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「ラテンのクラブでかかる音楽のジャンル」

人身売買の温床で、外国人を奴隷扱いして短期の労働力に使い捨てする日本の問題

日本は人身売買の温床として国際的に非難されてるのを知ってるだろうか。


先日こんな報道が。


「人身取引被害のサバイバーが語る、日本での売春強要 」

コロンビア人女性が、日本で仕事があるといわれて貧しいシングルマザーだったので話にのった。
1999年に日本に連れてこられた。しかし日本に到着したらぜんぜん話が違って、仲介料金として500万円の借金を返済しろといわれ、売春しなければさらに利子が加算されると脅された。
日本に到着した日から路上に立つ売春婦にされてしまった。
奴隷状態で逃げられず毎日2万円ずつ借金を返させられ、2年間売春を強要された。
ついにコロンビア大使館に駆け込んで保護され、コロンビアに帰国できた。

コロンビア帰国後もPTSDがひどくてコロンビアでセラピーに通っていた。
セラピストから手記を書いてみたらどうかと提案されて手記を書いた。
他の女性達が同じ被害にあわないように、その体験をつづった本をコロンビアで出版した。

『ヤクザにとらわれた女(ATRAPADA POR LA MAFIA YAKUZA)』というタイトルの本。

コロンビアでは結構売れてるそうだ。





このように日本は人身売買の温床となっているのに、政府が改善努力をしてないとアメリカや世界から非難されている。
「人身売買の受け入れ大国ニッポン」なのだそうだ。




昔からフィリピン人やロシア人などの女性が、日本でダンサーや歌手などの仕事があると日本にきたら売春婦や水商売だった、という話は昔からよくあった。そういう店が違法で摘発されれば、そこで働く外国人女性も逮捕されていた。

バブル時代ごろまでは、ソ連の崩壊後に若くて超美人のモデルのようなロシア系の美女の腰に手をまわした日本人のちんぴら風のおじさんもいた。

でもバブル崩壊後の1999年になっても、まだコロンビアから連れてきて売春強要させてたとは。






私がサルサやレゲトンなどのラテン音楽やダンスにはまったのは2005年。
それまで英語圏ばかりだったので、サルサをはじめるまではラテンアメリカに対してはステレオタイプなイメージしかなかった。

サルサをはじめたことがきっかけとなって中南米と中南米人を知る事になり、後進国と言われて差別されてる人の実情や気持ちがわかってきた。

今回書く事はこの13年間に私が見聞きしたことも含まれている。


サルサのクラブやイベントには南米人が来ていたし、店によっては店のオーナーやスタッフが南米人だった。南米人との会話からスペイン語を覚えた。


都心のあるクラブは、週末の深夜2時過ぎになるとコロンビア人女性達が来た。同じ繁華街の水商売の女性で、自分の仕事がはけてからクラブに踊りに来るのだそうだ。
きれいなコロンビア人の女性達がハイヒールで美しくサルサを踊っていた。
コロンビア人が踊るサルサがかっこいい。

私はコロンビアのサルサにはまって、ついにコロンビアに住んでしまった。
コロンビアのサルサが私の人生を変えたようなもの。

私はよく「コロンビアLOVEだね」といわれるが、実はそんなにコロンビアにLOVEではない。旅行と違って、長くいると悪い面も見えるので、LOVE & HATEだ。
だから今回書くことはコロンビアへのたんなる同情ではなく、コロンビアやコロンビア人の実情も考えながらお伝えしている。



スペイン語を話せるので、スペイン語で私に悩み相談や身の上話をしてくる南米人は結構いた。
給料明細がわからないからチェックしてほしいとか、事故にあって泣き寝入りさせられたのけどどうしたらいだろうかとか、入院したいが入院の申請書が書けないとか、年金を支払っているのだけど日本に老後までいないのに年金は戻ってこないのだろうかという質問とか、日本での生活の悩み相談など。



ラテンといえば明るくてノー天気なイメージだろう。
が、日本に住んでいる南米人がみんなそういうわけじゃない。
日本の生活にストレスを感じてる人が多いと思う。

差別やいじめに悩む人も。
仕事が超ブラックで、パワハラと人種差別がひどい場合も。
日本人の上司から人種差別発言まじりで怒鳴られる。「ガイジンには電気代はもったいない」と真冬の夜勤に暖房をとめられる。
子供が学校で人種差別でいじめられる。
日本人と結婚したが、夫がDV男。子供がいるからビザや養育権の問題で離婚できないと鬱状態になってる人も。

日本に住んでる南米人には日本の生活で心を病んで心療内科やカウンセリングに通う人もけっこういるんだよね。



コロンビア人は北米に行く人が圧倒的で、日本にはほんとに少数しか住んでない。

日本に住んでいる南米人の大半がブラジル人とペルー人。日系人が多い国だから。

しかし、2008年以降は南米人は年々激減している。

私がサルサを始めた2005年の頃はもう新しく来る出稼ぎ南米人はかなり少なかった。それでもブラジル人は35万人、ペルー人は68000人ほど外国人在住登録者がいた。

が、その3年後の2008年にリーマンショックがおきて、大量の派遣切りがあり南米人も多数解雇された。
日系ブラジル人に対しては日本政府が航空券代あげるから帰国しろと奨励した。
つまり、人手が足りない時は必要だったけど、不況になったのでもう不必要だから国に帰れということだ。派遣切りで失業して新しい仕事も見つからなくて生計をたてられず、多数が日本を去った。


ブラジル人は半数に減って、ペルー人も4万人位になった。南米人達も「たくさんの人が南米に帰国して、かなり国に帰った」と言ってる。


南米の方が景気がよくなったからという理由も大きい。
2000年代後半は、ブラジルは好景気で給料も高いし求人も多いからとブラジルに帰ったブラジル人も多い。
ペルーもここ何年もずっと好景気でいま南米で一番景気がいいのはペルーだろう。だからペルーに帰国したペルー人も多い。
コロンビアもバブル景気のような好景気に2014年前後はわいていた。




また、コロンビアは世界一の危険国、だと思ってる人が日本には多いだろう。
冒頭に紹介したコロンビア人の女性は、危険な後進国だから逃げ場を求めて日本にきたんだろう、売春婦でも日本の方がマシだから、と思うだろう。
ドラマnarcosの麻薬王パブロ・エスコバルのイメージが強いだからだろうが、エスコバルは90年代初頭に殺されメデジンカルテルも崩壊している。その後コロンビアは年々治安が改善。

コロンビアは2010年代には飛躍的に治安が向上し景気がよくなった。私が最初にコロンビアにいた2011年にはすでに「南米のバンコク」とバックパッカーには言われており、長期逗留するバックパッカーや長期滞在者の外国人が増えていた。

コロンビアはその後バブル景気のようなイケイケの好景気に。
2015年にコロンビアに行ったらびっくりした。3年間でボゴタがすっかり変わったのには驚いた。首都ボゴタは私が行った時も人口800万人近くで高層ビルが立ち並ぶ大都市だったが、すごい開発されてすっかり変わってた。
メデジンは欧米人に人気の移住地に。
コロンビアへの旅行者は年々倍増して、去年は「世界行くべき旅行地」の2位に選ばれた。景気の悪い欧米から職探しや出稼ぎにくる欧米人が増えてた。欧米人の移住者も増えてる。
治安も劇的に改善して、ボゴタとメデジンは治安がいい都市になった。
「一昨年日本人がメデジンで強盗殺人にあったから危険だろう」と思うだろうが、あの年にメデジンで強盗殺人にあった外国人は彼だけなのだ。





でも、あの告白本を出版したコロンビア人女性が1999年から2001年に日本に人身売買されてたとは。ニュースの記事ではコロンビアが危険だったからと書かれてたが、実際は1999年から2000年代ならコロンビアはだいぶ改善していた。
90年代の前半なら危険だったので、理解できるけど。


日本在住のコロンビア人で40代以上の女性で、ホステスしてたという人は何人か知ってる。
水商売時代に出会った日本人男性との間に子供も生まれてシングルマザーになった人も一人知ってる。
けど日本に強制的に連れてこられたというようなことは言ってなかったので、自分で出稼ぎに来たのかもしれない。

本人から話さないかぎり私からは質問しないので詳しくはわからないけど。
今回書いてる外国人からの話も、私が積極的にきいたんじゃなくて、向こうから話したり相談してきた事である。


昔日本に来たコロンビア人女性には水商売だった人が多いように思う。
今は観光旅行か、大学や大学院の留学生、日本のアニメなどのサブカルチャーマニアなど日本の文化が好きで来るコロンビア人や他の南米人が多いと思う。

日本は風俗店は風営法で0時までの営業になったし、長びく不景気でキャバクラやホステスバーなどは経営が厳しくなったし。


あの人身売買の被害の女性はコロンビアでシングルマザーで弟や妹もいて生活が苦しかったと記事に書いてあったので、多分コロンビアの貧困層の出身かもしれない。

コロンビアは貧困国と思うだろうけど、国はリッチなんだよ。
産油国で資源国で、食料自給率も高い。
貧困国ではなくて、貧富の差が天と地の差くらい大きい階級社会。中南米の中でも階級差が激しい国。
リッチな人は日本人が想像できないほどスーパーリッチ。富裕層が富をひとりじめしてる。だから貧困層は食べれないほど生活が苦しい。

貧困層から脱出してリッチになるのは難しい。階級社会だから学歴は日本以上に重要視されるので、学歴がなければいい仕事にはつけないし階級もある。貧乏から脱却できてお金を持っても、「もともとはどのランクの出身か?」ときかれることもある。貧困層がそんな状況から脱却したいなら海外に行くのが近道と思うかも。

今はコロンビアは好景気だから国内に求人多いし、昔とは違ってもっとチャンスがあるけどね。
貧困率も激減した。しかし、階級社会は変わっておらず、あいかわらず貧富の格差はある。


日本に住んでる南米人の出身をきくとやはり地方か、大都市でも貧困エリアの出身者が多いと思う。
日系人はビザがあったので、日系人は違う人もいるけど。

日本に出稼ぎした人には急にリッチになった人もいるから、自分も日本で稼ぎたいと思って来た人も多いと思う。出稼ぎして送金したお金で本国の家族が暮らせる。

親兄弟や妻子と長年離れ離れの人もいる。中南米人はファミリーの結束とファミリー愛が強いので、家族と離れるのは辛いようだ。


日本にはペルー人が多いが、90年代に日本にきた人が多い。ペルーはガルシア大統領の1次政権の90年代にスーパーインフレがおきた。スーツケース一杯の札束でパン1つしか買えないくらいだったので、そのせいで海外に出ざるをえなかった人が多いそうだ。

中南米では日本はリッチ国というイメージが長年強かった。自分の国では食えないから、日本で仕事があるときいて日本行きをきめた人は多いかと思う。

売春に売られたあのコロンビア人女性もその一人だろう。

彼女は子供をおいて日本に来た。
中南米はマチスモ(男尊女卑)や女性を守る意識が強く保守的なところがまだある。女性が一人でふらふら出歩くべきではない、女性が一人で旅をするべきではない、という意識はまだ根強い。
女性に保守的な中南米で、女性が一人で日本に出稼ぎに来るということは、よっぽど生活がせっぱつまってたんだろうなと思う。



横浜の黄金町は戦後の赤線で、6年前に違法風俗が全部撤去させられるまで違法な売春所や風俗が並んでいた。
景気がよくなったら日本人売春婦が減って外国人が多くなり、南米人が一時は結構いたときいてる。



コロンビアは麻薬と美人と売春婦のイメージが世界で強い。
そのせいでコロンビアに女と麻薬目当てで旅行に来る欧米人が今も多い。コロンビア女性を買って毎晩自分のアパートに連れ込んだり、売春婦を囲ってる欧米人の駐在員も多いときいてる。一般人の女性、しかも学生に援助交際してるおっさんもいる。なかにはホテルでコロンビア女性に性的な暴力をふるい重傷を負わせたり殺した事件もある。

外国人による一般人女性へのレイプ事件もある。
コロンビア女性を見下してレイプしていいと思ってバカにしてる、外国人はコロンビアをいまだに見下してドラッグと女のためにコロンビアに来る奴が多い、と怒っているコロンビア人はかなり多い。


