コロンビアの治安。最新の旅行安全情報について

最新のコロンビアの安全情報について話したいと思います。

あれ、安全情報なら外務省の渡航安全情報見ればいいじゃん、旅行サイトにはみんなそう書いてあるよ、と思った方多いと思います。

でも外務省の渡航安全サイトのコロンビアの項、なんか情報が古いような気がするんですが。。。。

ゲリラのFARCとの和平交渉締結についても最近あったボゴタでの爆破テロについても書かれてない。見たかぎり一番新しい情報は2015年のような気が。。。

また在コロンビアの日本大使館のHPも、外務省の渡航安全情報へのリンクしかないみたい。


中南米はこのごろ異常気象で天災が各地でおきています。政治情勢やデモが起きたり治安のいいエリアなどが変わることもあります。

中南米にいく方は中南米の最新のニュースをチェックしてください。
スペイン語がわかる人は現地のニュースを毎日ネットなどで読んだ方がいいです。
英語ならCNN españolなど英語で中南米の広域ニュースを読めます。
ネットに一部のニュースを和訳してupしてくれてる人もいます。
それも無理な人はgoodle翻訳などで現地のトップニュースを翻訳してみてください。


私はコロンビアには半年前までいて、今は日本にいるんですがコロンビアのニュースは毎日チェックしています。
ニュースによってはコロンビアを中心にツイッターで翻訳してるので、私のツイッターもみてください。


そこで私がコロンビアにいたとき見聞きしたことと、最近のニュースを見て、コロンビアで行かないほうがいいと思う地域と注意したほうがいいと思った地域を発表します。
(注:2017年3月時点の話なので先々は状況が変わるかもしれません。私の見解に異論がある在住者の方はご自分のブログやSNSなどで旅行者に安全情報の告知をお願いします。旅行者が事件に巻き込まれないように)



 <dia feliz 版 コロンビアの渡航安全情報 (2017年3月)>



私がいまコロンビアで行かないほうがいいと思うエリア
→ 隣国のベネズエラの国境近くとエクアドルの国境近くの地域。

旅行はもちろんできるけど注意したほうがいいと思うエリア
→ 首都ボゴタ、カリ、パルミラ、ブエナアベントゥーラ



なぜかということを下記で説明します。



colombia 県の地図


ちなみに第二の都市メデジンはAntioquia県、第三の都市カリ市はValle del Cauca県にあります。Valleには下記に出てくるBuenaaventuraもあります。




● いま渡航しないほうがいいと思うエリア

ベネズエラとエクアドルとの国境近くの地域。

→ 特にククタなどのノルテ・デ・サンタンデール。


エクアドルの近く 
→ 特にナリーニョ、カウカ県。 

チョコ県。

アマゾン地域 



これらの地域は日本の外務省の安全情報では以前から「渡航をやめてください、渡航中止勧告」地域です。
両方の国境地域は以前からゲリラの活動地域で、麻薬組織もいるところだからです。

(チョコとアマゾンは違いますが)

ブラジルで黄熱病が発生しているのでブラジルの近くのアマゾンに行く人は黄熱病の予防接種証明書が必要になりました。なぜかチョコもだそうです。


ゲリラとは和平締結したからいまはゲリラ問題ないんでしょ?と思う方も多いと思います。

確かにコロンビアはここ数年治安が大幅に改善して、ゲリラ問題やテロもほとんどなくなり、好景気で投資も増加し、外国人の旅行者が急増しています。



ところが最近2つ大問題が出てきたんですよ。


隣国のベネズエラの危機状態と、ゲリラ問題。


コロンビアでは毎日ベネズエラ関係のニュースが報道されています。
ベネズエラの情勢もなのですが、ベネズエラ(人)がコロンビアにどういう影響を及ぼしているかが大半です。
コロンビアのせいじゃなくて、隣の国の影響なんですけどね。


ベネズエラは独裁政権下の経済危機に陥ってます。
国民の大半が飢餓に苦しんで暴動などがおきることも。
ベネズエラ人達がどんどん国境を越えて近隣の国に逃げています。

コロンビアにも多数のベネズエラ人が不法に入国して、入管に検挙されています。
特にククタなどにはベネズエラ人が物資や薬品を求めて多数やって来たり、ククタで先月は未成年を含む不法のベネズエラ売春婦が検挙されたりしています。

