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カリの巨大コンサートでウィリー・コロンのライブぶった切り事件

私がいたコロンビアのカリでは毎年年末に、大きなフェスティバルがあります。

そのフェスティバルの目玉が巨大コンサートのスーパーコンサート。
毎年たくさんのラテンのスター達が出演します。

先月(去年末)のスーパーコンサートで大きな問題が起きました。


サルサの大御所のウィリー・コロンがツイッターに






「カリの皆さんすみません。あと2曲演奏歌う予定だったのに、自分のライブ途中でぶった切られた」 

というツイートが。


私もこれ、ツイッターで見て「え?」って思ったんですが。



ウィリー






スーパー・コンサートはだいたい10組くらいのラテン歌手(やグループ)が出演し、9時間や10時間位ある長時間フェスです。

だけどウィリー・コロンの持ち時間を切って、次のレゲトンのJ BALVINになったそう。


ウィリーは自分の歌の中でも特に人気の曲を最後に用意してたのに、それが演奏できなくてごめんねってカリのファンたちに誤ったのです。


それをきいてカリっ子達が怒って、ウィリー・コロンに多くの人が謝罪してました。

「カリは世界のサルサの首都なのに、あなたのようなサルサの大御所にこんな仕打ちをするとは信じられない。
本当にごめんなさい。
またカリに来てください」

「カリの人達はみんなサルサを愛してる。
レゲトンのためにサルサのライブをぶちぎるなんてどうかしてる」

「カリの人達はみんなあなたを愛してる。
またカリに戻ってきてください。もうカリに来ないと怒らないでくださいね」

「ウィリー・コロンの歌をきくために行って長時間待ったのに、3曲歌っただけでぶった切るとは信じられない」

などなど。



そしてイベントの主催者に対して非難でツイッター炎上し、抗議殺到。

前からあのスーパーコンサートはオーガナイズが悪いといわれてたんだけど、今回の事件で怒りが爆発したらしい。


テレビや新聞でも大きなニュースになりました。



4時開場で6時開演といわれてたのに、9時になってもまだ何も始まらない、という苦情の書き込み。

ツイッターには会場外で待つ人の長蛇の列の写真。







飲み物はぼったくり料金で、食べ物も一切れ800円のピザしかなくそれも1時間で売り切れ、食べ物がまったくなかった、という話もツイッターに出てました。


お酒はビールはなく、ボトルしかなくてボトル(小さめ)が1万円ちょっと~。


スーパーコンサートのオーガナイズはひどすぎるとすごい抗議。



http://www.elpais.com.co/feria-de-cali/2017/llueven-las-criticas-de-los-asistentes-al-superconcierto-de-la-feria-de.html?utm_source=facebook&utm_medium=Social



レゲトンのJ BALVINはコロンビア人のレゲトン歌手で、日本でも「MI GENTE」などで人気ですが、レゲトンの人気歌手を入れるために、サルサの都市がサルサの大御所を切ったとカリっ子大激怒。

ウィリー・コロンが「J BALVINのせいじゃない。彼はいい人だ。ただ時間が押してて主催の進行の問題」とフォローしてましたが。


今回のスーパーコンサートの出演者は、





J BALVIN、Calros Vives, Willie Colon, Wisin, Richy Ray, Guayacan Orquesta, La Indiaなどですね。






私は2015年にカリでこのスーパーコンサート行きました。
2年前です。

スーパーコンサートは、サッカーの大きなスタジアムが会場。
ピッチのところが前から3区画に分かれていて、ステージに近い方がアリーナ、まんなかが日本でいうS席、その後ろがB席。
上の観客席がもっと安いランクの席で分かれてます。


アリーナの前の方は2年前で650000円でした。
65万ですよ!
さすがコロンビア、貧富の差が激しい国。

私はアリーナはとても手が出ないので、VIPという名前のS席にしました。
VIPだからいい席だと思いきや。サッカースタジアムのピッチの真ん中の3分の1区画。
チケットは早割で買って1万円位だったので、正規はもっと高いと思います。
しかもチケット買うときに席の位置がきまってなくて自由席だといわれました。