日本でもコロンビアといえば美人国や美人の売春婦というイメージがある。
だからわざわざコロンビアから女性を連れてきたんだろうね。中南米の中でもメキシコなど他の国は3か月以下の滞在ならビザ免除があるが、コロンビアは今だにビザ免除がない。コロンビア人はビザ申請が面倒なのに、コロンビア女性という付加価値で遠くからわざわざ連れてきたのかもしれない。



昔東京の大きな駅の近くで客引きをしてる売春婦らしい東南アジア系の女性達を見た事がある。男性達に声をかけていた。あの中にもそういう人身売買で売春させられてた人がいたんだろうか。思い出すと心が痛む。



自分達がもし逆の立場で、「海外にいい仕事があってビザももらえる」という求人があって応募したとしよう。
向こうに到着したら、いきなり仲介料5000万円払えと言われる。 売春しなければ利子もつけるぞってマフィアから脅されたらどうする? 到着した当日からいきなり売春に立たせられたら。奴隷状態で売春させられたらどんなに恐ろしいだろうか。
言葉もわからない国で一人ぼっちで。。。。 ぶるぶる。



いまは海外では日本の評価は下がってるし、海外メディアで報道される日本は悪いニュースが多い。

そのなかで、中南米ではずっと日本のイメージがよかったんだよ。
「日本はハイテクのリッチな先進国で、勤勉な人が多くて、政治汚職もまったくなくクリーンな国というイメージ」 とよく言われたよ。

でも中南米でも日本のKAROSHI(過労死)が中南米のテレビで特集されている。詩織さんの事件も含めて、日本は性暴力被害者をバッシングする国だとコロンビアでも報道された。また中南米では、日本が最近は右傾化して軍事国になろうとしてるとも報道されている。

それに日本にいた南米人達が、日本の給料が安くて待遇がよくない上に差別される、と本国で話すので、日本の現状が南米人にバレてきた。




でも日本ではまだ 「日本スゴイ」 「世界が賞賛するニッポン」と毎日毎日テレビでやってる。日本は先進国で経済大国でリッチで世界に賞賛されてるすばらしい国だ、と思ってる日本人は多いだろう。
他のアジアや南米なんか「かわいそうな後進国」だから、先進国でリッチな日本に頭を下げて仕事をもらいに来たんだろうと思ってる。



日本企業は、日本人が嫌がる仕事を低賃金で外国人にやらせて、ケガしたらクビにすればいい、という思考。
日本人に対してもブラックな会社が多いし、政府も国民に対してひどい扱いをするんだから、外国人に対してさらにひどいのはあたりまえなんだろう。

外国人といっても欧米人じゃなくて、特に「後進国」だと見下してる国の人にね。



南米人が多く住んでるエリアは、世界的な日本の大企業の工場がある都市ばかり。
たとえば神奈川の京浜工業地帯、横浜の追浜、静岡の浜松、群馬の大泉、愛知の豊田、三重、広島など。どこも世界的な大企業の工場がある。だいたいどこのメーカーかわかるよね。
そうした大企業の工場や下請けの工場などで、派遣で3K労働してる南米人が多い。

工場で働いてる人には時々事故がある。プレス機に手をはさまれて手を失ったり亡くなったり。爆発でおおけがをする人もいる。
外国人がケガしたら治療費も出さずに解雇する事が多いそうだ。ケガしてクビになって、治療費ももらえずに負傷で次の仕事にもつけなくないのに泣き寝入りさせられた人が多い。

労働相談の団体からも、日本人でさえ労災を認められる人はほんの一握りなのに、外国人がもし労基に訴えたとしても無視されるときいた。日本人だってなかなか労災認められないけど、外国人労働者に比べたらずーーーーっとマシだと。



好況の時は人手が必要だからたくさん雇う。
不況になれば大量解雇する。
使い捨ての発想が日本政府にも日本の企業にも強い。
日本人にも外国人にも。


今は好況で人手が足りないとアベノミクスが強調してるし、人手が足りない時期だけ短期の労働力が欲しい。


人手が足りないから「日系ブラジル人に来てもらえばいい」と政治家が言った。

日系人は3世までは日本へのビザがあった。
しかし4世以降はビザがなくなった。
その4世に日本の短期ビザを出すことにしたのだ。
年数が短期に限定されており、家族は連れてこれず、日本語能力試験の資格が必要など厳しい条件がある。

「日系4世の若者に日本就労の新制度導入へ 法務省方針」


最近ブラジルはまた景気が悪くなって求人が減ったので、この短期ビザに応募する日系ブラジル4世が急増したとニュースで読んだ。



それから、東日本大震災のあと、東京電力は日本在住のブラジル人が読むフリーペーパーにポルトガル語で、”福島のがれき片付け作業、高給待遇” と広告を出した。
リーマンショックで失業して仕事がなかったブラジル人がお金に困っていて、多数応募した。
が、行ってみたら福島の第一原発の廃炉作業だった。ほとんど説明も教習もなく廃炉作業させられた。
あまりにひどすぎると、ついにブラジル大使館からクレームがきた。


「廃炉にブラジル人。ブラジル政府、求人広告の自粛を要請 」


また、除染作業をさせられた東南アジアの技能実習生もいたらしい。


日系人は日本人の子孫だよ。
混血せずに日本人だけの血の人もいる。
昔日本の政府が「いざ南米へ」とか南米に行けば土地や家がもらえるとか言って、日本の地方に住む貧しい農家の次男などを募った。それで南米に夢を求めて行った。長い過酷な船旅で船の中で亡くなる人もいた。やっと南米についたら約束されていたのとは違って、荒れ地だったり、プランテーションで奴隷のように働かされた。奴隷のような過酷な生活の中でまた多数が亡くなった。
それでも努力して成功する人も多く、勤勉な日系人という評判も得た。
だが戦争になったら、アメリカからの要請で環太平洋を中心に日系人の弾圧が。家や財産を奪われ、ペルー人の日系人数千人がアメリカの強制収容所に入れられた。アメリカの収容所送りになった人は、戦後に日本に送還されたりペルーに戻れなかった人もいるそうだ。

日本がむかし棄民した人達。
一世にはあまりに辛くて体験を話せない人も多いとペルー人から聞いた。
南米ではjapones(日本人)といわれ、日本にきたらガイジンと言われる。

その南米日系人を戦後も、労働力が欲しいときは大量に日本に入れて、いらなくなると追い出す。
日本人の子孫だから、他の外国人移民を入れるよりはマシという発想で、便利な労働力として利用してきたんだろう。

日本人の子孫だけど、日本のパスポートや国籍をあげない。海外なら子孫なら二重国籍で国籍やパスポートもらえる。
日本は日系人を短期労働力として利用する一方でガイジンと差別してきた。





日本のお上や企業や組織などが日本人が嫌がる仕事や危険な仕事を低賃金で外国人にさせる。
自分の会社の利益の為に。こきつかって、景気が悪くなったり事故などがあれば切ればいい。使い捨てにすればいい、という発想。
それが人身売買や奴隷のようなことをうんでるのではないだろうか?

ブラックなことをする場合は人材派遣会社やブローカーなどの仲介を通してるので、なにか問題がおきれば「仲介がやってるから自分達は関係ない」と言い訳できるし。

自分達が「後進国」と思う国の外国人を見下してる差別心があるからなんじゃないかと思う。

日本人が事故にあったら補償金とか訴訟とかめんどくさい。でも外国人なら使い捨てでいいんじゃね、どうせ後進国の外国人なんだし、みたいな。





確かに母国ではいい仕事につけないからお金のために外国に出稼ぎに行きたい人も実際は多い。
欧米人はビザ免除で日本に半年くらいはいられる。滞在期間がきれそうになると、東南アジアに旅行に行きまた日本に戻ってきて何年も滞在してた欧米人達はいた。

日本に思い入れはなく、金を稼ぐためや日本女性がめあての人の中には柄の悪い人もいる。
日本人をだまして結婚して子供をつくって、永住権がとれたら離婚して妻子を捨てるやつもいる。捨てられたかわいそうな日本人の妻子もいる。永住権がとれたら女遊びをしまくったり、歓楽街で自分の店を経営してるオーナーもいる。

歓楽街で遊んでる常連ナンパ師達はたいていビザや永住権持ってる。
そういう不良外国人が多少悪い事をしても、正規のビザがあるから追放されない。だまされて泣いてる女性もいて、ほんとに頭にくる。



日本の歓楽街に遊びに来てる不良の南米人を見て、南米人ってあんな人達なんだ、南米はやっぱり悪いんだ、と思ってしまう人は多いと思う。

しかしあの不良南米人達は、南米に住んでる南米人とはぜんぜん違う。
中南米に行ったら、中南米に住んでる中南米人があまりに日本に住んでる中南米人と違うのにびっくりした。
中南米では女性をリスペクトするし、セクハラとか痴漢とかもほぼない。
でも日本にいる中南米人で歓楽街の常連には、セクハラ男がけっこう多い。日本に来た時はいい人だったのに、だんだん変わる人もいる。日本で悪いことを覚えたんだろう。
そういう不良外国人や、日本で悪いことを覚えて変わってしまった外国人は欧米人などにも多い。欧米人の方が日本でちやほやされるからたちが悪い人も。



犯罪をおこした外国人がいたのに、日本の警察が刑務所に入れないで、国外追放にした事もあった。入管も収容所にも入れずに、「国外追放にしたからいいでしょう」といった。
「逮捕したけど、ね、もう面倒だから、強制送還にしました。」と警察が平然と言う。本人は国に帰って、結婚して幸せに暮らしている。そうした日本の警察や入管のやりかたはおかしいと思う。なぜ犯罪者を野放しにするの?

その一方で、戦争で逃げてきた難民を入管の収容所に長期収容して虐待している。




コロンビア人は短期の観光旅行でもビザがないと成田で入国拒否される可能性があるのでビザをとること、と日本の外務省にも在コロンビアの日本大使館のHPにも書いてある。

お金持ちは違うのかもしれない。コロンビア人のお金持ちには簡単に日本に来てる人達がいるので。
でも一般的に、90日以下の短期の旅行の滞在でもビザが必要と書いてある。

大使館のHPや、ビザ手続きをやる日本のビザ代行会社には、コロンビア人の観光ビザ取得に必要な書類とずらずらと書いてある。

ビザをとるには首都ボゴタの日本大使館に行き、パスポートと国のIDと収入証明書、就職証明書、銀行の残高証明書、旅行の全日程の内容、滞在期間分のホテルの予約票、保証人のサインなどを添えて申請書を書いて提出しないといけない。申請して1週間から1か月はかかる。

日本が大好きで日本の文化を愛し、日本語を勉強して日本に旅行するのが夢というコロンビア人は今多い。
でもビザが大変。
だから日本をあきらめて、ビザがいらない韓国に行ってしまう人もいるんだよね。

コロンビア人へのビザ申請についてはここに書いてある。

「在コロンビアの日本大使館の短期滞在ビザの申請について 」


コロンビアは麻薬国で世界の危険国というイメージが日本で強いからいまだにコロンビア人に対して厳しいんだと思う。
でもEUだってコロンビア人はビザなしで行けるんだよ。日本の外務省は、コロンビアが南米第二の経済国なのを知らないんだろうね。

FARCと和平締結してからコロンビア政府はコカ畑(コカイン栽培地)を伐採してる。去年は5万ヘクタール伐採。
今年10万ヘクタール伐採して廃棄する。
港の取り締まりを強化し、大量に麻薬を摘発してる。マフィアや窃盗組織にもどんどん手入れしてる。もう麻薬と売春婦の国コロンビア、というイメージを一掃したいとがんばっている。







しかも、優秀で日本を愛して日本の為に働きたい、日本に一生住みたい、という人材までも日本は逃している。

日本に住みたいという外国人は知り合いにたくさんいる。
日本カルチャーが流行ってるし、日本のカルチャー好き。日本に住みたいというので、私が日本は不景気だしやめたほうがいいよと言っても、日本に行きたいと言い張る。

私の知り合いで日本に来た人には、いい大学や大学院も出てたり、技能があったり、日本語勉強して日本に来た人も結構いる。

日本はなかなか居住のビザや労働ビザを出さないので、日本を愛してる外国人がなかなか日本に長期住めない。

こんな凋落した日本に、いまどき自分からすすんで日本を愛してるから働きたい、住みたいと言ってくれる人は、奇特な存在だと思うんだけどね。。。。

それに日本の文化や日本LOVEの人は、日本に住んでてもハッピーだし、日本をエンジョイしてる人が多い。

そういう日本LOVEの人達は、私が日本の実情を話したりマイナス面を言うと、「いやそんなことないよ」と日本をかばうんだよ。
そこまで日本を愛してるわけ。



私の友達に、医療が先端の欧州の国の大きな病院の難病の小児科医がいる。
以前は日本の大学病院で1年以上研修もしていた。日本に住んでたし日本を愛していて大の日本好き。日本人の難病の子供を助けたいから日本で医者として働きたい、と希望した。だけど「日本の」医師免許がないとダメと日本から却下された。日本の医師免許をとるのは困難なのであきらめた。
日本は小児科医が足りなくて困ってるし、難病の小児科医は貴重な人材では?




