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Nicky Jam とJ Balvinの 「X(Equis)」

先月コロンビアのレゲトン歌手J BALVINが、音楽ストリーミングサービスのSPOTIFYでドレイクを抜いて世界で1位になりました。

去年の「デスパシート」の世界的ヒット、そしてその「デスパシート」を抜くんじゃないかといわれたのがJ BALVINの「Mi Gente」でした。


J BALVINは日本でも特に若い世代に人気で、この夏はサマソニ(サマーソニックという大きな音楽イベント)に出演します。


J BALVINのニューアルバム「Vibras」がリリースされ、そのCDも日本のレコード店で特設コーナーを作って宣伝してました。

以前はスペイン語圏のラテン音楽なんてマニアックで、ワールドミュージックコーナーに、タンゴとサンバの隣に数枚古いのがある程度だったので、このごろのラテンブームには私自身驚いています。


さてそのJ BALVINの最近の曲に、レゲトンのNicky Jamと歌ったこれがあります。



Nicky Jam x J. Balvin 「 X (EQUIS)」








この曲たぶん聞いた事あると思うんですが。


「MI GENTE」をリリースした時に、私がこのブログにJ BALVINのインタビューを和訳してUPし、もうレゲトンにはこだわらずに世界市場で新しい音楽に挑戦していきたい、とBALVINが言ってたと書きましたよね。

「Mi Gente」はジャマイカのレゲエ色が強い曲でした。

今回の「X」はベースはレゲトンなんだけど、やっぱ他のジャンルが混じってますよね。
ベースのリズムはレゲトンだけど、クラシックなレゲトンとは違う。

このごろJ BALVINは、レゲトン歌手というよりはポップス歌手になってるような気がする。
けど彼のメロディアスな曲調や、声質にはその方が合ってるような気もします。
だから世界的に人気なのかな。



で、今回の本題だけど、


この曲のダンスチャレンジがあります。

ダンスチャレンジとは、前にダディ・ヤンキーのDURAについて書いた時に説明したけど、
「踊ってみた」動画をyou tubeにUPするチャレンジのことです。
ダディ・ヤンキーの時も世界中の幼児から90代のおばあさんまでチャレンジして投稿してました。
これは曲を宣伝するためのキャンペーンの一環で、アーティストがファンなどにSNSでよびかけてるんです。



で、このJ BALVINのX(EQUIS)もダンスチャレンジがあります。

曲的に今回は女性一人で踊るセクシー系の動画が多かったです。



なかでもラテンアメリカ人の中でSNSで大議論になったのが、この女性の「踊ってみた」動画。

それがこれです。






セクシーな女性が「EQUIS」を踊ってて、ダンスチャレンジとしてネットにUPされたものです。

セクシーだと評判でした。

SNSではラティーノ達が

「この女、全身ばりばり整形じゃん 笑」 
「人造美人」 
と整形美人だという批判が非常に多かったです。

「整形、整形いってるけど、閲覧数スゴイじゃん。結局男はこういう体型の女が好きなんでしょう?」と反論する女性達も。

SNSで大激論になってました。


日本だったら、この女性の体形は「デブ」って言われてしまうでしょうね。

でも中南米ではこの体型が一番モテる、美しいプロポーションなんです。



確かにラテンアメリカ人達がいうように、この女性の身体は美容整形だと思います。
不自然だからです。

こういう体型が中南米ではモテる体型だから、そのように整形したのでしょう。


ヒップが大きいのがセクシーとしてモテる女性の第一ポイントなんです。

中南米では顔よりヒップなので。


次が太ももですかね。
ヒップが大きくて太ももがむちむちしたのがモテる。


次に胸かな。
でもヒップ大きければ胸が小さくてもいいそうです。
ま、ヒップも胸も大きくてグラマラスな体型が一番モテるし、美人といわれる。


顔は日本ほど重視されてないです。
日本では、後ろ姿はスタイルよかったけど声かけて顔みたらがっかり、とかよくいわれるけど、ラテンは後ろ姿が重要。


だからラティーナ(ラテンの女性)って、写真撮る時に後ろ向きで顔だけこっちに向けてるのが多いでしょう。
あれは、ヒップを見せつけてるんです。


日本では整形といえばまず目を大きくする人が多いけど、中南米で一番多いのはヒップの整形です。
ヒップを大きく形よくすること。

人によっては胸など。


ラティーナでも人によっては顔も整形する人もいるけど、身体より少ないと思います。
鼻が多いと思います。鼻を小さくする(大きい鼻を細くしゅっとする)。
あとは唇ぷっくりとかかなあ。
年齢が上がるとボトックスなどのアンチエイジング。
目を整形する人はほとんどいないのではと思います。


コロンビア人みんなが整形じゃないですよ。
整形してなくてナチュラルでこういう体型の人もいます。

でもあんま不自然な人は整形も結構いるということです。
特に外見をウリにしてる人には。


コロンビアは週末のクラブにいくとこういう体型のセクシーなお姉さまたちがたくさんいます。
でもコロンビア人の私のDJ友人達によると、そういう体型の人はほぼ整形だそうです。
しかもなかにはプロもいる(エスコートサービス)。
エスコートサービスの女性だと同伴者がいるので、きれいだからと気軽に声かけないように。


コロンビアは美容整形技術では世界トップレベルで、料金がアメリカよりも安いからアメリカなどから手術に来る人達も結構います。
が、身体の整形手術はときどき手術中に亡くなる事故がおきていて、月に何度かはニュースになってます。
このごろは、命をかけてまで整形すべきではないのではという議論もおきてます。


前にブログでも紹介した、Jessica Cedielというコロンビアのセレブ(モデルでTV司会者)が、美容整形手術で死にかかって今も後遺症に苦しんでるという告白もしました。


いままでラテンアメリカでは女性は外見いのちで、男性に気に入られるようなセクシーな外見にしてきました。
グラマラス体型でロングヘアでハイヒールにボディコンの服。

でもそれは男が好きな外見ではないのか、マチスモ的な考え方(男尊女卑)ではないのか、という議論がいま中南米で強くなっているので。
その話については前にもしましたが、いま中南米では女性の意識改革や女性のデモがすごいです。
去年はコロンビアで開催された一大ファッションショーで、いろんな体型の一般人を使ったショーもあったし。