コンサート当日。開場が7時で8時開演といわれてたんだけど、コロンビア人の知り合いたちが「みんな早くから並ぶよ」っていう。。
夜から翌朝までやるコンサートに、しかも気温35度の熱帯のカンカン照りの中並べるわけないじゃんと思い、私は開場1時間前の6時に行くことにしました。

そしたら昼3時くらいにテレビのニュースで、スーパーコンサート会場外にもう並んでる人がという報道が。

コンサート当日は公共交通やバスがマヒするので、私は前もってUBER予約(配車サービス)。
6時に会場に到着したら、スタジアムの周りに長蛇の列ができていて、住宅街に続いてるので列の最後がどこなのかわかりませんでした。

私はびびりなので、なんかやばい予感がする、もう席なんかどうでもいいから、列に並ぶのやめることにしました。
列には並ばずに、入り口のところに警官がいたのでそのそばで待ってたら、もう列に並んでる人がイライラしてたので、
ここにいたらやばいと思い、そばにあるお店に入ってお茶してました。

でも開場時間の7時になっても入り口があかないので、客たちが叫び始めました。
「開けろー」、「なにしてんだー」って。

そばにいた女の子が私に、「私、パナマからきた観光客なんだけど、カリっていつもこうなの?」ときくので
「まあ、カリはだいたいこんなかんじですね。特にこの時期は」って苦笑いして答えました。
パナマの女の子の目が丸くなって「えーー、信じられない。入るのこわいなあ」と。


とうとう開演時間の8時が過ぎて中で曲が始まってきこえるのに、入り口をまだあけないので、客たちが押し合いになりました。
やっと開場したらチケットチェックと一人一人の荷物検査しはじめました。
早く席を取りたい人達がそれを突破して走り出しました。
そしたら後ろの人たちがあとに続いて将棋倒しになり、キャー助けてー、キャーキャーってすごい悲鳴が。
そばの柵が倒れました。

「警察なにやってんだー」
「なんとかしろー、このバカ警察ー」って怒号が響き渡るけど、さすがカリの警察なので馬の上に乗ってポカーンってしてるだけで、何も整理しない。

首都ボゴタの警察だったらありえんわ。
何年か前にもこのフェリア時期にカリの野外の無料のコンサート行ったら、酔っぱらい客同士の乱闘が始まって、椅子を投げ合って大変な騒ぎになったので、走って逃げたけど、警備いないわ、警察ぜんぜんきませんでした。
カリの警察、ほんとにダメ。


みんな入り口に殺到して、席をとるのに走っていくのを、私はそばの離れたところで傍観してました。
だいぶ待ってやっと入っていなくなったところで、入場しました。9時過ぎかな。
もういい席はなくなってたけど、一人だったので席とれました。

飲み物は高かったですよ。
酒はウィスキーとかのボトルしかないので、
私はジュースの小ペットボトルで280円位。

隣の席のコロンビア人達が「あなたどこからきたの? 写真撮っていいか」とか「これ食べるか」と自分達が食べてたスナック菓子くれたりしました。


ロメオ・サントスとかグルーポ・ニーチェとかguayacanなどラテンのスターのライブをたくさんきけたのでよかったけど。


ライブが始まったら、並べられたプラスチックの簡易の椅子にみんなのぼって立つんですよ。
座って見られると思ったのに、まったく見えないじゃん。
しょうがないから自分も登ったけど、芝生の上だからふらふらするし、プラスチックなのでときどきゆがんだり壊れたりして倒れる人もいる。
こわー。
その格好で夜8時から朝5時までだよ。
腰が痛くなりました。


