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コロンビアのカリ市の最新の治安 (2015-17年)

前回はコロンビアのカリ市のエリア別の治安について書きましたが、今度はカリ市の「最新の」治安について書きます。

カリに行く予定のある方はぜひ読んでください。


※注
私がカリに一番最近いたのは、2015年 ー 2016年の夏です。
日本に帰国後もコロンビア全国とカリのローカルニュースは毎日読んでので最新情報はだいたい把握できてるんじゃないかなと思います。

カリではコロンビア人だけの中でスペイン語で生活してたので、ジモティから情報を得てました。
(だから日本人情報と違う点もあると思います)

最新情報では最新のニュースも合わせてお伝えします。





● エクアドル国境近辺の県の治安が悪化

バックパッカーでカリに滞在する人は、エクアドルに行くための中継地点としてだと思います。
しかし今エクアドル国境近くの県が危険になってるので入らないようにしてください。
カリを経由して陸路でエクアドルに行くのではなくて、飛行機で行きましょう。

コロンビアからエクアドルに陸路行く場合、エクアドルのそばにあるナリーニョ県を通らなければなりません。
ナリーニョ県にはバックパッカーが行きたがる有名なイビアレスにあるラスラハス教会があり、これを目的に陸路にこだわるバックパッカーが多いようです。

しかし現在(2017年3月)、コロンビアのエクアドルに近い県が危険になっています。
チョコ県、ナリーニョ県、カウカ県。
この3県には入らないようにしてください。

この3県はもともと日本の外務省の渡航情報では渡航中止勧告が出ているエリアです。ゲリラと麻薬畑と麻薬マフィアの本拠地だからです。
しかし、今はゲリラELNの活動が活発化して事件がおきており、危険レベルがあがっています。外務省の渡航情報では書いてないかもしれないので、以下の最新情報を読んでください。

去年、最大のゲリラFARCと政府が和平締結してプロセスが進んでますが、ナリーニョやカウカ県がゲリラの本拠地であり麻薬の生産地でもあるので、政府が麻薬畑をつぶしたり武装解除などでごたごたしています。

でも問題は第二のゲリラELNです。今年に入って政府が和平交渉していましたが、ELNがボゴタで2月にテロをおこしました。
今月(3月)に入ってからELNはチョコ県で市民を殺害したり、チョコやナリーニョなどにいる住民を追放したり、記者や市民を誘拐した事件もおこっています。
(一方逆側のベネズエラ国境付近では、ELNがコロンビアの警官や国軍の兵士を殺傷する事件もおきています。)

エクアドルに近い方にあるチョコ県などにいる市民たちがELNの襲撃を受けてバジェ県に逃げて避難民になっており、さらに避難民が増えるだろうとバジェが困っています。
バジェがカリ市がある県です。
チョコ県ではELNにより市民殺害事件もおきていて、ELN対策のために軍隊が送られました。

これらはここ1−2ヶ月の間にコロンビアで報道された最新のニュースです。
だから他のバックパッカーが以前行って大丈夫だったから今も大丈夫だろうと思わないでください。「以前行ったとき」というのはもう古い情報で、もう状況が変わってますので。
強盗にあうのとゲリラにあうのではまったく違うし、もし誘拐でもされたら国際問題になります。

ゲリラに誘拐や襲撃されたら大変ですので、カリを経由してエクアドルへ陸路で行くことはあきらめましょう。




●カリの治安の推移


コロンビア全体の殺人件数は以前に比べてかなり減っています。
カリ市も毎年どんどん殺人率は減っています。

とはいえ、カリ市は2015年は世界殺人ランキングの10位でした。
2016年は殺人件数が減ったとニュースで言ってたので、たぶんランキングが下がるのではないかと思います。


先日書いた、 「コロンビアのカリのエリア別治安まとめ<保存版>」 の記事の中で、カリのエリアでcomunaという行政区について説明しました。

カリ市は22のcomunaという地区に分かれていて、そのcomunaごとの殺人件数が毎年発表されます。


カリ市のデータからお借りした資料によると  2014年の殺人件数のmapがこれです(以前見せたのと同じ)。

comunaごとの殺人件数が書かれていて、「C」で書かれているのがcomunaの番号です。
C2なら、comuna2 のこと。
数字が殺人件数。
殺人件数が高いほど色が濃くなっています。





(※この年はcomuna22が殺人件数が多かったのですが、ふだんはcomuna22は殺人件数がカリの中でも一番低いエリアです。)


通常はカリで一番治安がいいといわれてたのが、そのcomuna 22と、comuna2、comuna 17、comuna 19。

逆に、一番治安が悪いといわれてたのが、comuna 13, 14, 15。



ここ何年かのcomunaごとの殺人件数の推移を調べてみました。

2010年代は2000年代に比べると格段に治安がよくなっています。

2011年から2016年までの殺人件数の全データを調べたのですが、
特に違いが顕著なのが2013年と2015年と2016年だと思ったのでそれで比較します。



数字は    2013年  → 2015年   → 2016年  です。



<治安がいいエリア>


comuna 2  :    29 →   11  →   29


comuna 17 :     46 →   12  →   20


comuna 19 :     30 →   14 →    9




<治安が悪いエリア>


comuna 13 :     215    →    63   →   84


comuna 14 :     208    →  75  →   84


comuna 15 :       199 →     65  →    78    



comuna2 は、日系人教会や米協会などがあるノルテ(北)の地区です。
2015年から16年にかけて殺人率が3倍近くになっています。

comuna 19は、san fernandoなど外国人も多いsur地区です。
ここは殺人件数が減少しています。

comuna 17はsurの南の方。
ここは殺人率が2倍近くなっています。

カリで治安が悪いcomuna13, 14, 15は、2014年以降に殺人件数が激減しています。
カリで一番治安が悪いといわれてる15でさえも、激減。




●安全といわれていたエリアの変化

comuna2,17, 19, 22が安全で、13,14,15が治安が悪いというのがずっと前からのカリの治安構図です。

けど2015 - 16年は、カリで治安がいいと言われていたエリアで新聞で報道されるような殺人事件がよくおきました。


単独の強盗殺人はもちろんですが、bandaというギャング団がお金持ちエリアを狙ってるという報道も去年ありました。

特にねらわれてたのがcomuna 17といわれてました。
comuna17は上のデータでは殺人件数が倍近く増えています。新聞報道されるような事件が一昨年と去年は多かったです。


例として、私がカリにいたおととしから去年にかけておきた事件の一部を紹介します。


comuna17にある高級住宅街エリアのingenioで連続の強盗殺傷事件。
ingenioがいまギャング団みたいのにねらわれてて危ないと新聞やテレビニュースで報道されてて、私はあの辺りに引っ越そうと思ってたのでショック受けました。