だから、あの「EQUIS」のダンスチャレンジをした女性がバッシングされたのかもしれません。

だんだんラティーナの美意識も変わっていくのかな。。。



さて、J BAlVINの最近リリースされ今大ヒット中のアルバムはこちらです。
ヒット曲がいろいろ入ってます。

「Safari」
「Mi Gente」
「Machika」
などなど



ヴィブラス
J.バルヴィン
ユニバーサル ミュージック (2018-07-11)








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コロンビアのサッカー代表のカルロス・サンチェス選手殺害の危機という報道に反論

W杯のコロンビアのカルロス・サンチェス選手にコロンビア人が激怒しているので、帰国後の殺害される危険性、という日本の報道をよく見ます。


けれど報道には間違ってるところが多いので、反論を書きます。



私はコロンビアに住んでました。

他の国にも住んでたし、コロンビアに対しては ラブ & ヘイト です。好きでもあるけど嫌いなところもたくさんある。


けどあまりにコロンビアに対するバッシングが多すぎるから、コロンビアが気の毒になるんです。

日本だけじゃなくて欧米もコロンビアをバッシングしてる。コロンビアをまったく知らない人がステレオタイプなイメージだけで非難しているケースが多い。
コロンビア人がかわいそうです。



メディア自体にコロンビアに対する偏見があって見下しているのではないでしょうか。現状を調べもせずステレオタイプなイメージでストーリーを作りあげてるように見えます。
ネットもコロンビアのことを知らないのに、TVやネットで見た情報やイメージだけで書いてる情報が多いと思います。


なぜメディアはコロンビアを知ってる人やコロンビアに住んでる日本人に聞かないのかなあと思います。


コロンビアがひどい事ばかり書かれるのは、コロンビアの情報が日本でまだまだ少ないからでしょう。
偏見じゃなくリアルなコロンビアを見てほしいと思って、私はコロンビアについての記事を連載しています。





これがカルロス・サンチェスについて最近出た日本のメディアの記事です。



まずは、YAHOOニュースにあった記事。

「“エスコバルの悲劇”の再来懸念 日本戦PK献上のコロンビア代表MFにSNS上で殺害予告」

サッカー関係のサイトのようですね。




次が昨日出ていたYAHOOニュースの記事


コロンビアMFが再びPK献上で16強敗退。日本戦後には殺害予告も…募る不安



日本戦でレッドカードになりSNSで殺害予告をされ、イングランド戦でPKを献上したカルロス・サンチェス選手は、帰国後に殺害されるかもしれない不安という報道。
フットボールチャンネル編集部というサッカー関連の報道のようです。



またTVのワイドショーを見ていたら、コロンビアのカルロス・サンチェス選手がコロンビア人から殺害予告され命の危険という特集が。

カルロス・サンチェスは日本戦でレッドカードを出して「コロンビア人から」殺害予告をされ、イングランド戦ではPKを献上してネットで「コロンビア人から」脅されている。
1994年にアンドレス・エスコバル選手がオウンゴールをしてコロンビアは破れ、試合の結果にコロンビア人達が激怒。
「暴漢」から「オウンゴールありがとう」といわれて銃撃され殺された。
いままたコロンビア人達がカルロス選手を非難しているので、同様の事件がおきるのではないかと心配されている。
日本のネットからは、カルロス選手の命を心配する声があがっている。
ワイドショーのコメンテーターが「私はコロンビアのメデジンを取材したことがありますが、あの国は今もメデジンカルテルがいて非常に危険ですからね」とコメント。


という内容でした。





他にもいろんなニュースやテレビで報道されましたが、似たような内容が多いです。
ネットもこの話題で盛り上がってます。




けれど報道には間違いがあります。

なにが間違いか説明しましょう。


下記で紹介するコロンビアの報道やツイートについては、私がスペイン語から和訳しました。





カルロス・サンチェスを「コロンビア人達」が非難している。

メディアはコロンビア人がみんなサンチェスを非難しているといいますが、それは違うと思います。

コロンビアのニュースやコロンビア人がSNSに書くことを毎日私は読んでますけど、コロンビア人のメディアも世論もファンもみんなコロンビア選手に「よくがんばった。コロンビア代表をみんな誇りに思っている」と賞賛してる人が大半です。


どう賞賛してるか見せます。



これはコロンビアが敗退したあとでコロンビアで拡散されていた選手がコロンビア人に誇りを与えてくれた、感動をありがとう、というメッセージ。

コロンビアのサントス大統領もこれを用いてツイートしてました。










次はカルロス・サンチェスの出身地である、コロンビアのチョコ県からのメッセージ。




「おかげでコロンビアのみんながひとつになれた。 ありがとう、カルロス・サンチェス」






コロンビア人の多数がツイートしてた意見には、下記のような感謝の気持ちが一番多かったです。
これが典型的なコロンビア人の気持ち。




「ファルカオ選手、カルロス・サンチェス選手、クアドラード選手、代表選手のみなさん、ありがとう。コロンビアは負けたけど私達は泣く必要はありません。私達はコロンビア代表を誇りに思ってる。私の愛するチーム。神の慈愛を讃えましょう」






コロンビア出身で、世界的に有名なサルサ(ラテン音楽)のグループ GRUPO NICHEからのメッセージ。
彼らが作った応援歌とともに、感謝の気持ちを表している。




「コロンビア代表のみなさんありがとう。 あなたたちが私達にくれた大きな喜びに乾杯!  そのファイト精神と決してあきらめない強さはすばらしい。あなたたちのゆく道はこれからも続く」






賞賛のメッセージが多数。
コロンビアでは、帰国する選手を出迎えるために、「わが家へおかえりなさい」 のメッセージも出ている。









イングランド戦で、コロンビア人達が怒ってたのはカルロス・サンチェスに対してではなくて審判に対してなんです。

「コロンビアはイングランドではなくて審判に敗退した」と言われてました。

あのアメリカ人の審判Mark Geigerは、あの1試合でイエローカードを7枚もだしました。イエローを出しすぎだとサッカー界でも論議になっているそうです。

あの審判についてはマラドーナもおかしいと言っています。




これはコロンビアの大手メディアの報道。


「コロンビアのSNSでいま一番嫌われているのがこの人。 コロンビアとイングランド戦で笛を吹いた審判」


私はあの試合を見ていたのですが、確かにあの審判は厳しすぎる、カード出しすぎ と思いました。


でもこの話は審判が誤審をしたかどうかの話じゃないです。

コロンビア人はカルロス・サンチェスには怒ってるのではなくアメリカ人の審判に怒ってる ということを説明してるだけです。

そう書くと、この審判はコロンビア人から暗殺されるんじゃないか、とか言いだす人がいるかと思いますが、そんなことありませんよ。


コロンビアには確かにサッカー狂の人達が一部います。
サッカーが人生というような人達です。
だからワールドカップもコロンビア人のサポーターが異様に多かったですよね。彼らはコロンビアのW杯進出が決まったら、決勝まで切符買ってるんで。