ノルテ・デ・サンタンデールは逃げてきたベネズエラ人が多いので、ベネズエラ人関係の事件が増えています。
今週はベネズエラ人3人が殺害されました。

他のベネズエラの近くの国(パナマ、ブラジル、ペルーなど)にもベネズエラ人がやってくるので、ベネズエラ人へのビザを一時止めてる国もでてきています。

ベネズエラが超インフレのため高額の新札を発行したときは、両替に来るベネズエラ人が殺到して混乱しないようにコロンビアが国境を一時封鎖しました。
ブラジルもその頃一時国境を封鎖してました。

ベネズエラの問題は簡単に解決しそうではないので、今後も情勢の動向が気になります。


そしてゲリラ問題。
ゲリラは第一のFARCとは和平締結して武装解除してる途中です。FARCの支配地域だったところはそのプロセスでちょっと混乱してます。
そして第二のゲリラのELNと和平交渉が始まったのにELNがテロをおこしたので交渉が難航しています。

チョコ県ではゲリラELNにより複数の市民が殺害される事件がおき、ベネズエラ国境のククタでは市民の誘拐事件がおきています。

日本の外務省でもともと渡航中止勧告エリアであるにもかかわらず、このエリアにいまだに入る日本人バックパッカーがとても多いです。
バックパッカーは決まったルートと陸路にこだわるからだと思います。
陸路でコロンビアを抜けてベネズエラやエクアドルに行きたいんですね。

ベネズエラの情勢悪化で、JICAや外資企業などはベネズエラからもうひきあげているからベネズエラに行くのは論外です。
コロンビアの国内でもベネズエラに陸路で行くには上記の治安が悪い国境エリアを通ることになるので上記のエリアに入らないでください。
コロンビアでは上記以外の地域を旅行してください。


エクアドル国境近くのナリーニョやカウカやチョコなどもコロンビアのニュースに最近特によく出てきます。

チョコ県は外務省の安全レベルでは渡航中止勧告地域に入ってませんが、最近急にコロンビアのニュースに出てくるようになりました。
ゲリラELNのチョコでの活動が活発化してるからです。
で最近コロンビアの新聞記者がカウカ県でゲリラのELNに捕まった事件もありました。

ナリーニョとカウカ県はコカなどの麻薬の産地ですが、Farcとの和平締結後コカ畑などの麻薬栽培地が政府によっていまどんどんつぶされていってます。そのニュースが毎日のように出ています。
ナリーニョとカウカは麻薬の産地であり麻薬組織が多いところです。

エクアドルとの国境近くの美しい教会を見たいのはわかりますが、コロンビアからエクアドルに行くなら飛行機にしましょう。飛行機のLCCもあります。
(Caucaカウカ県は、カリ市のあるValle del Caucaとは別です)




● 訪問はもちろんできるけど、注意したほうがいいと思われるエリア


首都のボゴタ
ブエナアベントゥーラ
カリ市
パルミラ



上記の国境付近に比べたら安全度はずっと高いので旅行できますが、気をつけたほうがいいと思われる地域です。


パルミラと第三の都市カリ市は、世界殺人ランキングの上位にでてきます。
私はカリにいましたが、殺人率が高いのはマフィア抗争だそうです。
マフィア抗争は普通に生活してたら普段は見ることはないです。
けれど強盗殺人は日常的にかなり多かったです。
カリは今まで治安のよかった高級住宅街エリアや外国人が多いエリアでここのところ殺人事件が急増しています。
単独犯の事件もありますが、ギャング団が高級住宅街を狙ってるのもありました。
カリの人たちもどこが安全でどこが危険かわからないので、どこでも危険と思って気をつけたほうがいいといっています。

カリはサルサ(ラテンダンスの一種)が好きな人じゃないかぎり、特に見るべき観光名所がないです。
カリに絶対に行く用事がなくて、たんにエクアドルに陸路で行く経由地として滞在したい人は、エクアドル付近の県が上記のようにとても治安が悪くなっていていかないほうがいいため、経由地としてのカリ滞在はやめといたほうがいいと思います。
メデジンから空路でエクアドルに入るのをおすすめします。


ブエナアベントゥーラは、太平洋に面した市です。
カリの人から行かないほうがいいといわれたくらい、もともとそんなに治安はよくない港町です。
この1ヶ月半くらい渇水問題に苦しみ、水が出ないから衛生状態が悪く子供が感染症で亡くなったりしています。渇水問題はまだ解決してません。