同じくsur(南)のcomuna17のスーパーの駐車場で銃撃事件があり数人の客が死亡しました。

同じくcomuna 17のvale de liliなどのエリアでも強盗殺人事件などがおきました。

comuna 17のcaneyで連続強盗殺人事件。


comuna 19では大病院そばの大通りで真昼間に歩道を歩いてた祖母と母親と赤ちゃんが強盗に殺傷される事件がありました。


norteのcomuna 2にある米人や日本人が多いgranadaエリアでは、スポーツジムインストラクター殺人事件。

最近ではnorteのcomuna2で治安がいいchipichapeのスーパーに駐車場に死体があったという事件。


comuna3にある外国人旅行者が多いサンアントニオで殺人事件。

comuna3にある el peñonという高級住宅街でホテルもあるエリアでは、配車サービスのUberの車がタクシー運転手たちに襲撃された(UBERにタクシー運転手たちが仕事をとられると怒って抗議デモなどがよくカリやボゴタでおきている)。


私が覚えている範囲でそういう事件がありました。
ただし、強盗殺人だけではなくて怨恨事件(うらみによる殺人)も含まれてるかと思います。
怨恨なら場所は関係ないので。

おととしから去年は、今まで安全で外国人が多く滞在してて比較的リッチな地域での事件の報道が多い印象でした。


高級住宅街でなぜ事件が多発してるかはカリっ子たちによると、閑静な住宅街で通行人が少ないので人目がなく空き巣や強盗をしやすいし、お金を持ってる人が多いからだそうです。
路上の強盗やひったくりに一番狙われやすいのがスマホで、お金がある人の方がスマホとか転売しやすい金目のものを持ち歩いてるし家にも金目のものがあるから。


カリは、中南米のなかでも安全エリアと治安が悪いエリアがわかりにくい都市だと思います。
自分はカリっ子の友達が多いから、ジモティがアドバイスしてくれる情報で自分で身を守る対策してたこともあり幸い犯罪にはあったことがありませんが。
まあ、もし犯罪にあっちゃったら運が悪かったと思うしかない、という感じもする…。


旅行者の治安情報に関わるのは強盗殺人事件ですね。
強盗殺人事件は治安のいいところでも発生しているので、治安がいいからと安心しないで身を守る対策をちゃんとしてください。

※(前回書いた、コロンビアのカリ市のエリア別治安についてはこちらの記事を →  「コロンビアのカリのエリア別治安まとめ<保存版>」 )

※(2017年3月に書いた、コロンビア全土の旅行安全情報についてはこちらの記事を →  「コロンビアの最新の旅行安全情報について<dia feliz版>」 )




最新の安全情報などについては コロンビアの毎日のニュースを翻訳してツイッターにUPしてるのでそちらを見てください
↓  ↓   ↓





他に過去に書いた記事のなかでコロンビアやカリの治安関連トピックのリスト:

「コロンビアの最新の旅行安全情報について<dia feliz版>」
「コロンビアのカリのエリア別治安まとめ<保存版>」
「コロンビアのカリの治安と注意事項」
「コロンビアのカリに観光に行きたいと思ってる方へ」
「 コロンビアでの日本人殺害事件と安全対策」
「 コロンビアは世界一の危険国じゃないよ、コロンビアへの誤解をとく」
「海外で身を守るために」
「コロンビア人がクラブに行くのは刹那的だから」


コロンビアのカリのエリア別治安まとめ<保存版>

コロンビアのカリ市のエリアと、エリア別による治安のまとめ。

これは保存版です!

以前コロンビア全国の最新安全情報を書きましたが、私はカリにいたのでカリが一番詳しいです。
6年前から何度もカリの治安情報について書いてきました。
今回は細かいエリアに分けてエリアごとの治安情報です。
カリに行く方が現地でトラブルにあわないように、がんばって詳細に記しました。
カリに行く方はぜひ読んでください。

カリに行きたいけど(行く予定だけど)、カリの情報が少ないので不安という方からメッセージで質問されることもときどきあります。
私がカリやコロンビアの治安や安全情報について書いてきた過去記事も、この記事の最後のところにリンクはってありますので参考にしてください。

今回の記事と合わせて私が今まで書いたコロンビアとカリの治安関係の記事を読めば、カリに長期滞在する方でも役立つかと思います。


なお、私はカリではコロンビア人に囲まれて暮らしてて、友達も知り合いもみんなコロンビア人なので、こういう安全情報はほとんど現地のカリっ子から得たものです。(何人か欧米人の友達もできたので欧米人情報も少し入ってるかな)。
または自分のカリでの体験でわかったことです。
だから日本人情報とは多少違うかもしれません。。。

カリには2016年の夏までいましたが、日本に帰国後も毎日コロンビア全土とカリのニュースには目を通しているので情報は比較的新しいかと思います。




(1)カリについて

コロンビアのカリ市はコロンビアのボゴタとメデジンに次ぐ第三の都市。
valle de cauca県にあるsantiago de caliです。
人口は二百数十万人。

メデジンは白人系が多いしボゴタはインターナショナルですが、カリはモレノ(肌が褐色系)や黒人系の比率が高いです。

熱帯のトロピカルな気候なので、30度越えることが多くて蒸し暑いです。
そのため蚊やぶよが多くて、蚊を媒介とした感染症もあります(デング熱、ジカ熱、チコングニア、マラリア)。
虫やヤモリが多いので虫が苦手な方にはつらいかも。
宿泊するところが低層階や、クーラーがない宿だと寝る時も熱中症対策が必要です。

カリに行く旅行者の大半が、エクアドルに行く経由地か、サルサ目的だと思います。

エクアドルに近い方にあるので(地図でいうとコロンビアの左側)、周遊バックパッカーがエクアドルに陸地で行くときの中継地になってるそうです。

カリだけを訪問する人には、サルサというラテンダンスが目的の人が多いです。
カリが la capital de la salsa mundial(世界のサルサの首都)といわれるほどサルサが盛んな都市だからです。
私もコロンビアのサルサ、特にカリのサルサが好きなのでカリに住んでいました。

サルサが好きな人には楽しいと思いますが、サルサに興味がないとカリは特に見所がない地方都市です。
だからカリに興味ないけど、たんに中継地だけとして滞在した人にはあんま評判よくないです。

エクアドルの中継地としてのみカリに行きたい方は、エクアドル国境付近の県はもともと外務省の渡航中止勧告地域のうえ最近はゲリラで危険になってますので、カリから陸路のルートをやめてエクアドルには空路でいきましょう。
(ベネズエラとエクアドル国境近くの県は今はゲリラELNがいろいろ事件をおこしていて危ないので)