コロンビアのサッカーの熱狂的なフーリガンが一番暴れるのは国内リーグのクラブチームの試合の若者のサポーター達です。クラブチームは都市対抗でもあるので、都市同士のライバル意識もあり相手チームのサポーターとよく試合後にけんかしてますけどね。
けどW杯は国のお祭りみたいな感じなので違います。






ネットでカルロス・サンチェス選手を 「コロンビア人」 が殺害予告を送ったり非難している。


日本のメディアがカルロス・サンチェスを「コロンビア人が非難している」 「コロンビア人が殺害予告した」という報道するソースが、ツイッターのコメント欄なんです。
ツイッターのカルロス・サンチェスのアカウントで、彼がツイートしたことについたコメント。それにより「コロンビア人がみんな非難している」と言ってるんです。

けど、ツイッターやってる人ならわかると思いますが、ツイッターは世界中の人がやっていて、世界中の人が匿名で書き込みできます。

カルロス・サンチェスのツイッターのコメント欄を私も見たけど、世界各国の人から書き込まれていましたよ。
英語のコメントも多かったです。

スペイン語圏の人口は4憶3千万人、アメリカのスペイン語人口は5500万人、他にもスペイン語話せる人達はいる。
世界の言語で、スペイン語は世界で2番目に話者が多い言語です。
おもしろがって誹謗中傷を書く人がたくさんいるツイッターで、世界にスペイン語圏の人は多いのに、なぜ殺害予告や非難をした人がコロンビア人と特定できるのでしょうか?

あれだけでなぜ書き込んだ人の国籍がわかるんですか? 透視術? 笑

日本のこういう報道をするメディアは、たぶんカルロス・サンチェスのツイッターのアカウントのコメントを自分で見たわけじゃなくて、海外のタブロイドとかの和訳とかを見て書いてるだけでは。
だからみんな似たような報道なんでしょう。


「コロンビア人」が非難したとか、脅迫したと、勝手にきめつけて報道しないでほしいです。
まだ警察の捜査中で、世界のだれが書いてるかわからないのに。

コロンビア人の意見が知りたいなら、コロンビアのメディアのニュースやそれについたコロンビアの一般人達のコメントを読むのが筋じゃないかと思います。
スペイン語がわからなくてもgoogle翻訳で和訳すればだいたいのことはわかるでしょう。





1994年に選手のオウンゴールよるコロンビア敗退に怒ったファン、または「暴漢」から「オウンゴールありがとよ」と殺害された


→アンドレス・選手を殺害したのは暴漢でもファンでもないです。

犯人はマフィア2人です。 逮捕されて懲役20年になりました。

これが犯人です(動画)。





アンドレス・エスコバル選手が殺害された1994年は、麻薬王パブロ・エスコバルがコロンビア警察に殺された1993年の翌年であり、まだメデジンの治安が悪かった頃です。
それにパブロ・エスコバルはサッカーのパトロンになることもあったらしいです。
サッカーくじがマフィアのもうけだったのに、コロンビアが負けたことにより損失を食らったからマフィアが怒ったというのもあったみたい。

つまり、オウンゴールでファンが激怒して殺したのではなくて、マフィアがらみの事件だったんですよ。
サッカーの名選手だったアンドレス選手が殺害されてコロンビア人達はいまだに悲しんでいます。





メデジンは今もメデジン・カルテルに支配されて非常に危険だ、という日本のTVに出演してたジャーナリストのコメント


このジャーナリストの方がメデジンに行ったのはたぶん数十年前のことだと思います。

だってパブロ・エスコバルが1993年に殺害されたあと、彼のメデジン・カルテルはなくなったからです。


現在、コロンビアのマフィアがなくなったわけじゃないです。でも昔のメデジンカルテルやカリカルテルはもうなくて、違う新興のマフィアです。かといって、昔のカルテルのような勢力はなくもっと規模が小さいし、政府と警察によるマフィアの手入れが厳しくて逮捕されてます。コロンビア政府はゲリラFARCとの和平締結後に去年から今年にかけてコカ畑(コカイン生産)を10ヘクタールもつぶしました。


コロンビアは2000年代に入って治安が改善し、2010年代には人気の観光地になりバブルのような好景気になって国外からの投資が急増し、ブラジルとメキシコに次ぐラテンアメリカ3位の経済大国になりました。

治安が劇的に改善。観光客が急増し、欧米からの移民が急増。
特にメデジンは世界から革新的な改善をした都市と表彰されました。いまはメデジンは欧米人の移住者に人気の都市なんです。

いまはメデジンのスラムやパブロ・エスコバルの家などを巡る観光ツアーもあって人気観光スポットになっています。


私がコロンビアに住んだのは2011年からです。最後は2年前までいました。
コロンビアで一回も窃盗などにあった事はないです。
銃なんて警官や軍隊と警備員以外持ってるのを見た事ないし、誰かが撃たれるとか死体も、窃盗事件すら見たことないです。
私はコロンビアで一番殺人率が高い都市に住んでいましたが、その都市はマフィア抗争のせいで殺人率が高いと言われてるんです。でもマフィアなんか一度も見た事ないです。
深夜にクラブに踊りに行ったりしてたけど。
ほんとにコロンビアが危険なら、私なんかとっくに誘拐されるか殺されてたんでは?






