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Leslie Grace まとめ。  若きラテンの歌姫

SUPER JUNIORの「LO SIENTO」でコラボしていま注目を集めてるLeslie Grace。

レスリー・グレースって誰? って思った方。

これを読めばレスリー・グレースがわかる。

Leslie Graceのまとめ です。






レスリー・グレースはドミニカ系の米人の歌手です。

「Lo Siento」見たけどレスリー・グレース知らないK-POPファンは多いでしょうし、ラテン音楽やラテンダンス好きにもレスリーを知らない人がいるかもしれないので説明しますね。


実はもうレスリーについてはこのブログで今まで5回ほど紹介してきてるんだけどね。



レスリーは、ラテンの若手の女性歌手です。


ラテンの女性歌手というとシャキーラやジェニファー・ロペスなどが有名だけど、彼女達は40代でベテラン。

一方、20代の若い世代の女性歌手は、アメリカを中心に世界でも人気があがり、日本でも結構知られてきました。


20代の若手のラテン女性歌手には、レスリー・グレース、Becky G、Karol G、Camila Cabellom、ブラジルのAnittaなどがいます。


アメリカ生まれで米で活動するジェニファー・ロペスなどと違って、中南米にいる女性歌手は男社会のラテン音楽界で苦労が多かったようです。実力があるのにKarol Gは男の世界のレゲトン界ではずっとデビューさせてもらえなかったそう。



けどいまラテン音楽が世界でブーム。
去年は「Despacito」が世界を席巻しましたよね。

コロンビアのレゲトン歌手J Balvinの「Mi Gente」も世界で大ヒット。
コロンビアのレゲトンのmalumaやレゲトンのNicky JamやOzunaなどもヒットチャート入り。
レゲトンのDaddy YankeeやDon Omarやラッパーのピットブルは日本でも人気ですよね。


そういうラテン人気の時代になって、ラテンの若手の女性歌手が世界の注目を集めることが多くなりました。




その中でも私が注目してるのが、レスリー・グレースとレゲトンのKarol Gです。


Camila Cabelloはfifth harmonyのポップス歌手だし、Becky Gもポップス歌手。二人とも血はラティーナだけどアメリカ人(Camilaはメキシコ混血のキューバ系米人、Beckyはメキシコ系米人)。

Karol Gはコロンビアのメデジン出身のレゲトンのラッパーでうまい。

レスリーはいろんなジャンルを歌えるし歌唱力があり、ダンサーでもあるのでダンスもうまい。
しかも自分で作曲もするそうです。
ファッションも注目されてる。




レスリー・グレースは2009年にデビューしてもう歌手歴9年なのに、まだ23歳なんです。
1995年生まれ。
子供の時にもうデビューしてたということ。


両親がドミニカ人で、アメリカ移民。
ドミニカ系移民の両親のもとにNYのブロンクスで生まれたアメリカ人です。
NYで生まれてフロリダで育った。両方ともラティーノが多い地域ですね。
NYにはドミニカ人のコミュニティもあり、ドミニカンパレードも毎年NYで開催されてます。
レスリーは英語とスペイン語のバイリンガル。

子供の時から歌を歌っていて、歌がぬきんでうまく才能があった。
中学生の時に、キリスト教音楽のCDをリリース。


メジャーデビューは2012年。この時にバチャータに転向。
彼女はドミニカ系で、バチャータはドミニカ共和国発祥の音楽とダンス。


2012年の「Will You Still Love Me Tomorrow」というバチャータの曲で、全米ヒットチャートのトロピカルミュージック部門とAirplay部門で1位獲得。
17歳という最年少記録を達成。


この曲はサルサバーやイベントでもときどきかかるからサルサ界の人には知ってる人も多いと思う。


60年代のThe Shirellesの大ヒットナンバー(日本でも当時は超ヒット)した有名な曲のバチャータのカバー。



「Will You Still Love Me Tomorrow」 Leslie Grace




元曲は知ってるでしょ?
60Sの名曲だよね。




もうひとつこのころに、同じく昔のヒット曲のバチャータバージョンを出してる。



「Be My Baby」









この2つの曲が、サルサ界では一番知られた曲だと思います。
っていうか、これしか知らない人が多いかな。

2つとも彼女のアルバム「Leslie Grace」に収録され2013年にリリース。
このアルバムは、全米ヒットチャートのビルボードのアルバムラテンチャートで4位、ビルボードのトロピカルアルバムチャートで3位になりました。




その後もバチャータの曲をリリース。


「 Cómo Duele el Silencio」







このころは中南米や日本のサルサ界ではバチャータがすごい流行った時期だから。
ロメオ・サントスやプリンス・ロイスは、今までバチャータが流行ってなかった国でもバチャータブームを作りました。
たとえばメキシコとかコロンビアはバチャータはそれまでは、サルサのダンサーとかは踊ってたけど、一般人はほぼきいてなかったし知らない人も多かった。
けど2013年に行ったらいきなり大ブレイクしてました。




それにレスリーはドミニカ系でしょ。

ドミニカ人はバチャータ大好きで、ドミニカ人達と一緒にいると朝から晩までバチャータ漬けになりました。

私が日本の南米人ばかりくるラテンディスコでDJやってた時にドミニカ人のグループが来ると大変。
DJブースの前にへばりついて、次から次へとドミニカのバチャータばかり(米のバチャータじゃなくてドミニカの)かけろとリクエスト(というか強引な要求)をしてきます。彼らのリクエストに応えると他の国の人達からはブーイング出るし。




レスリー・グレースは前からサルサバーでかかる曲としては知ってたし、うまいシンガーだなとは思ってました。






しかし彼女がほんとにメインストリームにのったのは、違うジャンルです。



最近「デスパシート」などのラテンの曲が世界で大ヒットするようになりましたが、世界で売れる曲はレゲトンやラテンポップスやラテンのダンスミュージックが多いです。

サルサやバチャータなどのトロピカル系は踊り方を知らないと踊れないでしょう。

けどレゲトンやポップスやダンスミュージックは、誰でも踊れますしね。
世界で受け入れられやすい。





2015年にレスリー・グレースはアメリカのSONY MUSIC LATINと契約。


そしてこのころからジャンルがかなりメジャー路線になります。



世界で大人気のイケメンのコロンビア人のレゲトンシンガーMalumaとコラボした曲をリリースしました。
この曲はラテンポップスですが、malumaがコラボしてるのでレゲトンのリズムが入ってます。
ラテンに興味ない人でもききやすいし、踊りやすいと思います。



「Aire」 Leslie Grace ft. Maluma









これは同じ曲AIREの ラテン音楽賞 Premios Juventud の2016年のライブです。
malumaも途中から出てきます。
これを見るとLeslieはライブでの演技やダンスもうまいなと思います。








この辺からレゲトンを歌う事が多くなった。
米や中南米ではレゲトンがラテンで一番人気なんですよね。
特に若い世代には、レゲトンだダントツ人気です。
ビルボードのラテンのランキング見ると上の方にはレゲトンとレゲトンから派生したTrap latinoばかり並んでます。





2017年は、ラテンの若手女性人気歌手のコラボ、 Becky Gと2人で曲をリリース。
これもレゲトン。
Becky Gもポップス歌手ですが、「Mayores」などレゲトンの男性歌手とコラボしてレゲトンをリリースする事が多くなりました。


「Díganle」  Leslie Grace , Becky G





これは2人ともアダルトでセクシー系な感じ。
女性でも踊りやすいレゲトン。






そして去年はレゲトンの大御所のWisin (Wisin y YandelのWisin)とレゲトンの曲もリリース。
こっちはポップでかわいい系。
ビデオはちょっとエッチな感じもするけど。

でもこれは彼女の新しい魅力もわかるストリート系な感じ。
今まではアダルトなセクシー系だったので、新たな一面。


「Dulce」 Leslie Grace , Wisin









Super Junior とのコラボ「Lo Siento」をプロデュースしたPlay-N-Skillzの曲に2017年に参加。
これがLo Sientoで再び組んだ元になってます。

レゲトンです。


「 Si Una Vez」 Play-N-Skillz ft. Frankie J, Becky G, Kap G










そして今年2018年。

レスリーは レゲトンのプエルトリコ人の歌手 NORIELとレゲトンの曲をリリース。
私は個人的にこの曲好きです。
おススメ。


「 Duro y Suave」Leslie Grace ft. Noriel









今年は上にあげたラテンの20代の若手人気女性歌手が集合した曲もリリースしました。

それがこの曲。


「Mi Mala」 Mau y Ricky, Karol G  ft. Becky G, Leslie Grace, Lali






Mau y Rickyは、Ricardo Montenerというベネズエラ人の歌手の息子2人のデュオです。アメリカ生まれ。
オリジナルは彼らと、コロンビアのメデジン出身のレゲトン女性歌手のKarol Gの曲。
そのリミックス版がこちらです。
Karol Gはブロンドの女性。
レスリー・グレースが最初に出てくる。
3番目の黒髪のセクシー系がアルゼンチン人のLali。
4番目の背が低くてかわいい系の黒髪の子が、Becky Gです。

la malaは悪い女。





そして今月に入って、レスリー・グレースはラテン音楽史上で初の事をしました。

それはK-POPとのコラボです。
ラテンとK-POPのコラボは初めてで、世界市場に向けてリリースする為に作られました。

K-POPスターのSUPER JUNIORとのコラボの曲、「Lo Siento」です。
彼女はスペイン語、 SJは韓国語に英語を少し入れて歌ってます。



「Lo Siento」Super Junior ft. Leslie Grace






この曲はまたたくまに世界のヒットチャートにあがってきていて、全米ヒットチャート・ビルボードもどのくらいのランキングに入ってくるか楽しみな曲と言ってました。

この曲については前回詳しく説明して和訳したので、そちらを見て下さい。


「「Lo Siento」Super Junior ft. Leslie Grace。歌詞全訳。ラテンとK-POPのコラボ」

レスリー・グレースは、韓国に滞在してK-POPのアーティストと一緒に曲作りをして、K-POPの音楽やダンスも吸収できたし、ラテンの音楽やリズムやダンスもあの曲に入ってラテンの影響も与え、いい経験が出来たと言ってます。


Super Juniorがこれから中南米7か国にツアーするそうですが、Leslie Graceも出演するとのこと。
その動画があがるのが楽しみです。







このようにレスリー・グレースはこのようにいろんなジャンルの音楽を歌ってきた。

彼女はインタビューで答えて、自分はドミニカ系でNYのブロンクス生まれてフロリダ育ちだから、いろんなジャンルの音楽やダンスに囲まれて育った。
小さい頃から歌を歌ってきたが、自分を今まではぐくんできた音楽を今表現してるだけだ、と語ってました。

それは確かにいえてる。




レスリー・グレースは私も注目してるおススメの歌手なので、チェックしてください。
今後またなにか新しいことをやってくれるんじゃないかと期待してます。





自分が今までこのブログで書いた過去の記事で検索かけたら、Leslie Graceについてはなんと2012年から書いてました。


●2012年のラテングラミー賞が最初。
「Will You Still Love Me Tomorrow」でです。

「ラテングラミー賞 2012年 」


●2017年の上半期 ラテン音楽ランキングにも入ってる

「2017年の上半期 ラテン音楽ランキング」


●ラテンで注目すべき2人の若い女性歌手としてBecky Gと一緒に紹介した記事


「ラテン系米人アイドルのレゲトン Becky GとLeslie Grace」


●ラテン音楽界が今までずっと男性社会で、中南米在住の女性歌手は実力があるのに苦労してきたが、やっと今の時代になってヒットチャートにも入ってきたという話。


「ラテン音楽界の女性差別と人種差別に変革のムーブメント」


●Super Juniorとのコラボ

「「Lo Siento」Super Junior ft. Leslie Grace。歌詞全訳。ラテンとK-POPのコラボ」





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人身売買の温床で、外国人を奴隷扱いして短期の労働力に使い捨てする日本の問題

日本は人身売買の温床として国際的に非難されてるのを知ってるだろうか。


先日こんな報道が。


「人身取引被害のサバイバーが語る、日本での売春強要 」

コロンビア人女性が、日本で仕事があるといわれて貧しいシングルマザーだったので話にのった。
1999年に日本に連れてこられた。しかし日本に到着したらぜんぜん話が違って、仲介料金として500万円の借金を返済しろといわれ、売春しなければさらに利子が加算されると脅された。
日本に到着した日から路上に立つ売春婦にされてしまった。
奴隷状態で逃げられず毎日2万円ずつ借金を返させられ、2年間売春を強要された。
ついにコロンビア大使館に駆け込んで保護され、コロンビアに帰国できた。

コロンビア帰国後もPTSDがひどくてコロンビアでセラピーに通っていた。
セラピストから手記を書いてみたらどうかと提案されて手記を書いた。
他の女性達が同じ被害にあわないように、その体験をつづった本をコロンビアで出版した。

『ヤクザにとらわれた女(ATRAPADA POR LA MAFIA YAKUZA)』というタイトルの本。

コロンビアでは結構売れてるそうだ。





このように日本は人身売買の温床となっているのに、政府が改善努力をしてないとアメリカや世界から非難されている。
「人身売買の受け入れ大国ニッポン」なのだそうだ。




昔からフィリピン人やロシア人などの女性が、日本でダンサーや歌手などの仕事があると日本にきたら売春婦や水商売だった、という話は昔からよくあった。そういう店が違法で摘発されれば、そこで働く外国人女性も逮捕されていた。

バブル時代ごろまでは、ソ連の崩壊後に若くて超美人のモデルのようなロシア系の美女の腰に手をまわした日本人のちんぴら風のおじさんもいた。

でもバブル崩壊後の1999年になっても、まだコロンビアから連れてきて売春強要させてたとは。






私がサルサやレゲトンなどのラテン音楽やダンスにはまったのは2005年。
それまで英語圏ばかりだったので、サルサをはじめるまではラテンアメリカに対してはステレオタイプなイメージしかなかった。

サルサをはじめたことがきっかけとなって中南米と中南米人を知る事になり、後進国と言われて差別されてる人の実情や気持ちがわかってきた。

今回書く事はこの13年間に私が見聞きしたことも含まれている。


サルサのクラブやイベントには南米人が来ていたし、店によっては店のオーナーやスタッフが南米人だった。南米人との会話からスペイン語を覚えた。


都心のあるクラブは、週末の深夜2時過ぎになるとコロンビア人女性達が来た。同じ繁華街の水商売の女性で、自分の仕事がはけてからクラブに踊りに来るのだそうだ。
きれいなコロンビア人の女性達がハイヒールで美しくサルサを踊っていた。
コロンビア人が踊るサルサがかっこいい。

私はコロンビアのサルサにはまって、ついにコロンビアに住んでしまった。
コロンビアのサルサが私の人生を変えたようなもの。

私はよく「コロンビアLOVEだね」といわれるが、実はそんなにコロンビアにLOVEではない。旅行と違って、長くいると悪い面も見えるので、LOVE & HATEだ。
だから今回書くことはコロンビアへのたんなる同情ではなく、コロンビアやコロンビア人の実情も考えながらお伝えしている。



スペイン語を話せるので、スペイン語で私に悩み相談や身の上話をしてくる南米人は結構いた。
給料明細がわからないからチェックしてほしいとか、事故にあって泣き寝入りさせられたのけどどうしたらいだろうかとか、入院したいが入院の申請書が書けないとか、年金を支払っているのだけど日本に老後までいないのに年金は戻ってこないのだろうかという質問とか、日本での生活の悩み相談など。



ラテンといえば明るくてノー天気なイメージだろう。
が、日本に住んでいる南米人がみんなそういうわけじゃない。
日本の生活にストレスを感じてる人が多いと思う。

差別やいじめに悩む人も。
仕事が超ブラックで、パワハラと人種差別がひどい場合も。
日本人の上司から人種差別発言まじりで怒鳴られる。「ガイジンには電気代はもったいない」と真冬の夜勤に暖房をとめられる。
子供が学校で人種差別でいじめられる。
日本人と結婚したが、夫がDV男。子供がいるからビザや養育権の問題で離婚できないと鬱状態になってる人も。

日本に住んでる南米人には日本の生活で心を病んで心療内科やカウンセリングに通う人もけっこういるんだよね。



コロンビア人は北米に行く人が圧倒的で、日本にはほんとに少数しか住んでない。

日本に住んでいる南米人の大半がブラジル人とペルー人。日系人が多い国だから。

しかし、2008年以降は南米人は年々激減している。

私がサルサを始めた2005年の頃はもう新しく来る出稼ぎ南米人はかなり少なかった。それでもブラジル人は35万人、ペルー人は68000人ほど外国人在住登録者がいた。

が、その3年後の2008年にリーマンショックがおきて、大量の派遣切りがあり南米人も多数解雇された。
日系ブラジル人に対しては日本政府が航空券代あげるから帰国しろと奨励した。
つまり、人手が足りない時は必要だったけど、不況になったのでもう不必要だから国に帰れということだ。派遣切りで失業して新しい仕事も見つからなくて生計をたてられず、多数が日本を去った。


ブラジル人は半数に減って、ペルー人も4万人位になった。南米人達も「たくさんの人が南米に帰国して、かなり国に帰った」と言ってる。


南米の方が景気がよくなったからという理由も大きい。
2000年代後半は、ブラジルは好景気で給料も高いし求人も多いからとブラジルに帰ったブラジル人も多い。
ペルーもここ何年もずっと好景気でいま南米で一番景気がいいのはペルーだろう。だからペルーに帰国したペルー人も多い。
コロンビアもバブル景気のような好景気に2014年前後はわいていた。




また、コロンビアは世界一の危険国、だと思ってる人が日本には多いだろう。
冒頭に紹介したコロンビア人の女性は、危険な後進国だから逃げ場を求めて日本にきたんだろう、売春婦でも日本の方がマシだから、と思うだろう。
ドラマnarcosの麻薬王パブロ・エスコバルのイメージが強いだからだろうが、エスコバルは90年代初頭に殺されメデジンカルテルも崩壊している。その後コロンビアは年々治安が改善。

コロンビアは2010年代には飛躍的に治安が向上し景気がよくなった。私が最初にコロンビアにいた2011年にはすでに「南米のバンコク」とバックパッカーには言われており、長期逗留するバックパッカーや長期滞在者の外国人が増えていた。

コロンビアはその後バブル景気のようなイケイケの好景気に。
2015年にコロンビアに行ったらびっくりした。3年間でボゴタがすっかり変わったのには驚いた。首都ボゴタは私が行った時も人口800万人近くで高層ビルが立ち並ぶ大都市だったが、すごい開発されてすっかり変わってた。
メデジンは欧米人に人気の移住地に。
コロンビアへの旅行者は年々倍増して、去年は「世界行くべき旅行地」の2位に選ばれた。景気の悪い欧米から職探しや出稼ぎにくる欧米人が増えてた。欧米人の移住者も増えてる。
治安も劇的に改善して、ボゴタとメデジンは治安がいい都市になった。
「一昨年日本人がメデジンで強盗殺人にあったから危険だろう」と思うだろうが、あの年にメデジンで強盗殺人にあった外国人は彼だけなのだ。





でも、あの告白本を出版したコロンビア人女性が1999年から2001年に日本に人身売買されてたとは。ニュースの記事ではコロンビアが危険だったからと書かれてたが、実際は1999年から2000年代ならコロンビアはだいぶ改善していた。
90年代の前半なら危険だったので、理解できるけど。


日本在住のコロンビア人で40代以上の女性で、ホステスしてたという人は何人か知ってる。
水商売時代に出会った日本人男性との間に子供も生まれてシングルマザーになった人も一人知ってる。
けど日本に強制的に連れてこられたというようなことは言ってなかったので、自分で出稼ぎに来たのかもしれない。

本人から話さないかぎり私からは質問しないので詳しくはわからないけど。
今回書いてる外国人からの話も、私が積極的にきいたんじゃなくて、向こうから話したり相談してきた事である。


昔日本に来たコロンビア人女性には水商売だった人が多いように思う。
今は観光旅行か、大学や大学院の留学生、日本のアニメなどのサブカルチャーマニアなど日本の文化が好きで来るコロンビア人や他の南米人が多いと思う。

日本は風俗店は風営法で0時までの営業になったし、長びく不景気でキャバクラやホステスバーなどは経営が厳しくなったし。


あの人身売買の被害の女性はコロンビアでシングルマザーで弟や妹もいて生活が苦しかったと記事に書いてあったので、多分コロンビアの貧困層の出身かもしれない。

コロンビアは貧困国と思うだろうけど、国はリッチなんだよ。
産油国で資源国で、食料自給率も高い。
貧困国ではなくて、貧富の差が天と地の差くらい大きい階級社会。中南米の中でも階級差が激しい国。
リッチな人は日本人が想像できないほどスーパーリッチ。富裕層が富をひとりじめしてる。だから貧困層は食べれないほど生活が苦しい。

貧困層から脱出してリッチになるのは難しい。階級社会だから学歴は日本以上に重要視されるので、学歴がなければいい仕事にはつけないし階級もある。貧乏から脱却できてお金を持っても、「もともとはどのランクの出身か?」ときかれることもある。貧困層がそんな状況から脱却したいなら海外に行くのが近道と思うかも。

今はコロンビアは好景気だから国内に求人多いし、昔とは違ってもっとチャンスがあるけどね。
貧困率も激減した。しかし、階級社会は変わっておらず、あいかわらず貧富の格差はある。


日本に住んでる南米人の出身をきくとやはり地方か、大都市でも貧困エリアの出身者が多いと思う。
日系人はビザがあったので、日系人は違う人もいるけど。

日本に出稼ぎした人には急にリッチになった人もいるから、自分も日本で稼ぎたいと思って来た人も多いと思う。出稼ぎして送金したお金で本国の家族が暮らせる。

親兄弟や妻子と長年離れ離れの人もいる。中南米人はファミリーの結束とファミリー愛が強いので、家族と離れるのは辛いようだ。


日本にはペルー人が多いが、90年代に日本にきた人が多い。ペルーはガルシア大統領の1次政権の90年代にスーパーインフレがおきた。スーツケース一杯の札束でパン1つしか買えないくらいだったので、そのせいで海外に出ざるをえなかった人が多いそうだ。

中南米では日本はリッチ国というイメージが長年強かった。自分の国では食えないから、日本で仕事があるときいて日本行きをきめた人は多いかと思う。

売春に売られたあのコロンビア人女性もその一人だろう。

彼女は子供をおいて日本に来た。
中南米はマチスモ(男尊女卑)や女性を守る意識が強く保守的なところがまだある。女性が一人でふらふら出歩くべきではない、女性が一人で旅をするべきではない、という意識はまだ根強い。
女性に保守的な中南米で、女性が一人で日本に出稼ぎに来るということは、よっぽど生活がせっぱつまってたんだろうなと思う。



