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ブラジルのリオのカーニバルでブラックフェイスだと非難が

ブラジルではリオのカーニバル真っ盛りですが、カーニバルのダンサーがブラックフェイスをしてると非難されてるという報道がでました。





ブラックフェイスはダウンタウンの浜ちゃんがエディ・マーフィーのマネをした時に顔を黒く塗って非難され、海外でも報道されましたよね。

リオのカーニバルダンサーは黒人じゃないのにブラックフェイスにしたのは人種差別だとツイッターで非難され、炎上してロイターがニュースでとりあげた。それを日本ではジャパンタイムズが書いてます。

リオのダンサーがブラックフェイスで黒人差別だと非難されたと。


https://www.japantimes.co.jp/news/2018/02/14/world/social-issues-world/blackface-brazil-carnival-parade-sparks-debate/#.WoPgfufLhc-




黒人への人種差別だとツイッターで非難してる人の中にはブラジル人もいると新聞には書いてありました。


私はラテン文化のブログをやってるけどスペイン語圏の文化で、ポルトガル語圏のブラジルやブラジル音楽やダンスについては書いてません。私はブラジルに行ったことがないのでブラジルが実際どうなのかもわかりません。その辺はご理解下さい。


今回の騒動の報道を読むと、ブラジルには昔の植民地時代に奴隷制度があり、アフリカ人が奴隷として働かされてたし、奴隷解放がブラジルは最も遅かった。今も人種差別があるという話でした。
だからカーニバルのブラックフェイスは差別だと批判されていると。


私はブラジルを知らないのでブラジルについてはコメントができません。



ブラジルの隣国であるコロンビアに住んでました。

米など英語ではニガーやネグロは差別用語ですが、スペイン語の黒人という意味のネグロ(NEGRO、女性系はNEGRA)は差別用語じゃなくて普通に使われる言葉です。
まずそこが米とは違います。
ネグロは、あだなにもなるし、恋人やだんなさんに「私の愛するネグロ」とか言ったりもします。
ラテンの歌の歌詞にもよくでてきます。


中南米の中でもブラジルとコロンビアとカリブのキューバやドミニカ共和国やハイチなどは黒人が多い国です。

それは、スペインの植民地時代(ブラジルはポルトガル領)に、スペインがアフリカからアフリカ人を大量に連れてきて奴隷として中南米でプランテーションなどで働かせたからです。

ハイチは宗主国のヨーロッパ人と黒人がたくさん来たため、先住民が全滅してしまったとききました。


南米でもアルゼンチンとウルグアイとチリは白人率が高い国です。比較的新しい欧州系移民も多いですし。
メキシコやペルーは先住民や先住民との混血(メスチーソ)が多いです。
こういう国は黒人率は高くない。


コロンビアはスペインの植民地にされた時に、沿岸部にあるカルタヘナに貿易港をスペインがおき、コロンビアやペルーのインカ帝国から奪った黄金をスペインへ送り、アフリカからたくさんアフリカ人を連れてきてカルタヘナで奴隷市にかけました。

カリブの国々にも奴隷がたくさん送られてプランテーションなどで労役させられたし、コロンビア内もそうです。

コロンビアは、さとうきびの生産が多いですが、昔は黒人奴隷たちがさとうきびのプランテーションで働き砂糖を作っていました。
主人はスペイン人で豪華な館に暮らしていました。



コロンビアの奴隷の話については、前にブログでも書いたけど、コロンビアのサルサのレジェンド JOE ARROYOの「Rebelion」で解説したので読んでください。
日本のサルサバーやイベントでよくかかるサルサの名曲だけど、この曲の歌詞はコロンビアの黒人奴隷の歴史の話なのでとっても重い話です。



JOE ARROYO 「Rebelion 」


「 Rebelionの歌詞和訳を動画化」




だからコロンビアのカルタヘナなどの沿岸部、太平洋岸(パシフィコ)は今でも黒人が多いです。

私がいたカリもパシフィコが含まれる地域なので、黒人とモレノ(肌が褐色)の率が高かったです。
カリ市の郊外は今もさとうきび畑が多いですし。


私のカリの知り合いにもけっこう黒人や黒人の血が入ったコロンビア人はいます。
カリはそれが普通だし、私はあんまり人種とか気にしてなかったです。

でも黒人に対する差別はまのあたりにしたことがあります。
警官が黒人だけ職質するとかね。
上の「REBELION」の記事にも書いたけど、コロンビアで一番貧しい県はチョコという黒人率が高い地域です。
カリも貧困地域は黒人率が高いと思います。
コロンビアには黒人差別はあるといえばありますよ。

コロンビアは階級社会だし、貧富の差も大きい。


けどそういう政治的な話や社会問題と、カルチャーはまた別物。



カリも巨大パレードがありますが、カリは黒人のサルサのプロダンサーが多いです。
けどブラックフェイスはカリではしないですよ。普通にダンサーに黒人がいるというだけです。

カリはそんなにアフロ文化の場所ではないです。
ただ、パシフィコのブエナアベントゥーラと同じ地域でパシフィコの人がたくさん住んでるので、パシフィコの音楽の影響はあります。
サルサ・チョケもパシフィコが発祥地でカリで完成されたので、アフロのリズムが入ってます。



今はリオだけじゃなくて、コロンビアも南米三大カーニバルのバランキージャカーニバルをしてます。

バランキージャはカルタヘナのそばにあります。
バランキージャは有名歌手のシャキーラの出身地です。


バランキージャカーニバルはいろんなダンスが踊られます。







そのなかにアフリカンダンスで、顔も体も真っ黒に塗ったネグロのダンスがあるんですよ。
これはカーニバルのときだけじゃなくて、もとからあの土地にあるダンスみたいです。
他のイベントでも踊られていたので。







昔奴隷貿易港があったし黒人が多い地域なので、アフリカの文化はあの地域の伝統文化です。

黒人をバカにしてるとか差別じゃない。




コロンビアの伝統文化はアフロカルチャーが切り離せない。
アフロコロンビアーノ(アフロ系のコロンビア人)、アフロダンスやアフロ音楽。
それはコロンビアの伝統文化の大事な根幹の一部です。

だからカーニバルでもアフリカンダンスをするんです。
伝統としてね。







私がやってるサルサやレゲトンやメレンゲというラテンの音楽やダンスは、アフリカンがルーツ。
アフロ音楽やダンスに、先住民の音楽などがMIXしてできたものです。
サルサはアメリカで生まれてるからさらにジャズなどいろいろ入ってるけど。

だからラテン音楽で使われるボンゴなどのパーカッションはアフリカが源ですよね。

キューバの伝統音楽やダンスのルンバだって、アフロカルチャーのです。
(ルンバは社交のルンバと違う)。
キューバはヨルバの歌とかもあります。


だからアフロカルチャー抜きには、今あるサルサやレゲトンやダンスホールレゲエやメレンゲなどのラテン音楽やラテンダンスは生まれなかった。

アフロカルチャーは非常に重要だし、ラテン音楽やダンスをしてる者はリスペクトすべきものです。

ラテン音楽を追求してる人の中にはアフリカン音楽を学ぶ人もいる位。



なので中南米のこういう国の伝統のお祭りでのアフロカルチャーの話を、浜ちゃんのブラックフェイスと一緒にされるのは、なんか話が違うような気がします。

浜ちゃんがブラックフェイスをしたのは、彼がアフリカンカルチャーにリスペクトがあるからやったとは思えないし。
ま、彼がというより日本のテレビ局がってことなんだけど。

その辺が今回のJAPAN TIMESの報道に対して、 「うーん」って思ったところです。




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