日本人がカルロス・サンチェスを脅迫


サンチェスのツイッターとコロンビアのサッカー代表オフィシャルやFIFAに、サンチェス選手の遺影を送り付けたのは日本人だったんです。

サンチェス選手のツイッターのコメント欄見てたら、日本人のネット民がサンチェスの遺影を送り付けてるのがありました。

その人は自分のツイッターのアカウントでも 「サンチェス射殺されないように頑張れよwコロンビア」 とツイート。
試合後には「サンチェス射殺確定www」 と何度もツイートしてました。

通報が相次いだため削除してますが、これです。






日本人が送り付けた遺影のレスを見たスペイン語圏の人が、「こいつ脅迫してるのか。要注意人物として注視しろ」とコメントしてましたよ。


その件がYAHOOニュースになってました。↓

PK献上コロンビア選手に「遺影」リプ 「日本」発ツイッターが大顰蹙


日本のネット民はジョークのつもりかもしれませんが、コロンビアのサイバー警察怖いですよ。

せっかく日本人はゴミ拾いしてすばらしいとコロンビアで評判があがっていたのに、これじゃ日本の評価が下がってしまいます。






他国からの誹謗中傷


私がツイッターなどを見ていたら、コロンビアに対して罵倒や誹謗中傷を書きこんでたのは英語圏の人が多かったです。イングランド戦のあとは特にイギリス人からのコロンビアサッカーと一般コロンビア人への誹謗中傷がすごかったです。
コロンビアやコロンビア人に対する偏見と人種差別などの差別的な言葉ばかりで、見ていてうんざりしました。





次の人はスペイン語話せますが、コロンビア人ではないユーチューバー。

麻薬王パブロ・エスコバルの写真をツイッターに貼って、エスコバルが次の殺害ターゲットはカルロス・サンチェス選手だな、というセリフを言わせています。








コロンビア人達がこれを見て大激怒。



「これは笑えない。
こんなことをジョークにしていいと思ってるのか?
コロンビア人に対して失礼だ。
この殺人者パブロ・エスコバルのせいで、昔コロンビア人が3000人も殺されたんだぞ。」









「あなたは無礼すぎるし無知で無教養だ。それに一人の人間が殺されたのに、選手の死をジョークにするなんて信じられない」



他にも、
「コロンビアやコロンビア人への侮辱だ」

「今日はサッカーで殺害された選手の24回忌なのにまた同様な事をしでかそうとしてるのか」

「人の命をなんだと思ってるのか」

「おまえはそんなに人を殺したいのか?」

「おまえは頭がおかしい奴だから、一度病院でみてもらったほうがいい」


など非難ごうごう。

このユーチューバーはついに謝罪しました。




コロンビア人にパブロ・エスコバルの話をすると、こんなに激怒するのです。

パブロ・エスコバルは25年前に殺されてもう終わった話。
25年でコロンビアはすっかり変わりました。
時代はもう違うのです。

けれど30歳以上の人なら、まだエスコバルの記憶があります。エスコバルに家族を殺された人は、心に傷を負っています。

コロンビアのことを何も知らないくせに、ネットやドラマや映画で見た情報でおもしろおかしく嘲笑するのはやめてほしい。


パブロ・エスコバルをドラマの「NARCOS」で見て、エスコバルのTシャツ着たりパブロ・エスコバルツアーに行く人も増えています。
コロンビア人がエスコバルTシャツ見て嫌だと言っても、「だからなに?」と無視してる人もいます。

「コロンビアの歴史から目をそむけるのか」、「だってコロンビアにカルテルがあるのは事実じゃないか」 とコロンビア人を批判する人もいるけど、パブロ・エスコバルのことはコロンビアの国内問題です。
コロンビア人がコロンビア人を殺した話です。

しかもコロンビアは、コカインの最大消費者であるアメリカから麻薬生産国にされたんです。その麻薬の運び屋と管理をマフィアにやらせているのです。アメリカ政府は、コロンビアに麻薬問題をなんとかしろ、と要請してますが、他国に汚れ仕事をさせているのはアメリカです。コカインは生産国であるコロンビアではほとんど流通してなくて輸出用なんですから。
私はコロンビアでコカイン見た事ないですよ。








<ネットでの脅迫に対する警察の捜査>


コロンビア警察は先日、ネットでフェイクニュースや脅迫などをした者は逮捕して厳しく処罰すると言ってます。

コロンビア警察はサイバー課がネットでのカルロス・サンチェスへの殺害予告や脅迫した者の個人特定を急いでいます。

もう何人かはIPアドレスから個人特定したそうです。
住所や名前なども。

アンドレス・エスコバルとカルロス・サンチェスの写真を並べて脅迫した人はまだ特定されたと言ってなかったです。
特定できないということは、コロンビア人ではなくて他国の人なのかもしれません。
殺害予告と日本で報道されてましたが、殺害予告というほどの内容ではないです。



carlos sanchez



殺人予告というほどの内容ではないので、カルロス・サンチェスの遺影をUPした日本人のツイートの方が悪質ではないかと思いますよ。自分のツイートでも銃殺、銃殺と言ってるし。
あれはスペイン語圏では脅迫ととられてましたよ。


コロンビアに住んでる時に、一番私が怖いと思ったのは役人や警察などの官憲です。
ロシア警察にも拘束を要請してましたしね。
あんまなめないほうがいいと思いますよ。

コロンビアなんて最貧国だから、コンピューターやスマホなんて持ってないんだろ、なにがサイバー警察だよ、って思う人も多いでしょうが、コロンビアはコンピューターやスマホの使用率は日本より世界ランキング上です。
確かスマホの所有台数も日本人より多いはず。
コロンビアはスマホ社会でスマホ所有台数も多いです。歩きスマホやったりバスの中でスマホ見てる人も結構いて、スマホ中毒が社会問題になってるほどです。








<帰国後のコロンビア選手への歓迎イベント>



さてコロンビアの代表選手たちはコロンビアにもう帰国しました。

コロンビアでは選手達が帰ってくる前から「おかえりなさい」という歓迎のメッセージを出し、歓迎ムードいっぱい。


選手たちが帰国日の前には、選手を乗せたバスが通る道のMAPも発表されました。
選手の歓迎会のある首都ボゴタのスタジアムの名前が、ツイッターのコロンビアのトレンド1位になりました。


「選手のみなさん、おかえりなさい」 のメッセージ。
これが帰国前にたくさんネットに出てました。







選手を乗せたバスを歓迎する市民達の空撮。










空港から降り立ち、バスで市を通過して市民から歓迎され、何万人もの市民が待つスタジアムで歓迎イベントする様子。








歓迎イベント。これにはカルロス・サンチェスも映ってます。







歓迎イベントでは、米などでも人気のコロンビアの有名歌手 SEBASTIAN YATRAが歌を歌いました。








コロンビアのサントス大統領も祝辞。




サントス大統領が
「おかえりなさい。私達はあなた達を誇りに思っています。国を一つにしてくれてありがとう。」というメッセージ。








ファンがステージで監督や選手に感謝のメッセージを伝えてハグしたり、なごやかなムードでした。




選手たちは海外のクラブチームで活躍してる人が多いので、今はコロンビアの実家に戻って家族と過ごしてることでしょう。



すっごいなごやかなムードで拍子抜けしたでしょう?