⑵ カリ市全体と周辺都市の治安


コロンビアの首都ボゴタや第二の都市メデジンは治安が飛躍的によくなり街も発展してきれいになり旅行者が激増してますが、第三の都市カリは二都市に比べてかなり遅れをとっています。

カリはボゴタやメデジンに比べると圧倒的に警官が少なく、街にあまり警備やパトロールしてる警官を見ないです。
だから治安が劇的に改善したボゴタやメデジンより犯罪率高いんじゃないかと私は思っています。

コロンビアで一番殺人率が高いのはカリ市で、世界殺人率ランキング10位(2015年)。

次にコロンビアで殺人率が高いのは、カリの近くにあるパルミラです。
両方ともマフィア抗争により、殺人率が突出して高いそう。
カリは昔からカルテルがある地域なので。

ただし昔に比べたら2010年代はずっと治安がよくなりました。
特に2015年以降、殺人率は大幅に減っています。
2012年と2013年に比べると、2015年は今まで治安が悪いといわれてきた地域でも殺人率が半分以上も減少しています。
今月(2017年3月)コロンビアのニュースでコロンビアやカリの2016年の殺人率が大幅に下がったと言ってたので、2016年の殺人ランキングはもっとよくなるかと思います。

(追記:2016年の世界殺人率ランキングは21位に下がりました。
殺人件数もかなり減少してましたよ。
ちなみに殺人ランキングには、シリアなどの紛争地は入っていません)

カリの人にきくと「カリは昔に比べたらかなり静かになったが、でもまだまだ犯罪多いよね」とはよくいいますが。

私が何年も前にいたときはカリの近郊の都市に行く道にゲリラが出没する危険性があったのですが、今は旅行者がバスで移動できるようになりました。でもカリの市外の地域には(yumbo周辺とか)最近強盗などで治安が悪くなってきているところもあるので、カリ市外に出る人(市外を通る人も)は注意してください。


カリの殺人率がコロンビアで一番高いので、つまりコロンビアの国としても殺人率ランキングが下がって治安はかなり改善してるんです。特に大都市は。

コロンビアは世界一の危険国でその辺の人がみんな銃持ってて死体が転がってるというイメージあると思いますが、私はコロンビアで一度も銃事件とか死傷者見たことないし、銃持ってる人も警官や警備員位しか見たことないです。

コロンビアで今危ないのは、ベネズエラ国境沿いとエクアドル国境沿い地域です。




⑶ カリのエリア分けについて

一般に中南米ではエリアにより治安が変わるので、治安のいいエリアに滞在して危険なエリアには滞在しないようにといわれます。

けどカリは安全なエリアと危険なエリアがボゴタやメデジンみたいにはっきり分かれてないんです。同じエリアでも場所によって治安が変わる場合もあります。

一般に旅行者情報でよくいわれるのは、カリの地図上でautopistaから右半分(oriente 東部)は治安が悪いので行かないようにということ。

カウチサーフィンとかAirbnbなどを使って一般人の家やアパートを借りる人は、エリアに注意してください。





● カリの南部や北部というエリア分け

カリのsur(南部)とかnorte(北部)やoriente (東部)などの地域が、よく旅行者の安全情報でてきますね。

コロンビアのニュースでも、場所を示すときはsurやnorteなどを使ってます。


それがこの地図です
 ↓


cali mapa


これがカリの東西南北のエリア分けです。

つまり、この地図の右側のoriente(東)が治安が悪いということを言ってるわけです。





●comunaとbarrioによるエリア分け


カリにはもっと細かいエリア分けがあります。


comunaという行政区が22つ。
comunaの中にbarrioという細かい地区があり、barrioは全部で249あります。


comunaの地図がこれです。

cali comunas


カリでエリアをいうときに重要なのが、barrioです。


カリでの行き先や滞在先の状況を調べたり地元の人にききたい時は、cumunaとbarrioがわかると話が早いです。
(もしくは行き先の住所)

カリでは不動産や宿などもbarrio名でエリアを書いてあることが多く、barrioは重要です。

各barrioの名前や、そのbarrioがどこのcomunaにあるかについては、https://es.wikipedia.org/wiki/Cali に載ってます。
またはgoogleで、「barrio名、santiago de cali 」で検索すると、どこのcomunaにあるか出てきます。


私はカリで知らないところに行くときは、カリっ子のコロンビア人の友達に行き先のbarrio名を言って、治安はどうか、タクシーで行ったほうがいいかなどきいてました。

そのように「barrio」でジモティにたずねるといいですよ。


この東西南北のエリアと、comunaとbarrioをこれからエリアごとの治安をいうときに頭に留めておいてください。






⑷ カリのエリアごとの治安

カリのなかでも治安が特にいいと一般にいわれているのは

norteの西側など
oesteのel peñonなど
surのtequendamaやestudioからずっと南方面 
です。
comunaでいうと、特に comuna 2, comuna 17, 19, 22です 。



一方 治安が悪いのがorienteと、
ケーブルカーなどがある高台のスラム。
それにcentro などのまんなかのエリア。
(これは上の東西南北の地図で確認したほうがわかりやすいです)


それがずっとカリについて言われてきた治安情報なんです。

しかし急にここ数年(2015-17年)、治安の状況が多少変わっています。
今まで治安が悪かったエリアの殺人率が大幅に下がり、治安がいいと言われてたエリアでのほうが事件や殺人率があがっています。
新聞に報道されるような強盗殺人事件が、従来は治安がいいといわれていた高級住宅街エリアでおきています。
(たとえばnorteのgranadaとか、oesteのel peñonとか、surのtequendamaやingenioやciudad jardinなどなど。
特に去年はsurの高級住宅街エリアでの事件がよくニュースに出てました。)。

そういう最近の治安情報については、次のトピックで詳しく説明します。

といっても数でいえば従来から治安の悪かった地域のほうがまだ圧倒的に殺人率高いですよ。


貧困層エリアは窃盗してももうけが少ないけど、高級住宅街のほうが金目のものが多いので狙われやすいんではと以前から私は思ってました。
実際自分がいたときにもリッチなエリアでひったくりとか強盗が結構あったので。

最近リッチエリアが特によくねらわれてるのは、カリっ子がいうには金目のものを持ってる人が多いし、閑静な住宅街が多いから人通りが少なくてひったくりや強盗しやすいからだろうと言ってました。