一方で、今ブラックや過労死で問題になってる技能実習生はもちろん日本が公によんでる。技能実習生も人身売買だと海外から批判されてる。けれど日本では合法だ。


風俗などに人身売買をしてる裏の組織や、日本人と結婚させてビザとらせるような違法なところも、ちゃんとした手続きをとってビザを取得してるわけ。
風俗関係の女性向けビザが多いビザ手続き代行の会社もあるそうだよ。複雑なビザ手続きでもそうした組織はちゃんと申請して許可もらう。めんどくさくても、後でがんがん搾取できるからね。
入管も政府もそういう悪質なところにはあまり取り締まりをしないし。
だから入管的には正規のビザを持ってるんだよ。だから合法。


なぜまじめで優秀で日本を愛していて日本の為に働きたいとか日本で一生暮らしたいと言う正攻法で来る人は日本に住むことができず、人身売買と国際的に非難されてる方は合法でいられるの?
おかしくない?


日本があまりにもビザを厳しくしすぎてしまった結果、かえって悪い結果を生んでるような気がしてならない。


ビザを厳しくしすぎてしまうから、めんどくさい手続きのビザを正規で取得する裏組織はいるし、出稼ぎが増えたような気もする。

みんながじゃないけど、なかには柄の悪い人も入ってくるし。


そして逆に日本を愛していて仕事や居住したい人や観光旅行に来たい人が、ビザが厳しすぎて滞在できなくてあきらめたり、日本をやめて他国に行ってしまう原因になってると思う。




しかも日本は、「難民」と「移民」を混同してる人が非常に多い。

英語でいえば 難民 は REFUGEE。
移民は IMMIGRANT。

「難民」 refugeeは
国連のUNGCRの定義によれば、 ” 「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた」人々と定義されている。今日、難民とは、政治的な迫害のほか、武力紛争や人権侵害などを逃れるために国境を越えて他国に庇護を求めた人々を指すようになっている。 また、紛争などによって住み慣れた家を追われたが、国内にとどまっているかあるいは国境を越えずに避難生活を送っている「国内避難民」”もいる。

「難民」は 自分の意志じゃないが、戦争や民族浄化などで国にいたら危険なので逃げざるをえなかった人。

でも「移民」immigrant は 自分の意志で他国に行った人。


難民と移民はぜんぜん違う。


しかも、紛争や民族浄化からやっと逃げてきた難民を、日本は冷遇している。
強制送還したり、入管の収容所に収容して虐待してる。
シリアとかミャンマーのロヒンギャみたいに国に戻せば殺されるのが明らかな場合でも、強制送還したり入管の収容所に入れる。
虐待による自殺や自殺未遂も今相次いでいる。
入管の収容所では持病のあるクルド人難民の女性に薬も与えず医者にも見せないで体調が悪化した問題もある。
なぜ「助けて」と命乞いをしてる難民を虐待するのか? 
せっかく紛争や民族浄化を生き延びてきたのに、日本の収容所で死ぬの?

各国ともそうした「難民」を多数受け入れている。特に先進国は大量に受け入れる。
命が危険で逃げてきた人は保護しなければならない、という人道的な理由からだ。
だが日本は毎年1ケタほどしか認可してない。日本はそれを国際的に非難されてるのに改善しない。


「国際法原則も人権も無視の東京入管の非道! 22歳のクルド難民女性が理由も示されず3か月以上拘束、収容所内で衰弱」











日本は 「難民」を受け入れるのは怖い、「難民」がきたら治安が悪くなる とか言う。
政府も大臣もメディアにも「難民」と「移民」の差がわかってないのを見るとがくぜんとする。どんだけ無知なんだろう。





日本は外国人へのヘイトや差別が多いのも問題になっている。


私が今まで日本在住の外国人からきいた話や、外国人から相談を受けたことではこんなケースがある。


・渋谷警察に日系の南米人が道をききにいったら、道を教えてくれずに「おまえガイジンだろ。不法滞在なんじゃないか? ガイジン登録書だせ」と警官に言われて、犯罪者のような対応をされた、と。

・ブラジル人2人が東京を歩いていたら(確か渋谷)警察に職務質問された。ブラジルは多民族いるので一人が肌が浅黒く、もう一人が白人だった。警察は白人のブラジル人には何もきかずに、肌が浅黒いほうだけに職務質問したそうだ。白人の方が「私は?」ときいたら「おまえはいい」と。

・知り合いの南米人は、警官からよびとめられて「おまえは肌が浅黒いから中東人だろう。テロリストなんじゃないか」と言われた。


・欧米人の女性が道を歩いてたらいきなり男から胸をつかまれて、走り去っていった。
外国人女性にはこういう痴漢被害が多いそうだ。外国人は日本語ができないから警察に行かないだろうとふんで、外国人をねらった犯罪が多いと外国人女性には言われてるそう。実際に警察に行っても相手にされないことが多い。

・ペルー人の男による殺人事件が何件かあったのはご存知だろう。
そしたら日本にいるペルー人や南米人がバッシングにあった。ペルー人は危ない、追い出せ、と言われた。子供が学校でランドセルを捨てられたり、いじめにあった。
日本にいるペルー人達は、ペルー人が犯罪をおこすたびに、自分の子供が危険だと心配してる。

・ペルー人達と私が話していたら、テーブルにブランド物の財布が落ちていた。
ペルー人男性が、「財布がある、これ誰の? 」とまわりにきいてたら、隣の席にいた日本人たちが「おい、おまえ財布を盗んだろ」 「このガイジンはどろぼうだ」と大声でいった。
「違う。盗んでない」と泣き出すペルー人。
私がその日本人に日本語で怒ったら、日本人達がびびってた。日本人に対しては何も言えないんだね。
私がお店の人に財布を届けた。

・ペルー人達がバッグを拾ったら中に財布とかが入ってた。落とした人を探したが、まわりに人がいない。
「どうしよう」と私に持ってきたので、私が「警察に届けたら?」といったら、「君が警察に持って行ってくれ」とペルー人達がいった。
私が「警察まで遠いし、日本語ペラペラなんだから自分で行けばいい」っていったら、
「俺達が警察に行くと、おまえが盗んだんだろ、って警察からとがめられるから嫌だ」って。日系人達も言ってた。




日本では外国人差別がひどいうえ、警察も特に有色人種の外国人に職務質問をすることが多い。

これは人種差別で人権侵害。
海外なら抗議デモがおきてるだろう。でも日本に住んでる外国人は、子供達や他の人もいじめられるかもしれないと心配して、どんなにひどい差別されたり被害にあってもおとなしくしてきた人が多いんだと思う。





データ上ではすでに日本に外国人はたくさん住んでいる。
日本の組織や企業が、日本人が嫌がる職種で低賃金で働く労働力を必要としてきた事も一因だ。


だったら制度を変えて、ちゃんとビザや市民権を与えるようにしたほうがいいんじゃないだろうか。

特に日本を愛してたり、日本で働きたい、日本に一生住みたい、という強い意志を持ってる外国人を受け入れるようにしたほうが、日本にとってもプラスなのではないだろうか?

日本に来たい、日本で暮らしたい、優秀で日本の為に自分の知識や技術を生かしたい、という人を拒否せずに、正規の労働ビザを出したり市民権を与えるという制度に。例としてオーストラリアの労働ビザや永住権の申請システムなども参考にしてみたらいいのでは?

自分達が必要な時だけ短期で低賃金で働かせていらなくなったらポイ捨て、という使い捨てみたいなブラックはもうやめるべきだ。

日本の外務省や入管はまじで考え直した方がいいと思う。
考え方やシステムが悪いため、かえって悪い状況をうんできた。
もう変えた方がいい。






日本が先進国でスゴイ国であり、後進国が憧れてる と思ってる人がまだ多いみたいだけど、もう日本の経済は凋落してると世界からは言われてるんだよ。
今は中国や東南アジアや、南米のほうが景気がいいしね。

しかも少子化で、高齢化だから労働力が少ない。
日本は人口が減っていくし労働力が減るのは明らか。移民を入れないと国力が落ちるのは明らかなのに移民を拒否してると欧米の大手新聞や経済紙にも書かれている。

しかし日本ではガイジンを入れたら治安が悪化する、という人も多く難民の中に武装難民がいるかもしれないという副総理が発言している。だから難民も移民も受け入れたくないと。



でも、外国人をたくさん連れてきたのは、日本の企業や風俗やビジネスや反社会組織だよ。
外国人を安い労働力として一番利用してきたでしょう。
「外国人移民を入れるな」と怒るなら、そうした安い労働力として利用してる日本の企業や組織に怒った方がいいと思う。


日本で外国人が積極的に雇われる場合。
技能研修という奴隷、売春婦、工場での重労働の夜勤、解体現場、介護、コンビニ、ファストフードの深夜シフト、福一の廃炉作業、除染作業など。

移民を入れたくないなら、こういう仕事は日本人がやればいい。



政府もそんなに外国人移民を入れたくないなら、日本人の人口が増えるような政策に変えればいいじゃん。

女性に家事や子育てや介護をおしつけ仕事もして稼げという。保育所不足だし、保育所があっても支払いで給料が飛ぶ。
女性差別やセクハラもパワハラもひどいし、性犯罪にも甘い上、性犯罪被害者をバッシングする。女性差別的な民法も改正しない。戸籍上の非嫡出子などの表記による差別、シングルマザー差別や福祉の削減。
こんな日本では、子供を産みたくない、産みたくても産める状況じゃない女性が多いんだよ。






日本は国連の人権委員会からたくさん勧告されてる。
しかも人身売買の受け入れ大国だと非難されてる。
マネーロンダリングの温床にもなってるといわれている。


こんなんでいいのか???