しかもコロンビア人達は、サッカー応援から自転車応援に移ってます。

「さーさー、もうW杯は終わったから、次は自転車のコロンビア代表を応援しようか。自転車のほうがトロフィー多いし」とか言ってます。
コロンビアは実は自転車競技が強くて、いまツール・ド・フランスに出ていて、今日ツールドフランスの第一ステージを制したのはコロンビア人です。





同じく自転車ロードレースで世界的に有名な、ジロ・デ・イタリアではコロンビア人が優勝したんですよ。
サッカーより自転車の方が国技といってもいいかもしれない…。



他の市民達ももうサッカーモードから通常モードに戻ってまた仕事や学業に忙しい毎日を送っています。
ニュースも政治や社会問題ばかりになりました。


だいたいコロンビアは6月17日に大統領選挙があってドゥケ候補が勝利したんだけど、ちょうどワールドカップが始まったので、大統領選挙よりもワールドカップに話題もニュースも流れちゃったんですよね。

もうW杯で敗退したので、やっとニュースにドゥケ次期大統領の話題が多くなりましたよ。




カルロス・サンチェスが殺害されるとかさんざん騒いだ日本のメディアのみなさんと、それに踊らされてネットでカルロス・サンチェスが殺害されると騒いだりコロンビアをバッシングした方達残念でしたね。

コロンビアはぜんぜんそういうムードじゃないですよ。



前から言ってるように、アンドレス・エスコバル選手が殺された時とはもう時代が違うのです。
マフィアがサッカー選手を殺したような麻薬王パブロ・エスコバルの時代はもう25年前に終わってるんですから。

最近はコロンビアに旅行に行く日本人も増えつつあるのですが、コロンビアに旅行した日本人は危ないと緊張していったら拍子抜けするほど平和だったってみんな言いますよ。




コロンビアはサッカー命の人達もいるんですけど、コロンビア人の半分くらいはワールドカップやコパアメリカなど国代表の試合は応援するくらいじゃないかと思います。

ワールドカップはお祭りだから騒ぐけど、「もっと大事なニュースがあるのに、サッカーばかり報道するな」って怒ってる市民も結構いたし。






4年前のW杯でもコロンビアは途中で敗退したけど、その時も国民達は選手達をほめたたえて歓迎してましたよ。


南米はワールドカップの予選の方がW杯そのものよりも激戦で、W杯の南米枠に入れるだけでもすごいのです。
サッカー国ばかりなのに枠が4つしかないんだし、4つのうち2つはブラジルとアルゼンチンがとっちゃうから。
ペルーなんて今年は36年ぶりの出場だったんですから。
だからW杯に出場できただけでも国民達はうれしいのです。



3得点をあげたYerry Mina選手は、Davinson Sánchezとともに故郷のカウカ県に里帰り。
故郷の人達がみんな歓迎しました。







Mojica選手は故郷のカリ市へ戻っていとこと過ごしてる様子をSNSにUP。








キャプテンのFALCAO選手は、今まで多忙でSNSにメッセージや絵を描いて送ってくれた人にお礼できなくてごめんね、といまSNSに一個一個返事書いてます。
やっぱFALCAOはいい人だ。







ちなみにこれが4年前のW杯敗退後のコロンビア凱旋イベントで、選手たちがコロンビアのファンの前で「RAS TAS TAS」というコロンビアの流行歌に合わせて踊る様子。






こういう選手とファンとの楽しいイベントがまた後日あるんじゃないかと思いますよ。



<追記 7月16日>


コロンビアの選手が帰国してから何日もたちましたが、いまだにカルロス・サンチェスになにかがあったという事件もニュースもないです。
代表選手達は歓迎式典のあとに、それぞれの故郷に帰って親族や友達と過ごしてSNSに写真をUPしたり、恵まれない子供達のチャリティをやったりしてます。

なにもなかったじゃないですか。




<追記 8月2日>


カルロス・サンチェス選手のSNSが更新されてました。


これはW杯が終わったあとの7月24日。

仲良しのスポーツトレーナーと一緒の写真をUP。








カルロス・サンチェス選手は、母国コロンビアでスポンサーのナイキのプロモーションイベントに。

コロンビアの首都ボゴタのナイキで、ナイキのイベントに出演。

自分の写真の壁の絵にサインを書き入れました。

この日は多くのコロンビア人のサッカーファンが彼を見に集まりました。

うれしそう。


それについての7月31日の本人のツイート。








ほら、ぜんぜん普通でしょう?


なにもおきてないじゃないですか。

だから言ったのに。


日本のメディアがおもしろがって、昔の悲劇を持ち出して、コロンビアは危険国だから選手が殺されるとか煽るのはもうやめてほしいと思います。

人の命をおもしろがるなんてサイテーです。






このブログに書いたコロンビアサッカーの関連記事も合わせて読もう:

「サッカーW杯のコロンビア代表のダンス」


「コロンビアニュースの和訳と解説。W杯でコロンビア人サポーターが日本人女性に下品な言葉を言わせた件」

「コロンビアとサッカー。コロンビアチームの曲やダンスも解説。ワールドカップ」

「コロンビアの料理」

「南米コロンビアのドリンクについて」

「南米コロンビアのスイーツ」


「中南米ではサッカーの試合にご注意」

「コロンビアは世界一危険な国じゃないよ、コロンビアへの誤解へ反論」

「netflixの「narcos」のパブロ・エスコバルのドラマにうんざりするコロンビア人」

「南米コロンビアの方が日本よりいいと思った点」




メキシコの大統領に選出されたアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールのスピーチの和訳

メキシコの日曜日に大統領選挙があり、今日の昼頃に大統領選挙の結果が出ました。

勝利したのは、Andrés Manuel López Obrador氏(アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール)です。
略してAMLOと言われてます。