貧困エリアのほうが人通りが圧倒的に多いし、町人同士の結束がかたいところもありますから。

それにカリ市はギャングやマフィア抗争で殺人率が高いそうなので、もともと治安が悪い貧困エリアは空き巣や強盗よりは抗争での殺人率が高いのかもしれません。

でもジモティと旅行者では違います。旅行者はどんなに汚い格好をしててもぱっと見ですぐよそものだとわかってしまいます。
今までの治安概念で「西と南が安全で東は危ない」とか「いいエリアにいれば安全」だけじゃなくて、カリはどこにいても危険があるかもしれないと気をつけて安全対策することをおすすめします。

カリに数日しか滞在しない旅行者なら、治安がいいといわれているエリアだけにいて、セントロとかに行かなければ大半のトラブルは避けられると思います。
カリにもっと長く滞在する人は、ここに書いてあるエリアによる治安をよく読んで行動してください。





●2014年のcomuna別の殺人数map


カリ市のサイトからお借りしてきたデータです。
2014年のカリ市でおきた殺人がどこの地域でおきたのか、comunaごとのマップにしてあります。





色が濃い方が殺人数が高いところです。

comuna ごとに2014年の殺人数が出ています。
C数字で、Cがcomunaで数字がcomunaの番号。C17ならcomuna17です。

このmapで見ると、治安が最悪とずっといわれていたorienteの最悪エリアよりも、真ん中にあるセントロのエリアのcomuna 9 が殺人数が倍近く高いのにびっくり。

これは2014年のデータなので、2015年から今年の状況とは多少違っています。

でもだいたいcomunaごとの治安はこんな感じです。
(comuna22はこの年には突出して殺人数が高いですが、通常は治安がいいエリアです)




● カリで治安が悪い地域


上記の地図で示したカリのoriente(東部)が治安が悪いといわれてる地域。
oriente(東)には日本人在住者は足を踏み入れないし、旅行者にも行くなと言われています。
だから一般の旅行者でorienteに入る人はいないと思います。

何年前にorienteに滞在してた欧州人旅行者に偶然会ってびっくりしたんですが、カウチサーフィンで来たのこと(お互いのアパート同士を交換する)。どうりで。。

普通はorienteに行く旅行者はいないでしょう。

ところが、サルサ(ラテンダンスの一種)目的でカリに行く人の中にはその治安の悪いorienteエリアに行く人もいるんですよ。
カリで一番のサルサのメッカはこの地域だからです。
サルサのダンサーやミュージシャンの多くがoritenteの出身者なので、サルサの先生やダンサーの家にステイしたり訪問する人はorienteに滞在することが多くなってしまうのです。
しかもサルサのアカデミー(スクール)の大半がorienteにあります。

サルサが好きな方にはorienteは魅力的かもしれませんが、犯罪マップでわかるように治安が悪いところなので、もしorienteに行く場合は自分のサルサの先生とかダンサーの友達など守ってくれるジモティと一緒に行動してください。
(基本的に)スペイン語しか通じない地域なので、スペイン語しゃべれない人には一人ではあまり行動できないとは思うんですが。

(※ サルサ目当てでカリに行く場合の治安についての項目は下記にあるので見てください)



実はサルサ関係で私もorienteにしばらく滞在したことがあります。
あの辺りは人口が多いのか、夜遅い時間でもとても人通りが多いです。
だから夜遅くても、うじゃうじゃ近所の人たちが通りにいました。夜10時過ぎても子供達がサッカーとかして外で遊んでたり。
外国人がぜんぜんいないので、外国人の私は目立ってるから町の人たちが私の顔を知ってる。だからかえって狙いにくいのかもしれませんが、幸い一回も犯罪にあったことないです。
一度近所でひったくりを見ましたが、近所の人たちが犯人を取り囲んでぼこぼこにしてました。あとで警官に住民たちが犯人を引き渡してました。
(南米の田舎とか警官が少ないエリアでは市民が自警をしていて、ど田舎だと犯罪者を私刑することがあるそうです。自警精神が強い)

ただし私がコロンビアを去った翌年、その地域にあり私もサルサ踊りに行ったことがあるクラブで乱射事件がおきました。ギャングが店内で乱射して踊りにきてた客を多数亡くなりました。
こういう事件はコロンビアでもめったにない大事件ですが、参考までに。



orienteの中でも特に治安が悪いのがこの地図上で黄色いエリアです。(comuna 13, 14, 15)

cali inseguridad 2014 mapa


この黄色で示された地区のなかで、agua blancaというエリアがカリで昔から一番治安が悪いところです。
ここにはマフィアやギャングの事務所があり、マフィア抗争もときどきあります。
それにaguablancaは家賃が安いので(貧困エリアだから)、出稼ぎや移住でカリにやってきた地方出身者が多いそうです。
このエリアは犯罪がもともと多いです。
でもaguablancaは、サルサチョケなどのストリートダンスや音楽のメッカでもあります。




●西側のスラム

西側は大丈夫といっても、丘の方にも貧困地域があります。
カリにメデジンと同じメトロカブレ(ケーブルカー)が最近できて、メデジンと同じように高台の貧困エリアと中心部をつなぐためです。

カリっ子の友達の車で去年移動してた時に大渋滞と道路封鎖でやむをえず迂回したんですが、途中坂を下りてるときに通ったところがゴミだらけで歩いてる人達を見てすぐやばい地域だとわかりました。
そしたら友達がここがカリのスラムだよって教えてくれました。
orienteは普通の住宅街だけど、そのスラム地域はバラックみたいのもありずっと汚くて整備されてなかったです。

中南米は概して高台のほうがインフラがよくないこともあり、貧困エリアやスラムが多いんです。




●セントロなど中央部分のエリア


あとは治安がよくないのがまんなか辺の地域です。
東西南北のエリアわけでまんなかのcentroとかいてある地域とその周辺です。
この辺はセントロもあるし、ごちゃごちゃした下町っぽいところです。
繁華街や修理工場などもたくさんあります。

「centro (セントロ)」は旅行者も結構訪れるところですが、他の中南米の都市のセントロと特に違う点もないしセントロには旅行者は行かないほうがいいと私は思います。
私はずっと前にカリにいた時はセントロにときどき買い物に行くこともありましたが、次に滞在してたときは一度もいきませんでした。
コロンビア人がセントロに行く理由は、セントロのほうが値段が安いものがあるからです。
セントロはいつも人が多くて歩道を歩くのも大変だし、ごちゃごちゃして汚くて臭いし、現金払いの店が多いからキャッシュ持ち歩かなきゃいけないし、物乞いなども多いし、スリなど窃盗事件が多い。

だから私は値段が高くても、安心して買い物ができる大型ショッピングモールでばかり買い物してました。



●san antonio

comuna 3にあるエリア。
san antonioには丘の上のサンアントニオ教会など観光名所が集まってて外国人観光客が多いです。バックパッカー宿が多いので外国人バックパッカーや欧米人がたまってるバーなどがたくさんあります。
サルサのレッスンもやってる有名な安宿があって、英語で予約もできるので旅行者には人気です。