このごろ海外メディアで報道される日本像。。。

過労死問題、政治スキャンダル(汚職)、右傾化と軍事化、セクハラスキャンダル、女性差別問題や性暴力問題。
もうそれが世界での日本のイメージになっていってるんだよ。


世界で詩織さん事件が報道された。

コロンビアの新聞が今月「日本は性犯罪被害者をバッシングして沈黙させる国」という記事を掲載した。詩織さん事件を始め、被害者の告白が出ていた。
日本は男尊女卑がひどくて、性暴力の被害者の方をみんなでバッシングさせて、他の被害者まで沈黙させてしまう異様な国だと。それについては以前ブログに記事を書いた。

「日本は性暴力の被害者をバッシングし、黙らせる国とコロンビアで報道 」




今度コロンビアに行ったら、コロンビア人からなんて言われるだろう。

人身売買にあってPTSDを抱えた被害者のコロンビア人女性がかわいそうで記事を読んで涙が出た。
日本でひどいめにあって日本が嫌いになっただろう。
日本に到着した当日から怖い人に脅されて売春させられたんだから。
ピンクの桜もグレーに見えただろう。



日本は今も人身売買大国と非難されてる。

そんなことが自分の国で今もおきているとは、ほんとに悲しい。



南米ベネズエラがいま国の危機になってる。
ベネズエラの悲惨な状況をニュースで見て、南米は貧困国だからと思うだろう。
でもベネズエラは違う。リッチな産油国で海外からも出稼ぎや移住者が多かった国だった。

でもチャベスとマドゥロの独裁政権になってから凋落した。国民は飢え医薬品もなくなり、報道の自由も言論の自由もなくなり、弾圧もおき、400万人が国外に逃げた。

あのベネズエラの凋落ぶりを見ると、日本もひとごとじゃないなと危機感がわいてくる。

でもベネズエラのお金持ちは海外に資産を持ってる。
それにベネズエラは二重国籍や複数パスポートはOK。だからスペイン国籍やパスポートを持っててスペインに逃げた人もいる。
それに大陸だから陸路で周辺国に逃げた人も多い。隣国のコロンビアには60万人ほど逃げた。けどコロンビアは昔ベネズエラが大コロンビア時代に国の一部だったという歴史もありHERMANO(兄弟)とよんでおり、特別ビザを出して受け入れている。
それに同じスペイン語圏だから言葉も同じ、食文化なども似てるので、スペイン語圏に行っても仕事は見つかる。



けど日本はどう?
日本がもし恐慌になったり、原発事故がおきたり、政治が悪化して統制が厳しくなったりして、日本にいられなくなったら?
日本は成人は二重国籍を認めずパスポートの複数所持もできない。だから海外に移住しづらい。
日本は島国で海に囲まれてる。もし海外出国禁止になったら、国に足止めされる。陸路で逃げる事もできない。
それに近隣国と関係も悪い。
日本には日本語しか話せない人が多い。日本語しかできない人が言葉が話せない国で仕事を探すのは大変だろう。
外国人へのヘイトも多いし、外国人差別もしてきた。
難民に対して冷酷な態度をとってきた。
日本人がもし難民化したら誰か助けてくれるのだろうか?





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暴力反対を訴えコロンビアを変えた女性ナタリア・ポンセ

世界でme tooのムーブメントがおき、日本でも詩織さんが声をあげ、性差別や女性への暴力反対の声が高まっています。

しかしそのムーブメントがおきる数年前に南米コロンビアでは、男性からの暴力被害にあい暴力反対を訴えて国を変え、世界にも影響を与えたコロンビア人の女性がいました。



コロンビア人の女性ナタリア・ポンセです。

彼女は2014年にストーカーからアシッドアタック(硫酸のような酸をかけられる襲撃)事件にあいました。
アシッド・アタックで死にかけ、顔がなくなりました。

でも手術を35回もして、翌年の2015年にアシッド・アタックの被害者支援基金を設立、アシッド・アタックの法律を改正させました。
女性への暴力反対や社会の意識改革を訴え、事件後たった2年でコロンビアを変えたすごい女性。






マチスモ(男尊女卑)がまだ根強い中南米では、男性からの暴力により死傷する女性が多い事が大きな社会問題になっています。

ナタリアは「沈黙しないで声をあげよう」と被害者によびかけ、コロンビアだけではなくて中南米の女性達に大きな影響を与えました。

中南米では数年前から女性への暴力反対と権利を求めるデモが各国でおきています。
今年の国際女性デーには各国で大規模な女性デモがありました。
中南米での女性差別反対や暴力反対運動は、世界でme tooのムーブメントがおきる前からたくさんあったんです。



私はナタリアの事は2015年から知ってます。
コロンビアに2015年から2016年にいた時に、ナタリア・ポンセはよくテレビに出ていました。
よくテレビで見るので、この人はだれかとコロンビア人にきいたら教えてくれました。

世界中で報道されたのに、日本ではまったくナタリア・ポンセの事が報道されてなかったことにショック受けました。
それでナタリアについて書くことにしました。


私も彼女の話は読んでいて辛いのですが、みなさんに知ってほしくて数日かかってこの記事書きました。


長文になっちゃったのですが、彼女の言葉からパワーをもらえると思うので最後までぜひ読んでください。







●日本の性暴力被害者バッシングとの対比




先日、コロンビアの新聞が、日本はレイプ被害者をバッシングして沈黙させる国だ、という記事を掲載したという話をしました。

「日本は性暴力の被害者をバッシングして黙らせる国、とコロンビアが報道 」


ニュースを配信したのは通信社のAFPですが(フランス)、コロンビアの新聞は元記事とタイトルが違います。
コロンビアでは、バッシングして沈黙させる、ということに注目したのです。

詩織さんなどのレイプ事件や性暴力犯罪がおきても、日本では警察も司法もあまり機能してないし、病院のサポート体制もできてなく、メディアも報道せず、ネットや世の中は被害者の方をバッシングして被害者を黙らせる国だ、という内容でした。

なぜ「非難して沈黙させる国」に焦点をあてたかというと、中南米は弱者に優しい社会なのでなぜ日本が被害者の方をバッシングするのか理解できないし、非難すべきは加害者の方だろと驚愕したからでしょう。

非難し「沈黙」させる日本。
その「沈黙」には、たぶんコロンビアのナタリア・ポンセが「被害者は沈黙しないで」と啓蒙していることへつなげたかったのでは、と私は思いました。




コロンビアでは男性からの暴力被害にあって声をあげたナタリア・ポンセに、全国の国民が応援し、病院も警察も支援し、大統領も彼女と話して法改正し、世界中の人達が彼女の運動に応援し援助しました。


けれど日本では違う。
声をあげられる女性は少数で、声をあげれば、詩織さんのようにバッシングされる。
それを見た他の女性はこわくなって沈黙してしまう。




ナタリア・ポンセの事件は世界で報道されました。
アラブのアルジャジーラですら報道したし、女性への暴力事件が多いインドからも招待されたんですよ。

でも日本のメディアは一切報道せず。
ナタリア・ポンセを日本語で検索すると、出てきた報道の記事はフランスのAFP通信の日本語版のみ
(アシッドアタック増加で法改正に動いてるというサイトならあったけど)







●ナタリア・ポンセの事件とは?





姓名は、 Natalia Ponce de León (ナタリア・ポンセ・デ・レオン)、 コロンビア人の女性。





彼女は3年間イギリスに留学していました。
でも母親が病気になり帰国。
出身地のコロンビアの首都ボゴタに戻りました。
33歳の時です。

ナタリア・ポンセはコロンビアの富裕層出身とAFP通信が報じてましたが、事件の監視カメラを見ても上流階級が住むエリアに見えない。調べたらコロンビアの中流階級のエリアでした。
(コロンビアは階級社会で、コロンビアのすべてのエリアは収入などによって6レベルに分かれている)。
”富裕層出身の”とつけると「富裕層出身だから彼女は特別だったんだろ」と言われてしまうかもしれないので。



近所にジョナタン・ベガという同じ歳の男がいました。
たんなる近所に住んでる人で友達でもない。
事件の10年前に挨拶を1回かわしただけ。
けどジョナタンは一方的にナタリアに執着していました。
帰国したナタリアの姿を見てストーカーするようになりました。

ナタリアは自分がつけられてる、監視されてるとおびえるようになりました。


ある日彼女がお母さんの家にいたときに、マンションの警備員から元彼氏が訪ねてきているとインターホンで連絡がきて、ナタリアは挨拶する為に階下に降りていきました。
そしたら元彼氏の名前を使って呼び出したジョナタンがいました。

そして、いきなり彼女の顔に酸(硫酸みたいの)をぶっかけたのです。
悲鳴をあげて倒れるナタリア。

警備員が驚いてすぐに救急車を呼び彼女は病院に。



これが彼女の事件の再現ビデオです。
(30秒過ぎから事件に至るプロセス。 事件は4分過ぎから)

(※ 暴力被害者でPTSDがある人はご注意)








ナタリアは病院に搬送されてすぐ処置されましたが、身体の35%をヤケド。
肌は焼けただれ骨も筋肉も一部がとけ、危篤になりました。
が電気ショックで息をふきかえしました。


手術で彼女は命はとりとめました。

でも顔が溶けてしまった状態。
目もふさがって目が見えず光もわからない、口がないから食べることもできない。

目をあけるためだけに3回も手術したそうです。
手術で口を形成し、目もあけてもらえました。
肌も形成でつくってもらった。

身体も負傷し包帯でぐるぐる状態。
まったく歩けない。




そこからのストーリーが描かれた、再現ドラマの続きです。
(30秒から)




ドラマの内容を解説すると、


ナタリアは多くの手術を重ね、やっと自分の姿を見た時にショックで泣き叫びました。
落ち込んで食事も拒否するように。
鏡を見るのが怖くなった。


退院してからもふさぎこんでベッドにこもって号泣し続ける毎日。

「もう死にたい、死にたい」というようになりました。

そしたらお母さんが「死にたいなら一緒に死のう。でももし生きたいならお母さんが全力でサポートするよ」と言ったそう。
彼女はお母さんと抱き合って号泣して、死にたい気持ちを捨てたそうです。




その間、酸の入った容器を持って歩いていき犯行現場から逃走する犯人が監視カメラに写っててTVで公開され、犯人のジョナタンが逮捕されました。
(コロンビアは通りに監視カメラが多いです)。
犯人は近年ヘロイン中毒になっていて過去に入院もしていたとのこと。








●被害者から活動家へ




手術を重ね傷もだいぶ落ち着いてきたときに、医師が新しく開発されたシリコンのマスクを持ってきてくれました。
そのシリコンのマスクをつけ、光にあたっても大丈夫に。


彼女が入院していたボゴタの病院はヤケドの形成外科で有名だったので、アシッドアタックの他の被害者達に会った。
その女性達と話したことで、他の被害者達がどんな悲惨な状況にあるかを知って、他の被害者達を助けなきゃいけないという気持ちになっていったそうです。



彼女は事件から1年たった2015年4月に、初めてマスクをつけてテレビで会見しました。



アシッドアタック事件に反対する活動家になったのです。



コロンビアは、アシッド・アタック事件が世界一多い国でした。

2004年から2014年の11年間に926件もおきているそう。
被害者の8割が女性。

特に夫や彼氏のDVや浮気してるんじゃないかという嫉妬、 元夫や元彼氏からの執着、他人のストーカーが多いそう。

コロンビアは銃規制が厳しいけど、酸は貧乏人でも手に入る安価な攻撃材料だったのです。





ナタリアは、自分はアシッド・アタックの犠牲者の926人の1人だけど、あとの925人はどうなったのか? 被害にあったことを嘆いて沈黙してるだけなのか? と思ったそう。


女性に対する暴力はいけないし、アシッド・アタックも許せないとTVで訴えました。


「手術で身体の痛みはひいたが、心の苦しみが大きくなっていき、セラピーを受けながら考えた。

なぜ私にこんなことがおきたのかと嘆いてずっと闇の中にいたが、穴の中に落ちて一生泣き暮らすだけでいいんだろうかと考えるようになった。

酸は身体を焼いたが、魂までは焼けなかった。

沈黙していても自分の心を殺していくのが分かった。だから被害者は沈黙していてはいけない」 

とコロンビアの国民によびかけました。


ひどいめにあったけど他の人を助ける使命を神が与えた、という使命感を持ち活動家になったそうです。


彼女の写真を出すとグロいと思う人もいるでしょうが、彼女はこの姿でテレビに出て会見したのです。
だからインパクトを与えたし、みんなが実情を理解して国民の批判が大きくなり、上もすぐ動いたんだと思います。








●ナタリア・ポンセがコロンビアを変えた



ナタリアは35回にもおよぶ手術をうけました。
まだ手術は続いているそう。
身体の中まで焼けてしまったのでそれへの手術もあるし、形成上の手術もあります。




コロンビアは美容外科では世界トップレベルの技術がある国。
だから溶けてしまった顔をここまで形成できたのでしょう。

ナタリア・ポンセは、被害者支援の基金を創設。
孤独に苦しんでいた被害者をサポートするために。
病院の協力もあり被害者に手術代を全額援助し、被害者に自分の基金で働くなど仕事のチャンスも与え、身体的と精神的なサポートをしています。



ナタリア・ポンセはコロンビアのTVや新聞のメディアに出て、全国に訴えました。
本も出版し、各地で講演するようになりました。


彼女の訴えで、コロンビアは変わりました。

病院 : 

酸攻撃被害者の処置のトレーニングを医療者が受けることが義務付けられた。

警察:

警察には、酸攻撃の事件の特別チームができました。
またアシッド・アタックの犯人逮捕につながる有力情報には、400万円の懸賞金が政府から出されるようになりました。
警察はナタリアを表彰しました。


法律改正:

コロンビアではアシッド・アタックの懲役刑が非常に軽く、たった5年でした。
ナタリアは刑罰が軽すぎるから、アシッド・アタックの犯罪が多いと訴えました。

ナタリア達は法改正のために議会に圧力をかけました。
とうとう大統領が2016年に「ナタリア・ポンセ・デ・レオン法」という彼女の名を冠した法律を制定しまいた。
アシッドアタックの懲役は最大50年にひきあげられ、多額の罰金を科せられることになったのです。


酸の購入許可:

酸が安価で簡単に手に入ることも変えなければならないとナタリアが主張。

それで、身分証明書と利用用途などを提出しないと酸が買えないよう法律が厳格化されました。


      ↓     ↓  
そのおかげで、2015年以降はアシッドアタックによる犯罪が激減したのです。


マスクをつけてTVに出てからなんと1年でここまで達成したとは。
彼女もすごいけど、コロンビア政府や行政と司法や警察の対応も迅速!