ずいぶん前から日本のメディアでも優勢と報道されていた人。


過半数以上を獲得して大統領にえらばれました。

2000年からメキシコシティの市長でしたが、大統領選挙に出る為に市長を辞め、過去2回の大統領選挙で敗れています。
今回が3回目の正直。

メキシコでは、おじいさんと言われてますが、64歳です。
安倍首相が63歳なんで同じ位の年齢。



大統領選に勝利してすぐ最初の演説がありました。

私はライブ映像で見てたのですが、内容がとてもよかったです。








さっそくそのスピーチを和訳しました。

原文はスペイン語です。



以下に私が訳した和訳を紹介します。(全文)



「親愛なる友よ

今日は歴史的な日であり、皆が忘れられない夜になるでしょう。メキシコ人の多くがメキシコを変革しようと決めた日だからです。

国の真の変革を率いていく確信を私に与えてくれ、私に投票してくれた皆さんに感謝します。また他の候補者とその候補者に投票した方にも敬意を表します。

すべてのメキシコ人よ、和解して手をとりあいましょう。個人的な利益よりまず国のことを考えましょう。メキシコの第2代大統領で英雄のヴィセンテ・ゲレロの格言のように「祖国がまず第一」なのです。

新しい国のプロジェクトは、真の民主主義の確立です。不正まみれの独裁国家をつくる賭けにでるのではありません。秩序と法のもとにおいて、深いところからメキシコを真の民主主義国家に変えていきます。


ビジネスの自由、表現の自由、団結の自由、信念の自由、市民権や政治的権利、憲法に規定されている個人や社会的なすべての自由は保証されます。

経済的な面では、国のメキシコ銀行の自治は尊重されます。新政府は国家の財政に規律を維持します。国内外の企業と国内銀行や外資銀行の取り決めは認められます。

エネルギー分野の個人の契約は、腐敗や違法行為を防止する為に見直しをします。 国益に悪影響を与える異常を見つけた場合には、連邦議会、国内や国際の裁判所を経て対処します。私達はいつも法に従って行動します。恣意的な手段をとったり、財産を没収や接収をする事はありません。


新政府が実行する変革の基本は、我が国の腐敗や汚職をなくすことです。メキシコ人は偉大な文明の継承者であり、知的で正直で勤勉なので、腐敗をなくすという目的を達成することには問題はないでしょう。

腐敗は、メキシコの文化的な現象ではありません。今までの退廃的な政権が生み出した結果なのです。腐敗した政権の悪こそが、社会の不平等と経済格差と、私達を苦しめているバイオレンスの一番の原因です。だから、悪いことをしても処罰されない現状と腐敗や汚職を根絶する事が、新政府の最重要事項です。

私の新政権では、腐敗や無処罰はいかなる状況でも許しません。この通告には欺瞞はありません。私の家族や仲の良い友人だろうが、政治家や役人だろうが、誰であれ汚職をすれば処罰します。まずは自分のまわりから厳しく目を配ります。

腐敗との戦いと特権の廃止によって節約できる多額のお金はすべて、国の発展を推進する為に使います。増税をする必要はないし、国が借金する必要もありません。ガソリン税もです。生産活動を促進し雇用を創出するために、国の支出は減少させますが公共投資は増額します。


国内市場を強化し、国民が消費する物を国内で生産することが目的です。もっと多くの人に仕事がゆきわたり、自分の国の文化や習慣に慣れ家族がいる自分が生まれた国で幸せになることができます。そうすれば必要にかられて国外に出稼ぎや移民する必要もなくなるでしょう。

政府は、少数の特権者のものではなく、すべての国民を代表するものに変わります。富裕層と貧困層、田舎の人と都会の人、移民、信仰者と無神論者、思考、性的嗜好、などに関わらず、すべてのメキシコ人の代表なのです。

私達はすべての国民の言う事に耳を傾け、あらゆるところに出向いて同席して話をききます。すべての国民を敬愛していますが、特に今まで忘れられた存在だった先住民と貧困層を優先します。

いままでは政治的な戦略が失敗したので、治安も改善せずバイオレンスもなくすことができませんでした。そこで新政権は戦略を変えます。武力を使うのではなく、治安の悪さとバイオレンスの原因を根絶するよう取り組みます。効果がありもっと人道的な方法としては、不平等と貧困をなくすことだと私は確信しています。正義があれば、平和で平穏な世の中になるのです。


明日からさっそく私は、人権団体、宗教指導者、国連の代表者、それに国内や国際的な組織の代表者を招いて会議をし、メキシコの平和と和解の為のプランの準備に入ります。毎日早朝から、国家の治安メンバーと会議をする予定です。コーディネート、忍耐、プロフェッショナリズムには自分独特の指揮をいたします。新政府の最初から一生懸命専心します。


私達は世界中の国と人々の友人になるでしょう。外交政策では、非介入の原則、民族自決、紛争の平和的解決の原則を復活させます。
フアレス元大統領の格言のように「力ではなく、理性と権利がすべて」なのです。


アメリカ政府とは、アメリカに住んでいるメキシコ人を守るために、相互尊重と友好と協力関係、そして友情関係を築いていきたいと思っています。


友よ。

世界中の指導者や社会的、政治的、宗教的な組織からの連帯の表明に感謝します。各国の首脳からは次々に祝辞が届いており、一部の方にはもう返事をしました。世界中のみなさんに感謝と尊敬の念を表します。

ピニャ・ニエト大統領も大統領選挙のプロセスに敬意ある行動をとってくれました。他の行政の長とは違う対応でした。
また今回の選挙選は多様性とメディアのプロフェッショナリズムの実例ともなりました。メディアの報道は前の選挙の時のように、汚れた選挙戦の報道ではありませんでした。また選挙戦ではSNSにも感謝しています。


友よ。

メキシコの国民が私に託してくれたこの信頼を私は絶対に裏切りません。その約束をもういちど繰り返します。私は公正さと正義感を持って政府を統治します。私の人生においては理想と原則を守り続けることは一番重要なことなので、絶対にみなの信頼を裏切ったり挫折することはありません。