ただしこのエリアの下の大きな道路とかにはヤクの売人がいるところがあります。売人がいる辺りは歩かないほうがいいです。
欧米人にはドラッグ目当ての人もいるから、san antonioにいる欧米人がドラッグやってるとコロンビア人達がいうので私はステイしたことないです。私はあまりよく知らないので、行く方は治安情報を確認してください。




●sur地域

surのtequendamaから南部はカリでも治安がいいエリアといわれています。

カリの目ぬき通りのcalle quinta に沿ってMIOというトラムバスが走っており、tequendamaあたりからuniversidad, ciudad jardinやvalle de liliあたりまではカリで治安がいいエリアなんです。
有名大学や大病院、大型ショッピングセンターなどが点在しています。
だから外国人の旅行者や長期滞在者が多いし、コロンビア人も比較的リッチな層が住んでいる高級住宅街が多いです。

私もsurのquinta沿いのエリアに住んでました。
便利だし過ごしやすいところでした。

けど、近所の人たちからはquinta通りはけっこう危ないので気をつけろといわれました。
大通りだし、レストランなどが少ないから暗くなると店が閉まって人通りが少なくなるので、バイクがきて荷物をひったくられる事件があるからだそうです。私はquintaは日中、家の近くとかショッピングセンターのそばとかしか歩いてませんでした。

他にも大通りだけど、車の交通が多くても人通りが少ない通りはひったくりや強盗がときどきあるので注意しろといわれました。
かえって中に入った小さい通りで住宅街で店が並んでて人通りが多いとこのほうが安全に歩けました。

カリは大通りかどうかよりは、人通りがあるかのほうがポイントかもしれません。


しかし、ここ数年(2015 - 17年)surの治安がいいエリアでの殺人事件がよくニュースに出てました。
強盗殺人が多く、ギャング団にねらわれたところもありました。
カリっ子たちによると、高級住宅街は人通りが少ないし、金目のものを持ち歩いてたり家にも金目のものを持ってる人が多いのでねらわれやすいんだろうとのこと。
次のトピック(最新の治安情報)で詳しく説明します。





●estadioエリア

上に書いたsurの治安がいいエリアには、tequendamaエリアも入っています。
tequendama駅の隣がestudio駅です(MIO)。
san fernandoという地区。
この辺りは外国人旅行者や在住者が多いエリアです。
外国人向けの宿や欧米人が多いバーやレストランもsan fernandoにたくさんあります。
治安がよく交通も便利で食事や買い物するところも多いので旅行者にはおすすめのエリアですね。

ところが危ないエリアだから注意しろとカリっ子から一番よくいわれたのがestudioとその周辺なんです。
なぜここが危険か。
それはestudioという名前でわかるように、サッカースタジアムがあるからです。
サッカーの試合のあとは、フーリガンみたいなサポーターたちが暴走したり暴れてときどき死傷者が出たり物を投げつけらられたりするので、サッカーの試合がある日にはこの周辺にはいないほうがいいです。(サッカーの試合がある日にはこの周辺に宿をとらないほうがいい)。






⑸ カリの交通について


カリの空港から市内への公共交通は、タクシーかバスかUBERです。
バスは安いですが、バスターミナルに到着するのでめんどくさいし、バスターミナル辺りはちょっと気をつけたほうがいいです。

知り合いがいれば車で迎えにきてもらうのが一番。
カリの空港はボゴタみたいなオフィシャルタクシーがあるのか知りません。
現地に友達がいればその人の知り合いのタクシー運転手に予約してもらったほうが安全だと思います。
もしくは、コロンビアで大人気のスマホアプリの配車サービスUBER。一般のタクシーより安全といわれてます。
空港で待ってるタクシーでも大丈夫かとは思うんですが、普通の流しみたいなタクシーかも。
今だと市内まで(場所にもよりますが)だいたい60000ペソくらい(3000円位)が相場なので、100000ペソとか言われたらぼったくりだと思います。


市内の公共交通は、タクシーかMIO(メトロバス)かバスです。
それかUBER。

MIOというカリの主要な公共交通のトラム(ほんとはバスなんだけど連結されて長く、専用レーンを走る)は、いろんなエリアを走っていています。
orienteのほうに行くと駅名なしのこともありました。駅名がないところは風景やストリート番号を見て降りてました。

MIOが走ってない地域はバスがカバーしています。
バスにはMIOがやってるバスと、普通のバスがあります。
MIOのバスのほうがきれいでMIOのカード(SUICAみたいの)で乗降しますが一部の地域でしか運行してないです。
バスは、短期旅行者には難しいかと思います。日本みたいな停留所がないこともあり。


カリのタクシー事情はあんまよくないです。
流しのタクシーは乗らないほうがいいです。ときどきタクシー強盗とかぼったくりとかあるので。
タクシーに乗るときは無線タクシーを店や宿などに呼んでもらうか、スマホアプリのUBERという配車サービスを使うのが安全です。コロンビア人の間ではUBERが大変人気です。

でももし店もないし無線のタクシー呼べないところややばいところで暗くなったりしたら、流しのタクシーを見つけ次第乗ったほうがいいです。
やばいところを歩いた方が強盗にあう確率が圧倒的に高いですからね。
流しに乗るときはできればタクシーのIDナンバーをひかえておいたほうが安心です(コロンビア人がやってた)。

年末にカリを訪れる観光客が多いのですが、年末年始はフィエスタやフェリア時期なのでタクシーぜんぜんつかまりません。無線は全部だめで、流しのタクシーもまったくつかまらない状態です。
知り合いの運転手を予約しておくか、お友達に迎えにきてもらったほうがいいと思います。




(6)お金をATMでおろしたら

コロンビア人たちからいわれたのですが、ATMでお金をおろす場合「現金を持ったらすぐタクシーで帰宅すること」。
ATMでお金をおろすのを見られあとをつけられて強盗にあう事件がときどきあるからです。
最近ブラジルではそれで殺害された邦人の方がいました。
コロンビアでは引出額に制限があるので1回につき800000ペソ(32000円くらい)しかおろせないのですが、お金を盗られるよりもけがしたり死ぬほうが嫌ですよね。
私は大型ショッピングセンターの銀行ATMでお金をおろして、ショッピングセンターのオフィシャルのタクシーで家に帰ってました。