彼女の訴えを見た国民の声が大きくなり、女性達や暴力被害者の怒りも大きくなったから、上が動いたのです。







● ナタリア・ポンセへの国内外からの支援







ナタリア・ポンセは私が2015年にコロンビアにいた時にすごい有名人でした。
テレビのニュースによく出てきてたので、「この人よく見えるけど誰?」とコロンビア人達にきいたら、
去年(2014年)アシッドアタックにあった被害者だ、とコロンビア人達はみな彼女に同情していました。
コロンビアではアシッドアタックが他でもおきてるがひどい話だ、と怒ってました。
彼女は精力的に活動し、勇気ある女性とたたえられ表彰もされたとのちにききました。



彼女のニュースは中南米のスペイン語圏でも報道されました。

そして欧米など世界でも報道されました。





「あなたはアシッドアタック事件にあってたった2年、公の場に出てきてからたった1年で、被害者への援助を成し遂げましたね。どうしてそこまでできたのでしょうか?」

というインタビューにナタリアはこう答えています。


「事件後1年でTVに出て話したら、国中から励ましの言葉や援助がすごくたくさんきた。
みなのサポートなしにはここまで回復できなかった。

コロンビアはアシッドアタックや襲撃などでやけどの被害者が多い。
だから医療でやけど形成の分野は発達している。

コロンビアのやけど形成で有名なボゴタの病院に入院したから、そこで形成してもらえた。
肌もつくられたし、髪の毛も復元された。

初めてTV会見した時につけてたシリコンのマスクもコロンビアの形成外科の医師達が開発したものだ。
コロンビアにはやけど形成医師と医療チームのLa Pazの会があり、そこが非常に援助してくれた。


自分は医療チームの医学的な治療と、セラピーとまわりのサポートで立ち直れた。

しかし他のアシッドアタックの被害者達はひどいめにあっていた。

犯人を逮捕しても、裁判になれば長期かかる。
裁判にお金もかかるし、傷ついた顔で公に出て、加害者と闘うのは大変なことだ。
お金がなく、設備や技術が低い病院でひどい治療しか受けてない人もいる。

入院していた病院で他のアシッドアタックの被害者たちに会って話していたら、みんな非常に辛い思いをしてるのがわかって、早急にヘルプしないといけないと持った。

そこで基金を作った。基金により、被害者をいろんな面でサポートできるようになった。



アシッド・アタックの被害を見て駆けつけた人は、触ると自分もヤケドするから触れてはいけないと啓蒙しなけれならない。

救急車や医療チームも、特別な体制が必要だ。
アシッドアタックややけどの被害者への対応を病院がプロジェクトとして作らねばならない。

自分の基金と病院の支援のおかげでアシッドアタックの被害者は無料で手術が受けられるようになった。

警察もアシッド・アタックの被害の特別チームを作らないといけない。

社会も啓蒙していかなきゃいけない。
みなが連携していかないとサポートできないから。
国がもっとUNIDO(一緒に手をつないで)しなきゃいけない問題だと思った。

そうした改善をよびかけたところ、コロンビアでは早急に改善してくれた。


自分のことがアメリカで報道されて、アメリカの基金や銀行や企業や医療メーカーからも寄付やサポートがきた。

国際熱傷学会も自分を招待してくれた。

昔からアシッドアタックが一番多いインドからも招待された。

世界のあちこちから講演依頼や招待されて飛び回っている。
世界中の人達が手をさしのべて、自分と基金に援助してくれたのは驚きだった。

いまもヘルプは世界中から続々ときている。
SNSではサポートの為のグループもできている。

自分のネットのアカウントにはたくさんフォロワーがついていて、世界中からメッセージが何千とくる。
みんなが自分達を励まし、ヘルプしてくれる。
ほんとにうれしいし、世界の人達の優しい気持ちに感謝してる。
素晴らしいことだと思う。」





とナタリアは話していました。


事件の1年後にテレビで会見してから、たった1年で世の中を変えてしまったのです。
被害者に対してコロンビア国内で同情と支援がたくさん集まり、医療チームも多大な協力をして、警察も議会も大統領もすぐ動いて改正してくれた。
そして世界からたくさんサポートがきた。
みなさんのおかげで自分はこうやっていま世界の人達に話せるようになった、と。
「大事なことは、医師や警察や司法を信頼することだ。病院と警察と司法のおかげだから」と言ってました。

でも日本では、詩織さんは病院でひどい目にあい、警察でセカンドレイプされ、あれだけの証拠があったのに司法と警察に裏切られたでしょう。


被害者をバッシングするのではなくて、みんなが応援してくれるから今の自分があるとスマイルしていたナタリアがうらやましい

と思いませんか?

日本と大違い。






●コロンビアのアシッド・アタック



犯人のジョナタン・ベガはヘロイン中毒の経歴があり精神的に病んでたということで、懲役21年になりました。

コロンビアでアシッド・アタックが多いのは世界で治安の悪いバイオレンスの国だからだろうと書かれたのをネットで見ました。
そうではなくて、コロンビアは銃規制法がかなり厳しい国なんです。
でも酸は購入に許可がいらなくて、貧乏人でも手に入る安価な武器だったからです(法律改正前)。



コロンビアでは、夫婦や恋人のDV、激しい嫉妬(他の異性と浮気してるんじゃないかという疑い)によりおきる事件が多いそうです。
もしくは元夫や元彼氏などのストーカー。

被害者が女性の事件が圧倒的ですが(8割)、男性が被害者の場合もあります。
例えば彼女が彼氏の浮気を怒って彼氏にかけたという場合もあり。


アシッドアタックはいきなり攻撃されるので、犯人が他人の場合は誰かわかりづらい。
もし犯人が逮捕されても裁判で勝利できるケースが少ないそう。


アシッドアタックの被害者は、顔がめちゃくちゃになり目が見えなくなったりして外出もできなり、仕事も失い、落ち込んで沈黙してる人が多いそうです。

特に男性被害者は、女性被害者よりも沈黙してる人が多いそう。
男性の方が同情が集まりにくく、被害にあったことを本人が恥だと思うので、被害を表にせず沈黙してしまう男性被害者が多いそうです。
中南米のマチスモは男尊女卑だけではなくて、「男は男らしくマッチョであれ」というカルチャーでもあるのですが、その弊害じゃないかと私は思います。





<コロンビアでのアシッド・アタックの被害者数>


2004年から2014年の間に926人


2012年  男性20人、女性46人

2013年  男性14人、女性29人

2014年  男性 25人、女性38人   (← ナタリア・ポンセが事件にあった年)

2015年 男性 6人、 女性7人   (← ナタリア・ポンセが4月に会見した年)

2016年 男性 3人、女性6人    (← ナタリア・ポンセ法ができて懲役が50年に)

2017年 男性5人、女性2人



これを見てもやっぱり誰かが声をあげることには意味がある、罰則を厳罰化することは大きい、とわかりますね。











●世界のアシッドアタックの状況


アシッドアタックの被害者数が昔から多いのは、インドやパキスタンやバングラデシュなど、もともと女性差別が多いところ。
夫からのDVが多いです。


しかし、ここ何年かにアシッドアタック被害の世界のトップになったのが、なんと イギリス。

アシッドアタックはもともとギャング抗争に使われていた古い武器だが、最近また顕著になっているそう。

イギリスがアシッドアタックの事件が急増しており、そのうち半分がロンドン。

なんと 

2014年には 200件。
2016年には 431件
もおきている。
(2年間で2倍以上に増えた)

一番多いのがイースト・ロンドン(ロンドン東部)。
2017年までの5年間でロンドンでは1500件アシッドアタックがあり、そのうち400件がイースト・ロンドンのエリア。

クラブ(ダンス)でも襲撃があったそうで、無差別なところが怖い。

詳細と写真はこちらの記事

http://www.news.com.au/world/face-melters-the-acid-attack-capitals-of-the-world/news-story/afe10105149eac4aa0c1b7013394d4a3







●ナタリアの講演の内容



ナタリアは全国各地で講演をしています。

講演内容がいいので和訳しました。








この講演のビデオの内容。



「目を閉じて人生で一番きつかったことを思ってみてください。
難しいでしょう?

私はアシッドアタックで身体では死にかけて、心が傷つきました。
まさか自分にそんなことがおきるとは思ってなかった。

身体は焼かれたが、心までは焼かれませんでした。

でも最初の1年は悲嘆して穴に落ちてしまい、闇の中に生きていました。

たくさんの手術を重ねてきて、セラピーもずっとうけました。
そしてだんだん精神が強くなり、ポジティブな考え方を持つこと、自分はもうダメなんじゃなくて一人の人間なんだ、という考え方を持つようになりました。

全国から応援やサポートしてくれたみなさんのおかげで私は力を得て、ここでこのように講演までできるようになったのです。

一番大事なことは自分自身を信頼することです。

私は事件があって1年間「なんでこんなことが私におきたのか」と嘆き続けました。
心身ともにぼろぼろだったし、私が苦しむので、家族もまわりもみんな苦しみました。

最初は「POR QUE?」(なぜ)こんなことがおきたのか、と嘆いていたが、だんだん癒しのプロセスを得て「PARA QUE?」(なんのために)に変わっていきました。

自分がなんのためにここにいるのか。
私にはなんの神の使命があるのか。
自分に何ができるのか。

あんなことにあうと人を信じられなくなるけど、他者への信頼を失ってはいけません。

私もずっと恐れがあった。
もう無理だ、先に進めない、続けていけないという不安におびえてました。
きつかった。
でも癒しのプロセスを得てだんだん前に進むことができるようになりました。

暴力被害にあって、おまえはダメだと言われつづけると 自分がダメな人間のように感じてしまうでしょう。


しかし、一番重要なのは自分自身を愛することです。
そして自分自身をリスペクトすること、自尊心を持つこと。



私は自分を許し、自分自身を受け入れて愛したから前に進める様になったのです。


人生には2つのオプションがあります。
うらみを抱きながらベッドで泣き暮らし、沈黙したまま一生犠牲者として泣き続けるか。
それとも沈黙をやぶって、変化のために闘うか。
私は変革の為に立ち上がりました。 



自分自身を信じたのです。

みんな自分自身を信じることには不安がある。
けど人生のページはめくらねばなりません。
ネガティブなままで一生泣き暮らすのではなく、ポジティブな考えを持つのです。


私は身体が焼かれて赤ちゃんに戻ったようになりました。
歩くこともできず、身体を動かすこともできず、ひとつひとつ赤ちゃんの時の様に学んでいったのです。
食べれるようになるのも、シャワーをするようになるのも、人の助けを借りながら一歩ずつやってきました。