横浜の黄金町は戦後の赤線で、6年前に違法風俗が全部撤去させられるまで違法な売春所や風俗が並んでいた。
景気がよくなったら日本人売春婦が減って外国人が多くなり、南米人が一時は結構いたときいてる。



コロンビアは麻薬と美人と売春婦のイメージが世界で強い。
そのせいでコロンビアに女と麻薬目当てで旅行に来る欧米人が今も多い。コロンビア女性を買って毎晩自分のアパートに連れ込んだり、売春婦を囲ってる欧米人の駐在員も多いときいてる。一般人の女性、しかも学生に援助交際してるおっさんもいる。なかにはホテルでコロンビア女性に性的な暴力をふるい重傷を負わせたり殺した事件もある。

外国人による一般人女性へのレイプ事件もある。
コロンビア女性を見下してレイプしていいと思ってバカにしてる、外国人はコロンビアをいまだに見下してドラッグと女のためにコロンビアに来る奴が多い、と怒っているコロンビア人はかなり多い。


日本でもコロンビアといえば美人国や美人の売春婦というイメージがある。
だからわざわざコロンビアから女性を連れてきたんだろうね。中南米の中でもメキシコなど他の国は3か月以下の滞在ならビザ免除があるが、コロンビアは今だにビザ免除がない。コロンビア人はビザ申請が面倒なのに、コロンビア女性という付加価値で遠くからわざわざ連れてきたのかもしれない。



昔東京の大きな駅の近くで客引きをしてる売春婦らしい東南アジア系の女性達を見た事がある。男性達に声をかけていた。あの中にもそういう人身売買で売春させられてた人がいたんだろうか。思い出すと心が痛む。



自分達がもし逆の立場で、「海外にいい仕事があってビザももらえる」という求人があって応募したとしよう。
向こうに到着したら、いきなり仲介料5000万円払えと言われる。 売春しなければ利子もつけるぞってマフィアから脅されたらどうする? 到着した当日からいきなり売春に立たせられたら。奴隷状態で売春させられたらどんなに恐ろしいだろうか。
言葉もわからない国で一人ぼっちで。。。。 ぶるぶる。



いまは海外では日本の評価は下がってるし、海外メディアで報道される日本は悪いニュースが多い。

そのなかで、中南米ではずっと日本のイメージがよかったんだよ。
「日本はハイテクのリッチな先進国で、勤勉な人が多くて、政治汚職もまったくなくクリーンな国というイメージ」 とよく言われたよ。

でも中南米でも日本のKAROSHI(過労死)が中南米のテレビで特集されている。詩織さんの事件も含めて、日本は性暴力被害者をバッシングする国だとコロンビアでも報道された。また中南米では、日本が最近は右傾化して軍事国になろうとしてるとも報道されている。

それに日本にいた南米人達が、日本の給料が安くて待遇がよくない上に差別される、と本国で話すので、日本の現状が南米人にバレてきた。




でも日本ではまだ 「日本スゴイ」 「世界が賞賛するニッポン」と毎日毎日テレビでやってる。日本は先進国で経済大国でリッチで世界に賞賛されてるすばらしい国だ、と思ってる日本人は多いだろう。
他のアジアや南米なんか「かわいそうな後進国」だから、先進国でリッチな日本に頭を下げて仕事をもらいに来たんだろうと思ってる。



日本企業は、日本人が嫌がる仕事を低賃金で外国人にやらせて、ケガしたらクビにすればいい、という思考。
日本人に対してもブラックな会社が多いし、政府も国民に対してひどい扱いをするんだから、外国人に対してさらにひどいのはあたりまえなんだろう。

外国人といっても欧米人じゃなくて、特に「後進国」だと見下してる国の人にね。



南米人が多く住んでるエリアは、世界的な日本の大企業の工場がある都市ばかり。
たとえば神奈川の京浜工業地帯、横浜の追浜、静岡の浜松、群馬の大泉、愛知の豊田、三重、広島など。どこも世界的な大企業の工場がある。だいたいどこのメーカーかわかるよね。
そうした大企業の工場や下請けの工場などで、派遣で3K労働してる南米人が多い。

工場で働いてる人には時々事故がある。プレス機に手をはさまれて手を失ったり亡くなったり。爆発でおおけがをする人もいる。
外国人がケガしたら治療費も出さずに解雇する事が多いそうだ。ケガしてクビになって、治療費ももらえずに負傷で次の仕事にもつけなくないのに泣き寝入りさせられた人が多い。

労働相談の団体からも、日本人でさえ労災を認められる人はほんの一握りなのに、外国人がもし労基に訴えたとしても無視されるときいた。日本人だってなかなか労災認められないけど、外国人労働者に比べたらずーーーーっとマシだと。



好況の時は人手が必要だからたくさん雇う。
不況になれば大量解雇する。
使い捨ての発想が日本政府にも日本の企業にも強い。
日本人にも外国人にも。


今は好況で人手が足りないとアベノミクスが強調してるし、人手が足りない時期だけ短期の労働力が欲しい。


人手が足りないから「日系ブラジル人に来てもらえばいい」と政治家が言った。

日系人は3世までは日本へのビザがあった。
しかし4世以降はビザがなくなった。
その4世に日本の短期ビザを出すことにしたのだ。
年数が短期に限定されており、家族は連れてこれず、日本語能力試験の資格が必要など厳しい条件がある。

「日系4世の若者に日本就労の新制度導入へ 法務省方針」


最近ブラジルはまた景気が悪くなって求人が減ったので、この短期ビザに応募する日系ブラジル4世が急増したとニュースで読んだ。



それから、東日本大震災のあと、東京電力は日本在住のブラジル人が読むフリーペーパーにポルトガル語で、”福島のがれき片付け作業、高給待遇” と広告を出した。
リーマンショックで失業して仕事がなかったブラジル人がお金に困っていて、多数応募した。
が、行ってみたら福島の第一原発の廃炉作業だった。ほとんど説明も教習もなく廃炉作業させられた。
あまりにひどすぎると、ついにブラジル大使館からクレームがきた。


「廃炉にブラジル人。ブラジル政府、求人広告の自粛を要請 」


また、除染作業をさせられた東南アジアの技能実習生もいたらしい。


日系人は日本人の子孫だよ。
混血せずに日本人だけの血の人もいる。
昔日本の政府が「いざ南米へ」とか南米に行けば土地や家がもらえるとか言って、日本の地方に住む貧しい農家の次男などを募った。それで南米に夢を求めて行った。長い過酷な船旅で船の中で亡くなる人もいた。やっと南米についたら約束されていたのとは違って、荒れ地だったり、プランテーションで奴隷のように働かされた。奴隷のような過酷な生活の中でまた多数が亡くなった。
それでも努力して成功する人も多く、勤勉な日系人という評判も得た。
だが戦争になったら、アメリカからの要請で環太平洋を中心に日系人の弾圧が。家や財産を奪われ、ペルー人の日系人数千人がアメリカの強制収容所に入れられた。アメリカの収容所送りになった人は、戦後に日本に送還されたりペルーに戻れなかった人もいるそうだ。

日本がむかし棄民した人達。
一世にはあまりに辛くて体験を話せない人も多いとペルー人から聞いた。
南米ではjapones(日本人)といわれ、日本にきたらガイジンと言われる。

その南米日系人を戦後も、労働力が欲しいときは大量に日本に入れて、いらなくなると追い出す。
日本人の子孫だから、他の外国人移民を入れるよりはマシという発想で、便利な労働力として利用してきたんだろう。

日本人の子孫だけど、日本のパスポートや国籍をあげない。海外なら子孫なら二重国籍で国籍やパスポートもらえる。
日本は日系人を短期労働力として利用する一方でガイジンと差別してきた。





日本のお上や企業や組織などが日本人が嫌がる仕事や危険な仕事を低賃金で外国人にさせる。
自分の会社の利益の為に。こきつかって、景気が悪くなったり事故などがあれば切ればいい。使い捨てにすればいい、という発想。
それが人身売買や奴隷のようなことをうんでるのではないだろうか?

ブラックなことをする場合は人材派遣会社やブローカーなどの仲介を通してるので、なにか問題がおきれば「仲介がやってるから自分達は関係ない」と言い訳できるし。

自分達が「後進国」と思う国の外国人を見下してる差別心があるからなんじゃないかと思う。

日本人が事故にあったら補償金とか訴訟とかめんどくさい。でも外国人なら使い捨てでいいんじゃね、どうせ後進国の外国人なんだし、みたいな。





確かに母国ではいい仕事につけないからお金のために外国に出稼ぎに行きたい人も実際は多い。
欧米人はビザ免除で日本に半年くらいはいられる。滞在期間がきれそうになると、東南アジアに旅行に行きまた日本に戻ってきて何年も滞在してた欧米人達はいた。

日本に思い入れはなく、金を稼ぐためや日本女性がめあての人の中には柄の悪い人もいる。
日本人をだまして結婚して子供をつくって、永住権がとれたら離婚して妻子を捨てるやつもいる。捨てられたかわいそうな日本人の妻子もいる。永住権がとれたら女遊びをしまくったり、歓楽街で自分の店を経営してるオーナーもいる。

歓楽街で遊んでる常連ナンパ師達はたいていビザや永住権持ってる。
そういう不良外国人が多少悪い事をしても、正規のビザがあるから追放されない。だまされて泣いてる女性もいて、ほんとに頭にくる。



日本の歓楽街に遊びに来てる不良の南米人を見て、南米人ってあんな人達なんだ、南米はやっぱり悪いんだ、と思ってしまう人は多いと思う。

しかしあの不良南米人達は、南米に住んでる南米人とはぜんぜん違う。
中南米に行ったら、中南米に住んでる中南米人があまりに日本に住んでる中南米人と違うのにびっくりした。
中南米では女性をリスペクトするし、セクハラとか痴漢とかもほぼない。
でも日本にいる中南米人で歓楽街の常連には、セクハラ男がけっこう多い。日本に来た時はいい人だったのに、だんだん変わる人もいる。日本で悪いことを覚えたんだろう。
そういう不良外国人や、日本で悪いことを覚えて変わってしまった外国人は欧米人などにも多い。欧米人の方が日本でちやほやされるからたちが悪い人も。



犯罪をおこした外国人がいたのに、日本の警察が刑務所に入れないで、国外追放にした事もあった。入管も収容所にも入れずに、「国外追放にしたからいいでしょう」といった。
「逮捕したけど、ね、もう面倒だから、強制送還にしました。」と警察が平然と言う。本人は国に帰って、結婚して幸せに暮らしている。そうした日本の警察や入管のやりかたはおかしいと思う。なぜ犯罪者を野放しにするの?

その一方で、戦争で逃げてきた難民を入管の収容所に長期収容して虐待している。




コロンビア人は短期の観光旅行でもビザがないと成田で入国拒否される可能性があるのでビザをとること、と日本の外務省にも在コロンビアの日本大使館のHPにも書いてある。

お金持ちは違うのかもしれない。コロンビア人のお金持ちには簡単に日本に来てる人達がいるので。
でも一般的に、90日以下の短期の旅行の滞在でもビザが必要と書いてある。

大使館のHPや、ビザ手続きをやる日本のビザ代行会社には、コロンビア人の観光ビザ取得に必要な書類とずらずらと書いてある。

ビザをとるには首都ボゴタの日本大使館に行き、パスポートと国のIDと収入証明書、就職証明書、銀行の残高証明書、旅行の全日程の内容、滞在期間分のホテルの予約票、保証人のサインなどを添えて申請書を書いて提出しないといけない。申請して1週間から1か月はかかる。

日本が大好きで日本の文化を愛し、日本語を勉強して日本に旅行するのが夢というコロンビア人は今多い。
でもビザが大変。
だから日本をあきらめて、ビザがいらない韓国に行ってしまう人もいるんだよね。

コロンビア人へのビザ申請についてはここに書いてある。

「在コロンビアの日本大使館の短期滞在ビザの申請について 」


コロンビアは麻薬国で世界の危険国というイメージが日本で強いからいまだにコロンビア人に対して厳しいんだと思う。
でもEUだってコロンビア人はビザなしで行けるんだよ。日本の外務省は、コロンビアが南米第二の経済国なのを知らないんだろうね。

FARCと和平締結してからコロンビア政府はコカ畑(コカイン栽培地)を伐採してる。去年は5万ヘクタール伐採。
今年10万ヘクタール伐採して廃棄する。
港の取り締まりを強化し、大量に麻薬を摘発してる。マフィアや窃盗組織にもどんどん手入れしてる。もう麻薬と売春婦の国コロンビア、というイメージを一掃したいとがんばっている。







しかも、優秀で日本を愛して日本の為に働きたい、日本に一生住みたい、という人材までも日本は逃している。

日本に住みたいという外国人は知り合いにたくさんいる。
日本カルチャーが流行ってるし、日本のカルチャー好き。日本に住みたいというので、私が日本は不景気だしやめたほうがいいよと言っても、日本に行きたいと言い張る。

私の知り合いで日本に来た人には、いい大学や大学院も出てたり、技能があったり、日本語勉強して日本に来た人も結構いる。

日本はなかなか居住のビザや労働ビザを出さないので、日本を愛してる外国人がなかなか日本に長期住めない。

こんな凋落した日本に、いまどき自分からすすんで日本を愛してるから働きたい、住みたいと言ってくれる人は、奇特な存在だと思うんだけどね。。。。

それに日本の文化や日本LOVEの人は、日本に住んでてもハッピーだし、日本をエンジョイしてる人が多い。

そういう日本LOVEの人達は、私が日本の実情を話したりマイナス面を言うと、「いやそんなことないよ」と日本をかばうんだよ。
そこまで日本を愛してるわけ。



私の友達に、医療が先端の欧州の国の大きな病院の難病の小児科医がいる。
以前は日本の大学病院で1年以上研修もしていた。日本に住んでたし日本を愛していて大の日本好き。日本人の難病の子供を助けたいから日本で医者として働きたい、と希望した。だけど「日本の」医師免許がないとダメと日本から却下された。日本の医師免許をとるのは困難なのであきらめた。
日本は小児科医が足りなくて困ってるし、難病の小児科医は貴重な人材では?




一方で、今ブラックや過労死で問題になってる技能実習生はもちろん日本が公によんでる。技能実習生も人身売買だと海外から批判されてる。けれど日本では合法だ。


風俗などに人身売買をしてる裏の組織や、日本人と結婚させてビザとらせるような違法なところも、ちゃんとした手続きをとってビザを取得してるわけ。
風俗関係の女性向けビザが多いビザ手続き代行の会社もあるそうだよ。複雑なビザ手続きでもそうした組織はちゃんと申請して許可もらう。めんどくさくても、後でがんがん搾取できるからね。
入管も政府もそういう悪質なところにはあまり取り締まりをしないし。
だから入管的には正規のビザを持ってるんだよ。だから合法。


なぜまじめで優秀で日本を愛していて日本の為に働きたいとか日本で一生暮らしたいと言う正攻法で来る人は日本に住むことができず、人身売買と国際的に非難されてる方は合法でいられるの?
おかしくない?


日本があまりにもビザを厳しくしすぎてしまった結果、かえって悪い結果を生んでるような気がしてならない。


ビザを厳しくしすぎてしまうから、めんどくさい手続きのビザを正規で取得する裏組織はいるし、出稼ぎが増えたような気もする。

みんながじゃないけど、なかには柄の悪い人も入ってくるし。


そして逆に日本を愛していて仕事や居住したい人や観光旅行に来たい人が、ビザが厳しすぎて滞在できなくてあきらめたり、日本をやめて他国に行ってしまう原因になってると思う。




しかも日本は、「難民」と「移民」を混同してる人が非常に多い。

英語でいえば 難民 は REFUGEE。
移民は IMMIGRANT。

「難民」 refugeeは
国連のUNGCRの定義によれば、 ” 「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた」人々と定義されている。今日、難民とは、政治的な迫害のほか、武力紛争や人権侵害などを逃れるために国境を越えて他国に庇護を求めた人々を指すようになっている。 また、紛争などによって住み慣れた家を追われたが、国内にとどまっているかあるいは国境を越えずに避難生活を送っている「国内避難民」”もいる。

「難民」は 自分の意志じゃないが、戦争や民族浄化などで国にいたら危険なので逃げざるをえなかった人。

でも「移民」immigrant は 自分の意志で他国に行った人。


難民と移民はぜんぜん違う。


しかも、紛争や民族浄化からやっと逃げてきた難民を、日本は冷遇している。
強制送還したり、入管の収容所に収容して虐待してる。
シリアとかミャンマーのロヒンギャみたいに国に戻せば殺されるのが明らかな場合でも、強制送還したり入管の収容所に入れる。
虐待による自殺や自殺未遂も今相次いでいる。
入管の収容所では持病のあるクルド人難民の女性に薬も与えず医者にも見せないで体調が悪化した問題もある。
なぜ「助けて」と命乞いをしてる難民を虐待するのか? 
せっかく紛争や民族浄化を生き延びてきたのに、日本の収容所で死ぬの?

各国ともそうした「難民」を多数受け入れている。特に先進国は大量に受け入れる。
命が危険で逃げてきた人は保護しなければならない、という人道的な理由からだ。
だが日本は毎年1ケタほどしか認可してない。日本はそれを国際的に非難されてるのに改善しない。


「国際法原則も人権も無視の東京入管の非道! 22歳のクルド難民女性が理由も示されず3か月以上拘束、収容所内で衰弱」











日本は 「難民」を受け入れるのは怖い、「難民」がきたら治安が悪くなる とか言う。
政府も大臣もメディアにも「難民」と「移民」の差がわかってないのを見るとがくぜんとする。どんだけ無知なんだろう。





日本は外国人へのヘイトや差別が多いのも問題になっている。


私が今まで日本在住の外国人からきいた話や、外国人から相談を受けたことではこんなケースがある。


・渋谷警察に日系の南米人が道をききにいったら、道を教えてくれずに「おまえガイジンだろ。不法滞在なんじゃないか? ガイジン登録書だせ」と警官に言われて、犯罪者のような対応をされた、と。

・ブラジル人2人が東京を歩いていたら(確か渋谷)警察に職務質問された。ブラジルは多民族いるので一人が肌が浅黒く、もう一人が白人だった。警察は白人のブラジル人には何もきかずに、肌が浅黒いほうだけに職務質問したそうだ。白人の方が「私は?」ときいたら「おまえはいい」と。

・知り合いの南米人は、警官からよびとめられて「おまえは肌が浅黒いから中東人だろう。テロリストなんじゃないか」と言われた。


・欧米人の女性が道を歩いてたらいきなり男から胸をつかまれて、走り去っていった。
外国人女性にはこういう痴漢被害が多いそうだ。外国人は日本語ができないから警察に行かないだろうとふんで、外国人をねらった犯罪が多いと外国人女性には言われてるそう。実際に警察に行っても相手にされないことが多い。

・ペルー人の男による殺人事件が何件かあったのはご存知だろう。
そしたら日本にいるペルー人や南米人がバッシングにあった。ペルー人は危ない、追い出せ、と言われた。子供が学校でランドセルを捨てられたり、いじめにあった。
日本にいるペルー人達は、ペルー人が犯罪をおこすたびに、自分の子供が危険だと心配してる。

・ペルー人達と私が話していたら、テーブルにブランド物の財布が落ちていた。
ペルー人男性が、「財布がある、これ誰の? 」とまわりにきいてたら、隣の席にいた日本人たちが「おい、おまえ財布を盗んだろ」 「このガイジンはどろぼうだ」と大声でいった。
「違う。盗んでない」と泣き出すペルー人。
私がその日本人に日本語で怒ったら、日本人達がびびってた。日本人に対しては何も言えないんだね。
私がお店の人に財布を届けた。

・ペルー人達がバッグを拾ったら中に財布とかが入ってた。落とした人を探したが、まわりに人がいない。
「どうしよう」と私に持ってきたので、私が「警察に届けたら?」といったら、「君が警察に持って行ってくれ」とペルー人達がいった。
私が「警察まで遠いし、日本語ペラペラなんだから自分で行けばいい」っていったら、
「俺達が警察に行くと、おまえが盗んだんだろ、って警察からとがめられるから嫌だ」って。日系人達も言ってた。




日本では外国人差別がひどいうえ、警察も特に有色人種の外国人に職務質問をすることが多い。

これは人種差別で人権侵害。
海外なら抗議デモがおきてるだろう。でも日本に住んでる外国人は、子供達や他の人もいじめられるかもしれないと心配して、どんなにひどい差別されたり被害にあってもおとなしくしてきた人が多いんだと思う。





データ上ではすでに日本に外国人はたくさん住んでいる。
日本の組織や企業が、日本人が嫌がる職種で低賃金で働く労働力を必要としてきた事も一因だ。


だったら制度を変えて、ちゃんとビザや市民権を与えるようにしたほうがいいんじゃないだろうか。

特に日本を愛してたり、日本で働きたい、日本に一生住みたい、という強い意志を持ってる外国人を受け入れるようにしたほうが、日本にとってもプラスなのではないだろうか?

日本に来たい、日本で暮らしたい、優秀で日本の為に自分の知識や技術を生かしたい、という人を拒否せずに、正規の労働ビザを出したり市民権を与えるという制度に。例としてオーストラリアの労働ビザや永住権の申請システムなども参考にしてみたらいいのでは?

自分達が必要な時だけ短期で低賃金で働かせていらなくなったらポイ捨て、という使い捨てみたいなブラックはもうやめるべきだ。

日本の外務省や入管はまじで考え直した方がいいと思う。
考え方やシステムが悪いため、かえって悪い状況をうんできた。
もう変えた方がいい。






日本が先進国でスゴイ国であり、後進国が憧れてる と思ってる人がまだ多いみたいだけど、もう日本の経済は凋落してると世界からは言われてるんだよ。
今は中国や東南アジアや、南米のほうが景気がいいしね。

しかも少子化で、高齢化だから労働力が少ない。
日本は人口が減っていくし労働力が減るのは明らか。移民を入れないと国力が落ちるのは明らかなのに移民を拒否してると欧米の大手新聞や経済紙にも書かれている。

しかし日本ではガイジンを入れたら治安が悪化する、という人も多く難民の中に武装難民がいるかもしれないという副総理が発言している。だから難民も移民も受け入れたくないと。



でも、外国人をたくさん連れてきたのは、日本の企業や風俗やビジネスや反社会組織だよ。
外国人を安い労働力として一番利用してきたでしょう。
「外国人移民を入れるな」と怒るなら、そうした安い労働力として利用してる日本の企業や組織に怒った方がいいと思う。


日本で外国人が積極的に雇われる場合。
技能研修という奴隷、売春婦、工場での重労働の夜勤、解体現場、介護、コンビニ、ファストフードの深夜シフト、福一の廃炉作業、除染作業など。

移民を入れたくないなら、こういう仕事は日本人がやればいい。



政府もそんなに外国人移民を入れたくないなら、日本人の人口が増えるような政策に変えればいいじゃん。

女性に家事や子育てや介護をおしつけ仕事もして稼げという。保育所不足だし、保育所があっても支払いで給料が飛ぶ。
女性差別やセクハラもパワハラもひどいし、性犯罪にも甘い上、性犯罪被害者をバッシングする。女性差別的な民法も改正しない。戸籍上の非嫡出子などの表記による差別、シングルマザー差別や福祉の削減。
こんな日本では、子供を産みたくない、産みたくても産める状況じゃない女性が多いんだよ。






日本は国連の人権委員会からたくさん勧告されてる。
しかも人身売買の受け入れ大国だと非難されてる。
マネーロンダリングの温床にもなってるといわれている。


こんなんでいいのか???