(7)サルサ目当てでカリを訪れる場合


カリに絶対に行きたい、という人の多くがサルサ(ラテンダンス)目当てです。
カリは「世界のサルサの首都」といわれるほど、サルサが非常に盛んな都市です。

サルサ目的の人が他の旅行者と違うのは、治安が悪いエリアに入ったり深夜に行動する可能性が高いことです。

クラブが集まってるところがカリの市外とか繁華街だったり、クラブは深夜営業してるので明け方に行動することになるし、サルサのダンスアカデミー(スクール)の大半が治安の悪い地域にあるからです。
またサルサのダンサーと行動したりダンサーや先生の家に滞在する方も多いと思いますが、ダンサーたちの多くは治安の悪いorienteエリアの出身者です。

そのorienteのエリアは高級住宅街と違って外で音楽をかけたりダンスするのが禁止じゃないので、家の外に大型スピーカーを置いて爆音で音楽かけたり、年末とかは道路を封鎖してストリートで地域の人がフィエスタして踊ることもよくあります。

クラブがあるエリアについてですが、クラブが集まってるのはクラブゾーンやzona rosa といわれる繁華街です。
しかしサルサのクラブには1軒外れてるところもあります。

日本人のサルサファンにも有名なクラブゾーンといえば、コロンビアサルサのorquesta guayacanの「Oiga Mire Vea」の歌詞にも出てくる Sexta(セスタ)やJuanchito(ファンチート)でしょう。

けど、セスタはとっくにおちぶれて客がほとんどいないし、ファンチートはカリっ子にいわせると「おわってる」。
ファンチートはまだ有名クラブがあり私は一昨年や去年も行きましたが、以前よりすたれてるとのこと。ファンチートはカリの外なので遠すぎるし、途中の道の治安が悪い(車やタクシー強盗とか)。
別のクラブゾーンのmengaは市内ですが、遠いしクラブの料金が高い。

市内のクラブが近いし去年から朝5時まで営業可能になったこともあり、最近はジモティには市内のクラブの人気があがっています。
市内に新しいzona rosaもできました。

サルサ関係でダンサーやサルサの先生の家にステイするときは、ダンサーなどは治安の悪いoriente出身者が多いので周辺の治安情報をその人によくきいて行動してください。

サルサ関係で行く場合は特に、世話をしてくれる現地在住のコロンビア人の友達がいたほうがいいと思います。

しかもコロンビア人はカップルやグループでクラブに行くので、サルサ目的で行く方はサルサのクラブに一緒に行ってくれるコロンビア人がいないとコロンビア人だらけのクラブは難しいです。
サルサ関係やサルサのクラブによく行く人じゃないと、サルサのクラブやスポットがある場所やその周辺の治安がわからないでしょうから、クラブを知ってるカリのコロンビア人がベストですね。

クラブはどこも深夜から営業で盛り上がるのが明け方なので、深夜から朝方までクラブにいることになります。
普通の海外旅行では夜には出歩かないようにと書いてあるし、ましてや中南米で深夜に出かけるなんて危険なので絶対にやってはいけません、と言われると思うんですが、早い時間はクラブやってないからしょうがないです。
だからローカルなクラブは旅行者にはハードル高いですね。

旅行者やカリっ子のサルサ関係の友達が現地にいない人は、外国人が多いダンス学校でサルサを習ったりクラブに行く方がいいと思います。
surのsan fernando(tequendamaやestadio)のエリアには有名なダンススタジオ、サルサアカデミーやサルサのクラブが何軒かあります。
欧米人旅行者や在住者が非常に多いエリアです。
だからダンススタジオやサルサのクラブに来てるのは欧米人がかなり多いです。
日本人でサルサ目当ての観光客にはおすすめです。
確か英語対応もあったと思うし、ここなら観光客でもダンスのレッスンとったりクラブにタクシーで行ったりできます。





● 安全対策

カリの各エリアについての治安について述べましたが、コロンビアでの安全対策については前に書いたこちらを読んでください。

「 コロンビアでの日本人殺害事件と安全対策」


いまカリで一番急増してるのが、スマホのひったくりやスマホをねらった強盗です。
カリもスマホ社会なので転売しやすいからです。


この前に書いた安全対策と今回教えたカリのエリア別の治安状況をよく読んで対策すれば、カリで滞在する場合にかなり安全を確保できると思います。長期滞在の方には特に役にたつかと。
カリにステイする方はぜひ実行してみてください。


※ 次のトピックで、最新のカリの治安情報について書きますので、そちらもご覧ください。


「コロンビアのカリ市の最新の治安(2015 - 17年)」


最新の安全情報などについては コロンビアの毎日のニュースを翻訳してツイッターにUPしてるのでそちらを見てください
↓  ↓   ↓




他に過去に書いた記事のなかでコロンビアやカリの治安関連トピックのリスト:


「コロンビアのカリ市の最新の治安(2015 - 17年)」
「コロンビアのカリの治安と注意事項」
「コロンビアのカリに観光に行きたいと思ってる方へ」
「コロンビアの最新の旅行安全情報について<dia feliz版>」
「 コロンビアでの日本人殺害事件と安全対策」
「 コロンビアは世界一の危険国じゃないよ、コロンビアへの誤解をとく」
「海外で身を守るために」
「コロンビア人がクラブに行くのは刹那的だから」

バチャータ「Deja Vu」prince Royceとシャキーラのミュージックビデオがやっと公開

昨晩遅くに(3月24日)、やっとPrince Royceとシャキーラのバチャータの曲「Deja Vu」のミュージックビデオが公開されました。

「Deja Vu」の曲がリリースされた時に、もう曲の解説と歌詞の和訳についてはすでにこのブログで書きました。

→  「Prince Royceとシャキーラ”Deja Vu” 歌詞和訳 バチャータ」



シャキーラがダンサーのような男性とバチャータを踊るシーンの練習をしてるビデオを紹介しましたが、そのビデオが完成して公開されたんです。

前半はシャキーラとダンサーの男性がバチャータ踊って、後半最後の方にPrince Royceとshakiraがバチャータ踊るシーンが入ってます。



「Deja Vu」  Prince Royce y Shakira






バチャータのダンス好きのみなさん、いかがですか?

シャキーラのバチャータ。


私はシャキーラは歌もダンスもバチャータには合わないなと思ったのですが。。。。

シャキーラは歌もダンスも上手いシンガーだと思うけど、歌い方とかダンスの動きがやっぱバチャータに向かないかもと。

シャキーラは腰を使ってキレのあるダンスをするのが得意で、アラブのダンスもよくやってるので。
相手にかまわず自分から腰を強く振っちゃうから、ペアダンスよりはやっぱソロかな?