私には歴史に残る良き大統領になりたいという強い願望があります。私達の国を偉大にし、よりよき社会を築き、すべてのメキシコ人が幸せでありつづけるように望んで、自分の精神を高く掲げて進んでいきます。


どうもありがとうございます。

Viva México!  Viva México! Viva México! 」







以上です。

和訳を読みたいという方達がいたので、1時間位で速攻で和訳したのですが。




Andres Manuel Lopez Obrador次期大統領のこのスピーチに私は感動しました。


国のリーダーのこんなスピーチを私も一度でいいから日本で聞きたい。

私達に希望を与えてくれ、一緒に国をつくっていこうと思えるような言葉を、理想でもいいから国のリーダーからききたいです。
そういう意味ではうらやましいです。




メキシコは私にとっては第二のふるさとといっていいくらい好きな国です。



でも今までずっと腐敗に多くの国民が苦しんできました。

今度こそメキシコが変わって、メキシコ人が幸せになってほしいと願います。



日本ではメキシコのイメージは悪いでしょう。
コロンビアとメキシコといえば、マフィアと麻薬の国と。

けれどマフィアと麻薬の国になったのは、アメリカのせいが大きいです。
コロンビアにコカインを生産させ、中米にルートを作ってメキシコに運ばせてるのはアメリカだからです。コカインの消費者はアメリカが一番なので。生産地のコロンビアでもコカインはほぼ輸出用なんです。

トランプに言うようなメキシコ人はみなマフィアと犯罪者とレイプ犯、ではない。
それはトランプの偏見。

産業もない貧困国ではない。
メキシコもコロンビアも産油国。
資源が多く食料自給率も高い。
メキシコは日本やアメリカなどの大手企業の工場もたくさんあります。


メキシコは豊かな国なんだけど、一部の富裕層が富を独り占めしてるのです。
富が分配されていない。
だから貧富の格差が異様に大きい。
メキシコで一番リッチなカルロス・スリム氏は、ビル・ゲイツと並ぶ金持ちです。
でもスラムに住む貧困層には食べ物に困って子供を売る親までいる。



メキシコにも私は住んでたんだけど、ほんとにすばらしい文化があるし、美しい自然、音楽やダンス、それに親切な人が多い。

メキシコ人の性格は日本人に少し似ていて、初めて会った人にはシャイだったり、空気読むところもあるんです。





メキシコはすごい発展したし好景気です。
メキシコは貧困国だと思ってるかもしれないけど、以前からGDPは10数位ですよ。
メキシコの方が求人が多いような気がします。



これが首都メキシコシティです。

今日はこのメキシコシティの中心部に大統領選挙を祝賀する市民がたくさん集まりました。






私は現大統領のニエトが大統領選挙だった時にメキシコにいました。
ニエトはマフィアとのつながりがあるからニエトが大統領になったらマフィアの勢いが増すだろう、とメキシコ人の友人達が心配してました。
それにニエト大統領は以前70年も続いてきた汚職まみれの政党が亡霊のように復活した政党所属です。
また汚職とマフィアの時代に戻ると心配していたら、ほんとにそうなりました。

ニエトの任期中に、殺人率があがり、マフィアによるみせしめは多数おきたし、今回の大統領や知事選挙で多数の政治家が殺され、マフィアのことや政治家の汚職や政治家とマフィアの結びつきについて取材していたジャーナリストが多数殺害されました。


ニエトの支持率は1割切ってたしどうなっちゃうんだろうと思ってたら、メキシコ国民は違う人を選びました。

初めて選挙に行く18歳の子は「facebookなどSNSでいつも選挙のリアルタイムの情報を得ている。私達は国をよくしたい。私達若者は国を変えられるポテンシャルが高いと思う」と発言してました。
若者の過半数はAMLOを支持したそうです。



今回はメキシコで初めての左派の大統領の誕生です。


中南米は大統領制の国が多く、大統領の任期は4年から5年。
大統領が変わるとがらりと政策が変わります。


コロンビアだって、大統領が変わったら経済もよくなるしテロなくなるしゲリラとは和平するし、昔とはまったく違う国のように変わりましたよね。


ANDRES LOPEZ次期大統領は、地方のタバスコ州出身で昔は先住民族の支援活動もしていたそうです。

貧困層や先住民族という虐げられてきた人達にもやっと陽の目があたる時がくるといいのですが。


また次期大統領は、自分の子供は政府に入れないし、NEPOTISM(身内びいき)はやらないと断言しました。
NEPOTISMというのは、トランプ大統領で有名になった単語です。トランプは自分の身内を政権に入れるし、家族とお友達内閣。





また首都メキシコシティでは初の女性市長が誕生しました。

Claudia Sheinbaum氏。

大統領に選出されたAMLOが応援していた候補で、左派で汚職や腐敗をなくしクリーンな政治をするという公約。



物理学者で政治家です。

メキシコ人の若い女性達が特に喜んでました。

メキシコは古いマチスモ(男尊女卑)による女性への暴力が大問題になり大規模抗議デモもおき、女性の権利が叫ばれているので、女性が市長になったことはプラスになるかもしれません。

AMLOが大統領、クラウディア・シェインバウムが首都の市長に。

まだ就任はしてないですが、今後のメキシコがどうなるのか見守っていきたいと思います。







サッカーW杯のコロンビア代表のダンス

サッカーW杯で私はコロンビアチームを応援してるので、チームのオフィシャルや選手をフォローしてるのですが、ダンス動画が多い。

W杯中は普通はシリアスですよね。

けどコロンビアチームはロッカールームでも踊ってる 笑。




●これは2週間前(6月半ば)にUPされた動画。

コロンビアチームの代表選手達が踊ってる。

Juan Guillermo Cuadrado、Carlos Sanchez、Arias、 Farid Dia、Mojica 、 Luis Murie 選手です。

カルロス・サンチェスは、日本戦でレッドカードになった選手ね。









●これは今日(7月1日)UPされた動画。

左がcuadorado選手。
まんなかが Yerry Mina選手。
右がMojica選手。

サルサ・チョケを踊ってます。










●Yerry Minaはコロンビアのカウカ県の出身。
ダンスがうまい。


MINA選手がコロンビア代表チームのダンスを教えるビデオがこちら。
これは6月29日に公開されたビデオです。








サルサ・チョケ(チョケ)ってどういうダンス?