このごろ海外メディアで報道される日本像。。。

過労死問題、政治スキャンダル(汚職)、右傾化と軍事化、セクハラスキャンダル、女性差別問題や性暴力問題。
もうそれが世界での日本のイメージになっていってるんだよ。


世界で詩織さん事件が報道された。

コロンビアの新聞が今月「日本は性犯罪被害者をバッシングして沈黙させる国」という記事を掲載した。詩織さん事件を始め、被害者の告白が出ていた。
日本は男尊女卑がひどくて、性暴力の被害者の方をみんなでバッシングさせて、他の被害者まで沈黙させてしまう異様な国だと。それについては以前ブログに記事を書いた。

「日本は性暴力の被害者をバッシングし、黙らせる国とコロンビアで報道 」




今度コロンビアに行ったら、コロンビア人からなんて言われるだろう。

人身売買にあってPTSDを抱えた被害者のコロンビア人女性がかわいそうで記事を読んで涙が出た。
日本でひどいめにあって日本が嫌いになっただろう。
日本に到着した当日から怖い人に脅されて売春させられたんだから。
ピンクの桜もグレーに見えただろう。



日本は今も人身売買大国と非難されてる。

そんなことが自分の国で今もおきているとは、ほんとに悲しい。



南米ベネズエラがいま国の危機になってる。
ベネズエラの悲惨な状況をニュースで見て、南米は貧困国だからと思うだろう。
でもベネズエラは違う。リッチな産油国で海外からも出稼ぎや移住者が多かった国だった。

でもチャベスとマドゥロの独裁政権になってから凋落した。国民は飢え医薬品もなくなり、報道の自由も言論の自由もなくなり、弾圧もおき、400万人が国外に逃げた。

あのベネズエラの凋落ぶりを見ると、日本もひとごとじゃないなと危機感がわいてくる。

でもベネズエラのお金持ちは海外に資産を持ってる。
それにベネズエラは二重国籍や複数パスポートはOK。だからスペイン国籍やパスポートを持っててスペインに逃げた人もいる。
それに大陸だから陸路で周辺国に逃げた人も多い。隣国のコロンビアには60万人ほど逃げた。けどコロンビアは昔ベネズエラが大コロンビア時代に国の一部だったという歴史もありHERMANO(兄弟)とよんでおり、特別ビザを出して受け入れている。
それに同じスペイン語圏だから言葉も同じ、食文化なども似てるので、スペイン語圏に行っても仕事は見つかる。



けど日本はどう?
日本がもし恐慌になったり、原発事故がおきたり、政治が悪化して統制が厳しくなったりして、日本にいられなくなったら?
日本は成人は二重国籍を認めずパスポートの複数所持もできない。だから海外に移住しづらい。
日本は島国で海に囲まれてる。もし海外出国禁止になったら、国に足止めされる。陸路で逃げる事もできない。
それに近隣国と関係も悪い。
日本には日本語しか話せない人が多い。日本語しかできない人が言葉が話せない国で仕事を探すのは大変だろう。
外国人へのヘイトも多いし、外国人差別もしてきた。
難民に対して冷酷な態度をとってきた。
日本人がもし難民化したら誰か助けてくれるのだろうか?





「Lo Siento」Super Junior ft. Leslie Grace。歌詞全訳。ラテンとK-POPのコラボ。

ラテンの歌手Leslie GraceとK-POPのSuper Juniorがコラボした「Lo Siento」がリリースされました。

Super Juniorは日本でも知られてるK-POPのスター。

Leslie Graceはドミニカ系アメリカ人のラテンの歌手。



ラテン音楽とK-POPのコラボは世界で初の試み。

世界でいま人気のラテンダンスミュージックと、世界でもブレイクしてるK-POPがミックス。

世界中の音楽市場に向けて発信する為につくられました。

全米ランキングでもこの曲が上位にあがってくるだろうと全米ヒットチャートのビルボードは予想してます。










まずはその新曲「Lo Siento」を見て下さい。



「Lo Siento」 Super Junior ft. Leslie Grace








タイトルの「Lo Siento」はスペイン語。
意味は「ごめんね」。


Leslieが出てくるまでは普通のK-POPで韓国語で歌ってて英語がちょっと入ってる。

1分10秒過ぎにLeslieが出てきたら、いきなりスペイン語でラテンが入る。
Leslieは黒人系の女性。

Leslieはスペイン語で歌っていて、Super Juniorは韓国語がメインだが、サビはスペイン語も少し入ってるし、ところどころに英語が入ってる。


この曲だったら、ラテンのイベントでかけてもいいな。
私はラテン音楽のDJなんだけど、今までラテンのクラブでK-POPがかかることは絶対にありえませんでしたが、この曲ならイベントやクラブによってはかけられそう。



この曲はなんと、韓国語、スペイン語、英語 の3か国語の歌です。





歌詞を和訳して動画にしました。

こちらをご覧ください。



「Lo Siento」 歌詞和訳    (by Dia Feliz)






歌詞は韓国語とスペイン語、それに英語が少し入ってます。

私はスペイン語と英語は話せるんですが、韓国語は話せない。
韓国語から日本語に和訳してるサイトがありましたが、和訳されてるのは韓国語の部分のみでした。
でも韓国語を英語とスペイン語に翻訳したサイトや動画があったので、そちらを参考にしました。

この歌のすべての部分を和訳してあります。

(私はセリフがでてくるように口に合わせて字幕をつけたため、ラップの所は字幕が出るのが速いから、見損ねた人はもう1回見直してくださいね)




Lo Siento はスペイン語で ごめんなさい、もうしわけない、という意味。
自分が悪いと謝罪する言葉です。

super juniorのファンなら、「sorry sorry」の曲からきてるのがわかるでしょうが。

lo siento, lo siento 「ごめんね」「ごめんね」 と歌の中で何度も繰り返してます。
しかも女性の歌うパートばかりだから(Leslieの)、スペイン語の歌詞のとこに「ごめんね」がいっぱいでてきます。

スペイン語圏の人からすると、 なんでそんなに謝ってるんだろう? と不思議に思うと思います。

英語圏もそうだけどスペイン語圏でも、悪いことをしたときしか謝らないです。
自分が悪いと認めたときに謝るので。

それにLo Sientoは、もうしわけない という謝罪の言葉です。

ラテンの歌で 「Lo siento」というタイトルの曲や、歌詞にも「lo siento」とでてくるときは、ほんとに謝ってる。
たとえば浮気をしたり裏切って恋人や奥さんに逃げられて(捨てられて)「ごめんなさい。許して」と謝ったり、「君を傷つけてほんとにごめんね」と泣いて謝ったりするときです。

日本人は「すみません」「ごめんねー」としょっちゅう使うし、物を落として拾ってもらったときも「ありがとう」じゃなくて「すみません」って言う人が多いですよね。

私は韓国語はほとんどわからないけど、たぶん韓国も日本と似てて「すみません」「ごめんね」って軽い感じで使うのかな?

その辺の東アジア的なカルチャーを、ラテンの人がこの歌で知ることになるかも…??





Leslie Graceはドミニカ系米人で(米生まれ米育ち)で、ラテンのシンガーです。
バチャータからラテンPOPSやレゲトンまでいろいろ歌えるし、ダンサーでもあります。作曲もしてるそう。






Leslie Graceは、両親がドミニカ人。
(ドミニカとはカリブにある島国で、キューバの隣の島がドミニカ。ドミニカの隣は米領のプエルトリコ。)
レスリーはドミニカ系移民の子で、米のNY生まれのフロリダ育ちの米人です。
英語とスペイン語のバイリンガル。


Leslie Graceについては、詳細な情報をまとめました。
これを読めば、Leslieの事が全部わかる!

「Leslie Grace まとめ。若きラテンの歌姫」





私はLeslie GraceのSNSをフォローしてるんですが、3月に彼女がいきなりSNSにチマチョゴリを着た写真を出して「ソウルなう」って書いたんですよ。
(これはチョゴリにスニーカーはいてるから、本人が笑ってる写真)










他のチョゴリ姿







これはなんとハングルでツイート。







3月にツイート見てビックリ!
なんで韓国にいるの?
なぜ日本に来ないの?

って思ったら最近、K-POPのsuper juniorとコラボした曲がもうすぐリリースされますよってteaserがでて。

あー だからソウルにいたのか とわかりました。

だからこの曲が出るのが楽しみだったんです。


数日前に曲がリリースされたと速報を見たのですぐきいたのですが、一発で好きになりました。
曲も買ったし、はまってきいてます。



K-POPファンにはもちろん話題沸騰。


(あ、多分K-POPファンの方もこれ読んでくださってると思うのですが、私はK-POPには詳しくなく、ラテンの音楽側からこの記事を書いてるのでその点はご理解下さい。)



Super Juniorもこの曲のPRをツイート。








この曲のプロデューサーで曲のアレンジもしたのは、ラテン系アメリカ人のPlay-N-Skillzです。
ミュージックビデオの後の方でキーボードとか音楽機材でプレイしてるグラサンの2人組がビデオに出てくるでしょう。
あの人達がPlay-N-Skillzです。
南米ベネズエラ人とアルゼンチンの混血でアメリカのテキサス生まれの米人の兄弟のデュオ。
ヒップホップのラッパーでもありグラミー賞受賞歴もあります。



Play-N-Skillz がこの曲のサウンドを作ってる作業様子









Leslie Graceは前にもPlay-N-Skillzの曲を歌っています。
そして今回も一緒に「Lo Siento」に参加しました。






「Lo Siento」は、普通のK-POPソングと違うでしょう?
ラテンのリズムが入っててラテンポップス系になってるんです。
だからラテンのトロピカルなフレーバーが強い曲に。


それに特にレスリーがスペイン語で歌ってるパートとダンスしてるところをよく見て、きいてみてください。
ラテンは前ノリじゃなくて後ノリなんです。
1拍めが強いんじゃなくて、あとのほうにアクセントがつくんです(リズムもダンスも)。



曲の作成には Play-N-Skillzはもちろんですが、歌ってるLeslie Grace と Super Juniorの Heechul と Eunhyu も参加していてクレジットに名前が入ってます。



今世界で大人気のラテン音楽。
去年はラテンの「デスパシート」が世界を席巻しました。
他にもJ Balvinの「Mi Gente」やMalumaやNicky Jamやシャキーラの「bicicleta」などかなり流行りましたよね、日本でも。


ラテンが世界でキャッチーで大人気だし、韓国でもラテン音楽がいますごい人気があるそう。

一方で、K-POPも米や中南米でけっこう人気があります。
K-POPのアーティスト達は全米ツアーもしてるし、中南米のツアーもしています。
K-POPは世界的に人気になってるそう。

super juniorも中南米7か国をまわるツアーをこれからする予定。



今世界で一番キャッチーなラテンのダンスミュージックやレゲトン、そして世界でブレイク中のK-POP。

このK-POPとラテン音楽をコラボさせて、世界に売り出す為にこの「Lo Siento」がつくられました。


ラテン音楽とK-POPがジャンルの垣根を越えてコラボしたのは、これが初めてだそうです。


アジアにはラテン音楽を広め、スペイン語にK-POPを広めて、音楽マーケットを広げる効果もあります。


この曲は「デスパシート」みたいに世界的なヒットをめざしてるようです。




リリースされた日には、世界各国でツイッターのトレンドワードランキングの上になり、
リリース日(4月12日)にいきなり iTunesの売り上げで、24か国で1位になったそうです。








ラテンの歌姫レスリー・グレースは、こんなに遠くまで旅をしたのも初めてだったし、K-POPとラテンのコラボという新しい試みに参加できてうれしい。すばらしいプロデューサーと韓国のアーティストと共演できて光栄だと語っています。




レスリーはインタビューで、

“I believe there’s a special beauty about music’s power to bring people of all cultures together.”

(音楽が持つパワーという特別な美が、世界の人々のあらゆるカルチャーを一緒にすると私は信じてる)


と語りました。

これはすばらしいですね。


音楽によって、言葉もカルチャーもこえてみんなが一緒になれる!




レスリーとSJがダンスの振り付けで練習してるところ。








それから、Super JuniorのファンやK-POPファンの方は、私が和訳した歌詞の内容を見てセクシーすぎるとびっくりしたかと思います。

ビデオには、女性とベッドに倒れこむシーンや、ベッドに寝ている女性のシーンも出てくるし。


でもこれはラテンの音楽やミュージックビデオでは普通なんです。

歌詞にもビデオにも、ラテンのセクシーさが入ったんですね。

SUPER JUNIORは、こんなにセクシャルな歌やビデオは初めてだそうです。



ほんとにラテンの曲は、このくらいのセクシャルな歌詞の内容はよくあります。
ラテンではおとなしい方のサルサとかバチャータでもセクシーな内容は結構あります。
レゲトンはクラシック(10年以上前の昔の曲)だとかなりエッチな歌詞やビデオが多いです。

ラテンの歌詞には、きざでロマンチック表現もめっちゃ多いです。
ラテンの人達は、ロマンチックな表現はリアルの生活でも言うんですよ。

日本人や韓国人にはなかなか言えないような。。。





今回一緒にコラボするために、レスリー・グレースとSUPER JUNIORは話し合いをしたそうです。

「SUPER JUNIORは私にとてもやさしくてすばらしい人達だった。彼らと一緒に仕事をできてとても楽しかった。」

「今回SUPER JUNIORと一緒に作品を作れたことで、彼らからK-POPのダンスのムーブメントを学ぶことができた。(ダンサーの私としては)新しくて経験だったしすごい糧になった。それに私がラテンのダンスのムーブメントを見せるとSUPER JUNIORのメンバーたちが、そのダンスいいね、とほめてくれた」

「短い韓国滞在だったけど、私は少し韓国語も覚えたのよ」

とレスリーは語ったそうです。

言葉も文化も違うけれど、お互いに教えあって、すごいいい経験になったというLESLIE GRACEとSUPER JUNIOR。








レスリーが出身のアメリカだけではなく、ラテンアメリカでもかなり大きな音楽ニュースとして報道されています。


中南米のニュースから紹介します。


「韓国のSUPER JUNIORが歌詞の一部をスペイン語で歌っていることにびっくりした。
K-POPはかなりアーバンミュージックが盛んでヒップホップも盛んだし、今回はラテン音楽の精神もちゃんと取り入れていた点が素晴らしい」


「K-POPは世界の音楽市場をどんどん征服しており、世界中の若者達に人気になっている。
SUPER JUNIORも世界で人気のスターだ。」

「K-POPとラテン音楽の非常によいコラボの曲が生まれた。」

「K-POPは韓国語でわからなかった人にも、やっとスペイン語が入って曲の意味がわかるようになった。」

「きっと中南米やアメリカのヒスパニックにも大流行するだろう」

「中南米にいるK-POPファンは大興奮している。」



私も中南米人による反応をネットでいろいろ見たのですが、

中南米人のK-POPファンは今まではK-POPファンだとまわりに公言できなかったり、曲かけても言葉がわからない曲といわれることもあった。でも今回の「LO SIENTO」の曲でやっと自分の友達にもきかせることができるようになった、といってました。
スペイン語で歌ってくれた曲がリリースされて非常にうれしい、という声も多いです。


SUPER JUNIORはこれから中南米7か国ツアーをするそうですが、この曲になったら会場が大合唱になると思いますよ。

中南米人はコンサートやライブで大合唱するんです。
私が中南米でコンサートやライブに行くと観客が大合唱して歌手の声がきこえなくなるくらい。
だからやっとみんなで歌えるようになったと喜んでると思います。


それから中南米人がなぜ
「今までK-POPファンだと公言できなかったけど、やっとこの曲で言えるようになった」といってる人が多いかを説明します。

中南米には日本のアニメやJ-POPやコスプレやアニソンなどのサブカルチャーのマニアがいてOTAKUといわれてます。
日本のオタクとは違って、日本のサブカルチャーのマニアという意味です。
そのOTAKUには韓流が好きな人も多い。
最近は、日本のではなくていきなり韓流のファンになる人も多い。

でもまだそういうOTAKU達は主流ではないし、一部のファナティックな(熱狂した)マニアというイメージで見られることも多いと、中南米人のOTAKUの友達が言ってました。

だからOTAKUや韓流ファンはファン同士で集まってわいわいキャーキャー騒ぐけど、他の人達はそういうのに興味ない。
アニメのNARUTOとかはわかるけどね。

5年前にカンナムスタイルが世界で流行った時はラテンアメリカでも大ヒットしたけど、歌詞が韓国語なので歌えなかった。

いまやK-POPはアメリカ大陸(北米とラテンアメリカ)で流行ってきています。

でもK-POPのどのグループのメンバーのだれだれが…というコアな話になるまわりはついていけない。
それに歌詞が韓国語。
だから今までまわりにこの曲はいいんだよと友達にきかせたり、SNSでシェアしづらかった。

けど今回スペイン語の「LO SIENTO」が出た事で、ラテンの曲が入ってラテンの歌手も入って、スペイン語も入ったから、他の人に見せやすくなった。
友達にもきかせられるし、SNSでシェアしたり、フィエスタでこの曲をかけて踊ったりしやすくなったということです。
一挙にみんなのパブリックになった感じ。
わかりますかね?


全米ビルボードもこの曲は全米ヒットチャートの上位に入ってくるだろうと予想してるし、誰もが耳にするだろう、ポピュラーなものになったということです。
世界のマーケットに売り出す曲なので。




ここで、ラテンアメリカのスペイン語圏での反応を見てみましょう。

ラテンアメリカ人(スペイン語圏)のビデオを見たリアクションの動画です。


これを見ると、レスリーが出てきてスペイン語になると、反応が変わるのがわかりますよね?
スペイン語がでてくるとノリノリになって踊ったり一緒に歌ってる。

スペイン語で歌われてるので意味がわかるし感情をこめてきいたり踊りやすいといってますね
super juniorが momento とか lo siento とかスペイン語の単語だけ歌ってるところにも「オー」と反応してます。
スペイン語があちこちに入ってる所が素晴らしいって言ってます。

ラテン音楽だわ、レゲトンみたいでいい、とか。
ラテンのリズムに反応してる。

途中変な顔になったのは、女性がレスリーかと思ったら韓国人女性と急に入れ替わるのでちょっと混乱したようです。
あとsuper juniorはなんで今回は変な衣装を着てるんだろうとも言ってました 苦笑。

みんな 「すごいよかった」 「すっごい大好き」と好評です。


彼女たちがいってるスペイン語の言葉ですが、連発してる言葉をちょっと説明しとくと、



「メ エンカンタ」(me encanta) →  「大好き」。  英語でいうと「I love it ! 」。

「メ グスタ」(me gusta ) →   「好き」 I like.