でもイケメンで女性に人気のprince royceと世界で大人気のシャキーラがデュエットしてペアで踊ってるので、セクシーでいいムードですね。 




farruko「Don't Let Go」がトランプの移民政策批判。歌詞和訳

1週間前に公開されたレゲトンシンガーのFarrukoの新曲「Don't Let Go」のミュージックビデオ。
ビデオはアメリカのトランプ大統領の移民政策を真っ向から批判したものだったので、いま話題になっています。


まずはそのミュージックビデオを見てください



Farruko 「Don't Let Go」






歌の歌詞はロマンチックだからミュージックビデオがなければ、これはロマンチックなトラップの歌だと思うでしょう。


でもビデオは違いますよね。

ビデオはトランプのメキシコ移民と不法移民に対するスピーチで始まります。
(トランプの声じゃないような気もしますが、トランプの有名なスピーチ)



ビデオの映像を説明します。



アメリカの静かな住宅街。
アメリカとメキシコの国旗が掲げてある家から出てくる男性(Farrukoが演じてる役)。
彼女(恋人)が買い物から帰ってくるところ。

アメリカの地方の大農場で働く人々(移民)たち。
不法移民を捕まえる警察隊が装甲車(移民追放部隊と書かれている)で町に到着。
レーダーに不法移民がいる家が映し出される。
武装した警官隊が民家にやってきて「警察だ。ドアを開けろ」と叫んで強行突入。
驚いて床に倒れ泣き叫ぶ女性。
手錠をかけて連行される男性。
道を歩いていたら警官隊に取り囲まれて捕まった男性。
家の前にいた女性も取り押さえられて連行された。
「ハンティングして、捕まえて、追放しろ」と書かれた護送車に入れられる移民たち。
メキシコとアメリカの国境沿いの風景。

買い物袋を持って楽しそうに帰ってきている彼女。
しかし家の近くで彼女は警官隊につかまってしまう。
farrukoがあわてて彼女を助けようとして彼女の手をとるが、
彼女は警官隊にひきずられていってしまう。
彼女は護送車に乗せられる
移民の収容施設に送られてしまう。
目の前で彼女を連行されてうしひしがれる彼氏(Farruko)。
彼女との楽しかった思い出にひたる。

不法移民の収容施設で落ち込でいる彼女。
収容された移民に面会にきた家族たちが涙する。ひきさかれた家族。
メキシコに強制送還された移民たち。
その中に彼女もいる。
変装したFarrukoが金網越しに彼女の手を触る。
国境の柵越しに見つめ合う二人。
国境警備隊ともみあう人々。
Farrukoが国境警備隊(米)の車両に火炎ビンを投げる。
Farrukoは一人で去っていく






ビデオでは二人の家にアメリカとメキシコの国旗があり彼女だけが強制送還されたので、アメリカ人とメキシコ人のカップルのストーリーだと思います。
ビデオの移民を捕まえる部隊が、ナチスのゲシュタポがユダヤ人狩りしたのに似てる。




このビデオは3つのパートに分かれていて

トランプのスピーチで始まり、歌の本編があって、最後に移民政策や人種差別反対のメッセージが流れます。


この3つのパートをそれぞれ翻訳します。

①最初のスピーチが英語で字幕がスペイン語。
それから字幕のない英語のスピーチ。
→ ここは英語から和訳します。


②歌の本編
→ スペイン語から和訳します


③最後のfarrukoのメッセージ
→ スペイン語から和訳します


   ⇩  ⇩  ⇩



ビデオの最初と最後の部分の和訳です。







<トランプの演説パート>

メキシコは優秀な人材をアメリカに送ってるわけじゃない。
犯罪者やレイプ犯をアメリカに送り込みアメリカで犯罪をおこしている

アメリカ国民の多くが移民に仕事をとられている

私の移民政策について説明しよう
不法移民を全部排除しはじめる
移民取締りの警官隊を強化し、新しい移民政策を施行するのだ
私が大統領になったら不法移民はみなこの国から追放されるだろう

(USA, USA, USA と歓喜して叫ぶ支持者たち)

メキシコとの国境に(万里の長城のような)壁を築こうではないか!




<トランプの移民政策に対する批判メッセージ>


アメリカは移民の国である
移民たちはアメリカンドリームを求めてアメリカにやってきた
しかし日に日に移民排斥が強くなり、多くの家族がひきさかれている
人種差別によってヘイトすべきではない

みんな団結しよう!






以上、歌の歌詞に加えてビデオに出てくるスピーチと最後のメッセージまで翻訳しました。

でも歌詞の和訳は別ブログに移動しました。
こちらをクリックしてください。

http://diafeliz.jugem.jp/?eid=15



farrukoがインタビューで、この歌はロマンチックなのにビデオが政治的で歌の内容と違うんではという質問に対して答えてました。
この歌は、ほんとは違うミュージックビデオにする予定だったそうです。愛し合ってるカップルがいたんだけど、事故で片方がなくなるとか、火事にあって2人が焼死するとかそんな内容。

だけどトランプの移民政策で自分と同じラティーノ達(ラテンアメリカ系)が大変な目にあってる現在の状況をうけて、移民政策に反対するビデオにしたそうです。


でもこのビデオを見たラティーノの一般人からは賛否両論のようです。
Farrukoは不法移民を助けようと思ってるのか、違法なやつらだろとか、
プエルトリコには移民政策は関係ないのになぜプエルトリコ人のFarrukoが口出しするのかとか批判もあります。


プエルトリコは、キューバとドミニカ共和国の隣のカリブの島国だったのですが、アメリカの領土になってしまいました。

私がプエルトリコに行ったときは、空港に「Welcome To USA」と大きく書かれていたし、入国にはアメリカのESTAが必要だったし、貨幣は米ドル。プエルトリコに来ている観光客の大半がアメリカ人でした。

米の領土で自治連邦区であり、米の憲法下にありますが、プエルトリコが経済危機になったときは米は助けませんでした。
今日野球のWBCの決勝で アメリカ VS プエルトリコ の試合がありましたが、プエルトリコは国ではありません。
アメリカ VS アメリカの自治領。
でもアメリカのプエルトリコ系はプエルトリコを応援してましたね。
ラテン界の有名人たちも、自分はボリクア(プエルトリコ人)というし。

アメリカにはプエルトリコ系は多いし、プエルトリコ移民がNYでサルサを生み出しました。
ラテン界のスター、マーク・アンソニーやジェニファー・ロペスもプエルトリコ系アメリカ人です(2世)。