首都ボゴタは世界殺人ランキング圏外で、外務省の渡航安全情報でも危険度レベルが低いです。
開発されてとてもきれいな都市になりました。
しかし最近またテロが何度かおきています。
保険会社などをねらった小規模爆破テロはおととしくらいからちょこちょこありました。
最近では2月のボゴタの闘牛場のそばで爆破テロがあり1人が死亡し30人近くが負傷しました。ゲリラのELNが犯行声明を出しています。
ボゴタは首都で政治と経済の中心地ですので、テロにもともとねらわれやすい場所なんです。
先月ボゴタの空港の飛行機機内で爆弾騒ぎがありましたが、外国人乗客の狂言でした。
コロンビアにいく人はボゴタを通る人が大半でしょうから注意してください(って爆破テロは注意しようがないんだが)。

都市部の交通機関の注意点としては、
また、このごろボゴタの公共交通機関が襲われる事件もおきています。
SITPという市内のバスでバス強盗や窃盗事件が多発しており、またバスの車体が壊される事件もありました。

コロンビアでは一般の黄色いタクシーが評判がよくないので、スマホアプリのUBER(配車サービス)が人気です。
でもUBERに客をとられると怒ったタクシー運転手達がUBERの車を襲撃する事件がカリやボゴタなどでいくつもあったし、タクシー運転手たちが抗議デモすることもあります。


また異常気象で中南米のあちこちの地域で天災がおきています。
コロンビアではカリで去年は雨季が終わる時期なのに雨季が終わらず洪水したし(いまも一部で洪水)、いまはチョコやアンティオキアの一部などで洪水被害が出ています。
各都市を結ぶ道路で土砂崩れがときどきおきています。

去年から今年にかけて何度か大きめの地震がおきています。

(3月22日追記:コロンビアの洪水被害地域が28%になりました。特にパルミラや、アンティオキアの一部などが被害が大きいです。カリ市も川が警戒水位になってるので注意してください。今雨季なので豪雨の影響もあり、落雷や土砂崩れで道路が封鎖される場合もあります)

(3月24日追記: ベネズエラの武装した軍人たちがコロンビアのアラウカ県(ベネズエラとコロンビアの国境沿いの県)に侵入し野営地をつくりベネズエラ国旗をたてました。コロンビア大統領がベネズエラ大統領に要請して撤退しましたが。ここ数週間、ベネズエラの軍人や警官など公職にある人たちがコロンビアの領土に侵入してくる事件がなんどもおきています。コロンビアの県知事がベネズエラ国境を完全に封鎖すべきだと主張していており、ベネズエラとの緊張がおきています。ベネズエラ国境付近の各県には入らないほうがいいと思います)

(3月24日追記:コロンビアのカリ市内のsurなどで洪水被害が出ています。カリ市から他方へ向かう道も洪水で浸水してるところもあります。)

(3月25日追記:メデジンで洪水し住宅など浸水被害、カリも洪水被害拡大、ボゴタで落雷による死亡事故、他都市からボゴタへ向かうバスが落石があたって4人死亡、コロンビアのいろんなエリアで豪雨による洪水被害が拡大しています)

(3月27日追記:エクアドル側のチョコ県でゲリラのELNの襲撃により5人が殺害される。
ベネズエラ国境にあるノルテ・デ・サンタンデール県のククタで、武装集団が市民一人を誘拐)



このへんが私がコロンビアのニュースを見ていて気になった地域です。

コロンビアにいく方や滞在中の方は、最新のニュースを必ずチェックしてください。



2017年3月にコロンビアのカリ市の治安について書いた情報もみてください。


「コロンビアのカリ市の最新の治安(2015 - 17年)」



他にこのブログでコロンビアの治安について書いた記事は:

「コロンビアのカリ市の最新の治安(2015 - 17年)」
「コロンビアのカリ市のエリア別治安まとめ<保存版>」
「コロンビアのカリの治安と注意事項」
「コロンビアのカリに観光に行きたいと思ってる方へ」
「コロンビアの最新の旅行安全情報について<dia feliz版>」
「 コロンビアでの日本人殺害事件と安全対策」
「 コロンビアは世界一の危険国じゃないよ、コロンビアへの誤解をとく」
「海外で身を守るために」
「コロンビア人がクラブに行くのは刹那的だから」



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