チョケはこういう風に踊ります。
これはカリのチョケのダンサー達。





最後にチョケについて詳しく説明してるので見て下さい。

私が住んでたコロンビアのカリ市があるバジェ県生まれのダンスと音楽で、アーバン系のストリートダンス系です。








●JERRY MINAとMOJICA選手のダンスビデオ


上で紹介したビデオに出てきていたW杯の選手で、ダンスを教えていたYERRY MINA選手と、YERRYと踊ってたMOJICA選手がダンスがうまいなと思ったら、YERRY MINAがカウカ県の出身。MOJICA選手はカリの出身でした。

カリはコロンビアの中でもダンスが最もうまい地域です。

コロンビアで一番ダンスが上手と言われてるのが私がいたカリ市。
サルサの首都、といわれ、サルサ・チョケのメッカです。


コロンビアでダンスが一番下手と言われてるのがコロンビア第二の都市メデジンです。
次が首都ボゴタかな。


サルサ・チョケの中心といえばカリ。
チョケのアーティストやダンサーはカリにいます。




YERRY MINA選手はセネガル戦とポーランド戦でゴールした選手。
今コロンビアでは一番ほめたたえられてる選手で、MINAはコロンビアに舞い降りた天使、とか言われてます。
彼は190㎝を越える長身なので、ビデオでも背が高いのが彼なんでわかりやすいと思います。

CUADRADOはポーランド戦でゴールした選手。
あの試合では一番活躍したとほめられた選手。
彼はコロンビアのカリブ海側出身。
髪の毛がもこもこの人です。



YERRY MINA選手とMOJICA選手やCUADRADO選手のダンス動画がいろいろあったので紹介します。




これは今年ではなくて3年前のですが、コロンビア代表が飛行機で移動中に、飛行機の中でチョケを踊るCUADRADO、そのあとMOJICA選手も踊り出す動画。












これはYERRY MINAとMOJICAが駐車場でチョケを踊ってる動画。
後ろにいる二人で、背が高い方がMINA、右がMOJICA。
この動画は今年の5月に公開されたものです。










これもMOJICA選手がチョケを踊る動画









MOJICA選手はカリの出身ですが、カリはサルサの首都だから、サルサを一人で踊る動画です。
30秒くらいから見て下さい。
ちょっとふざけてるけど、でもやっぱカリの人だから身体の動きがいい。








次はYERRY MINA。
これは1年前にホテルでチョケを踊るYERRYをCUADRADO選手が撮った動画。









YERRY MINAがスペインで動画。
去年の。











●サルサ・チョケ

上で選手たちが踊ってるサルサ・チョケ(チョケ)ってどういうダンスなんだろう?と思った人。

先日私がUPした記事にもコロンビアのチョケとコロンビアのサッカーについて書きました。

「コロンビアとサッカー。コロンビアチームの曲やダンスも解説。ワールドカップ」


サルサ・チョケ、またはチョケといわれるコロンビアの音楽とダンスです。

私が住んでたコロンビアのカリ市があるバジェ県で生まれたダンス。
ラテンダンスであるサルサに、コロンビアのバジェ県の太平洋側の伝統的な音楽や他のコロンビアの音楽、レゲトンなどのアーバンな音楽をMIXして作った新しいジャンルの音楽とダンスです。
私が最初にコロンビアにいた2011年にはもうすでにカリでは大人気でみんな踊ってました。




2014年にコロンビアの代表チームがゴールしたら踊ってたので、大人気になった「RAS TAS TAS」という曲、あれもサルサ・チョケです。



これは2014年にコロンビアチームがW杯後に本国に凱旋した時のイベントの動画。
選手たちが、この「RAS TAS TAS」の曲でサルサ・チョケを踊ってます。
ハメス・ロドリゲスも踊ってるけど、うまくない 笑。







この「RAS TAS TAS」のオフィシャルビデオがこちら。
これにもチョケのダンスが出てます。










●コロンビアサポーター達も踊る



ロシアのW杯ではコロンビアのサポーター達が、ロシアのSARANSKの人達にサルサを教えたり、みんなでサルサチョケを踊ってます。

なんと日本人のレポーターも躍らせられてました。
日本人レポーターが「日本でもサルサは人気です」って言ってる 笑。











●コロンビア人と音楽とダンス


コロンビア人にとってダンスと音楽は大事。
政府もダンスと音楽は国の重要な文化として多額のお金をつかって奨励しているし。

だからコロンビアのサッカー選手も、踊っちゃうし歌っちゃうんですね。

あの明るさとダンスのムーブメントがサッカーにいい影響を受けてるんじゃないかと私は思ってます。

だってサッカーの選手たち、とくに黒人の選手たちはダンスうまい。

それにあの脚のステップの動きや腰の動きを見て。
あれがきっとサッカーにもいい影響があるのでは。

だってブラジルの選手も、ブラジル人はダンスがうまいからって言ってたし。

ラテンアメリカ人は動画見るとわかるけど、腰で踊るんですよ。
日本人は手と肩で踊っちゃうんだけど、ラテンアメリカ人は腰なんです。
重心が低くて、上半身があまり動いてない。
腰より下に重心がある。
これがラテンのダンスのポイントです。


ワールドカップに来てる中南米人の選手見てるとわかると思うけど、あんまりシリアスじゃない。
メキシコ人の選手もドイツ戦の前にフィエスタしてたらしいし。

まあ、そこがラテンのいいところかもしれません




コロンビアのサッカー関連でこのブログに書いた記事:

「コロンビアのサッカー代表のカルロス・サンチェス選手殺害の危機という報道に反論」

「コロンビアニュースの和訳と解説。W杯でコロンビア人サポーターが日本人女性に下品な言葉を言わせた件」

「コロンビアとサッカー。コロンビアチームの曲やダンスも解説。ワールドカップ」

「コロンビアの料理」

「南米コロンビアのドリンクについて」

「南米コロンビアのスイーツ」


「中南米ではサッカーの試合にご注意」

「コロンビアは世界一危険な国じゃないよ、コロンビアへの誤解へ反論」

「netflixの「narcos」のパブロ・エスコバルのドラマにうんざりするコロンビア人」

「南米コロンビアの方が日本よりいいと思った点」




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