「ボニート」 はbonito  →  男の人に対して「かわいい」

「グアポ」 (guapo) →  イケメン

「エスパニョール」 español  →  スペイン語。

「カンタ (または カンタンド)エン エスパニョール」 ( canta(ndo) en español) → スペイン語で歌ってる

「ラティーノ」 latino  → ラテンの

「リツモ ラティーノ」 ritmo latino → ラテンのリズム

「スーペル ラティーノ」 super latino → めっちゃ ラテンの

「カンション ラティーナ」 cancion latina  → ラテンの歌

「イングレス」 ingles → 英語

「コレアナ/ コレアノ」 coreana/coreano → 韓国の(韓国人の、韓国語の)



各ビデオとも前置きがあるので、音楽ビデオのリアクションは途中からです。


このビデオは2分10秒から






こちらは1分30秒から






こちらは 1分10秒から






こちらのビデオは3分半から




たとえばSIWONという人 GUAPO (グアポ)っていわれてたけど、イケメン っていう意味です。
私もこの人が自分的にはイケメンと思ったけど 笑。




あと、この人が出てきたら、ビデオで笑ってますが、セハス、セハスって笑ってて、セハスっていうのはスペイン語のまゆげです。
「なぜまゆげをああいう風に動かすのか?」というのかとスペイン語圏でかなり笑われてます。


あの歌のスペイン語の空耳のビデオでは、まゆげを動かしてるのがドアップで編集されてました。
このビデオはかなり閲覧数が多いんですが、「Lo Sientoを 我々はどう理解してるのか」というビデオです。言葉などからいってメキシコ人かメキシコ系米人だと思います。K-POPのファンですね。





まゆげをぴくぴくっと上下させてますよね。
あれって日本でもそうだけど、嫌な人に対してやる「なにこいつ?」みたいな動作じゃないですか。
それで爆笑してるんです。




これらのビデオをあげてた人はたぶんもともとK-POPファンだと思います。
うしろにポスターがあったり、メンバーの名前を知ってたりするので。





今は歌がリリースされたばかりだからまだK-POPファンのビデオばかりだけど、もうしばらくしたら一般の中南米人達の感想や反応がたくさんでてくるかと思います。


この曲をリリースしたSONY MUSIC(米)のツイッターには曲をきいた人から感想が書き込まれてました。



「A mi novio no le gusta el K-pop pero esta canción le encanto!!
私の彼氏はK-POP嫌いだったんだけど、この曲は好きだって言ってくれました」

「すごいノリがよくていい曲。きいてたら思わず踊りだしてしまいました」

「すごいいい曲。2018年の大ヒット曲まちがいなし」

などの感想が(スペイン語)。






K-POPの歌手は英語話せる人が多いから英語では歌える人がいますが、スペイン語はいないですよね。
だからラテン歌手がコラボしてスペイン語の歌がリリースされたのは、スペイン語圏にとっては大きなニュースなんです。

スペイン語が公用語の国は世界で20か国ありますが、実はスペイン語人口がメキシコに次いで2番目に多い国はアメリカなんです(5600万人)。
アメリカにはスペイン語チャンネルのテレビ局やラジオ局もあります。



この曲の歌詞を和訳しながら、これはちょっと「Despacito」の歌詞に似てるなと思いました。
向こうは男性による一方的な歌だったけど、こっちは男女のかけひきになってる。

(※ちなみに「despacito」の歌詞の和訳も以前しました。
私の和訳がエッチすぎると結構言われました。が中南米人にきいてみたら私の訳で合ってるそうだし、そういう歌としてスペイン語圏ではとらえられてるそう。ということでそういう歌なのです)


「Despacito」 Luis Fonsi ft. Daddy Yankee 和訳 by Dia Feliz







レスリー・グレースはドミニカ系米人です。
両親がドミニカ人で米移民。彼女は移民2世でNY生まれ。

ドミニカは日本では野球で有名よね。
ドミニカはラテン音楽とダンスではバチャータとメレンゲの国。

ドミニカ系アメリカ人のラテンの歌手では、バチャータのRomeo Santos, Prince Royceがいます。
米のラテンのアイドルグループのCNCOのメンバーのrichard camachoもドミニカ系です。


Leslie Graceは同じく米生まれで米育ちのラテン系の歌手Becky G(メキシコ系)、Camila Cabello(キューバ系。メキシコ混血)などとともに、いま全米ヒットチャートや中南米で人気の若手歌手です。


Leslieはもともとはバチャータが多かった。
最近はレゲトンやラテンのダンスミュージックなどが多めです。
彼女は歌唱力があるし踊れるしなんでもこなせる。
ダンサーでもあり、作曲家でもあり、ミュージシャンでもある人です。




Leslie Graceの他の曲のおすすめ

これはレゲトンのNoriel(プエルトリコ人)との共演のレゲトンの曲です。


「Duro y Suave」 Leslie Grace ft. Noriel







ラテンの歌手についてですが。

ピットブルやジェニファー・ロペス、Camila Cabello、CNCO、LESLIE GRACEなどはみんなアメリカ人。
でも血はラティーノス(ラテン)です。

生まれは違うけどアメリカベースで活躍してるラテン歌手も多いです。


全米ヒットチャートの総合ランキングも、去年は「デスパシート」が史上最高の連続1位を記録し、歴史的な大ヒットになりました。

去年はコロンビアのJ BALVINの「Mi Gente」も全米ヒットチャートの上位に。

Camila Cabelloは映画ワイスピの曲をpitbullやJ Balvinと歌ったり最近は来日して日本のテレビにも出たし、日本でも結構人気ありますよね。Becky Gも「mayores」とか日本でかかってます。
ラテンの女性歌手といえばジェニファー・ロペスやシャキーラで40代。
20代の若手の世代の歌手としてはLeslie達が人気です。
LeslieやBeckyやCamilaはレゲトンも歌ってるけど、レゲトン歌手じゃないです。彼女たちについては前にこのブログで紹介してるので前の記事を見て下さい。


Leslie GraceとBecky Gについて書いたこのブログの記事

「ラテン系米人アイドルのレゲトン Becky GとLeslie Grace」




Leslie GraceとBecky Gが歌ったレゲトンの曲


「 Díganle」  Leslie Grace, Becky G








また、中南米でK-POPが流行ってる件ですが、

私は2010年からメキシコやコロンビアなどで韓流ドラマがTVでやっていたり、TVでK-POPの一時間番組やってるのを見ました。
メキシコではK-POPのアイドルの写真やグッズが売られていたり、韓流ドラマや映画のDVDも売ってます。

日本のOTAKUフェスタ(日本のアニメなどのサブカルチャーの巨大フェスタ)にメキシコシティで行った時は、私がまったく知らないK-POPの若い男の子たちのグループが歌ったんですが、若いメキシコ人の女の子が殺到してすごかったです。


コロンビアもテレビでK-POPの番組やってるし、ずいぶん前にコロンビアの首都ボゴタでコロンビア人によるK-POPの歌のコンテスト(のど自慢)がありました。

2012年に私が書いた南米でK-POPが流行ってるレポの記事。

「南米でK-POP」


なんとキューバでも韓流ドラマをテレビでやってたし、キューバで2013年当時一番流行ってて町でいつも耳にしていた曲はカンナムスタイルだったのにはびっくりしました。
キューバってサルサやルンバのイメージでしょう?
キューバは情報統制が厳しく言論や報道の自由もなく、テレビは国営放送しかない国なのに。


キューバでカンナムスタイルが一番人気だったというレポは2013年に書いたこの記事。

「キューバはサルサの国じゃなかった」


私はキューバにいた時に、ハバナのクラブでDJをやってるキューバ人の友達(音楽はEDMなどのエレクトロニカ系)に
東方神起の「WHY」をきかせたら 「かっこいい!」と気に入って何度もきいてました。



中南米での韓流ファンですが。
もともとはもともとは世界で日本のアニメが有名で日本のアニメ、コスプレ、J-POP、ビジュアル系バンド、ゴスロリのファンが多かったんです。
日本のサブカルから韓流ドラマやK-POPを知った人も多いそうです。

日本のサブカルチャーのマニアはOTAKUといわれているんだけど、日本のDVDや商品って中南米で手に入りにくいんですよ。
ファンはティーンエイジャーとか若い子が多いのでお小遣いをためて、オリジナルの日本のを欲しいんだけど、売ってない。

日本のが手に入りにくいけど、韓国は海外ですごい進出してて、韓国はK-POPや韓流ドラマを海外にがんがん輸出してたので、テレビとかでもK-POPや韓流ドラマがたくさん流れて、グッズやDVDとかも韓流が圧倒的に手に入りやすいんですよね。
メキシコはコリアンタウンもあるし。
メキシコの国際フェスでは日本のブースはぜんぜんやる気なかったのに、韓国のブースはK-POPや韓流を前面に押し出して観光PRとかもやってました。

で、日本のOTAKUから韓流ファンになった人も多く、そのうち韓流がメインになったり。
最初は日本語を勉強してたのに途中からハングルに変えた知り合いもいます。

それに日本は南米コロンビアとかにビザが非常に前は厳しかったのでコロンビア人は韓国に旅行してました。
韓国に旅行する中南米人も増えたし、私の知り合いは韓国に住んでます。

だから私は、日本ももっと海外に進出しないと、韓流にまけるよって8年前から言ってるのに、全然やる気ないから、政府もPRしてる韓流が世界のマーケットで拡大したという感じがします。
韓国はダンスも音楽もドラマもレベル高いしね。

日本も音楽やドラマやいろんなもので世界ともっとビジネスできたのに。ダンスや音楽(J-POPじゃない音楽)では結構レベル高いのに。「日本スゴイ」番組つくってる間に、K-POPは世界の音楽マーケットで活躍するようになっちゃいましたよ。




私はK-POPは東方神起や2PMの曲は何曲か知ってます。

東方神起はヒップホップも踊れるしラップのキレもいいから、ラップのキレがいいレゲトンのDaddy Yankeeとかとコラボしたらいいかもしれないですね。

韓流が世界にどんどん進出していってるので、ラテン界とも手をつないで新しい音楽をつくりあげていってほしいです。




<追記>

4月20日から27日まで、アルゼンチン、メキシコ、ペルー、チリで南米ツアーを開催。
レスリー・グレースとPlay-N-Skillzも参加。

コンサートは夜からなのに、熱狂的な現地のファンが朝から会場前に並んだ。



●メキシコでのコンサートがメディアに取材された動画。
メンバーたちのインタビューもあり。





メキシコのコンサートのチケットは一番いい席で18000円。
チケットは完売。





●これはチリでのコンサートの様子。
「LO SIENTO」を歌ってる。





ファンがみんな合唱してるのがわかりますか?


●メキシコのTVにSJとレスリー・グレースが出演。
これはリハーサルだと思うが、レスリー・グレースがTVのアナウンサーに振り付けを教えてる。








<追記>
5月5日

●MTV MIAW (MTVのラテンアメリカでの若いミレニアム世代向けの音楽賞)で、K-POPの部門ができました。
K-POPの受賞曲を選ぶ視聴者からの投票受付。



●全米ヒットチャート ビルボードの記事より。


https://www.billboard.com/articles/columns/latin/8454527/leslie-grace-interview-super-junior-collaboration


「LO SIENTO」のビハインド・ザ・シーンをレスリー・グレースにインタビュー。

要約すると


この1か月の音楽界で最大のコラボのニュースは、このラテンとK-POPのコラボだ。
音楽のジャンルの垣根を「LO SIENTO」が越えた。

「Super Juniorがスペイン語のラテンのアーバンミュージックを歌いたくて英語と韓国語でスペイン語タイトルの曲を韓国で作った。それをアメリカのプロデューサーPlay-N-Skillzに持ち込んだ。
コラボするラテン歌手として今人気のレスリー・グレースを抜擢。
韓国語、英語、スペイン語の3か国語話者に協力してもらって歌詞のスペイン語の翻訳を作成。
メロディもラテンスタイルにアレンジしてみなで作り上げていった。」

レスリー・グレースは
「Super Juniorの中南米ツアーにPlay-N-Skillzと参加した。K-POPとコラボしたのは初めてだし、この曲をK-POPファンの前でライブで初めて歌った。ラテン歌手の彼女のキャリアに新しい局面だった。Super Juniorファンはこの曲のおかげでラテン歌手の自分も受け入れてくれた」と。

「韓国は兵役があり、SJは兵役の2年間のブランクを乗り越えて活躍してるのは驚きよね」とレスリーは語った






<追記>


●メキシコ人による
ストリートで「LO SIENTO」を踊ってみた。

けっこううまい。





レスリー・グレース役のロングヘアの女の子、脚が内股になってるのがおもしろい。
普通ラティーナ(ラテンアメリカ人の女性)は内股じゃないので、たぶんこれは韓国人の女の子のしぐさをマネてるんだと思います。




●私がいたコロンビア。

なんと2011年の映像ですよ。
7年前だけど、コロンビアでもずいぶん前からすでにK-POP流行してたのがわかるでしょう。

首都ボゴタが一番K-POPが盛んだけど、ボゴタはコロンビア国内では一番ダンスが下手な地域と言われてる。
ダンスが一番うまいのは私がいたカリ市なんです。


カリ市のK-POP。。。。

2011年にカリ市であったK-POPダンスコンテストの様子。

こんなコンテストがあったとは。


さすがカリ、うまい。
けどカリはプロダンサーが多い街なのでプロダンサーたちがでてきてたらもっとすごかったと思いますが。








これもコロンビアで2011年にあったK-POPダンスコンテストの予選。


次のはカリのチーム。準決勝に進んだが、決勝に進めず。







2011年のコロンビアのK-POPダンスコンテストの決勝に進んだのはこのメデジン市のチーム。






● アルゼンチン


アルゼンチンの女の子達。
一人アジア人がいますが、アルゼンチンは移民国で日系人もいるし韓国系もいます。







アルゼンチン人の男の子たち








<追記>


中南米ではK-POPをみんなでストリートで踊るのをやってて、動画があがってます。

早押しクイズ的に各曲をランダムにかけたらそれを速攻で踊るゲームみたい。



これはブラジル。







これはコロンビアの首都ボゴタ。














このように中南米にもたくさん中南米人のK-POPファンいるんで、日本のK-POPファンとつながって友達になれるといいですね。








改正風営法とクラブ

風営法は以前は昼間のダンス教室でも規制対象でした。
しかし2016年に改正。


「風営法が改正されて、これで風営法からダンスがなくなった」 

と思ってる人が多い。
 

けどそうじゃなかったんですよ。


クラブもダンスも「深夜営業」ならまだ風営法の対象なんです。


改正後にすでに警察の摘発や立ち入りがきた店もあります。



「風営法は深夜の ”クラブ” だけが対象」 と思ってる方。

改正風営法では、 「深夜の遊興」 というくくりになりました。

遊興とは、警察の運用基準によると、 ライブ(歌、バンドなど) やショー、カラオケ(ボックス以外)、演芸、スポーツ観戦させる店、 など幅広い業態が対象だそうです。


今年、東京の有名クラブの蜂が風営法で摘発された事件がありました。
クラブ界の反響は非常に大きかったです。

しかし改正風営法を理解してない、または改正風営法を読んでない人がクラブ界に想像以上に多い事に驚きました。

「風営法が改正されてクラブやダンスはもう風営法から外れたと思ってた」 と言ってる人はクラバーだけではなくクラブ界にもいました。


風営法の話なんてうざいと思う人もなかにはいるのかもしれません。


けど自分達が踊ったり、イベントをやったり、DJしてる店がもしなくなったら悲しいですよね。

「自分達が当事者なのに危機感があまりない人が多いような気がする」と懸念してるクラブ界の人もいます。


摘発されてからあわてても遅いし。


今年に入ってから警察が「東京」で風営法の摘発をした。
しかも摘発されたのは、比較的おとなしい店。
もっとひどい店がたくさんあるのに。

クラブの蜂を摘発し、たんなるバーのGERONIMOに立ち入りがきたことは、もしかして他の店への警告の意味もあるかもしれません。

まず、クラブ関係者は改正風営法と特定遊興について早急に読んだほうがいいと思います。


といってもなにを読めばいいの?
なかなかわかりやすいサイトやまとめがない、という声が。

そこで私が知ってることをまとめてみました。参考までに読んでみてください。



ということで、 今回は改正風営法について書きます。









<改正風営法のポイントまとめ>





●「深夜」(0時以降)の営業かどうかが問題。

深夜0時前なら、ダンスもクラブも風営法の許可なしで営業できるようになった。



●風営法からクラブやダンスが外れたわけではない。 

「深夜営業」なら、クラブもダンスも「遊興」として風営法の規制下にあるそう



●クラブ以外の「遊興」も深夜営業なら規制対象に

ショー、ダンス、ライブ、演芸、カラオケ(ボックス以外でカラオケの設備がある)、ゲーム、スポーツ観戦をさせるバー … 
など幅広いものが深夜営業なら「特定遊興」の許可が必要になってしまったそう。




●特定遊興の許可がとれるエリアが、びっくりするほど狭い。

条例などに定められたエリア内のみが特定遊興の許可をとれる。

住所で見るとエリア内にあっても、学校や病院や住宅のそばは不可、などいろんな条件がある。
繁華街の中心なのに、エリア圏外の店もあるのでイメージで判断できない。
旧風営法で3号や4号を取得できたエリアも、改正風営法で圏外になったところもある。
改正前よりエリアがかなり狭くなった


●特定遊興許可を取得してないとエリア内でも違反

自分の店がエリア内にあっても、特定遊興許可をとってないと合法にはなってない


●自分のイベントが終電前の早い時間でも、その店が深夜営業で特定遊興にあたることをさせているなら、店が風営法違反で摘発される可能性もあるそう。






早い時間のダンスやクラブ営業は認めるから、その代わり深夜営業については前より厳しくするよ、


という感じらしいです。







<改正風営法について>



改正風営法でダンス規制がなくなったと勘違いしている人がまだ多いです。
改正風営法後に 「風営法からダンス規制がなくなったってニュースで見たよ、おめでとう」と私は多くの人から言われました。


改正で、ダンスが規制から外れたわけじゃないんです。

午前0時までならダンスもクラブも風営法の許可はいらないです。
けど午前0時以降もダンスさせてるなら特定遊興の許可が必要になりました。



改正風営法後にすでに全国でクラブが手入れされてはじめてるそうです(ジャンルは様々)。
地方の方が手入れが多いと言う話もあります。
このままではクラブがなくなってしまう県も出てくるかもしれない、という懸念もあると風営法に詳しい弁護士さんの記事が出てました。


今年の1月に有名なクラブ 青山の蜂が摘発されて経営者ら3人が逮捕されてクラブ界は大騒ぎになりました。

けど「蜂はいいクラブだったのに」「蜂のオーナーはいい人なのに」という話が多い。

蜂は有名な音箱です。
音箱(音楽好きが集まるお店)で、東京のクラブでおとなしい方だと思います。


音箱といわれるクラブは、クラブに悪いイメージがあった人もびっくりするかもしれない位おとなしくなったクラブが多いと思います。

でもいいクラブだろうが、経営者がいい人だろうが、警察から見れば違反は違反なのです。
蜂がある場所は青学のそばで、そこは特定遊興のエリア圏外なので風営法許可をとれないからです。
深夜0時までの営業ならOKですが。



しかしもっと深刻なのは今年の2月に六本木のバー GERONIMOが風営法で摘発されたことです。

GERONIMOはクラブではなくバーなんです。
しかも六本木交差点に立ってるビルの2階にあります。
私も以前一度行った事があるからわかるけど、バーです。

警察が立ち入りにきたときに、「BGMに合わせて客が肩を揺らしていただろう」。
だから違反だと。
DJもいないしDJブースもないしダンスフロアもない、たんなるバーで、改正風営法の「特定遊興」にあたる要素がないのにです。

六本木には他にたくさん深夜に躍らせてたり、道路に客がたむろってるようなクラブやバーがあるのに。
このバーを摘発するなら、六本木の多数のお店を摘発しなきゃいけなくなるのではないかと思うのですが。

けどGERONIMOは外国人客が多くて日本人には行ってる人が少ないからか、蜂ほど話題になりませんでした。


GERONIMOの摘発の記事はこちら。

「無許可でダンス」警察が有名バー立ち入り 風営法の拡大解釈に経営者は反発 」

(※注: のちにGERONIMO は警察の指導で「NO DANCING」の掲示をはらされました)。




クラブやクラブ関係者達が心配なので、私はこうやって注意を喚起しています。
クラブ関係者、DJ、クラバーの人達がもし警察に行くことになったら大変だから。

そして後世に負の遺産を残さないようにする為です。



私は2年前まではクラブDJやってましたが、タバコの受動喫煙で喘息になったのでドクターストップで、今は日本のクラブではDJできなくなりました。
(自分で完全禁煙のイベントをオーガナイズして、そこでDJやってます。が、クラブには踊りにも行ってません。海外はOK)




私には関係ないよ。

でもあなたには関係ある話なのです。





下記に 改正風営法についてもっと詳しく解説します。







<旧風営法>


前の風営法は、

もともとは昭和23年にできました。
敗戦直後に、当時流行っていたダンスホールでダンスの相手になって売春していた女性達がいて、売春を取り締まるために風営法ができました。
当時のダンスは男女で踊るペアダンスだったので、2016年までの旧風営法ではペアダンスが特に標的になってました。


ー 音楽をかけてダンスをさせてお金をとる営業は時間に関係なく対象だった。昼間でも。

ー DJは「音楽をかけて客を躍らせた」という罪に問われた

ー 男女のペアダンスは 公序良俗を害し青少年の教育に悪い ということで、社交ダンス教室やタンゴやサルサのレッスンまで規制対象だった 

など。

詳しくは旧風営法を読んでみて下さい。

(下に私が旧風営法時代に書いた過去記事のリンクがあります)。


        ↓       ↓        ↓



<改正風営法>


ダンス規制に反対する運動が大きくなったこともあり、風営法は2016年に改正されました。




① 深夜営業でなければ(夜0時まで)、 ダンス、クラブ、ライブハウスも風営法の許可はいらない。


② 深夜営業の場合は、「特定遊興許可」 が必要に。

深夜0時以降に営業をするなら、「特定遊興飲食店営業の許可」が必要になった。

深夜に、
酒類を提供し、 
設備を設けて客に「遊興」させる店
が対象。


「遊興」とは?

「遊興」とは、営業者側の積極的な行為によって客に遊び興じさせること

とある。


具体的な定義が明記されてない




●「遊興」の風営法の運営基準としては、

ー ショー、ダンス、演芸、その他の興行を見せる、またはさせる
ー 歌を歌う、バンドの生演奏などをきかせる
ー ダンスをさせる
ー のど自慢大会、ゲーム、競技 などに客を参加させる
ー カラオケ装置を設けて歌わせる (カラオケボックスは除外)
ー スポーツ観戦をさせる(スポーツバーなど)

などがあるそう。

詳しくは、警察庁の風営法解釈運用基準を見て下さい。





ダンスをさせるクラブは特定遊興なので、深夜営業には「特定遊興許可」が必要。




④特定遊興許可がとれるエリア

深夜営業を認めた代わりに、深夜営業できるエリアが非常に狭まった。
前に風営法の3号や4号をとっていたお店でもエリア圏外になってしまった所がある。

特定遊興の許可がとれるエリアは 驚くほど狭い。

各都市の条例で定められたエリア内のみ特定遊興の申請ができる。
エリア内であったとしても、病院や学校や住宅(マンションなど)のそばはダメ、など予想外に狭い。繁華街の真ん中にあってもエリア圏外の店もある。

自分の店がエリア内なのか確認すること。



⑤特定遊興許可のエリア内にあるか外にあるかでの対処


●エリア内

弁護士や行政書士に相談して、特定遊興の申請をして許可されれば合法的に深夜営業ができる。


●エリア外

店がエリア外なら特定遊興の許可がとれない。

深夜営業をあきらめる


店をエリア内に移転して、特定遊興の許可をとるか。






<FAQ>


●クラブやライブハウスは?

深夜営業じゃないなら(0時まで)、許可はいらない。



● レンタルスタジオやレストランなどでのダンスやライブイベントはどうなるのか?

→ 深夜じゃなければOK



● 自分のイベントは終電前に終わるのだが、店が深夜営業をしている

→ 自分のイベントが早い時間でも、店が深夜営業をしていて深夜に特定遊興にあたることをしているなら店は特定遊興許可が必要。

店が特定遊興をとってなければ店が摘発される可能性あり。



●通常は終電までの営業。 でもカウントダウンやクリスマスなど一年に1度か数度だけ深夜イベントをする。

→ 深夜をはさんで2日間にわたる場合は特定遊興許可が必要みたい(要確認)。
巨大フェスは特定遊興をとった模様。



●DJバーはどうなるのか?

