロペスやシャキーラのようなルックスではない。私みたいに黒人系のラテン女性だってたくさんいるのに。これが生まれつきの私の外見だ。そういう黒人系の女性はどうしろというの?」


「サルサの女王、セリア・クルースはアフロ系のラティーナで世界的に有名になったラテン女性歌手の数少ない女性歌手の一人だ。他のアフロ系のラティーナの女性歌手も世界的に有名になれるかどうか、私はずっと見てるし待ってますよ。黒人に音楽の才能がないということはないでしょう。だから、アンフェアだ。音楽界のスタンダードが私達の基準と違いすぎると思う」と彼女は言った。

サントスは、アフロ系のラティーノス(ラテン系)のコミュニティで声をあげるシンボルになっている。
彼女のあげた声は、今まで光があたらなかったティーン世代に力を与えている。


ビルボードのラテン部門の責任者は、「誰か一人が声をあげると、自分も同じ立場だと同感した人達があとに続く。自分達も想像してないくらいの多くの人達があとに続いて声をあげはじめるかもしれない」 と語った。





今人気がありヒットチャートに入ってるメキシコ系アメリカ人の女性シンガー Becky Gは、14歳の頃にyou tubeで人気になり、その後デビューした時は英語で歌を歌っていた。
しかし、最近はスペイン語のアーバンミュージックに転向した。


レゲトンは長らくミソジニー(女性嫌悪)が強かったジャンルだ。

レゲトンは、歌詞の内容が女性蔑視で女性の扱いがひどいと長らく批判され続けてきた。
放送の検閲も強まったので、レゲトン界も近年変わりつつある。

レゲトン界をけん引してきたレゲトン歌手のドン・オマールは、レゲトンやtrap latinoは歌詞が露骨すぎると批判したくらいだ。


Becky Gは新しい世代で、彼女がスペイン語でレゲトンを歌いはじめたのは最近。
男性のレゲトン歌手にコラボしたいといったときは、レゲトン界が女性とコラボすることに対してあまりにもウェルカムだったのに驚いたという。

「私はJ BalvinやMalumaとも友達だし、Bad Bunnyとも一緒に遊ぶ友達。彼らから女だからと見下されたことはない。社会には男尊女卑があっても、個人的にはアーティストはリスペクトしてサポートしあってる。男性にできて女性にできないことはない」 とBECKYはいう。

「デスパシート」が世界にヒットしたポスト「デスパシート」の時代だから、ラテン音楽界に変化がおとずれたのだろうと言う。


しかしBecky Gがいうような、この友情意識は、音楽にも必ず反映されるものではない。
特に女性シンガーが男性シンガーとfeaturingした場合は、女性が性の対象として見られてしまうことが音楽ではよくおきる。


Becky Gが男性レゲトンシンガーのBad Bunnyとコラボした「Mayores」は、あのビデオと歌では女性が性対象として見られるリスクが高いことをBeckyはファンに警告すべきである。




「Mayores」 Becky G ft. Bad Bunny










それはコロンビアのレゲトン歌手Karol Gが今まで女性差別を長年訴えてきたにも関わらず、Bad Bunnyとコラボして「Ahora me llama」をリリースした時に、Bad Bunnyのラップや演技が下品すぎて、あれじゃKarolの今までの信念と矛盾するじゃないかと大批判されたのと似てる。

でもKarol Gはあの曲を男性と対等に向かい合った女性の視点で作ったのである。

男性ラッパーとfeaturingしたことで内容が変わって批判されてしまった。


「Ahora Me llama」 Karol G ft. Bad Bunny





(※訳注: この曲の歌詞はkarolは ”彼氏と別れたし、もう自分が好きなように自分の道を歩くわ” という歌詞なんだけど、bad bunnyのラップの部分が ”別れて一人になってよかったよ。俺はcuatro babys(malumaの4人の愛人の内容で放送禁止になった歌)どころじゃなくて、俺には愛人23人いるから。今はコロンビア人の女もいるし。これから遊びまくるぜ” という内容)



女性が男性と対等にたつのは、今までレゲトンのアーバンミュージック界ではIvy Queenにしか成し遂げられなかったまれなことである。そういう意味でKarol Gの果たした役割は大きい。


「今まで男性の視点からしか歌われてなかったトラップ・ラティーノのジャンルに、女性から見た視点を私は入れた。女性達に深く考えてもらいたいと思って、自分の思いをなげかけた。男性側がなにをいうかは関係なく、私達は自由な女性だ。私には自分の仲間がいるし、これからも前進しつづける」とKarol Kは語った。





しかしキューバ人のレゲトン女性歌手Danay Suárezは、女性が本当に自分の思いを語らなければこの業界に真の変革はない、と指摘する。

彼女はキューバのハバナ生まれで、10年間社会的なラップをつくって歌い続けてきた。それはキューバ人のリアルな生活や人生を描いた歌だった。

2017年にDanayがラテングラミー賞4部門でアルバムがノミネートされるまで、彼女は10年間アンダーグラウンドにいた。
(※訳注 : キューバは共産国で政府が表現や言論の自由を統制してるから)

彼女は、女性が政治や論争的な音楽作品をつくる意欲に火をつけたかもしれない。



「Yo Aprendí」  Danay Suárez







また、スパニッシュラッパーのMala Rodríguezや、メキシコ人のNiña Diozは、政治的なラップを歌っている。


「若い女性アーティストがもっと露出したセクシーな服を着て、もっとセクシーで性的な歌を歌ってほしいと思ってる人は世の中には多いですよね。でも私が見せようと思ってることは、自分の感情や精神に深く入って、人々がもう慣れっこになっていた旧習に立ち向かって抵抗することなのですよ」
とDanay。




この古い体質の音楽業界を変えるのは、一人だけでは難しいから女性の仲間が必要だ。


メキシコの女性ラッパーNiña Dioz は、Lido Pimientaと、メキシコのティファナ生まれのCeci Bastidaと一緒に「 Tambalea」という歌を歌った。
これはメキシコに最近急増しているfemicidio(女ということで殺される女性の殺人事件)問題を歌っている。

これは女性ラッパーNiña Diozがメキシコの政治や社会批判をしたスペイン語のヒップホップ。


「Libre」 Niña Dioz






(訳注: このNiña Diozのラップは、自分は赤ん坊として生まれた時は自由な人間だった。でも今この国メキシコの政府が悪いせいで、国民は苦しんでいる。ニエト大統領のせいで罪もない学生が一人 また一人と死んでいく、 事実を報道しないテレビを見るな、また私達が自由になる為に団結するのはいつなのか。と大統領とマフィアと警察を鋭く批判したラップ。
ちなみにメキシコでは、政治家とマフィアを批判したジャーナリストが多数殺害されてる。実名をあげて批判してこんな歌を歌うのはリスクが高い)






Becky Gは、Karol G や Leslie Grace や Laliなどの女性歌手とコラボして、ガールズパワーの歌を歌った。


コロンビア人のレゲトン歌手 Karol Gは、同じくコロンビアの女性レゲトン歌手Farinaや、ドミニカ人のNatti Natasha, そしてBecky Gは才能ある女性歌手だとほめたたえている。

女性同士の連帯が強まれば、時代が変わるきっかけになるだろう。



Karol Gが最後に言った事。

「音楽は進化している。メンタリティも進化している。
マチスタ(男尊女卑)はもう時代遅れなのだ」。







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