トイレに行ったら、簡易トイレでまた長蛇の列で30分位並ぶ。


もう途中で帰りたいと思ったくらい。


あんま朝になると嫌だしおひらきになったらみんながまた出口に殺到して大変なことになると思ったし、もうUBERの予約してたので私は明け方の3時半過ぎに帰りました。

ちょうどウィリー・コロンのライブ中だったよ。

わー、この曲  って思いながら、後ろ髪ひかれる思いで会場を出ました。


つまり、私も今回のニュースになった、ウィリー・コロンのライブは半分しか見れず。
次のサルサのオスカル・デ・レオンのライブは見れませんでした。



スーパーコンサートは正直、途中でもう帰りたいって思いました。
椅子の上でほんとに疲れたしよくステージ見えないし。

「カリ・パチャンゲロ」でスタジアムの何万ものカリっ子達が大合唱したのには感動したけど。


でも、このフェリア時期のカリはあんまりおススメできない。
特にこのスーパーコンサートは、やめたほうがいいと思う。
アリーナ席買えるならいいけど。


毎回出演歌手はすごいけどね。
1年前(2016年)はダディ・ヤンキーとかMALUMAも出たよ。



フェリアのもう一つの目玉がサルサのパレード。
サルサのパレードも、前にカリに住んでた時は市民も無料で沿道で見れたのに、今は特設会場で区切った区間だけしかパレードがなく、席のチケットを買わないと見えないようになりました。

チケットは2年前で1万円以上だったけど、すぐ売り切れるし。


だから、市民が「もうパレード見れなくなった」と激怒してました。
カリ市民が、もうフェリアは市民よりも観光収入目当てだと2015年の時点で、カリに昔から住んでる人達も怒ってましたよ。
もうバカバカしいから見に行かない、テレビで見るわ、という人達も多かった。
ただ人混みに押されて疲れるだけだと。

2年前で200数十万人観光客が来たそうです。
カリ市の人口と同じじゃん。



年々その傾向が強くなっていくので、今回の市民の怒りが爆発したんでしょうね。
フェリア全体に対して怒る人も結構いました。

でもコロンビアは今ボゴタもメデジンも観光客が激増してて、観光産業に力入れてるから、カリも観光収入増やしたいんでしょうね。
だから市民より観光重視になっちゃうんだろうなという気がします。

ちょっとさみしい




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この記事へのコメント

No title
わたしが2010年に行ったコンサート、まさにこれです!
そんなにお高いコンサート&ドリンクとは知らずに楽しんでました・・・
席取るのも大変なんですね・・

主催者の進行の問題っていうのはラテン諸国に共通する課題!?ですかね。。
メキシコでコンサートに行く場合、値段はアメリカと変わらなし、会場の質や運営状態はアメリカのほうが断然いいのでメキシコ側のコンサートはよっぽどでないと行かなくなっちゃいました。サルサの場合はたいていアメリカ側のほうが盛んだからいいんですが、ルイスミゲルとかはやっぱりメキシコ側になっちゃいます。リッキーマーティンとかだとどちらでも開催しますけどね。。

私の住んでるサンディエゴは今月Gilberto Santa Rosaが来ます!小さなライブハウスなので間近で見れます、踊れます。彼もカリのスーパーコンサートに来てました。


Re: No title
コメントありがとうございます。
私も7年前に行ったのが最初ですが、あの頃はまだよかったんです。
フェリアが市民向けだったので。

それがここ最近急に観光客向けで、金儲け主義が強くなりまして。
あまりの変わりようにびっくりしました。
昔あった市民がタダでコンサートやライブ楽しめる場所は閉鎖されてるし。
逆に有料のスーパーコンサートは値段がめっちゃ高くなり、ぼったくりとかオーガナイズの悪さにより今回のような事件が。。

カリはスーパーコンサートじゃなくて、いろんなクラブ(ディスコ)でサルサのライブがイベントとして開催されることがあるのでそっちがいいかも。けどテーブルごとのチャージですが。

私も巨大コンサートやライブはメキシコの方が好きです。
メキシコの方がたくさんライブやコンサートあるし、値段もコロンビアほどアリーナ高くないし、それにセキュリティがすごい。
メキシコの巨大野外コンサートは海兵隊が警備してました。

アメリカだったらいろんなラテンのイベントやコンサートがあっていいですね。さすがサルサの本場

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