→ 特定遊興の定義が明確じゃないので、DJが音楽をかけていて客は踊ってないDJバーが合法なのか違法なのかわからない。

ただし麻布警察管轄では、DJいないのに店内にDJブースがあるということで摘発されたバーがある。








<改正風営法によるメリット>

改正風営法により、以前は風営法で規制されていたペアダンスが対象から外れました。
旧風営法では昼間の社交ダンス教室や、タンゴのミロンガ、サルサのレッスンまで対象だったのが、改正によりレッスンやイベントできるようになりました。

(←ただし午前0時まで。 深夜0時過ぎる場合は風営法対象になる)


今までは風営法のグレーゾーンで摘発をおびえていたのですが、深夜じゃないなら堂々と合法で営業やイベントを開催できるようになりました。


私がいるサルサ界(ラテン音楽とラテンダンス界)は男女ペアで踊るので、前はびくびくしてました。
改正風営法でほんとに助かりました。



知り合いのラテンのクラブは、前の風営法で警察の立ち入りがありました。
店は繁華街のどまんなかにあったけど、改正風営法で特定遊興のエリア外になりました。
そこで許可エリア内に店を移転して新装開店しました。
オーナーと話したら、これでびくびくせずに深夜に営業ができる、もう許可があるからね、と満足そうに言ってました。


風営法に準じたエリアで設備や照明を決められたとおりにし、特定遊興許可をとれば深夜にクラブを合法で営業できるようになりました。

これからオープンを考えている店には特に朗報だと思います。








<改正風営法の問題点>



①特定遊興の定義が明確じゃない

改正風営法では特定遊興の定義が明確ではないので、どこからどこまでが遊興にあたるのかがよくわからない。

実際は、管轄の警察署の現場の警官の判断にゆだねられてるのが現状である。
今後拡大解釈される可能性もある。





② 許可エリアが狭い



特定遊興をとれるエリアが異様に狭い。

各都市の条例で定められているエリアにある店しか特定遊興の申請ができない。
エリア内でもそばに病院や学校や住宅(マンションなど)がない所などの条件がある。
繁華街の中心にある店でも、エリア外という所もある。

許可エリアには地価や家賃も高い所もあり、移転するならお金がかかる。


一方、夜に人がいないエリアなら(たとえば湾岸の倉庫街や山の中など)迷惑がかからないから営業してもいいかというと、騒音問題はなくても特定遊興のエリア圏外なので営業ができない。

(←改正風営法は騒音問題だと言う人がいるけど、人がまったくいないところでも禁止なのが変ですよね)。


それからこれは聞いた話ですが、風営法でクラブが規制されてるときいて、賃貸してくれるところが少なくなったり、クラブと分かったら大家から断られたり、急激に賃料をあげられたケースもあるとか。





③許可をとるのにコストがかかる

家賃が高いエリアに移転して、お店をつくりなおし、お店のオープンの宣伝をしたり集客しなしたりかなりお金がかかる。それに新規開店しても客が戻ってくるのに時間がかかることも。

特定遊興をとるのに、弁護士や行政書士代、それに申請費がかかる。

大箱にとってはたいした額かもしれないけれど、小箱には厳しい金額。
今まで特定遊興をとった店は有名店や大箱(巨大クラブなど)が多いらしいが、小箱にとっては死活問題。





④管轄警察により差がある



今までのところ摘発が一番厳しいのが東京の麻布警察。六本木など。

渋谷警察と原宿警察が次。

地方も手入れが入ってるそう。
許可エリアは条例によるが、地方は許可エリアが狭くエリア圏外になる店が多いところもある。




⑤現場の警官の判断にゆだねられてる


取り締まりが管轄の警察署により違うし、実際は現場の警官の判断にゆだねられているそう。
警察の立ち入りがきた店によると、風営法を警官が把握してなくて風営法と違う事まで言われた、とのこと。





⑥風営法の摘発で繁華街の景気がピンチに


90年代までに比べると、摘発が始まった2000年代から現在に至るまで東京の繁華街はかなり活気がなくなり人出が減ったそう。

一番摘発が激しい六本木は、立ち入りでクローズした店もいままで結構ある。

全体的に昔より六本木は人出が減ったので、実際売り上げががた減りしてると六本木に店がある人からきいた。
全体的に経営が苦しくなった店は多いそう。閉店する店も増えてきたらしい。

六本木は昔から外国人が多い歓楽街。
本当はいま日本にはたくさん外国人観光客が押し寄せているので、六本木にたくさん外国人がきてもうかるはず。
だがあまりにも警察が手入れしたので、口コミで六本木の評判が悪くなってしまったそう。
外国人が六本木に行きたがらなくなった。
それも店の売り上げが激減した理由の一つなんだそう。



ちなみに2017年の日本の飲食店の倒産件数は707件で過去最多だった。
前年よりも150件増加(26.9%増)し、負債総額は359億1900万円(34.1%増)となった。

お酒を出す店は0時までの営業だと経営が苦しい。
ただでさえ、みんなお金がないから外飲みや外食を控える人が多くて、夜の飲食店の売り上げがよくない。

そこに風営法の摘発の打撃。
店にとってはかなり苦しい。





⑦外国人観光客やW杯や五輪の客の受け入れ先がない

外国人観光客が近年急増しており、来年はラグビーのワールドカップ、再来年は東京五輪があるのに、その観光客が夜遊びに行くところが少ない。

東京は終電や終バスも早く、 NO DANCINGと書いてあるクラブやバーが多く、夜遊びがつまらない都市と外国人からいわれている。


他のアジアの国や世界の都市は、巨大クラブが観光スポットになっており大きな利益を生み出している。
クラブやクラブ街がガイドブックにものっている。
リゾートにパーティアイランドもあるし、各都市にはクラブ街がある。

共産国のキューバでさえクラブが観光産業。
中国だって巨大クラブがすごいもうかってる。

それに比べたら日本は歓楽街やクラブは悲惨。





⑧DJのイメージ悪化


風営法でクラブが摘発された事件があると、テレビのニュースにDJが警察に連行されていくシーンがうつり、DJの名前が出る。
クラブを知らない人にとっては、それは非常に鮮烈なイメージ。
クラブやDJは悪いんだ、反社会的なんだ、というイメージを持つ人もいるかもしれない。


他の国では有名DJには年に何十億円も稼いでいる人もいる。
巨大フェスもたくさんある。

しかし日本のクラブシーンは摘発と不景気で委縮している。
日本のDJ達は大変。
音楽かけてるだけなのに、「音楽をかけて客を躍らせた事が罪」と旧風営法でいわれた。
DJは「音楽をかけ客を躍らせた罪」で風営法に違反してる人達、 というイメージも与える事に。


他の国ではクラブ産業が観光産業で、巨大ビジネス。
DJは五輪の閉幕式に出てきたり大きな存在。

でも日本ではDJだけで食べていける人はほーーーーんの一握り。
他の国のDJは音楽に没頭できるのに、日本では風営法問題など音楽以外のことにふりまわされている状態。



改正風営法で手入れされた店のオーナーによると、

警察が手入れにくると 「DJは? DJいるだろ。どこにDJいるか?」とまっさきにDJを探し、
DJがいなければ 「DJブースあるんだろ」と店内を捜索されたそう。

改正風営法で摘発された店も、警察の手入れではまずされたのが「DJブース」の有無だと言っていた。
DJを警察に連行するのは、風営法の違反の生きてる証拠がDJになっているからだろう、とのこと。

改正風営法後も、警察はDJを理由に店を手入れしている。
なぜDJが違法の証拠になるのか?

日本ではDJが違法扱いされている。
将来は完全にDJを合法にすることが必要で、合法になれば日本のDJの社会的な立場も上がるだろう、
日本ではDJはアングラでうしろめたい存在にされてしまった感はある。
…と改正風営法後に摘発された店主が話してくれた。


クラブビジネスの売り上げは海外では大きい。
日本もダンスや音楽では世界でもレベルが高い人がたくさんいる。
海外のようにDJ達がフェスやクラブなどで堂々とビジネスできるようになったら、その利益は各商店街や歓楽街の景気や観光産業にも活気を与えると思うけどね。





⑨特定遊興の拡大解釈が広がってる


六本木は取り締まりがあまりにすごいので、特定遊興にあたらない店まで怖がって特定遊興の許可をとりはじめているそう。

店のバーテンがただBGMとしてCDをかけてるだけのバーも、特定遊興許可をとった。

別のバーは(DJブースもなく音楽もかけてない)ただのバーなのに、特定遊興の許可をとったとのこと。

それでもまだ特定遊興をとれた店は六本木では数えるほどしかない。

特定遊興でもなんでもない店が特定遊興をとると、そういう前例ができると、「あの店もとったんだから他の店もとれ」といわれてしまう。

実際に警察の裁量で拡大解釈されて取り締まりの範囲が広がっていってることが六本木では懸念されている、と六本木に店を持つ人からきいた。






そして今年の2月に六本木のバー、GERONIMOが風営法で摘発されました。

実はGERONIMOのオーナー田中さんは、ラテン(サルサ)のクラブで日本で一番老舗だったSUDADAの元オーナーです。

風営法の摘発がひどかった5-6年前、SUDADAは風営法で閉店しました。
SUDADAが閉店した時は全国のサルサ界に大きな衝撃が走りました。
サルサ界では六本木がサルサのメッカで、サルサ界のレジェンドだった老舗店がなくなったからです。
SUDADAがクローズするさよならイベントでは店がぎゅうぎゅうになるくらいファンが多数詰めかけました。

元SUDADAは六本木の別の場所に移転し、名前もPARAISOと変えました。
しかしPARAISOも警察に摘発されて、DJとともに警察に拘留されたそうです。
昼間や早い時間の営業にしたり子供向けイベントもしましたが、警察の指導が悪化。
のでラテンのクラブ(サルサバー)をやめてしまいました。

その後同じ場所でVIVOという店にして、ラウンジバーに変えました。
でも改正風営法後に警察がきました。その時は客も少なくDJもおらず誰も踊ってませんでした。客はまばらでただ飲んでるだけだったそう。
しかし警察が店内を調べて「DJブースがある」ということで摘発されたそうだです。
それでVIVOもクローズして、SUDADAの痕跡がなくなって、サルサ界の伝説のクラブが消滅したのです。

(今SUDADAというサルサバーが六本木にありますが、あれは店の名前とロゴをパクっただけの別の店です)。


このクラブSUDADAは、私が最初に行ったラテンのクラブで私も非常に思い入れがあります。

元々は日本に住んでいた中南米人が、日本に住んで働く他の中南米人が週末にはラテンの音楽を聴いて踊ったりして週末を楽しめるように開いた店です。
その後、オーナーが変わって手入れがあった時のオーナーは日本人(GERONIMOのオーナー)の田中さん。
店の内容は変わってないので、風営法の手入れが激化した2010年前後という時期が悪かったのでしょう。

大リーグの中南米人の選手達や大使館員たちも来ることもあったし。
夕方6時頃からレッスンをして、仕事帰りの人達がテーブル席で南米料理を食べ飲んでいました。
サルサは比較的年齢が高いので、このクラブは30代以上が大半で中年が圧倒的に多かったです。
この店はサルサなどが中心で、とっても大人な店でした。


でも警察の度重なる手入れでDJまで拘束されたので、SUDADAは完全になくなってしまいました。
オーナーはDJが入るバーやクラブはもうやってません。
今は普通のバーだけです。
風営法については非常に詳しいし、店の経営にも注意をはらっています。
なのにそのオーナーが経営する六本木の交差点にあるただのバーGERONIMOに、2か月前に警察の立ち入りがあったのです。

GERONIMOはエリア内だし特定遊興許可をとろうと思えばとれるけど、普通のバーが特定遊興とってしまうと前例をつくって他のバーもとらなきゃいけなくなるから、田中さんはあえて許可をとらなかったそうです。

バーが風営法の特定遊興の違反なら、全国にあるバーだって違反になると思うけれど。

遊興がないバーなんだから、蜂の摘発よりもGERONIMOの方がケースとしてはずーーーーっとやばい。




⑩ 法の拡大解釈


特定遊興の範囲が広い方が、特定遊興をとらなければならない店数が増える。
特定遊興の申請料も増える。

バーが特定遊興の摘発されたなら、いったい「特定遊興」ってなんなのだろう。
どこからどこまでが「特定遊興なのか」というのがわからなくなる。

バーGERONIMOの摘発でなにが特定遊興なのか私も混乱してしまった。

特定遊興の定義が明確ではないので、拡大解釈されていっている懸念が。







<特定遊興をとればOKなのか?>


大箱大手のクラブ、大きなライブハウスや巨大フェスなど資金があるところはさっさと特定遊興許可ところが多いそう。

でも問題は中小の店。
エリア内に店があって許可とりたくても面積や照度などの条件をクリアしないと申請できないので、改装しなきゃいけなかったり、
エリア外にあるなら店を移転しないといけない。
コストがかなりかかる。

申請するなら弁護士や行政書士に依頼するし、特定遊興の申請費もまとまった額のお金が必要になる。

ただでさえ経営が厳しい中小の店にはそのお金をねん出するのは大変だし、もし許可とっても借金がかさんだり、移転先に客がくるかわからないし、経営が苦しくなりつぶれてしまう店もでてくるかも。

特定遊興をとったことで出てくるマイナス面もあるので、店によっては特定遊興をとった方がいいとは一概にいえないそう。







<クラブ界への不安>


「自分は踊りに行っても終電前に帰るから大丈夫」とか、「自分の開催するイベントは日中や夕方だから大丈夫」と言う人もいますが、その店が深夜0時すぎに遊興にあたる営業をしていたら店は風営法の対象になります。

「うちの店は繁華街の真ん中にあるから大丈夫」という人もいますが、たとえ指定エリア内だったとしても隣にマンションなどがあって指定エリアから外れてる店も結構あるんです。

それにエリア内にあっても許可をとってなければ風営法違反のまま。


みんなただでさえ生活が苦しくなってお金がないといい、外飲みや外食する人も減り、週末の夜に遊びに行く若者も減っているので、風営法の摘発で歓楽街がまじでシャッター街になる可能性もあるでしょう。

海外から帰ってくると日本の街も繁華街も暗いと思うしクラブ界も活気がないと思います。








<ペアダンスであるサルサと風営法>


ペアダンスが旧風営法の対象であってシングルダンスは関係なかった、 という議論が最近再燃してるようです。


読んでいるとペアダンスの件で誤解もあるようなので、私が踊っているサルサで説明したいと思います。

旧風営法のときに、風営法のダンス規制に反対する全国的な運動がおきました。
改正嘆願の署名を一番集めたのが、サルサ界なんです。
あのとき風営法の改正運動に関わった人達には、「サルサ界にはお世話になった」と言う人が多いです。


私が踊っているサルサのダンスは、ラテンのペアダンスです。
サルサは60年代にNYででき、日本には90年代の前半に入ってきたので、社交ダンスとは違います。
ラテンといってもいろいろあって、サンバなどのブラジルの音楽とダンスはポルトガル語で別ジャンル。
アルゼンチンタンゴも別ジャンル。
でもサルサのクラブでは、スペイン語圏の音楽だけです。
サルサ、バチャータ、メレンゲ、レゲトン、ピットブルなどのラテンのダンスミュージックだけかかります。

ペアダンスは旧風営法では一番のターゲットでした。
”男女のペアで踊るダンスは、享楽的な雰囲気を出し青少年の教育に悪い”という理由からです。


サルサのクラブは2000年代の半ばから警察に手入れされて、多くのクラブがクローズしました。
一番の老舗だった名店もたびたびの摘発でクローズ。
ラテンのクラブは、他のジャンルとは違って2000年代の後半に一番店がなくなりましたよ。




サルサってなんだろうと思ってる人が多いと思うので、ここでサルサのビデオを載せときます。



これは日本人のサルサの女性の先生の動画です。
旧風営法の時にレッツダンスのトークショーなどに参加してた先生。








これは私がやってたコロンビアのカリのスタイルのサルサ。
(私はサルサの為にコロンビアにいたので)






今世界でラテンが大流行してます。
去年流行った「デスパシート」とか今流行ってるJ BALVINとかMALUMAやDON OMARなどのレゲトンも、私がいるこのサルサ界のラテンのクラブでかかるジャンルです。



前の風営法では”男女のペアダンスが公序良俗に反している”という事が重要なポイントだったので、社交もサルサ(ラテン)もアルゼンチンタンゴも、昼間のダンス教室やダンスレッスンでさえ風営法の規制対でした。

しかしペアダンスの中で、社交ダンスは例外でした。
社交ダンスは自民党の議員に社交ダンスをする議員が何人かいたのでその議員に陳情して、1998年に社交だけ風営法を一部改正してもらったそうです。
社交ダンスの団体が行う試験に合格して認可された教師のみ風営法の認可を受けてダンス教室が開けるようになりました。
でも認可がない教師は合法ではダンス教室がひらけなくなり、認可されたダンス教室以外でのダンスイベントなどは風営法の対象のままになってしまいました。
社交ダンス界には、妥協したことで社交ダンスは公安の監視下に入ってしまった、と言う人もいるそうです。


ラテンのクラブはすでに2000年代に手入れがすごかったんです。
サルサは六本木がメッカでラテンの有名クラブは六本木に集中してます。
六本木のサルサのクラブは2000年代の中頃から手入れが激しかったです。

私のブログの過去の記事を見てみると、2006年に六本木などにあるサルサの有名なクラブの何軒かに警察が手入れにきています。
2011年から13年に激化して、老舗店を含めいくつものクラブがクローズしました。

2007年から2009年には特に中南米人が多く来るラテンディスコは全国的に大半が手入れされてクローズしました。
住宅地から離れたところにある超ローカルなラテンディスコに私がいた時に、警察が来たこともありますよ。

そこで2010年代にサルサの多くのイベントが公民館に流れました。
公民館でのイベントは、改正風営法になった現在でも流行っています。

(でも厳密には公民館でも、料金を徴収してたので、改正前はまだグレー状態だったと言われています。
地方の公民館の高齢者向け社交ダンスサークルが、風営法に反してるということで公民館のレンタルを断られた事もありました。)

その辺については、ブログの過去の記事で説明してるので読んでください。
当時の状況が分かると思います。

2006年の記事。

「クラブ消滅の危機」


2012年の記事

「ダンス全般が風営法違反だって。公民館レッスンさえ」


「風営法の標的はペアダンスだった」




旧風営法のダンス規制とそれによる警察の取り締まりが2011年から13年位に激化して、全国でたくさん摘発されました。
そこでクラブ界やダンス界から抗議運動がおこりました。
風営法から「ダンス」を外してほしい、というレッツダンスという運動です。

サルサ界はペアダンスだったし、すでに2000年代から摘発きてたので非常に危機感が大きかったです。
昼間のレッスンでも違法と言われたので。
そこでレッツダンスにサルサの大きな団体であるサルサホットラインが参加し全国組織なので全国から署名を集めました。サルサのインストラクター達も生徒達によびかけた。
その他、ネットや店頭で見て署名したサルサ愛好者たちもたくさんいます。
全国組織で動かせるところが他のジャンルと違うところかな。

そのレッツダンスの運動の時にサルサのインストラクターなどの一部に、社交ダンスの全日本ダンス協会連合会で行うダンス教師資格試験にサルサも入れてもらうように陳情しようという話で盛り上がっていました。
もう陳情していくとサルサ団体やサルサ関係者の上の人達が書いたりトークショーで話してました。

私が反論して、
「サルサを社交のダンス連合に入れてもらったとしても、その試験に合格できない教師はもうダンスを教えられなくなる。
それにサルサのインストラクターの半数は外国人で日本語が読めない。どうやって試験を受けるのか。外国人インストラクターを排除することになる。
またラテンはサルサ以外に、バチャータやメレンゲやレゲトンもある。ヒップホップのようなレゲトンはどうなるのか。
社交ダンスは妥協して認可を受けたので公安の監視下に入ったと言っていた。サルサもそうなれば、自分達の首をしめかねない。妥協じゃなくて、ダンス規制を外してもらわないといけないのではないか」と意見。
そう反発したせいで、当時は批判されました。



改正運動のおかげもあり2016年に風営法が改正されました。

午前0時までなら、ダンススタジオやレストランやクラブや公民館をはじめとしてレッスンやイベントやクラブで踊るダンスは、合法でできるようになりました。

サルサのイベントやレッスンは終電前のものが大半なので、インストラクターやオーガナイザーは助かりました。
深夜0時までに営業が終わる店や場所でイベントしてる人も、もう風営法におびえる事はなくなりました。


でも、サルサバーやサルサのイベントやってる店には、深夜0時過ぎにも営業してる店がまだほんの少しあります。
レストランやバーなどを借りてイベントやる場合も、0時過ぎに遊興にあたる事をやってる場所は特定遊興にあたるそうです。

だからペアダンスは風営法から外れたけど、深夜にダンスやライブをやれば特定遊興の対象になってしまう。
まだサルサは風営法の対象から完全には外れたわけじゃないのです。



※それからこれは風営法の話であり、騒音や迷惑行為など他の法律や条例で規制されてる話は別ですよ。
”風営法では”、ダンスやクラブやライブは深夜0時までは合法という話です。
深夜12時前だとしても、騒音で近所から通報される可能性はありますよ。







<クラブ界のコンプライアンスの確立の必要性>


クラブが摘発されたというと「クラブは犯罪の温床だからしょうがない」と世間から言われます。
クラブはドラッグや、酔っぱらいのけんかなどのトラブルが多いし、店の前にたむろってるやつらがいるし、治安を悪くする、というイメージが世の中で強いです。

昔と違って、今のクラブ、特に音箱といわれる音楽好きが集まるクラブは店が自主的にIDチェックをしていたり、音箱はおとなしい店が結構あります。

お店の騒音で周辺の住民に迷惑かけるのはよくないですよ。
特に住宅街にあるクラブは周辺住民が困ってるところもあります。

酔っぱらいが暴れてけんかなどのトラブルが店内でおきれば、客もDJも怖いです。

けれどそういうことは、刑法や条例で取り締まれること。
風営法で取り締まる内容ではないと思うのですが。

悪事をした人は警察がどんどん捕まえればいいと思う。
警察はもっと歓楽街をパトロールしてほしいと思います。




私はメキシコとコロンビアに以前住んでました。
中南米のクラブはセキュリティがめっちゃ厳しかったです。欧米もIDチェックや荷物検査あるけど、中南米はそれ以上に厳しい。
エントランスで男女に分かれて荷物と身体検査(空港みたいな)。女性はブラの間まで調べられる。
クラブ内にセキュリティがあちこちに立ってる。
クラブによってはトイレにもセキュリティがいる。

そしてセミプライベートなソファ席がたくさんあって、グループやカップルごとにソファ席に座らせて担当ウェイターがつく。客には全員分席があるクラブが多いです。
自分の席には他の人は座れないし担当のウェイターいるから置き引きもない。けんかや痴漢や酔っぱらいが暴れるトラブルもドラッグも見た事がないです。
もしトラブルがあれば多数のセキュリティがすぐ取り押さえるし、警察もすぐくるそう。


コロンビアやメキシコはクラブの自警がすごい。それに警察が歓楽街をパトロールしてます。
危険国だからしょうがないと思うでしょうが、今はコロンビアは治安が飛躍的に改善して観光都市になってます。

でも中南米では警察や警備が厳しくすることにより、犯罪の抑止効果に重点を置いてます。
警官が街や各駅を警備するし、クラブは自警がすごいので、セキュリティが高いから安心して客も遊べるしスタッフも安心して働けるのです。