私は医療チームや正当な裁判をしてくれた司法のおかげで顔も自分を取り戻すことができました。

私だけではなくて、他の犠牲者達もそうならなくてはいけません。
だから私は同じアシッドアタックの被害者の基金を作って、サポートをしています。


こんなひどい事件にあったけど、私は家族と友人達の愛に包まれているから幸せだと思っています。

事件で人生が180度変わりました。

よく 「奇跡」 と言われるのですが、私は自分が今こうして皆さんの立って講演していることが奇跡だと思います。
自分がこんなことをするようになるとは事件前には思いもよらなかったので。
人生を信頼し、自分自身を愛することで夢はかなうのだと思っています。」






★ 別のコロンビアでの講演


「灰のようにボロボロになった状態から立ち直るのに、これという一つの道はない。
感情の大きな山を越えるプロセスには、身体の痛みと心の痛みを伴います。
私の場合は、ゆるしを学ぶことで前に進むことができた。
精神を強くしていって、自分自身を愛し自尊心を持つこと、そして自分の身体への価値も高めていった。

人生には2つの選択肢があります。
犠牲者としてずっと闇の中にとどまるか、それとも人生に勝利するために闘うか。
私は立ち上がって闘う方を選びました。」








● 世界各地で講演



ナタリアは、暴力に立ち向かうシンボルになりました。

今まで男尊女卑の社会だからしょうがないとあきらめていた暴力被害者達にも光を与えてくれました。


ナタリアは世界からも招かれ、中南米やコロンビア各地で講演をしたり、TVに出ています。




★これは隣国エクアドルのTVでのインタビュー。







このエクアドルのTVのインタビューの内容を和訳します。


ナタリアが

「なぜ私がこんなめにあうのか、と嘆き闇の中にいました。
でもいつまでも穴の中に落ちたままではいられない。
被害者が沈黙しても自分の心を殺していくのが分かりました。
酸は身体を焼いたが魂までは焼けなかったのです。
自尊心と人生を愛するプロセスを経て、他の人を助ける使命感を持ち活動家になり、被害者支援の基金を創立しました。

”沈黙にNOと言おう”   ”自尊心を持って人生を愛そう”  」



と話しています。


エクアドルでもアシッドアタックが起きているけど、懲役はたった9年。エクアドルもアシッドアタックや暴力被害者をなくすために変えていかねば。。。とこの動画のニュースでエクアドルのテレビがいってます。


ナタリアは暴力に立ち向かう勇気を中南米各国にも与えたのです。






★ イギリスBBCのインタビュー



イギリスのBBCからもナタリアはインタビューされました。

その内容を和訳。


「事件にあった時、最初の頃は犯人への恨みと憎しみでいっぱいだった。
相手にリベンジしてやりたいと思っていた。

顔を失って鏡を見るのが怖かった。

でももう鏡を見るのは怖くない。マスクもいらない。

病院に入院しているときに、同じようなアシッドアタックの犠牲者達に会った。
そこで他の犠牲者達と話をして、つらいめにあってる他の人達を助けなきゃいけないと思うようになった。
それで基金をつくった。

基金でアシッドアタックの被害者達と一緒に活動して、彼女たちからパワーをいつももらっている。
私は本当にハッピーウーマンだと思う。」











● 暴力反対のシンボルに、 Last Mask キャンペーン


★ Last Mask キャンペーン

ナタリアがつくった基金
ナタリア・ポンセ・デ・レオン基金が世界に「Last Mask キャンペーン」をしました。






このビデオを和訳します。




コロンビアはアシッド・アタックが世界で一番多い国だった。

ナタリアはアシッド・アタックの被害にあったが、犠牲者として沈黙し続けなかった。
彼女はマスクをつけてTVに出演して声をあげた。
そして活動家になった。

彼女のおかげでアシッド・アタックは懲役50年の刑に改正された。
が、アシッドアタックがなくなったわけではない。
だから国民みんなが意識を変えて闘わなきゃいけない。


アシッド・アタックの犠牲者達が証言。

「私が救急に運ばれた時に病院がやったことは痛み止めをくれただけで、5時間も待たされた」

「私はヘルスセンターに3か月置かれ、身体が感染症におかされたため都市にある病院に移送された」 (黒人女性)

「私は25回も手術を受けた。まだ次の手術を待っている」

「犯人はたった懲役4年だった。私には1か月分の治療費しか払われなかった。それは犯人が裁判所に2400万ペソを渡したからだ」(黒人女性)



他の人が宣言。

男性「アシッドアタックの正しい知識を与えることを要求します」

女性「アシッドアタックの被害者にもっといい治療施設をつくる事を要求します」

男性「アシッドアタックに対する罰則をさらに強化することを要求します」

少女「私の母のようにアシッドアタックの犠牲者にならないように要求します」



THE LAST MASK キャンペーンは、世界中に広がった。

ナタリア・ポンセが最初にテレビで会見した時につけていたマスクは、もう彼女はつけていない。

もう誰もこのマスクをつけなくてもいい世界になってほしいという「LAST MASKキャンペーン」。

LAST MASKキャンペーンは世界各国のキャスター達がマスクをつけて暴力反対を訴えた。

またSNSやブログなどネットでは世界で100万を越える人がマスクをつけて抗議した。
その中には各国の著名人やジャーナリスト、地方検事、政治家達、医療関係者達もいた。

それに対して250万以上の反応があった。


ナタリアのキャンペーンは、国内外のいろんな事を変えた。
コロンビアの警察は酸攻撃に対して特別チームを創設。
コロンビアの病院は、酸攻撃の被害者への治療についてトレーニング。
コロンビアの政府は酸の販売を銃規制のように厳しくした。

コロンビアの女性がもう誰もマスクをつけなくてもいいように。。。。」








●世界から表彰





ナタリアは、BBCから'Outlook inspirations' 賞を受賞。

2017年の世界の勇気ある女性100人の賞にも選ばれました。
(メラニア・トランプが賞を贈呈)









●コロンビアでバイオレンス反対のキャンペーン



コロンビアの町にたくさんのナタリア・ポンセの写真を使ったバイオレンス反対のポスターが張られました。
バス停などのパネルにも。




(暴言で虐待されてる? それはバイオレンスだ)










エイボン化粧品の女性基金が(Avon fundacion para la mujer)、ナタリア・ポンセを使って女性への暴力反対啓蒙のポスターをコロンビアの各地に貼りました。


上のビデオを和訳します。



ナタリア・ポンセの活動は、コロンビアでの暴力に警鐘を鳴らすこととなった。

中南米はfeminicidoという女性への暴力など女性だからという理由で殺される事件が多い。
コロンビアもそうだ。

コロンビアの町のあちこちに、ナタリア・ポンセをつかった暴力反対のポスターが張られた。

ナタリアの顔が前面にあり、そこにバイオレンス反対と啓蒙の言葉が書いてある。


「金を渡せと相手に詰め寄ることは暴力だ」

「暴言で虐待するのはバイオレンスだ」

「おまえのせいだと精神的に追い詰めるのはバイオレンスだ」

「脅すようなメッセをスマホで送るのはバイオレンスだ」

「束縛や監視され、家族にも友達にも会いにいけなくするのはバイオレンスだ」




コロンビアではFEMINICIDIO(女性だからという理由で殺される殺人事件)が増えているのが社会問題になっている。

女性の暴力は身体的に殴る蹴るの暴力だけではなくて、言葉による暴力(暴言や相手をおとしめる発言)や態度による暴力(無視や監視やいやがらせなど)もある。

コロンビアでは毎日1人の割合で、女性が夫や彼氏からのDVで殺されてる。
3日に1人の割合で、元夫や元彼氏に女性が殺されている。


ナタリアも出席したイベントを開催した女性主催者が
「こんな状況はおかしい。こんな不自然な事を続けていたら、コロンビアの社会は自殺行為だ。もう変えねばならない。」








●中南米で広がる女性への暴力反対運動と、女性の権利のデモ





中南米各国では、女性への暴力でおきる殺人事件が増えていることが社会問題になっています。

中南米はマチスタ(男尊女卑)の文化が昔からあるのが大きな要因だと。

メキシコやコロンビアなど各国で女性への暴力や殺人反対と、女性の権利を叫ぶデモがおきています。



violencia mujeres









テレビのニュースなどでも、女性の暴力やDVで死ぬ女性が急増していることを特集し、女性へのバイオレンスはいけないと言っています。

政府も女性への暴力反対を訴え、女性を蔑視するような音楽の歌詞を検閲して放送禁止にしたり、女性の権利を向上するように改善する動きも出ています。



mexico mujeres protesta





マチスモ(男尊女卑)のカルチャーに対する反対運動もおきています。


マチスタ(男尊女卑の男)は人によるので中南米の男みんながマチスタではないです。マチスタの人もいれば、マチスタじゃないしマチスタの男を軽蔑してる男性もいます。

メキシコのニエト大統領は奥さんへ暴力ふるって病院に行くほどの負傷させたマチスタです。



machismo mata

「マチスタが女性を殺す」







「女性への暴力はもうやめろ。マチスタめ」
マチスモ(男尊女卑)反対のメッセージを掲げる女性





中南米は長年マチスタ文化があったけど、今はどんどん改善に動いています。



私が2015年から2016年にコロンビアにいた時に、何年か前にコロンビアにいた時とずいぶん変わったなと思いました。

マチスタはいけないと言う女性が増えた。
社会もそんな空気に。

私が2016年にコロンビアの近所のプールにコロンビア人の女友達といったときに、コロンビア人のおばさんが「あなた日本人なの? 日本って男尊女卑がひどいんですってね?」ときいてきました。
私が「そんなことないですよ。日本も昔はそうだったけど、今は女の人が強くなったし。。。」と言い出したら
いきなり隣にいたコロンビア人の女友達がさえぎって話し始めました。

「私は日本に前住んでたんだけど、日本の男は優しい人が多かったよ。私の元彼氏は日本人だったけどとっても優しかった。
日本は妻が給料を管理してるし、妻の発言力が強いし。コロンビアの方がマチスタがずっと多いと思うよ」と言ったら、
コロンビア人達がみんなしーーーんとなりました。

そしてコロンビア人のおばさんが隣のだんなに「コロンビアの方が男尊女卑がひどいんだって」と言い、
他のおばさんたちも「コロンビアは夫が財布を握ってるけどおかしいよね。なんで男女差別あるんだ、この国。マチスタの国はやだやだ」と口々に言いだして、男性陣が黙り込んでました。



2015年末に、コロンビアで年末の大コンサートに行った時に、バチャータのROMEO SANTOSが

「君達、今日のコンサートのチケット代は誰が払った? もしかして女にチケット買わせたのか? 女になんでもやらせてるのか? もうマチスタはやめるべきだよ。マチスタはいけない。女性をリスペクトすべきだ。 今日は花を買って隣にいる愛する女性に贈ってあげてくれ。もっと愛する女性を大事にしろ」と言いました。

ROMEOを見る女性達は目がハートに。隣にいるだんなや彼氏のことを忘れて。





首都のボゴタや第二の都市のメデジンより、第三の都市のカリがマチスタが多いと言われてます。
(ちなみにマチスタは貧困層や地方の方が一般的に多いと言う説もある)

カリの女性達が、「カリの男はやだ、マチスタ多いし、イケメンいないし」と言ってました 笑。




女性の意識が前にいた時と違う。
数年でずいぶん変わったとびっくりしましたよ。


METOOのムーブメントが出たのは去年だから、中南米の女性の意識や社会はもっと前に変わってたんですね。



だからコロンビアのレゲトン歌手のMALUMAの「CUATRO BABYS」をリリースした時に、その歌が4人の愛人を囲ってエッチ三昧という内容だったので、女性をモノ扱いしてる、性奴隷化の歌だと非難されて、スペイン語圏では放送禁止になりました。
シャキーラなど他の歌手達からもmalumaは批判されてましたよ。
スペイン語圏の男性リスナーからもmalumaのあの歌は嫌だと言われました。

malumaは逆ギレして反論しましたが、コロンビアの政治家からもティーンに人気の歌手が女性差別の歌を歌うなんて青少年の教育に悪い、と怒られてました。
malumaは世界で大ヒットしてるし米ベースにしたのに、あんなマチスタな歌を歌ってると人気落ちると思います。

レゲトンはもともとエッチの歌が多いジャンルだったけど、レゲトンも世界的な音楽になったし、時代も変わったしね。
リスナーたちも女性をモノ扱いするバイオレントな歌詞にはうんざりしてるのが実情。






 それで、日本は暴力や性差別のない社会になるのか?