だから、プエルトリコは米領なのに、なんでプエルトリコ人のFarrukoが不法移民について口出しするんだと批判があったわけです。

でも実際はトランプが大統領になってから、不法じゃないのに外見でとりしまわれたり差別されるケースが増えてます。

最近では、プエルトリコ系米人が捕まって不法移民として拘束された事件がありました。2世でアメリカ国籍も市民権も持ってるので何日かして釈放されましたが。

あるメキシコ系の女性は不法移民だとつかまって、グリーンカードがあったのにメキシコに強制送還されたそう。

「不法」じゃないのにつかまってる人がいるのは問題。



今までいろんなメキシコ人と話して私が感じたのは、米在住とメキシコ在住メキシコ人の間に温度差があること。
米のメキシコ人にメキシコの話をすると、自分は二世だしメキシコには興味がないと嫌がられることもありました。
逆にメキシコに住んでるメキシコ人には、「メキシコで学歴がなくていい仕事にありつけない貧乏人がアメリカに出稼ぎに行く。メキシコでいい仕事がある人はアメリカなんかに行く必要はない」と言ってる人達もいました。


あとアメリカではカリフォルニア州やアリゾナなどにメキシコ人が多すぎるとかいわれてますが、もともとカリフォルニアもアリゾナもテキサスもフロリダもネバダもメキシコ領土だったんです。
だからメキシコのスペイン語の地名がついてるし(Los Angeles, San Diego, San Antonioなど)、メキシコ系が多い。

だからトランプがメキシコ国境に壁を築くといったら、メキシコのメキシコ人たちが「壁の建設いいよ。でももともとの国境線にな」と言ってました。
つまり、メキシコの元領土のところでの国境線。

muro de mexico




それはともかく、
Farrukoは自分の意見をはっきり言う人じゃないかと私は思います。論争になってることについてよく意見してるんで。
Malumaの「Cuatro Babys」が女性蔑視だと大批判されたときにmalumaを擁護してたのはFarrukoでした。



この曲とビデオは、2010年にリリースされたWisin Y Yandelの「Estoy Enamorado」に似てますね。
あれは、アメリカのアリゾナ州が不法移民の取り締まり強化を目的に2010年に制定した移民法(SB1070)に反対した歌でした。
→ この歌については2010年に解説しました 
「"Estoy Enamorado”Wisin Y Yandel (SB1070 人種差別的移民法」  )

私はこっちの曲とビデオのほうが個人的に好き。


「Estoy Enamorado」 Wisin Y Yandel





Wisin Y Yandelは2人ともプエルトリコ人なんだけど。
Farrukoのときみたいにプエルトリコ人には関係ないだろとは当時批判されてなかったんですけどね。



じゃ逆に中南米が移民に対してとても優しいのかというとそうでもないと思いますけどね。

私がいた南米の国の場合、自分のIDカードができたから取りに来いといわれて移民局に行ったときには、こわいオフィサーから泣きそうになるくらい厳しく質問されました。
それから何ヶ月かたって移民局でビザの期限と更新について質問しに行ったら、「おまえはなぜそんな質問をするのか? もしかして不法滞在か偽装結婚でもたくらんでるのか。もしビザが1日でも切れたら強制送還になる」と係官に言われてびびりました。
いや、ただビザの期限について普通に質問しただけなのに。
法律も破ったことないし、この国にお金おとしてるだけのイイ存在じゃん。
不法移民になってまでこんな国にいたくなんかないわ って内心思いました (← もちろん言ってないよ 苦笑)。




2017年ミスコロンビアはミスカルタヘナに決定

今日2017年のミスコロンビアのコンテストがありました。

日本と違って中南米の多くの国がミスコン大好き。
中南米は世界で美人国といわれてる国が多いし、コロンビアの隣のベネズエラはミスユニバース最多優勝国の一つです。

コロンビアの各県(地域)にはミスがいて、その各県のミスの中からミスコロンビアが選ばれます。
ミスコロンビアになった人はミスユニバースに出場します。

今年はミスコロンビアに23人の地域代表が出場し、そのコンテストはコロンビアの全国放送で中継されました。



前評判が高く、私もこの人がミスコロンビアになるだろうと思ったミスカルタヘナが優勝しました。
(ミスコロンビアは一般の投票も受け付けていたので、私はカルタヘナに投票しました)


カルタヘナはコロンビアの沿岸部の都市で、有名な観光地です。

Laura González Ospinaさんという22歳の女性です。
ミス・カルタヘナですが、生まれはカリ市。







ミスコロンビアになったあとにカルタヘナのビーチで、カルタヘナの伝統衣装を着た女性と一緒に


miss colombia cartagena



ミスコロンビアが決定したあとに、新しいミスコロンビアは出身地のカルタヘナの旧市街(観光名所)をパレードしました。
なんと消防車の上で、コロンビアの伝統音楽の楽団つきで。
このミスコン行事がどんだけ盛り上がったかわかりますよね。


miss colombia パレード





コロンビア人からはこの人は厚化粧しないほうがいい、と書かれてましたが、私もそう思います。
ミスコンテストだからしょうがないけど、普通のときのほうがかわいいです。
いくつか写真をUPしますね。



senorita cartagena2


miss cartagena 水着



ミスカルタヘナ制服





そして動画も。。。






日本人ウケしそうなかわいいルックスの人だと思います。


他の候補者はどっちかというとラテン受けしそうなセクシー系(年齢より年上に見える)が多めだったので。



彼女がいうには、少女のときに外見でいじめを受けていたそうです。いじめられたこともあり痩身サロンでやせた。
全国のコロンビアの女の子たちに外見でいじめたり差別をしてはいけないとメッセージを発しました。


ラテン女性はブラジルとかペルーやメキシコはグラマーでヒップが大きい女性が人気ですが、コロンビアは確かにスリムな女性が多いんですよ。
コロンビアでは店で売られてる服も細いサイズが主流でした。日本のMサイズ位が主流かな。日本人は細いから海外で服のサイズが少ないといわれるけど、コロンビアならあると思う。



さてミスコロンビアが決まったので、今度は彼女が次のミスユニバースになれるか(優勝できるか)という話題がコロンビアででてくるでしょうね。
今日のコロンビアのツイッターのトレンド、ほとんどがミスコロンビア関係だったっていう 笑。



ちなみにツイッターで話題になってたツイートがこれでした。



「今年のミスコロンビアは、ミスコロンビア汚職の女王サントスさんに決まりました」


miss corruption


顔がコラージュしてあって、コロンビアのサントス大統領です。

ブラジルの企業からの賄賂事件の渦中にあるので。。。
コロンビアのブラックユーモアですね。




それからミス・コロンビアのコンテストには、ラテンの有名な歌手もゲストとしてよばれて歌ってました。
サルサのVictor Manuelle, プエルトリコの歌手Luis Fonsi、コロンビアの人気グループ Piso21など。



Luis FonsiはDaddy Yankeeと歌っていま大ヒット中の「Despacito」を歌いました。
(ただし、Daddyは来てないので一人で)








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