一方日本は…

私は日本の歓楽街の方が私がいた中南米より怖い。
六本木は深夜から早朝のトラブルが多いです。
早朝に駅まで向かってると、酔っぱらい同士のけんかとかよくあるし。

自分も六本木で置き引きにあったり店内で勃発したけんかの人があたって負傷した、などのトラブルに巻き込まれた事が何度かあります。でも警察に被害を届けに行っても被害届を受理されたのは置き引きの1回のみです。
「六本木は治安が悪くて、拉致られた女の子だって結構いる。こんなとこに来る方が悪い」と警察に言われました。
犯人を見たと特徴を言おうとしても「あーいい。どうせ捕まらないから犯人について言及しなくていい」とまで。


クラブが摘発されたときの摘発理由でよくいわれるのが、クラブのせいで町の治安が悪化するということ。

でも警察はクラブの風営法の手入れには多数の人員を割いてるくせに、歓楽街の深夜にパトロールをしてる警官をほとんど見ないんですが。
みなが安心して歩けるように、もっとパトロールの人員を増やして警備してもらいたいと思います。

東京はテロ対策強化中ですし。


日本は「誰でもよかった殺人」が多くて性犯罪も多いし、海外から危険視されてる側面もあります。


イギリス政府による日本への渡航安全情報には、


”六本木や歌舞伎町(新宿駅周辺)などの東京のエンターテイメント地区は、特に夜間に犯罪のリスクが高い地域。
クラブやバーでの飲酒、クレジットカード詐欺、恐喝、強盗、暴行、性的暴行などの外国人に被害が多数報告されている。
アルコール度が高い酒を飲ませたり、酒に薬を入れて昏睡させ、目を覚ましたらクレジットカードに多額の請求がきていた被害も多数報告。ドリンクに薬混入して昏睡させる強盗が相次いでるので、ドリンクから目を離さないように。
ぼったくりバーに拒否してスタッフやドアマンとけんかになったイギリス人もいる。
また日本の歓楽街の路上には客引きが多く、売春婦と店の客引きがいる。客引きに誘われてバーやクラブに行ってぼったくり被害にあう人も続出している。」

と日本の治安について注意を喚起しています。

上でわかるように日本の治安についての注意の大半が歓楽街での犯罪なのですよ。
あとは性犯罪と痴漢が多いと最初に注意喚起されていますが。




警察は、風営法ではなくて、テロ対策とか犯罪の取り締まりの方を強化してほしいと思います。



中南米の、特に首都は警察の警備が厳重。
特別な時期や大イベントがある時は、武装警官や軍人まで警備に出てくることもあります。
治安が悪いからだろうと思うでしょうが、中南米はこのところ好景気で治安も劇的に改善した国や都市が多いんです。

中南米では、警察の姿が街のあちこちにあることが犯罪の抑止力になってるんですよ。
警察が守ってくれるという安心感を市民にも与えますし。
コロンビアはあちこちに防犯の為に警察が設置した監視カメラもあります。


中南米から日本に戻ると警官がかなり少ないと思います。
特に繁華街はぜんぜん見ない。
制服が地味でガードマンより目立たないから、どこにいるかもよくわからない。でもほんとにいない。


日本の歓楽街に警察の姿が常時あるだけでも犯罪の抑止になるのに、と思います。


歓楽街が危ないとか、クラブが治安を悪くしてる、と警察が言うなら、ぜひ警察が治安を守ってもらいたいです。
そしてクラブでの犯罪行為(けんかや痴漢やレイプや窃盗やドラッグなどの犯罪)がもしおきればどんどん捕まえてほしい。
みなが安心して遊べるように。



そしてクラブ自身ももっとセキュリティを強化すべきだと思います。
クラブによっては独自でセキュリティを雇ってるというけど、中南米のセキュリティと違ってプロじゃないし(中南米は警備員に元軍人や警官も多い)、「なにかトラブルにあった時にも対処してくれない」という批判の声が客から結構あります。
つけまわされて困ったり、痴漢されたから「助けて」とセキュリティに言ったのに、セキュリティが何もしてくれない、と私に助けを求めてきた女の子達もいましたよ。
客から助けを求められてるのに動かないのは、セキュリティがアマチュアだから、そして店でトラブルがおきたのが警察沙汰にならないようにもみけそうとする体質が強いからだと思います。


また、爆音が外に漏れてたり、酔っぱらい客が店の前にたむろってるような店もあります。


クラブで痴漢されたとか他の客からしつこくつけまわされて困ったという女性客が頻繁に出る店もあります。
女性スタッフやDJへのセクハラもあります。
セクハラや性犯罪問題は放置していると、そのうち告発されるかもしれません。
それにもともと風営法は、ダンスクラブでの男女の接触を取り締まる法律だったことをお忘れなく。


そういうことに対して、クラブ界で厳しくて自浄しなければなりません。
これじゃ客もDJも安心して過ごせません。

痴漢や迷惑行為する人は最低でも出入り禁止にすべきだし、悪質なら警察を呼ぶべき。

今のままじゃ、なかなかクラブのイメージはよくならないし、世間からの理解も得られないと思います。



クラブ界はコンプライアンスがない業界。
クラブに遊びに来る客が安心できるように、クラブ界で働く人たちも安心して働けるように、業界でちゃんとコンプライアンスを確立すべきだと思います。

一般企業はコンプライアンスを確立し、コンプライアンス研修をして社員に徹底させてます。
クラブ業界もコンプライアンスを作って、全国の各クラブの上層部に研修したり、中小の店にも徹底したらどうでしょうか。


コンプライアンスやセキュリティがしっかりして、客も安心でき、スタッフやDJ達も安心していられるようなところになれば、警察に目をつけられる事が減ったり、警察から何か言われても「いや、ちゃんと対策してるしトラブルおきてないですよ」と胸をはって言えると思います。








<改正風営法の規制緩和のアイディアとしては>



今の状況の改善の為のアイディアを考えてみました。



●ナイトバスを出すか終電を遅くする


よく六本木などの歓楽街で見るのは、始発前の酔っぱらい同士のけんか。

日本では終電を逃すと朝までいなきゃいけなくなるし、日本人はもともとアルコールに弱い人が多いから、朝までオールで飲みまくってべろべろに酔っぱらう人が多い。
酔っぱらい同士のけんかなどトラブルや犯罪などもおきることに。

それに朝に歓楽街にうろついてる酔っぱらいが、朝学校に行く児童と出くわすのも問題だと言われています。

そんなに深夜の治安が重要なら、朝まで歓楽街にいさせないで早く帰せばいいと思います。

クラブにきても疲れて、2時位には帰りたいとか眠いと言ってる人が多い。 朝までオールするのが辛くてクラブに行かない人もいます。

お店の側では、0時までの営業だともうからずに経営が難しくなる店が多い。
でも2時位には従業員を帰したい店もあるそうです。

クラブのDJは自分のまわす番が終わっても電車がなければ朝までいなきゃいけなくなります。


外国人には日本の終電が早すぎると文句言ってる人が多いです。
ナイトバスもないし、タクシーは高すぎる。
海外ではナイトバスや終日地下鉄が走ってる都市も結構ある。もしくはタクシーが安いのでタクシーで帰る人も多い。
外国人観光客は日本で夜を楽しみたくても夜の交通がなくて断念することがあるそう。

それは日本人だって怒ってること。
帰りたくても終電が早いので盛り上がってきた頃に帰らなきゃいけないし、駅まで走っても終電を逃す事もある。タクシーは高すぎてムリ。


金曜日と土曜日だけ電車を深夜2時まで運行するとか、都バスや市バスの深夜運行をするとか(ナイトバス)、他のバス会社と契約して夜行バスを出して東京と近県の大都市行きにして、夜2時位には帰れるようにすればいいと思います。
自分の住んでる近くの都市からならタクシーで帰れる人もいるから。

朝までオールしなくていいようにするためです。
朝まで飲ませなければ酔っぱらいが減り、酔っぱらいによるトラブルが減って警察も楽になるはず。






●深夜営業をあきらめる



特定遊興許可をとれないエリアに店があり、移転して許可をとるお金もなく、特に警察の摘発が厳しくなってるエリアにある店は、心配でしょう。

黙って続けてればいいじゃん、という声も多いけど、警察が来たらクローズに追い込まれる危険性もあります。

改正風営法のエリアを拡大するなど改善を陳情する手もありますが、それには長い時間かかるでしょう。
その間に手入れが来たら怖い。

小箱は古くからもファンが多いところもあり、ここがなくなったら泣く、という人も多いでしょう。


その対策としては今の間は深夜営業をあきらめる、こともあるかと思います。

深夜営業が可能になる時がくるかもしれない。
それまでは深夜に「遊興」にあたることはやめておく、ということです。

私は旧風営法の時にも同じことを書きましたが、旧風営法のときは9時台など早い時間も警察の手入れがありました。旧風営法では、営業の時間は関係なかったからです。

でも改正風営法は深夜営業が対象なので、深夜に営業しなければ違反になりません。

クラブは深夜にやるもんでしょ、深夜営業しないと経営やっていけない、深夜じゃないとクラブカルチャーじゃない、と深夜にこだわる人は多いです。

けど、ほんとにクラブって深夜じゃなきゃいけないんでしょうか?

ロンドンかな、朝会社に行く前に踊るパーティが以前ありましたよね。


私はハウスやテクノのクラバーだった時は、早朝起きてクラブのアフターアワーズに行って昼まで踊ってました。朝だからお酒飲まずにジュース飲んで健康的だし、夜はたっぷり寝てるので元気。



ラテンのクラブで日本人が多いクラブは、夕方6時頃からオープンする店がもともと多いです。
夕方6時からレッスンをやりレッスンでまず集客。
お店では飲食できるので、会社帰りに来て飲んだり食べたり、ちょっと踊って終電までに帰る人も多いです。
だから平日も含めて毎日営業してる店が多いです。
平日にイベントやることもけっこうあります。

また中南米人ばかりのクラブだと、週末の夕方は飲食しながらカラオケやってるとこも。
週末は夜はクラブ。
日によってはバンドや歌手が入ってライブ。
日曜日の日中は、店を飾りつけて誕生日パーティや成人式パーティなどをやっています。

中南米人はクラブに来るときはグループで来て、ボトルでお酒を何本も頼んだり料理もがんがん頼んで(コースなどで)たくさん飲み食いする人が多いです。
レンタルスペース的にパーティもクラブがプロデュースしてるし食事も出してるので、深夜にクラブ営業しなくてもある程度の売り上げは出してるんだろうと思います。




今はみんな生活が苦しくなったし、外飲みする人が減りました。
特に若い世代は週末にタバコくさいクラブに行ってオールして疲れるのはめんどくさいから、家で音楽きいてるほうがいい、という人が多いそうです。

最近の音箱は年代が上がったとききましたが、昔クラブに来てた人達が今も遊んでるというケースが多いのかな?


クラブがオープンするのは夜の11時くらいです。
都心に住んでる人はいいけど、それ以外の人は仕事が終わってからクラブのオープン時間まで時間をつぶすのがかったるいし、お金もかかる。
土日はわざわざ家から都心のクラブまで出ていくのがめんどくさい、と言う人は多いです。

終電前に家に帰りたい、と言う人が最近はすごい増えたと思います。
オールはきついから嫌だと言う人がほんとに多いですね。

それでもクラブ界は深夜営業にこだわるのかしら。

深夜じゃないと楽しめない、という人も多い。

けど深夜営業の許可をとった店は朝まで合法で踊れますね。

90年代はそうじゃなかった、という人達もいるけど。
90年代まではまだクラブの取り締まりはあまりなかったし、まだ人が夜遊びにお金かける時代でした。
(伝説のクラブGOLDは、ドリンクなしでエントランス5000円だったんですから。)

それに90年代は今みたいに貧困率が高くなかった。
もう時代が変わったんですよ。


12時に閉めたら利益があがらない、やっていけない、というクラブも多いでしょう。


けど夕方から開けて会社帰りの人が飲んで踊れるようにしたら、今までとは違う新しいお客さんが来るかもしれないですよ。
前から、会社帰りに踊りたいとか、オールする体力ないとか、オールするのは嫌だけど終電までならいい、という人が多かったのです。
今は、終電までに帰りたい、という人がほんとに増えたのです。

クラブに来ない人達に「なぜクラブに行かないのか」と一度リサーチしてみたらいいのに、と思います。
音楽やダンス好きでクラブに行きたいけどクラブに行かない人達も増えた。その理由はなになのか、どういうクラブなら行きたいのか?
マーケティングリサーチをして潜在的ユーザーを開発すべきでは?




じゃ、深夜営業をしなくても利益を出すために、どうやったら客を増やせるか? ということになります。


上で書いたようなこと。

そして他に言えるとすれば、完全禁煙店にすること、ですかね。

私はノンスモーカーで、クラバーでクラブDJだったけど、クラブのタバコの受動喫煙で身体壊しました。

クラブはどこもタバコ環境で、完全禁煙の店は私が知りうる範囲ではないです(完全禁煙とは、普通のタバコなし、喫煙所もなし、IQOSなど加熱タバコや電子タバコもダメ。タバコの有害物質がまったくない店のこと)。
私はタバコのせいで喘息になり「医者からタバコのあるところにいったらいけない。突然死してもいいんですか」とドクターストップがかかりました。
だからクラブに行けなくなりました。
クラブは完全禁煙のクラブがないので、クラブではDJができなくなったから、私にとっては労働災害でもあります。


今は日本はノンスモーカーが82%以上。今年はもっと増えてるかと思います。
「クラブには酒とタバコがつきもの」と、タバコにこだわってる店が多いから、日本には完全禁煙のクラブがないんでしょう。

喫煙者は外でも吸えるから禁煙の店にも入れる。
でもタバコがダメな人はタバコのある店に入れません。
喫煙OKにしてる店は、タバコがダメな客を最初から排除してることになる。
つまり、2割の人を相手に商売してるということ。
これじゃ、他の客を捨ててる事になるのにもったいない。

タバコをどうしても吸いたいという客がいれば、外で吸ってもらえばいいのに。
非喫煙者に受動喫煙させないために。

大きな店はタバコ会社とタイアップしててタバコマネーが大きいらしいとききました。けど小さい店はあんま関係ないですよね?


世界に先駆けてパブも含む公共の場を禁煙にしたアイルランドは、禁煙法ができてからパブの従業員の健康が一挙に改善したそうです。
客だけではなくて従業員だって受動喫煙で健康被害を受けています。DJにも受動喫煙で気管支系などの病気になったのに、完全禁煙のクラブがないので我慢して仕事に行ってる人も何人か知ってます。
お店のスタッフやオーナーもノンスモーカーなのに、受動喫煙で病気になった知り合いたちもいます。
またお店が禁煙にしたくても、「灰皿出せ」とわめく喫煙者が多いので、しょうがなく喫煙所作った店もあります。


8割以上のマジョリティの非喫煙者を相手にした方が、今まで来なかった客層も来るようになると思いますよ。
「クラブに行きたいけどタバコが嫌でいけない」という人がかなり多いんですから。

それも一度アンケートとってみたらいいと思いますよ。

私がクラブのタバコ問題についてネットに書いてたら、クラブDJやスタッフやオーナー、それにクラブ常連の人から、自分もクラブのタバコが嫌だと思ってたけど我慢している、自分も受動喫煙で身体壊した、タバコがあるからほんとは行きたくない、という人達からコメントやメールや相談がきます。


私はタバコがある店でDJできない。
でもDJはしたいし踊りたい。
だから、いまは自分で完全禁煙のイベントをオーガナイズして、そこでDJしています。
そしたらお客さんは「空気がきれい」 「踊っても息がきれない」「タバコで髪や服がくさくならない」と喜んでました。空気がきれいなので食やお酒もすすむとお客さん達が言ってました。
お店からも料理やお酒の売り上げが高かったと言われましたよ。


禁煙にすれば他店との差別化もできて、潜在ユーザーも発掘できる。
そうすれば0時閉店にしてもやっていけるかもしれないですよ。







●特区を新たに作る



クラブは爆音で騒音があるから風営法で摘発されるのだ、といわれます。
じゃ、人がいないところ、たとえば工場地帯や倉庫街でまわりに住宅がないようなところなどにクラブを作ればいいのかというと、特定遊興のエリア外だからダメ。

特定遊興のエリアが狭すぎるので、これを広げてほしいというのがクラブ事業者の願い。
歓楽街は土地も狭いし、近隣に住宅街があったりするので、せめて人がいないエリアなどに特区を作るなどして認可した方がいいのではないかと思います。


昔からあった歓楽街の渋谷や六本木、 特に六本木や西麻布や青山は住民とのトラブルが多いです。
日本の歓楽街には結構住宅があるから。

だから歓楽街と住宅街をきっぱりエリアわけしたらいいと思います。

海外みたいにクラブがずらーーっと並んでいるクラブ街を作ったらいいと思う。
道の両側にクラブがずらっと並んでいるエリア。


それがムリなら、有明などの埋め立て地などで空いてるところ。もしくは湾岸や倉庫街や工場の近くとか、そのような住宅がそばにないところに、ビルを建ててビルの中にクラブをたくさん入れればいいと思う。

クラブビル。
クラブとライブハウスがたくさん入ったビル。
爆音で音楽かけて踊れる。

そこにレストランやバーも入れて、夜のエンタメのビルにすればいいと思います。

そこに外国人の観光客も呼び込めるし。

そのビルや特区からナイトバスを各都市に出す。
各都市からも集客できるし、深夜の帰りたい時に家に帰ったり、他の歓楽街に行ききできるように。

ビルの入り口や中にはセキュリティをたくさんおいて警備もしっかりすればいい。
隣に交番があったらさらにいいと思う。

爆音出しても近隣の迷惑にもならないし、今まで人がいなかった場所がビジネスになるからそのエリアも活性化するし、新たなビジネスや利益を生み出し、外国人観光客の受け皿にもなりますし。

今は特定遊興の許可がとれるエリアがあまりに少なすぎるので、せめてもっとエリアを広げるべきだと思います。




※ なおこのような対策については、2012年にも似たような事書いてました。。。笑

「クラブ取り締まりに対抗するには」



 






<最後に>





今は来年のW杯と再来年の五輪を控えてるし、今は海外からの観光客にもっとお金を落としてもらいたいと政府もいってるので、いい機会かもしれない。

改正風営法と特定遊興を、クラブ界やダンス界みんなで話しあって、改善してほしいことや緩和してもらいたいことがあれば要望していくなどしていったほうがいいかと思います。




前の風営法の時(旧風営法)におきた風営法改正運動で、ダンス規制反対の署名を一番集めたのはサルサ界です。
でも私はそのレッツダンスの運動に署名も参加もしてないです。

ブログに自分の意見書いたり発信はしてたし、メディアのインタビューは受けましたが。

「妥協をしたらあとで大きな問題につながるから、妥協するのはやめた方がいい。ダンスを風営法の規制から外してもらわないと」と2012年に発言しました。
今も考えはかわりません。


締め付けをすれば、それにより上には権益が生まれます。
日本では利権問題が大きい。
締め付けをすることで相手に妥協をさせて、統制をさらに厳しくする国の体質があります。


現在の改正風営法の手入れに対しても、ここでまた妥協があると将来何かしらの問題につながるかもしれません。

風営法が改正されたときに「遊興」などの妥協があったので、それが結局いまの問題を生んでるんじゃないかなという気がします。


そもそもなぜダンスや音楽がこれだけ統制されるのかが問題だと私は昔から思ってます。

歴史的に見ても世界中でお上が国民を統制しようとするときに、まず真っ先にとりしまわれるのが音楽とダンスです。
奴隷制度の時は、奴隷からダンスと音楽をとりあげた。
ナチスや日本の戦時中もダンスや音楽、そして演芸や映画などの娯楽が弾圧され、妥協や転向した人はプロパガンダに利用されましたよね。


風営法によるダンス弾圧は思想統制だと私は思ってます。
それについては2012年からこのブログに書いてるけど ↓

「ダンスはどんなに弾圧されても死なない」


私は思想と言論と表現の自由を奪われる事だけは絶対に嫌です。
日本が思想や言論や表現を統制するのはおかしいと思うから12年もブログで風営法問題を語ってきました。


けど私がそういうことを言うと「君の話は高尚すぎる。クラブには汚いところがあるんだから」とか「クラブに違法な事があるから取りしまわれるんだよ」「裏にはいろんな事があるんだ」とかいわれます。

私は前はテクノやハウスのクラブのクラバーでしたが、汚い裏の部分はほとんどしらないです。自分は関わらないようにしてるし。

私達が風営法規制は弾圧だといっても、「ドラッグや殺人事件などの犯罪がクラブであるから手入れがくるんだ」とか反論されると、言いづらくなってしまう。
まじめに音楽やダンスをやってる方が意見を主張しづらくなります。




犯罪行為や条例違反をしてる店を取り締まる為に、おとなしい店の方にまで警察の取り締まりがくる。
だからまじめにやってる方からは、他の店のせいで巻き添えになってると不満がでてきます。

ラテンのダンス界は旧風営法の頃は改正嘆願の署名を一番集めたのに、風営法が改正されてからはいくら風営法の話をしてもぜんぜん反応がないです。
もしかして、事件をおこす他のジャンルのクラブの為に自分達がまきこまれる事に不満を抱いてる人もいるのかもしれません。



だったらクラブ全体やダンスや音楽でひとまとめして規制をするのではなく、犯罪行為をした店だけを現在ある刑法や条例で取り締まればいいと思うんですけどね。


ダンスや音楽はアートであり、生きる喜び。

ダンスや音楽を反社会的なものにおとしめたり、表現の自由の侵害をしないでほしい、というのが私の願いです。





でも日本にあるクラブは自分の店ではないので、私はみなさんにこうしろとは強制できないです。



蜂などが摘発されてクラブ界は騒いでたけど、感情論が多いし「クラブやダンスは風営法から外れたんじゃなかったのか」など、改正風営法を理解してない発言が大半だったのに驚きました。
クラブ界にいても改正風営法を読んでないのかと愕然とし、誰かが説明しなきゃいけないと思いましたが、誰も書かないから今回書きました。



クラブやイベントの告知や宣伝も大切でしょうが、店がなくなったり自分がイベントやってる時に摘発されたら、もう宣伝や告知もできなくなりますよ。


私は、自分はクラブDJはやめたのに、改正風営法の勉強会などにいって改正風営法について専門家にきいたり、立ち入りがあった店のオーナーなどと話してきました。

それをクラブ関係者、特に深夜営業してる店の関係者や、深夜営業の店でイベントやってる人達に、改正風営法について説明しましたが、ほとんど反応がありません。
ほぼ無視です。