男尊女卑が昔から根づよいという点では、中南米と日本は似ています。

中南米のマチスタと日本の男尊女卑、どっちが先になくなるんでしょうね?


中南米はもう数年前から社会が変わってきてますよ。
政府もどんどん法改正したりして、女性への暴力や性差別をなくそうと改善してる。



日本はどうでしょう?

コロンビアの新聞で、「日本は性暴力の被害者を世の中がバッシングして沈黙させる国」と書いてましたが、そんな国でいつづけるんでしょうか?



暴力や性暴力の話をすると、日本では 糞フェミめ(糞フェミニスト)とか魔女狩りと批判し、 
男 VS  女    の対立構造で考える人が多いです。

けど暴力や性暴力の被害者は女性だけじゃなくて、赤ちゃんから高齢者までいるし、男児も、男性も、LGBTにも性暴力の被害者いるんですよ。



性暴力受けた事がない人でも、いじめや、親からの暴力や、パワハラや、モラルハラスメント(暴言や行動による虐待)ならよくあるでしょう。

「俺だってパワハラたくさんされたよ。 今の若いやつはちょっとパワハラされただけですぐ泣きごという」とか
「私の時代はもっとセクハラひどかったんだから、セクハラセクハラ騒ぐやつはうざい」とかいうのはよくない。


自分も被害を受けて被害者側の気持ちがわかるなら、他の人達も同じ目にあわないように思いやりを持つべきでは?

他の人に厳しくしすぎると、自分の自由度もなくなって自分の首もしめて苦しくなりますよ。


虐待を「しつけ」、暴行を「かわいがり」、DVを「痴話げんか」という日本はおかしい。
今まで多くの人が我慢してきただけ。沈黙したまま自殺した人もいるだろう。
こんな事をいつまで繰り返すつもりだろう。
負の遺産で後世を苦しめず、ここで断ち切るべきでは?


これは社会全体の問題として考えていかないといけないと思う。




そして暴力の被害者の方へ。

暴力をふるった加害者がどんな言い訳を言おうが、暴力をふるった側が悪いのです。

「おまえが悪いから暴力をふるわれたんだ」と加害者やまわりに言われても、「自分が悪いから被害にあったんだ。私が悪いんだ」と被害者の方は自分を責めないでください。
暴力使った方が悪いので。

「おまえが悪い」、「おまえはダメなやつだ」と長い間言われ続けると、自尊心を失ったり、おびえるようになります。

性暴力やDVの被害者には別の男性が近寄ったり男性の大声をきくだけでもビクビクする人もいる。
忘れようと思っても、何十年たってもPTSDに悩まされる人も少なくないです。

失った自尊心を取り戻すのにも何年もかかることもあります。
でもいつか抜けれる時がくるから。光はあるから。




そしてみなさんへ。

被害を受けてこころが壊れそうになってる人を、まわりがバッシングして追い込んで突き落としてはいけない。
一人で苦しんで沈黙したまま自殺させてはいけない。


今までどのくらいの人が長年我慢してきたことか?
どのくらいの人が涙を流してきた事か?
前の世代の人達は、そういう国だからしょうがないと思って、沈黙してきただけでしょう。
沈黙しても辛い思いをしてきた人がたくさんいると思います。


特に日本に女性として生まれて、今まで一度も女性差別にもあったこともなく、痴漢にもあったことがなく、セクハラ言われた事もなく、親もきょうだいに平等で、仕事の機会もまったく平等で、すべてにおいてなんのハラスメントも受けてない人っているんだろうか?

なぜ日本では、女性が女性の被害者をバッシングするんだろうか?



おまえはダメな人間だと言われモノ扱いされたり、精神的に追い詰められ死のうと思った人もいる。
身体は生きていても心が死んでしまった人もいる。
沈黙してても一生苦しむ人もいる。

MeToo を見て勇気づけられて、死ぬのをやめた人もいると思うよ。
沈黙してても心が死ぬ。
他の人も犠牲になってはいけないと心配し、声をあげた勇気ある人なんだから。

MeToo を魔女狩りと笑う人は考えてほしい。

権力を使って虐待するのはもうやめて、これ以上被害者を出すな、もうたくさんだとストップをかけようとして告発したのでしょう。

今まで暗闇にいたけど、他の人が声をあげたことで光を感じた人もいると思う。
だから力でおさえつけて、その光を消しちゃだめだよ。


じゃどうすればいいか? 
パワハラやセクハラや暴力はダメだと声をあげる事。
一人が声をあげたらその人を孤立させずに、みんなで声をあげて抗議する。
上にいる古い体質の権力者にわからせるように。
沈黙してれば改善はされず、次の世代もずっと苦しみ続ける事になるから。



もうこんな息苦しい世の中は変えたほうがいいよね。


あのマチスモ(男尊女卑)が長年のカルチャーだった中南米だって、変わってるのに。
中南米を後進国と嘲笑してる日本がなぜ変われないんだろうか?
差別と暴力を容認する国であり続けるつもりなんだろうか?



今苦しんでる人は、ナタリア・ポンセが言った事を思い出して。


沈黙して穴の中に落ちて一生泣き続けずに、自分を愛して自尊心を取り戻そう。





日本は性暴力の被害者をバッシングし黙らせる国、とコロンビアで報道

南米コロンビアの大手新聞に、日本の性暴力の被害者へのバッシング についての記事が昨日掲載されました。(4月2日)


世界でMETOOのムーブメントが拡大している中で、日本は性暴力の被害女性をバッシングして沈黙させる国と報道。



元記事はEl ESPECTADORという新聞。

https://www.elespectador.com/noticias/el-mundo/japon-el-pais-que-anima-las-victimas-de-abusos-sexuales-callar-articulo-747776


原文がスペイン語の為、読めない人が多いので、和訳しました。

以下、和訳です。



:::


女性が性被害を訴える、METOOのムーブメントは世界に広がった。
しかしこのアジアの国ニッポンでは、性暴力被害を訴えることは悪いことだとみられている。

日本はまだ男尊女卑がひどい国(※ 原文は 家長父制が強い国)。
せっかく世界の女性達に光を与えたこのMETOOのムーブメントも、日本では逆に光を奪う結果になっている。



なかじま りんこは、日本人の女性歌手だった。
レコードをリリースするとプロデューサーに約束され、そのプロデューサーから17歳の時に性暴力を振るわれた。しかし音楽業界で成功する夢を捨てるのを恐れて、告訴できなかった。
結局は性暴力により音楽界を去り、2児の母親で主婦になっていた彼女だが、ME TOOのムーブメントに触発されて、自分の恐れに向き合おうと決意した。

AFP通信(フランスの通信社)になかじまは語った。

「収録するスタジオで深夜に性暴力をふるわれた。最初に暴力にあったらその後ずっと性暴力を振るわれ続けた。
もし抵抗したり被害を報告すれば、音楽界でのキャリアが終わってしまうと恐れた。

「性暴力の体験を告発するのは日本ではほとんど不可能だ。
日本では暴力へのひどいタブーがある。
性暴力にあったら誰にも言わずに秘密にする、という傾向が日本は強い。」と。



世界ではMETOOのムーブメントが拡大し達成されていったが、日本ではほとんどインパクトがなかった。

日本は性暴力の被害者を黙らせる国だからだ。


ハリウッドのワインスタインのセクハラ事件は日本で報道されたのに、日本でおきたレイプ事件を日本のメディアはほとんど報道しなかった。似たような事件が日本でもおきているのに、日本のジャーナリストや記者達は事件を調べようともしなかった。



特にエンターテイメントやマスコミにいる女性達の性暴力については、業界にいる女性が性暴力を告発することはほとんどない。


ブロガーでライターのはあちゅうは、マスコミ業界でセクハラを告発した例外の一人だ。
彼女は自分が以前、大手広告代理店の電通のクリエイティブ局で働いていた時に、上司の岸勇希からセクハラを受けたと、去年ネットで告発した。
岸はすでに電通を退社して自分の会社を持っていた。はあちゅうへのハラスメントのやりとりが公開されて批判を受けたら、岸は公に謝罪して辞職した。



しかし、現在28歳の伊藤詩織は性暴力を告発したことにより、大きな代償を払うはめになった。
ジャーナリストの伊藤は、ジャーナリストの男性から仕事の話といわれて夕食に招かれた。そして薬をもられてレイプされた。

レイプを告発したあと、ネットではひどいバッシングの嵐をうけた。
売春婦だとかビッチだとかそういう非難のメッセージがたくさん伊藤にきたそうだ。
「命をおびやかす脅迫まできたので家族が襲われるのではないかと恐れました」と詩織は語った。

伊藤詩織は「Black Box」という本を出版し、国連本部での会見でも語った。

彼女はレイプ事件後に病院に行き検査を受けたが病院で取り調べのようなひどい扱いを受けた。
警察に行ったら、警察は等身大の人形を用いてレイプを再現しろと被害者の彼女に命令したのだ。

伊藤詩織の事件は警察が加害者を逮捕する直前だったのに、急に加害者は不起訴になった。
伊藤詩織は民事で訴訟をおこしている。



元DV被害者で女性の暴力被害者のサポート団体をたちあげた、なかじま さちが語る。

「ME TOOのムーブメントが、自分が受けた性暴力被害を告発しよう、声をあげようと少数の女性に決意させたのは間違いありません。しかし、伊藤詩織さんの告発があっても、日本ではほぼなにも変わりませんでした。まるでなにもなかったかのような状況なのです。詩織さんの事件を含めて、なぜ加害者達がいまだに逮捕されていないのか、理解できません」。



日本の法律が性犯罪者に甘いと、サポート団体のなかじまさちは批判する。
去年まで国会は性犯罪者の法律を改善しなかった。改善したといってもレイプの定義を少し広げて懲役の年数を少し増やしただけだ。

2017年に裁判を受けた性犯罪者1678人のうち、3年以上の懲役刑を宣告された者はたった 285人だ。


しかも2017年の政府の調査によると、性暴力被害者の女性のうちのたった2.8%しか警察に行っていない。
58.9%は誰にも被害を話していない。家族にも友達にも話せない。



「日本では女の身体は男に所属すると思ってる男性がまだ多く、(性行為)の同意の定義が完全に歪曲されている」となかじまさちは言う。



「もしあなたが強盗にあって警察に行ったら、「なぜ外出しないで家にいなかったの?」と警察はいわないだろう。

しかし日本では、女性が性犯罪被害にあったのを告発すると、「性犯罪にあったのはおまえのせいだ」「おまえが欲情させたんだろ」と世間がバッシングして、被害者を虐待する国なのだ。



#metoo
violencia contra la mujer (女性への暴力)
japon (日本)




::::::::


和訳は以上。


南米コロンビアの新聞なんかに書かれても別にどうでもいい、と思う人が多いでしょう。

しかーし、スペイン語圏というのは公用語だけで20か国。
そしてアメリカはスペイン語話者の人口では第2位。

スペインも中南米もアメリカもスペイン語話者たちはスペイン語の報道は読めます。

アメリカのスペイン語放送と中南米のスペイン語圏はお互いにリンクして番組放送してる。
どこが報道すると他の国が報道することも。


詩織さんの事件はいまや世界中あちこちでとりあげられてるから、ブラジルなど他の中南米のメディアでも報道見ました。

けど、日本は被害者の方がバッシングされて被害者を沈黙させてしまうところが異様という視点でとりあげたことなど、中南米から見ると日本が異様に見えるポイントがいくつか本文からもみてとれます。

中南米も女性への暴力事件はあります。
前に書いたようにいま中南米では女性が被害者になる殺人事件や暴力事件が大きな社会問題になっています。
ME TOOが起きる前から問題になってました。