多分、そんなことを書くなよ、うざい と嫌がられてるだろうなんだと思います。

そういう話はやめてくれよ、とうざがる人がクラブ界に多いのはわかる。
確かに嫌な話だし、下手に声をあげればやぶへびで悪い影響が出るかもしれないからグレーゾーンのままで黙っててくれよ、という人が多いのはわかります。


改正風営法の話をクラブ関係者に話すと、「警察につけ届けする店なら摘発されないんだってね」 「あの店は警察につけ届してなかったんだろ」といってくる人もいます。
私はつけ届とか裏の話はわかりません。
でもたんなる噂で真相は違うことも多いから、うわさにふりまわされないほうがいいと思います。


それから、なぜ音箱の小箱ばかりがねらわれるんだ、という悲しみもわかります。
警察がほんとに取り締まりたいのは、派手にイベントやってて騒音もひどくIDチェックもなく客が外にたむろってるクラブの方でしょう。けれどそちらの取り締まりのほうが難しいしなかなかいうこときかないので、おとなしいクラブを先に摘発して警告してるのかもしれません。


それにお金があるクラブは風営法の許可をとれるのに、まじめな小箱はお金もないし風営法の許可をとれない、という不公平感も理解できます。
確かに今まででいうと特定遊興をとったのはお金があるクラブやバーが多いです。



私は、2012年に風営法で新聞から取材を受けました。
あちこちのクラブやバーなどに何日かに渡って記者さんを案内し説明しました。
ジャンルにかかわらず、2000年から摘発されてクローズした店の跡も見せました。
ラテンのクラブやイベントに連れて行って「ここは踊ってるし,しかもペアダンスから風営法違反」と言うと、記者さんが「えー、こんなに健全なのに」と驚いてました。
次に、バーだけどナンパも痴漢も多いし、見た目に売春の客引きの女性がいるところに連れて行って「ここは乱れてるけど、バーだし合法なので摘発されないです」と説明したら、
記者さんが 「なんで。。。。 そんなのおかしいですね」と言ってました。


だから今の改正風営法でも、お金がある店は風営法の特定遊興許可を取れるが、まじめな中小の箱はお金がないから許可とれないというのはおかしいという気持ちは私もよくわかります。


けどおかしいと思うならば、法律や取り締まりの改善を求めるなり、警察に立ち入りについて基準をきくなり、自分の違う意見を言うなり、なにかしら動くべきだと思います。



私はもう日本に関しては、クラブは自分に関係ないのに改正風営法を学んだり調べてるんですよ。
手入れがあった店や特定遊興とった店に行ってオーナーに話も聞きにいったりしました。
改正風営法の勉強会にも行ったし風営法に詳しい弁護士に話も聞きました。

日本ではクラブに行ってない私がクラブの取り締まり問題をこんなに考えてるのに…。


風営法について自分のブログに書いてると胃が痛くなるし、本当は書きたくなかったんです。

6年前も風営法についてこのブログで上記のような記事を書いてたら拡散されて、「この人が風営法について書いてることは間違いだらけ」「デマ書いてる」などとネットに書かれました。

もし私が今回書いたことに対してもなにか反論や文句があるなら、ケチだけつけていないで、自分が思う風営法のダンス規制やクラブ摘発に対する考えをご自分もネットに書かれたらよいかと思います。


私は風営法問題からは何年も離れてました。
けど今回また警察の摘発があり、クラブ関係者に改正風営法を把握してない人が多いのにびっくりしました。


クラブ関係者にも、他の人がやってくれるんだろうとひとごとの人もいるだろうし、

改正風営法についても、わかりやすい説明が必要。
誰かが説明しなきゃいけないなら私がやるしかないかと思って、今回の記事を書きました。



ほんとは当事者のみなさんがやることなんじゃないでしょうか?


いままで12年間もこのブログに風営法について書いてきましたが、もうクラブに行ってないので風営法について書くのは今回が最後になるかもしれません。



あとは自分達で考えて下さい。


クラブという自分の好きな場所を守りたいのか?  それはあなたのこころ次第。







<追記>

また4月12日に出た記事です。


「都内のクラブや音楽バーに一斉立ち入り 警察「青山蜂みたいになりますよ」 」


この記事を見ると、1月の青山のクラブ蜂の摘発から、やっぱり警察の摘発が活発化していたのがわかりました。


蜂の摘発以降に、都内での摘発が本格化してきたとのこと。

「警察の一斉立ち入りを受けたのは、渋谷や六本木などの少なくとも10店舗。
数人の警察官が店を訪れ、改正法で創設された特定遊興飲食店の許可を取るように求められたという。

このまま許可を取らなければ、青山蜂みたいになりますよ” とスーツ姿の警官から警告された、とのこと。

警察が一斉立ち入りをされた店の中にはクラブでもなく、ダンスフロアもなくて客は踊ってないし、特定遊興にあたる設備がない店もある。

警察に呼び出された経営者の一人は「遊興スペースがないのに、許可を取る必要があるのか。」という声もあがった










<追記>


なお今回書いた事は、私個人が知ってることを書きました。

しかも改正風営法の話が中心です。

自分は旧風営法のときは自分も関係あったのでいろいろ調べたし、改正風営法は勉強会に行ったり専門家にきいたりしました。


詳しい話を知りたい人は、改正風営法や特定遊興の法律をまず読みましょう。
そしてダンスの風営法関連のサイトを見て下さい。風営法に詳しい弁護士等にきいたり、いろいろ調べて下さい。

お店の経営者は、風営法に詳しい弁護士にきくなどして自分の店の状況と、改正風営法について正しい情報を得た方がいいと思います。




<追記>

このブログで私は2006年からクラブの取り締まりと風営法についてたくさん書いてきました。
過去記事を見たい方は、こちらをクリックして見て下さい。

 ↓

「クラブの取り締まり・閉店 」










暴力反対を訴えコロンビアを変えた女性ナタリア・ポンセ

世界でme tooのムーブメントがおき、日本でも詩織さんが声をあげ、性差別や女性への暴力反対の声が高まっています。

しかしそのムーブメントがおきる数年前に南米コロンビアでは、男性からの暴力被害にあい暴力反対を訴えて国を変え、世界にも影響を与えたコロンビア人の女性がいました。



コロンビア人の女性ナタリア・ポンセです。

彼女は2014年にストーカーからアシッドアタック(硫酸のような酸をかけられる襲撃)事件にあいました。
アシッド・アタックで死にかけ、顔がなくなりました。

でも手術を35回もして、翌年の2015年にアシッド・アタックの被害者支援基金を設立、アシッド・アタックの法律を改正させました。
女性への暴力反対や社会の意識改革を訴え、事件後たった2年でコロンビアを変えたすごい女性。






マチスモ(男尊女卑)がまだ根強い中南米では、男性からの暴力により死傷する女性が多い事が大きな社会問題になっています。

ナタリアは「沈黙しないで声をあげよう」と被害者によびかけ、コロンビアだけではなくて中南米の女性達に大きな影響を与えました。

中南米では数年前から女性への暴力反対と権利を求めるデモが各国でおきています。
今年の国際女性デーには各国で大規模な女性デモがありました。
中南米での女性差別反対や暴力反対運動は、世界でme tooのムーブメントがおきる前からたくさんあったんです。



私はナタリアの事は2015年から知ってます。
コロンビアに2015年から2016年にいた時に、ナタリア・ポンセはよくテレビに出ていました。
よくテレビで見るので、この人はだれかとコロンビア人にきいたら教えてくれました。

世界中で報道されたのに、日本ではまったくナタリア・ポンセの事が報道されてなかったことにショック受けました。
それでナタリアについて書くことにしました。


私も彼女の話は読んでいて辛いのですが、みなさんに知ってほしくて数日かかってこの記事書きました。


長文になっちゃったのですが、彼女の言葉からパワーをもらえると思うので最後までぜひ読んでください。







●日本の性暴力被害者バッシングとの対比




先日、コロンビアの新聞が、日本はレイプ被害者をバッシングして沈黙させる国だ、という記事を掲載したという話をしました。

「日本は性暴力の被害者をバッシングして黙らせる国、とコロンビアが報道 」


ニュースを配信したのは通信社のAFPですが(フランス)、コロンビアの新聞は元記事とタイトルが違います。
コロンビアでは、バッシングして沈黙させる、ということに注目したのです。

詩織さんなどのレイプ事件や性暴力犯罪がおきても、日本では警察も司法もあまり機能してないし、病院のサポート体制もできてなく、メディアも報道せず、ネットや世の中は被害者の方をバッシングして被害者を黙らせる国だ、という内容でした。

なぜ「非難して沈黙させる国」に焦点をあてたかというと、中南米は弱者に優しい社会なのでなぜ日本が被害者の方をバッシングするのか理解できないし、非難すべきは加害者の方だろと驚愕したからでしょう。

非難し「沈黙」させる日本。
その「沈黙」には、たぶんコロンビアのナタリア・ポンセが「被害者は沈黙しないで」と啓蒙していることへつなげたかったのでは、と私は思いました。




コロンビアでは男性からの暴力被害にあって声をあげたナタリア・ポンセに、全国の国民が応援し、病院も警察も支援し、大統領も彼女と話して法改正し、世界中の人達が彼女の運動に応援し援助しました。


けれど日本では違う。
声をあげられる女性は少数で、声をあげれば、詩織さんのようにバッシングされる。
それを見た他の女性はこわくなって沈黙してしまう。




ナタリア・ポンセの事件は世界で報道されました。
アラブのアルジャジーラですら報道したし、女性への暴力事件が多いインドからも招待されたんですよ。

でも日本のメディアは一切報道せず。
ナタリア・ポンセを日本語で検索すると、出てきた報道の記事はフランスのAFP通信の日本語版のみ
(アシッドアタック増加で法改正に動いてるというサイトならあったけど)







●ナタリア・ポンセの事件とは?





姓名は、 Natalia Ponce de León (ナタリア・ポンセ・デ・レオン)、 コロンビア人の女性。





彼女は3年間イギリスに留学していました。
でも母親が病気になり帰国。
出身地のコロンビアの首都ボゴタに戻りました。
33歳の時です。

ナタリア・ポンセはコロンビアの富裕層出身とAFP通信が報じてましたが、事件の監視カメラを見ても上流階級が住むエリアに見えない。調べたらコロンビアの中流階級のエリアでした。
(コロンビアは階級社会で、コロンビアのすべてのエリアは収入などによって6レベルに分かれている)。
”富裕層出身の”とつけると「富裕層出身だから彼女は特別だったんだろ」と言われてしまうかもしれないので。



近所にジョナタン・ベガという同じ歳の男がいました。
たんなる近所に住んでる人で友達でもない。
事件の10年前に挨拶を1回かわしただけ。
けどジョナタンは一方的にナタリアに執着していました。
帰国したナタリアの姿を見てストーカーするようになりました。

ナタリアは自分がつけられてる、監視されてるとおびえるようになりました。


ある日彼女がお母さんの家にいたときに、マンションの警備員から元彼氏が訪ねてきているとインターホンで連絡がきて、ナタリアは挨拶する為に階下に降りていきました。
そしたら元彼氏の名前を使って呼び出したジョナタンがいました。

そして、いきなり彼女の顔に酸(硫酸みたいの)をぶっかけたのです。
悲鳴をあげて倒れるナタリア。

警備員が驚いてすぐに救急車を呼び彼女は病院に。



これが彼女の事件の再現ビデオです。
(30秒過ぎから事件に至るプロセス。 事件は4分過ぎから)

(※ 暴力被害者でPTSDがある人はご注意)








ナタリアは病院に搬送されてすぐ処置されましたが、身体の35%をヤケド。
肌は焼けただれ骨も筋肉も一部がとけ、危篤になりました。
が電気ショックで息をふきかえしました。


手術で彼女は命はとりとめました。

でも顔が溶けてしまった状態。
目もふさがって目が見えず光もわからない、口がないから食べることもできない。

目をあけるためだけに3回も手術したそうです。
手術で口を形成し、目もあけてもらえました。
肌も形成でつくってもらった。

身体も負傷し包帯でぐるぐる状態。
まったく歩けない。




そこからのストーリーが描かれた、再現ドラマの続きです。
(30秒から)




ドラマの内容を解説すると、


ナタリアは多くの手術を重ね、やっと自分の姿を見た時にショックで泣き叫びました。
落ち込んで食事も拒否するように。
鏡を見るのが怖くなった。


退院してからもふさぎこんでベッドにこもって号泣し続ける毎日。

「もう死にたい、死にたい」というようになりました。

そしたらお母さんが「死にたいなら一緒に死のう。でももし生きたいならお母さんが全力でサポートするよ」と言ったそう。
彼女はお母さんと抱き合って号泣して、死にたい気持ちを捨てたそうです。




その間、酸の入った容器を持って歩いていき犯行現場から逃走する犯人が監視カメラに写っててTVで公開され、犯人のジョナタンが逮捕されました。
(コロンビアは通りに監視カメラが多いです)。
犯人は近年ヘロイン中毒になっていて過去に入院もしていたとのこと。








●被害者から活動家へ




手術を重ね傷もだいぶ落ち着いてきたときに、医師が新しく開発されたシリコンのマスクを持ってきてくれました。
そのシリコンのマスクをつけ、光にあたっても大丈夫に。


彼女が入院していたボゴタの病院はヤケドの形成外科で有名だったので、アシッドアタックの他の被害者達に会った。
その女性達と話したことで、他の被害者達がどんな悲惨な状況にあるかを知って、他の被害者達を助けなきゃいけないという気持ちになっていったそうです。



彼女は事件から1年たった2015年4月に、初めてマスクをつけてテレビで会見しました。



アシッドアタック事件に反対する活動家になったのです。



コロンビアは、アシッド・アタック事件が世界一多い国でした。

2004年から2014年の11年間に926件もおきているそう。
被害者の8割が女性。

特に夫や彼氏のDVや浮気してるんじゃないかという嫉妬、 元夫や元彼氏からの執着、他人のストーカーが多いそう。

コロンビアは銃規制が厳しいけど、酸は貧乏人でも手に入る安価な攻撃材料だったのです。





ナタリアは、自分はアシッド・アタックの犠牲者の926人の1人だけど、あとの925人はどうなったのか? 被害にあったことを嘆いて沈黙してるだけなのか? と思ったそう。


女性に対する暴力はいけないし、アシッド・アタックも許せないとTVで訴えました。


「手術で身体の痛みはひいたが、心の苦しみが大きくなっていき、セラピーを受けながら考えた。

なぜ私にこんなことがおきたのかと嘆いてずっと闇の中にいたが、穴の中に落ちて一生泣き暮らすだけでいいんだろうかと考えるようになった。

酸は身体を焼いたが、魂までは焼けなかった。

沈黙していても自分の心を殺していくのが分かった。だから被害者は沈黙していてはいけない」 

とコロンビアの国民によびかけました。


ひどいめにあったけど他の人を助ける使命を神が与えた、という使命感を持ち活動家になったそうです。


彼女の写真を出すとグロいと思う人もいるでしょうが、彼女はこの姿でテレビに出て会見したのです。
だからインパクトを与えたし、みんなが実情を理解して国民の批判が大きくなり、上もすぐ動いたんだと思います。








●ナタリア・ポンセがコロンビアを変えた



ナタリアは35回にもおよぶ手術をうけました。
まだ手術は続いているそう。
身体の中まで焼けてしまったのでそれへの手術もあるし、形成上の手術もあります。




コロンビアは美容外科では世界トップレベルの技術がある国。
だから溶けてしまった顔をここまで形成できたのでしょう。

ナタリア・ポンセは、被害者支援の基金を創設。
孤独に苦しんでいた被害者をサポートするために。
病院の協力もあり被害者に手術代を全額援助し、被害者に自分の基金で働くなど仕事のチャンスも与え、身体的と精神的なサポートをしています。



ナタリア・ポンセはコロンビアのTVや新聞のメディアに出て、全国に訴えました。
本も出版し、各地で講演するようになりました。


彼女の訴えで、コロンビアは変わりました。

病院 : 

酸攻撃被害者の処置のトレーニングを医療者が受けることが義務付けられた。

警察:

警察には、酸攻撃の事件の特別チームができました。
またアシッド・アタックの犯人逮捕につながる有力情報には、400万円の懸賞金が政府から出されるようになりました。
警察はナタリアを表彰しました。


法律改正:

コロンビアではアシッド・アタックの懲役刑が非常に軽く、たった5年でした。
ナタリアは刑罰が軽すぎるから、アシッド・アタックの犯罪が多いと訴えました。

ナタリア達は法改正のために議会に圧力をかけました。
とうとう大統領が2016年に「ナタリア・ポンセ・デ・レオン法」という彼女の名を冠した法律を制定しまいた。
アシッドアタックの懲役は最大50年にひきあげられ、多額の罰金を科せられることになったのです。


酸の購入許可:

酸が安価で簡単に手に入ることも変えなければならないとナタリアが主張。

それで、身分証明書と利用用途などを提出しないと酸が買えないよう法律が厳格化されました。


      ↓     ↓  
そのおかげで、2015年以降はアシッドアタックによる犯罪が激減したのです。


マスクをつけてTVに出てからなんと1年でここまで達成したとは。
彼女もすごいけど、コロンビア政府や行政と司法や警察の対応も迅速!

彼女の訴えを見た国民の声が大きくなり、女性達や暴力被害者の怒りも大きくなったから、上が動いたのです。







● ナタリア・ポンセへの国内外からの支援







ナタリア・ポンセは私が2015年にコロンビアにいた時にすごい有名人でした。
テレビのニュースによく出てきてたので、「この人よく見えるけど誰?」とコロンビア人達にきいたら、
去年(2014年)アシッドアタックにあった被害者だ、とコロンビア人達はみな彼女に同情していました。
コロンビアではアシッドアタックが他でもおきてるがひどい話だ、と怒ってました。
彼女は精力的に活動し、勇気ある女性とたたえられ表彰もされたとのちにききました。



彼女のニュースは中南米のスペイン語圏でも報道されました。

そして欧米など世界でも報道されました。





「あなたはアシッドアタック事件にあってたった2年、公の場に出てきてからたった1年で、被害者への援助を成し遂げましたね。どうしてそこまでできたのでしょうか?」

というインタビューにナタリアはこう答えています。


「事件後1年でTVに出て話したら、国中から励ましの言葉や援助がすごくたくさんきた。
みなのサポートなしにはここまで回復できなかった。

コロンビアはアシッドアタックや襲撃などでやけどの被害者が多い。
だから医療でやけど形成の分野は発達している。

コロンビアのやけど形成で有名なボゴタの病院に入院したから、そこで形成してもらえた。
肌もつくられたし、髪の毛も復元された。

初めてTV会見した時につけてたシリコンのマスクもコロンビアの形成外科の医師達が開発したものだ。
コロンビアにはやけど形成医師と医療チームのLa Pazの会があり、そこが非常に援助してくれた。


自分は医療チームの医学的な治療と、セラピーとまわりのサポートで立ち直れた。

しかし他のアシッドアタックの被害者達はひどいめにあっていた。

犯人を逮捕しても、裁判になれば長期かかる。
裁判にお金もかかるし、傷ついた顔で公に出て、加害者と闘うのは大変なことだ。
お金がなく、設備や技術が低い病院でひどい治療しか受けてない人もいる。

入院していた病院で他のアシッドアタックの被害者たちに会って話していたら、みんな非常に辛い思いをしてるのがわかって、早急にヘルプしないといけないと持った。

そこで基金を作った。基金により、被害者をいろんな面でサポートできるようになった。



アシッド・アタックの被害を見て駆けつけた人は、触ると自分もヤケドするから触れてはいけないと啓蒙しなけれならない。

救急車や医療チームも、特別な体制が必要だ。
アシッドアタックややけどの被害者への対応を病院がプロジェクトとして作らねばならない。

自分の基金と病院の支援のおかげでアシッドアタックの被害者は無料で手術が受けられるようになった。

警察もアシッド・アタックの被害の特別チームを作らないといけない。

社会も啓蒙していかなきゃいけない。
みなが連携していかないとサポートできないから。
国がもっとUNIDO(一緒に手をつないで)しなきゃいけない問題だと思った。

そうした改善をよびかけたところ、コロンビアでは早急に改善してくれた。


自分のことがアメリカで報道されて、アメリカの基金や銀行や企業や医療メーカーからも寄付やサポートがきた。

国際熱傷学会も自分を招待してくれた。

昔からアシッドアタックが一番多いインドからも招待された。

世界のあちこちから講演依頼や招待されて飛び回っている。
世界中の人達が手をさしのべて、自分と基金に援助してくれたのは驚きだった。

いまもヘルプは世界中から続々ときている。
SNSではサポートの為のグループもできている。

自分のネットのアカウントにはたくさんフォロワーがついていて、世界中からメッセージが何千とくる。
みんなが自分達を励まし、ヘルプしてくれる。
ほんとにうれしいし、世界の人達の優しい気持ちに感謝してる。
素晴らしいことだと思う。」





とナタリアは話していました。


事件の1年後にテレビで会見してから、たった1年で世の中を変えてしまったのです。
被害者に対してコロンビア国内で同情と支援がたくさん集まり、医療チームも多大な協力をして、警察も議会も大統領もすぐ動いて改正してくれた。
そして世界からたくさんサポートがきた。
みなさんのおかげで自分はこうやっていま世界の人達に話せるようになった、と。
「大事なことは、医師や警察や司法を信頼することだ。病院と警察と司法のおかげだから」と言ってました。

でも日本では、詩織さんは病院でひどい目にあい、警察でセカンドレイプされ、あれだけの証拠があったのに司法と警察に裏切られたでしょう。


被害者をバッシングするのではなくて、みんなが応援してくれるから今の自分があるとスマイルしていたナタリアがうらやましい

と思いませんか?

日本と大違い。






●コロンビアのアシッド・アタック



犯人のジョナタン・ベガはヘロイン中毒の経歴があり精神的に病んでたということで、懲役21年になりました。

コロンビアでアシッド・アタックが多いのは世界で治安の悪いバイオレンスの国だからだろうと書かれたのをネットで見ました。
そうではなくて、コロンビアは銃規制法がかなり厳しい国なんです。
でも酸は購入に許可がいらなくて、貧乏人でも手に入る安価な武器だったからです(法律改正前)。



コロンビアでは、夫婦や恋人のDV、激しい嫉妬(他の異性と浮気してるんじゃないかという疑い)によりおきる事件が多いそうです。
もしくは元夫や元彼氏などのストーカー。

被害者が女性の事件が圧倒的ですが(8割)、男性が被害者の場合もあります。
例えば彼女が彼氏の浮気を怒って彼氏にかけたという場合もあり。


アシッドアタックはいきなり攻撃されるので、犯人が他人の場合は誰かわかりづらい。
もし犯人が逮捕されても裁判で勝利できるケースが少ないそう。


アシッドアタックの被害者は、顔がめちゃくちゃになり目が見えなくなったりして外出もできなり、仕事も失い、落ち込んで沈黙してる人が多いそうです。

特に男性被害者は、女性被害者よりも沈黙してる人が多いそう。
男性の方が同情が集まりにくく、被害にあったことを本人が恥だと思うので、被害を表にせず沈黙してしまう男性被害者が多いそうです。
中南米のマチスモは男尊女卑だけではなくて、「男は男らしくマッチョであれ」というカルチャーでもあるのですが、その弊害じゃないかと私は思います。





<コロンビアでのアシッド・アタックの被害者数>


2004年から2014年の間に926人


2012年  男性20人、女性46人

2013年  男性14人、女性29人

2014年  男性 25人、女性38人   (← ナタリア・ポンセが事件にあった年)

2015年 男性 6人、 女性7人   (← ナタリア・ポンセが4月に会見した年)

2016年 男性 3人、女性6人    (← ナタリア・ポンセ法ができて懲役が50年に)

2017年 男性5人、女性2人



これを見てもやっぱり誰かが声をあげることには意味がある、罰則を厳罰化することは大きい、とわかりますね。











●世界のアシッドアタックの状況


アシッドアタックの被害者数が昔から多いのは、インドやパキスタンやバングラデシュなど、もともと女性差別が多いところ。
夫からのDVが多いです。


しかし、ここ何年かにアシッドアタック被害の世界のトップになったのが、なんと イギリス。

アシッドアタックはもともとギャング抗争に使われていた古い武器だが、最近また顕著になっているそう。

イギリスがアシッドアタックの事件が急増しており、そのうち半分がロンドン。

なんと 

2014年には 200件。
2016年には 431件
もおきている。
(2年間で2倍以上に増えた)

一番多いのがイースト・ロンドン(ロンドン東部)。
2017年までの5年間でロンドンでは1500件アシッドアタックがあり、そのうち400件がイースト・ロンドンのエリア。

クラブ(ダンス)でも襲撃があったそうで、無差別なところが怖い。

詳細と写真はこちらの記事

http://www.news.com.au/world/face-melters-the-acid-attack-capitals-of-the-world/news-story/afe10105149eac4aa0c1b7013394d4a3







●ナタリアの講演の内容



ナタリアは全国各地で講演をしています。

講演内容がいいので和訳しました。








この講演のビデオの内容。



「目を閉じて人生で一番きつかったことを思ってみてください。
難しいでしょう?

私はアシッドアタックで身体では死にかけて、心が傷つきました。
まさか自分にそんなことがおきるとは思ってなかった。

身体は焼かれたが、心までは焼かれませんでした。

でも最初の1年は悲嘆して穴に落ちてしまい、闇の中に生きていました。

たくさんの手術を重ねてきて、セラピーもずっとうけました。
そしてだんだん精神が強くなり、ポジティブな考え方を持つこと、自分はもうダメなんじゃなくて一人の人間なんだ、という考え方を持つようになりました。

全国から応援やサポートしてくれたみなさんのおかげで私は力を得て、ここでこのように講演までできるようになったのです。

一番大事なことは自分自身を信頼することです。

私は事件があって1年間「なんでこんなことが私におきたのか」と嘆き続けました。
心身ともにぼろぼろだったし、私が苦しむので、家族もまわりもみんな苦しみました。

最初は「POR QUE?」(なぜ)こんなことがおきたのか、と嘆いていたが、だんだん癒しのプロセスを得て「PARA QUE?」(なんのために)に変わっていきました。

自分がなんのためにここにいるのか。
私にはなんの神の使命があるのか。
自分に何ができるのか。

あんなことにあうと人を信じられなくなるけど、他者への信頼を失ってはいけません。

私もずっと恐れがあった。
もう無理だ、先に進めない、続けていけないという不安におびえてました。
きつかった。
でも癒しのプロセスを得てだんだん前に進むことができるようになりました。

暴力被害にあって、おまえはダメだと言われつづけると 自分がダメな人間のように感じてしまうでしょう。


しかし、一番重要なのは自分自身を愛することです。
そして自分自身をリスペクトすること、自尊心を持つこと。



私は自分を許し、自分自身を受け入れて愛したから前に進める様になったのです。


人生には2つのオプションがあります。
うらみを抱きながらベッドで泣き暮らし、沈黙したまま一生犠牲者として泣き続けるか。
それとも沈黙をやぶって、変化のために闘うか。
私は変革の為に立ち上がりました。 



自分自身を信じたのです。

みんな自分自身を信じることには不安がある。
けど人生のページはめくらねばなりません。
ネガティブなままで一生泣き暮らすのではなく、ポジティブな考えを持つのです。


私は身体が焼かれて赤ちゃんに戻ったようになりました。
歩くこともできず、身体を動かすこともできず、ひとつひとつ赤ちゃんの時の様に学んでいったのです。
食べれるようになるのも、シャワーをするようになるのも、人の助けを借りながら一歩ずつやってきました。

私は医療チームや正当な裁判をしてくれた司法のおかげで顔も自分を取り戻すことができました。

私だけではなくて、他の犠牲者達もそうならなくてはいけません。
だから私は同じアシッドアタックの被害者の基金を作って、サポートをしています。


こんなひどい事件にあったけど、私は家族と友人達の愛に包まれているから幸せだと思っています。

事件で人生が180度変わりました。

よく 「奇跡」 と言われるのですが、私は自分が今こうして皆さんの立って講演していることが奇跡だと思います。
自分がこんなことをするようになるとは事件前には思いもよらなかったので。
人生を信頼し、自分自身を愛することで夢はかなうのだと思っています。」






★ 別のコロンビアでの講演


「灰のようにボロボロになった状態から立ち直るのに、これという一つの道はない。
感情の大きな山を越えるプロセスには、身体の痛みと心の痛みを伴います。
私の場合は、ゆるしを学ぶことで前に進むことができた。
精神を強くしていって、自分自身を愛し自尊心を持つこと、そして自分の身体への価値も高めていった。

人生には2つの選択肢があります。
犠牲者としてずっと闇の中にとどまるか、それとも人生に勝利するために闘うか。
私は立ち上がって闘う方を選びました。」








● 世界各地で講演



ナタリアは、暴力に立ち向かうシンボルになりました。

今まで男尊女卑の社会だからしょうがないとあきらめていた暴力被害者達にも光を与えてくれました。


ナタリアは世界からも招かれ、中南米やコロンビア各地で講演をしたり、TVに出ています。




★これは隣国エクアドルのTVでのインタビュー。







このエクアドルのTVのインタビューの内容を和訳します。


ナタリアが

「なぜ私がこんなめにあうのか、と嘆き闇の中にいました。
でもいつまでも穴の中に落ちたままではいられない。
被害者が沈黙しても自分の心を殺していくのが分かりました。
酸は身体を焼いたが魂までは焼けなかったのです。
自尊心と人生を愛するプロセスを経て、他の人を助ける使命感を持ち活動家になり、被害者支援の基金を創立しました。

”沈黙にNOと言おう”   ”自尊心を持って人生を愛そう”  」



と話しています。


エクアドルでもアシッドアタックが起きているけど、懲役はたった9年。エクアドルもアシッドアタックや暴力被害者をなくすために変えていかねば。。。とこの動画のニュースでエクアドルのテレビがいってます。


ナタリアは暴力に立ち向かう勇気を中南米各国にも与えたのです。






★ イギリスBBCのインタビュー



イギリスのBBCからもナタリアはインタビューされました。

その内容を和訳。


「事件にあった時、最初の頃は犯人への恨みと憎しみでいっぱいだった。
相手にリベンジしてやりたいと思っていた。

顔を失って鏡を見るのが怖かった。

でももう鏡を見るのは怖くない。マスクもいらない。

病院に入院しているときに、同じようなアシッドアタックの犠牲者達に会った。
そこで他の犠牲者達と話をして、つらいめにあってる他の人達を助けなきゃいけないと思うようになった。
それで基金をつくった。

基金でアシッドアタックの被害者達と一緒に活動して、彼女たちからパワーをいつももらっている。
私は本当にハッピーウーマンだと思う。」











● 暴力反対のシンボルに、 Last Mask キャンペーン


★ Last Mask キャンペーン

ナタリアがつくった基金
ナタリア・ポンセ・デ・レオン基金が世界に「Last Mask キャンペーン」をしました。






このビデオを和訳します。




コロンビアはアシッド・アタックが世界で一番多い国だった。

ナタリアはアシッド・アタックの被害にあったが、犠牲者として沈黙し続けなかった。
彼女はマスクをつけてTVに出演して声をあげた。
そして活動家になった。

彼女のおかげでアシッド・アタックは懲役50年の刑に改正された。
が、アシッドアタックがなくなったわけではない。
だから国民みんなが意識を変えて闘わなきゃいけない。


アシッド・アタックの犠牲者達が証言。

「私が救急に運ばれた時に病院がやったことは痛み止めをくれただけで、5時間も待たされた」

「私はヘルスセンターに3か月置かれ、身体が感染症におかされたため都市にある病院に移送された」 (黒人女性)

「私は25回も手術を受けた。まだ次の手術を待っている」

「犯人はたった懲役4年だった。私には1か月分の治療費しか払われなかった。それは犯人が裁判所に2400万ペソを渡したからだ」(黒人女性)



他の人が宣言。

男性「アシッドアタックの正しい知識を与えることを要求します」

女性「アシッドアタックの被害者にもっといい治療施設をつくる事を要求します」

男性「アシッドアタックに対する罰則をさらに強化することを要求します」

少女「私の母のようにアシッドアタックの犠牲者にならないように要求します」



THE LAST MASK キャンペーンは、世界中に広がった。

ナタリア・ポンセが最初にテレビで会見した時につけていたマスクは、もう彼女はつけていない。

もう誰もこのマスクをつけなくてもいい世界になってほしいという「LAST MASKキャンペーン」。

LAST MASKキャンペーンは世界各国のキャスター達がマスクをつけて暴力反対を訴えた。

またSNSやブログなどネットでは世界で100万を越える人がマスクをつけて抗議した。
その中には各国の著名人やジャーナリスト、地方検事、政治家達、医療関係者達もいた。

それに対して250万以上の反応があった。


ナタリアのキャンペーンは、国内外のいろんな事を変えた。
コロンビアの警察は酸攻撃に対して特別チームを創設。
コロンビアの病院は、酸攻撃の被害者への治療についてトレーニング。
コロンビアの政府は酸の販売を銃規制のように厳しくした。

コロンビアの女性がもう誰もマスクをつけなくてもいいように。。。。」








●世界から表彰





ナタリアは、BBCから'Outlook inspirations' 賞を受賞。

2017年の世界の勇気ある女性100人の賞にも選ばれました。
(メラニア・トランプが賞を贈呈)









●コロンビアでバイオレンス反対のキャンペーン



コロンビアの町にたくさんのナタリア・ポンセの写真を使ったバイオレンス反対のポスターが張られました。
バス停などのパネルにも。




(暴言で虐待されてる? それはバイオレンスだ)










エイボン化粧品の女性基金が(Avon fundacion para la mujer)、ナタリア・ポンセを使って女性への暴力反対啓蒙のポスターをコロンビアの各地に貼りました。


上のビデオを和訳します。



ナタリア・ポンセの活動は、コロンビアでの暴力に警鐘を鳴らすこととなった。

中南米はfeminicidoという女性への暴力など女性だからという理由で殺される事件が多い。
コロンビアもそうだ。

コロンビアの町のあちこちに、ナタリア・ポンセをつかった暴力反対のポスターが張られた。

ナタリアの顔が前面にあり、そこにバイオレンス反対と啓蒙の言葉が書いてある。


「金を渡せと相手に詰め寄ることは暴力だ」

「暴言で虐待するのはバイオレンスだ」

「おまえのせいだと精神的に追い詰めるのはバイオレンスだ」

「脅すようなメッセをスマホで送るのはバイオレンスだ」

「束縛や監視され、家族にも友達にも会いにいけなくするのはバイオレンスだ」




コロンビアではFEMINICIDIO(女性だからという理由で殺される殺人事件)が増えているのが社会問題になっている。

女性の暴力は身体的に殴る蹴るの暴力だけではなくて、言葉による暴力(暴言や相手をおとしめる発言)や態度による暴力(無視や監視やいやがらせなど)もある。

コロンビアでは毎日1人の割合で、女性が夫や彼氏からのDVで殺されてる。
3日に1人の割合で、元夫や元彼氏に女性が殺されている。


ナタリアも出席したイベントを開催した女性主催者が
「こんな状況はおかしい。こんな不自然な事を続けていたら、コロンビアの社会は自殺行為だ。もう変えねばならない。」








●中南米で広がる女性への暴力反対運動と、女性の権利のデモ





中南米各国では、女性への暴力でおきる殺人事件が増えていることが社会問題になっています。

中南米はマチスタ(男尊女卑)の文化が昔からあるのが大きな要因だと。

メキシコやコロンビアなど各国で女性への暴力や殺人反対と、女性の権利を叫ぶデモがおきています。



violencia mujeres









テレビのニュースなどでも、女性の暴力やDVで死ぬ女性が急増していることを特集し、女性へのバイオレンスはいけないと言っています。

政府も女性への暴力反対を訴え、女性を蔑視するような音楽の歌詞を検閲して放送禁止にしたり、女性の権利を向上するように改善する動きも出ています。



mexico mujeres protesta





マチスモ(男尊女卑)のカルチャーに対する反対運動もおきています。


マチスタ(男尊女卑の男)は人によるので中南米の男みんながマチスタではないです。マチスタの人もいれば、マチスタじゃないしマチスタの男を軽蔑してる男性もいます。

メキシコのニエト大統領は奥さんへ暴力ふるって病院に行くほどの負傷させたマチスタです。



machismo mata

「マチスタが女性を殺す」







「女性への暴力はもうやめろ。マチスタめ」
マチスモ(男尊女卑)反対のメッセージを掲げる女性





中南米は長年マチスタ文化があったけど、今はどんどん改善に動いています。



私が2015年から2016年にコロンビアにいた時に、何年か前にコロンビアにいた時とずいぶん変わったなと思いました。

マチスタはいけないと言う女性が増えた。
社会もそんな空気に。

私が2016年にコロンビアの近所のプールにコロンビア人の女友達といったときに、コロンビア人のおばさんが「あなた日本人なの? 日本って男尊女卑がひどいんですってね?」ときいてきました。
私が「そんなことないですよ。日本も昔はそうだったけど、今は女の人が強くなったし。。。」と言い出したら
いきなり隣にいたコロンビア人の女友達がさえぎって話し始めました。

「私は日本に前住んでたんだけど、日本の男は優しい人が多かったよ。私の元彼氏は日本人だったけどとっても優しかった。
日本は妻が給料を管理してるし、妻の発言力が強いし。コロンビアの方がマチスタがずっと多いと思うよ」と言ったら、
コロンビア人達がみんなしーーーんとなりました。

そしてコロンビア人のおばさんが隣のだんなに「コロンビアの方が男尊女卑がひどいんだって」と言い、
他のおばさんたちも「コロンビアは夫が財布を握ってるけどおかしいよね。なんで男女差別あるんだ、この国。マチスタの国はやだやだ」と口々に言いだして、男性陣が黙り込んでました。



2015年末に、コロンビアで年末の大コンサートに行った時に、バチャータのROMEO SANTOSが

「君達、今日のコンサートのチケット代は誰が払った? もしかして女にチケット買わせたのか? 女になんでもやらせてるのか? もうマチスタはやめるべきだよ。マチスタはいけない。女性をリスペクトすべきだ。 今日は花を買って隣にいる愛する女性に贈ってあげてくれ。もっと愛する女性を大事にしろ」と言いました。

ROMEOを見る女性達は目がハートに。隣にいるだんなや彼氏のことを忘れて。





首都のボゴタや第二の都市のメデジンより、第三の都市のカリがマチスタが多いと言われてます。
(ちなみにマチスタは貧困層や地方の方が一般的に多いと言う説もある)

カリの女性達が、「カリの男はやだ、マチスタ多いし、イケメンいないし」と言ってました 笑。




女性の意識が前にいた時と違う。
数年でずいぶん変わったとびっくりしましたよ。


METOOのムーブメントが出たのは去年だから、中南米の女性の意識や社会はもっと前に変わってたんですね。



だからコロンビアのレゲトン歌手のMALUMAの「CUATRO BABYS」をリリースした時に、その歌が4人の愛人を囲ってエッチ三昧という内容だったので、女性をモノ扱いしてる、性奴隷化の歌だと非難されて、スペイン語圏では放送禁止になりました。
シャキーラなど他の歌手達からもmalumaは批判されてましたよ。
スペイン語圏の男性リスナーからもmalumaのあの歌は嫌だと言われました。

malumaは逆ギレして反論しましたが、コロンビアの政治家からもティーンに人気の歌手が女性差別の歌を歌うなんて青少年の教育に悪い、と怒られてました。
malumaは世界で大ヒットしてるし米ベースにしたのに、あんなマチスタな歌を歌ってると人気落ちると思います。

レゲトンはもともとエッチの歌が多いジャンルだったけど、レゲトンも世界的な音楽になったし、時代も変わったしね。
リスナーたちも女性をモノ扱いするバイオレントな歌詞にはうんざりしてるのが実情。






 それで、日本は暴力や性差別のない社会になるのか?


男尊女卑が昔から根づよいという点では、中南米と日本は似ています。

中南米のマチスタと日本の男尊女卑、どっちが先になくなるんでしょうね?


中南米はもう数年前から社会が変わってきてますよ。
政府もどんどん法改正したりして、女性への暴力や性差別をなくそうと改善してる。



日本はどうでしょう?

コロンビアの新聞で、「日本は性暴力の被害者を世の中がバッシングして沈黙させる国」と書いてましたが、そんな国でいつづけるんでしょうか?



暴力や性暴力の話をすると、日本では 糞フェミめ(糞フェミニスト)とか魔女狩りと批判し、 
男 VS  女    の対立構造で考える人が多いです。

けど暴力や性暴力の被害者は女性だけじゃなくて、赤ちゃんから高齢者までいるし、男児も、男性も、LGBTにも性暴力の被害者いるんですよ。



性暴力受けた事がない人でも、いじめや、親からの暴力や、パワハラや、モラルハラスメント(暴言や行動による虐待)ならよくあるでしょう。

「俺だってパワハラたくさんされたよ。 今の若いやつはちょっとパワハラされただけですぐ泣きごという」とか
「私の時代はもっとセクハラひどかったんだから、セクハラセクハラ騒ぐやつはうざい」とかいうのはよくない。


自分も被害を受けて被害者側の気持ちがわかるなら、他の人達も同じ目にあわないように思いやりを持つべきでは?

他の人に厳しくしすぎると、自分の自由度もなくなって自分の首もしめて苦しくなりますよ。


虐待を「しつけ」、暴行を「かわいがり」、DVを「痴話げんか」という日本はおかしい。
今まで多くの人が我慢してきただけ。沈黙したまま自殺した人もいるだろう。
こんな事をいつまで繰り返すつもりだろう。
負の遺産で後世を苦しめず、ここで断ち切るべきでは?


これは社会全体の問題として考えていかないといけないと思う。




そして暴力の被害者の方へ。

暴力をふるった加害者がどんな言い訳を言おうが、暴力をふるった側が悪いのです。

「おまえが悪いから暴力をふるわれたんだ」と加害者やまわりに言われても、「自分が悪いから被害にあったんだ。私が悪いんだ」と被害者の方は自分を責めないでください。
暴力使った方が悪いので。

「おまえが悪い」、「おまえはダメなやつだ」と長い間言われ続けると、自尊心を失ったり、おびえるようになります。

性暴力やDVの被害者には別の男性が近寄ったり男性の大声をきくだけでもビクビクする人もいる。
忘れようと思っても、何十年たってもPTSDに悩まされる人も少なくないです。

失った自尊心を取り戻すのにも何年もかかることもあります。
でもいつか抜けれる時がくるから。光はあるから。




そしてみなさんへ。

被害を受けてこころが壊れそうになってる人を、まわりがバッシングして追い込んで突き落としてはいけない。
一人で苦しんで沈黙したまま自殺させてはいけない。


今までどのくらいの人が長年我慢してきたことか?
どのくらいの人が涙を流してきた事か?
前の世代の人達は、そういう国だからしょうがないと思って、沈黙してきただけでしょう。
沈黙しても辛い思いをしてきた人がたくさんいると思います。


特に日本に女性として生まれて、今まで一度も女性差別にもあったこともなく、痴漢にもあったことがなく、セクハラ言われた事もなく、親もきょうだいに平等で、仕事の機会もまったく平等で、すべてにおいてなんのハラスメントも受けてない人っているんだろうか?

なぜ日本では、女性が女性の被害者をバッシングするんだろうか?



おまえはダメな人間だと言われモノ扱いされたり、精神的に追い詰められ死のうと思った人もいる。
身体は生きていても心が死んでしまった人もいる。
沈黙してても一生苦しむ人もいる。

MeToo を見て勇気づけられて、死ぬのをやめた人もいると思うよ。
沈黙してても心が死ぬ。
他の人も犠牲になってはいけないと心配し、声をあげた勇気ある人なんだから。

MeToo を魔女狩りと笑う人は考えてほしい。

権力を使って虐待するのはもうやめて、これ以上被害者を出すな、もうたくさんだとストップをかけようとして告発したのでしょう。

今まで暗闇にいたけど、他の人が声をあげたことで光を感じた人もいると思う。
だから力でおさえつけて、その光を消しちゃだめだよ。


じゃどうすればいいか? 
パワハラやセクハラや暴力はダメだと声をあげる事。
一人が声をあげたらその人を孤立させずに、みんなで声をあげて抗議する。
上にいる古い体質の権力者にわからせるように。
沈黙してれば改善はされず、次の世代もずっと苦しみ続ける事になるから。



もうこんな息苦しい世の中は変えたほうがいいよね。


あのマチスモ(男尊女卑)が長年のカルチャーだった中南米だって、変わってるのに。
中南米を後進国と嘲笑してる日本がなぜ変われないんだろうか?
差別と暴力を容認する国であり続けるつもりなんだろうか?



今苦しんでる人は、ナタリア・ポンセが言った事を思い出して。


沈黙して穴の中に落ちて一生泣き続けずに、自分を愛して自尊心を取り戻そう。





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