中南米の女性への暴力はどちらかというと家庭内暴力が多いです。
特にだんなや彼氏からの暴力。

性犯罪については刑罰がかなり重いです。
前に少女が性暴行されて殺された事件の場合はコロンビアでは懲役51年と求刑されたけど、それでは軽すぎるとデモがおきてました。
ブラジルではレイプ殺人犯に最近、懲役100年の判決が出ました。

南米の国ボリビアの田舎では性暴行者が村人からリンチされたり、ブラジルだと刑務所内で殺されることもあるとききました。


つまり、女性への性暴行に対する世間の目が非常に厳しいのです。


しかも中南米は弱者には優しい社会。
妊婦さん、子連れ、高齢者、障がい者、女性には優しい社会です。

弱者をいじめるのは信じられない。
日本みたいに障がい者をいじめたり、ベビーカーを蹴る人がいたら、中南米ならまわりが激怒してボコられます。



だから性暴行の被害者をかばわずに、被害者の方をバッシングして、他の被害者も沈黙させてしまう日本はすんごい異様だとびっくりするでしょう。
加害者じゃなくて被害者の方をバッシングするのかが理解できない。

日本人は男尊女卑で女性を見下してるからとか、日本人は冷たいから、という印象を与えてしまうと思います。


それに警察がなぜそんなにレイプ被害者の女性にたいしてセカンドレイプみたいな嫌がらせをするのか、そういうところも信じられないと思います。
中南米でそんなことがわかったら警察は非難されデモがおきるでしょう。




今回のことはかなりの痛手です。

なぜかというと、いままで中南米では日本のイメージがすごいよかったんです。

欧米やアジアではすっかり評判が落ちた日本。
でも中南米では、
日本はハイテクな先進国で、日本人はまじめで勤勉で礼儀正しい。。。というイメージを抱き続けていてくれたところなんです。


ところが最近中南米で報道される日本のニュースは、

過労死、政治汚職スキャンダル(安倍政権)、そしてレイプ事件やセクハラ事件。

過労死は各国で特番があったし、安倍政権の右傾化や経済の斜陽についてはあの独裁政権のベネズエラのメディアですら特集してました。



日本と日本人のイメージががた落ちだ。

今度私がコロンビアや他の中南米に行った時に
「新聞見たよー。日本って男尊女卑がすごくて、性暴力被害にあったら被害者がバッシングされるんだってね」
って言われちゃうんですよ。

もうどうしてくれよう。
自分の国が恥ずかしい。
私が日本に代って謝らなきゃいけなくなります。



日本では、日本在住の外国人を狙った痴漢や性暴力事件もあります。

外国人は日本語できないから警察に行かないと思って外国人狙いの通りで襲って身体を触るやつがいるそう。被害者多くて在住の外国人女性達が怒ってるそうですよ。


日本の法律が性暴力被害に甘すぎるし、警察もひどいし、マスコミや世間は被害者のほうをバッシングする、ということが世界で報道されてます。

そしてそれは事実。



これ早く改めないと、日本の女性達だって心配で安心して暮らせないし、子供を持つお母さんも心配。
それに泣き寝入りしてる女性達はたくさんいる。
バッシングを見て、みせしめにされると沈黙する被害者達も多いでしょう。

それじゃ悪循環です。
しかも世界から信用がた落ち。





<追記>

これはAFP通信というフランスの通信社が世界のメディアに発信した記事をもとにコロンビアの新聞が書いた記事です。

AFP通信社のは、

https://www.afp.com/en/news/23/japanese-women-confront-grim-taboo-saying-me-too-doc-12s70w1

タイトルの「日本は性暴力被害者をバッシングして沈黙させる国」はコロンビアの新聞がつけた。

バッシングし沈黙させる国であることに焦点をあてて、前置きもコロンビアの新聞が書いている。

はあちゅうの告発などもAFPにはないし、途中にも元配信にないところもあるので、それもコロンビアの新聞が調べたり、意見を書いてる。



AFP通信が配信した元記事は、音楽業界でレイプ被害にあっていた少女の話から始まっている。


コロンビアの新聞記事を読んでいたら、なぜ詩織さんの事件は加害者が首相の友達だったことも関係してる可能性がある点を書かないのかと不思議に思ったら、AFP通信では書いていた。
なぜか知らないが、コロンビアのこの新聞ではカットされている。重要なポイントなのに。
文字数の都合もあっただろうが。




AFP通信の記事と見比べて(英文)、コロンビアの新聞でカットされていたのは次の部分。



● 音楽業界にいてプロデューサーにレイプされた なかじま りんこ は性暴力を3年受け続けて、音楽界を引退した。


●伊藤詩織は、沈黙を拒否して公に現れた


●伊藤詩織は、テレビ局の報道局にいた山口から2015年に仕事があるといって彼女をディナーに誘った。
山口は、安倍首相のお友達だった。


●山口氏によるレイプの詳細について(皆さんもご存じだろうから省略)


●レイプ被害のあとに病院に行ったが、婦人科の看護婦から「取り調べ」のような扱いを受けた。
警察に行ったら、「男性の」警官が(等身大の人形でレイプ被害を再現するように命令し、「私は床に横になり、複数の警察官が等身大の人形を私の身体の上においてレイプするように動かした。そして ”こうやってレイプしたのか? こんな感じだったのか。”ときいてきた。それは私にとってセカンドレイプのようだった」と詩織が語った。


●詩織は、告発後に命をおびやかす脅迫がたくさんきて、怖くて外出できなくなった。


●伊藤詩織の事件は日本で議論にはなったが、たった4%のレイプ被害者しか警察に行ってない国では(2015年の政府調査)、一握りの女性しか声をあげられなかった。


●日本の性犯罪に対する法律は、1世紀も前から同じだった。
レイプ犯罪を取り締まる日本の法律はなんと110年前に作られたもので、去年若干改正された。
まるでスコップで大きな山を動かすようなものである。


●タクシー運転手のさいとう かずよ (42歳)の性暴力被害。
夜間の勤務中に男性の乗客から数々のセクハラ被害にあった。
ホステスバーから出てきた男性客たちは、もてあそぼうとしてくる。
男性乗客たちは、エッチしようと言ってくるので、勤務中なのでとはねつけている。
彼女は夜のシフトを辞めた。


●日本は女性の政治家の割合が世界で最も低い国のうちの一つだ。
衆議院では女性の割合が1割しかない。
2017年ではシリアやコンゴより日本は低く、193か国中158番目のランクだった。


●暴力被害のサポート団体の代表なかじまは、国が性犯罪に対して変わるように日本の女性達が力を持って声をあげていかなければいけない、と語った。



でもコロンビアで報道されたのは結構大きいと思う。
スペイン語圏は世界にたくさんあり、アメリカにもヒスパニックが多いのでスペイン語のメディアがいくつもあり、一つが報道すると他も報道するし、スペイン語のメディアはスペイン語圏の人が目にするから。

コロンビアは後進国だと思ってる人も多いと思うけど、ラテンアメリカではメキシコとブラジルに次ぐ第三位の経済。
最近とみに好景気で、欧米人が移住や仕事探しに来てる位。








ブルーノ・マーズ(プエルトリコ系)が黒人音楽の盗用と非難される

日本でも大人気のBRUNO MARSが、アメリカの黒人の一部から「「非黒人が黒人音楽をやるのは文化の盗用!」と非難されて論争がわきおこっている。





BRUNO MARSがグラミー賞で大きな賞を総なめにして、R&Bの部門まであったので、黒人のブロガーたちが激怒し炎上した。

けどスティービー・ワンダーなど黒人の大御所の歌手達から反論がきた。



それがこの動画





彼女のしゃべってるのきいてたら、怖くなってきた。









あちこちでこの件についてニュースになってるが、こちらの記事をリンクしておくね。


http://wezz-y.com/archives/53198





グラミー賞で受賞した曲


「24K MAGIC」  BRUNO MARS








BRUNO MARSを初めて知ったのはディスコ音楽ファンから教えてもらったとき。
昔のディスコミュージックみたいと思った。

70年代から80年頭のディスコ音楽っぽいから、ディスコ音楽ファンがとても好きな曲。
ここ数年日本では、ディスコクラシックをかけるディスコが盛り上がってるんだけど、そこでもかかってたよ。彼の曲。








前にこのブログで書いたけど、BRUNO MARSはプエルトリコ系でラティーノなんだよ。
スペイン語も話せる。
ミュージシャンのプエルトリコ系のお父さんと一緒に、プエルトリコの国旗の前でスペイン語で歌を歌ってるビデオをここにUPしたでしょう。
この動画。






BRUNOがスペイン語話してるビデオ






プエルトリコのハリケーンのチャリティコンサートにも参加した。
自分のことをボリクア(プエルトリコ人)といってる。

プエルトリコは米領土。

BRUNOはハワイ出身。

人種的にはお父さんがNY出身のプエルトリコ系なんだが、ユダヤ系の血が入ってるそう。
お母さんはフィリピン人でハワイに住んでた。
二人がハワイで知り合って結婚。


http://wezz-y.com/archives/53198 の記事では、プエルトリコ人はタイノ族と白人と黒人の混血と書かれてるけど、必ずしもそうではない。
先住民のタイノ族とかの血が入った人もいれば、白人だけの人もいれば、黒人もいれば、白人と黒人の混血とか、移民も含めていろいろ。
一見白人に見える人でも黒人の血が入ってることもある。


seren senseiは、「BRUNO MARSは100%黒人じゃないくせに」と言い切ってたが、彼が100%黒人じゃないってどうやってわかるんだろうか?
BRUNO MARSだって、DNAを調べないとわからないし、DNA調べたら黒人の血が入ってるかもしれないよ。
もし入ってた場合、seren senseiはどう釈明するんだろうか?

けどBRUNO MARSは言われたからといってDNA調べる必要はないけどね。
こんなあおりにのって。


それからBRUNOは本名はヘルナンデスというスペイン系の苗字でとリンクの記事にあるが、HERNANDEZは エルナンデス と読むよ。



このseren senseiという黒人ブロガーたちは、「黒人以外の有色人種」が黒人音楽を歌うのは盗用だ と非難していた。

黒人の人種差別反対を叫ぶ活動家には極端になってしまって、あまりに黒人黒人言いすぎて、逆差別になることがあると思う。


オバマ大統領は黒人の大統領といわれてるが、彼は黒人と白人のハーフなので、米の黒人たちからは白人といわれることもあるそう。
米では黒人と白人のハーフはそういう微妙な位置にいるという記事をNEWSWEEKだと思ったが読んだことがある。



間違えちゃいけないことは、黒人はアフリカとアメリカだけにいるわけじゃない。

奴隷として連れてこられた黒人もアメリカだけにいたわけじゃない。


中南米にも多数の黒人奴隷がいた。
今も黒人や黒人との混血が非常に多い。
アフロカルチャーが色濃い国や地域がある。

プエルトリコを含む中南米の多くの国はスペインに植民地支配されていたが、コロンビアのカルタヘナにはスペイン人がアフリカから連れてきたアフリカ人達が売られる奴隷市場があった。
コロンビアのさとうきびプランテーションなどでもたくさんのアフリカ系奴隷が働かされたし、カリブのキューバやドミニカやハイチやプエルトリコなどにも黒人奴隷が非常に多かった。

イギリス領だったジャマイカとかポルトガル領だったブラジルも。

だから、今でもそういった国には黒人が多い。黒人との混血もとても多い。

港に黒人奴隷が多かったから、今でもコロンビアやプエルトリコには沿岸部に黒人が多い。
コロンビアもチョコ県みたいに黒人率がとても高い地域もある。

彼らはアメリカの黒人とは来たルートが違うが、アフリカルーツ。


けどメキシコやアルゼンチンなどは黒人が少ない。



だから今でもキューバはアフロ系の音楽であるルンバとか宗教的なアバクアやサンテリアなどが多い。

コロンビアもアフロ系の音楽がパシフィックやコスタには特に強くて、アフロのリズムは今コロンビアで流行りのチョケにも入ってる。

サルサ、メレンゲ、バチャータ、レゲトンなどは、アフロ音楽の影響が多かれ少なかれあるから、マニアックなラテン音楽ファンにはアフリカ音楽もかじる人もいるくらい。



コロンビアはボゴタやメデジンのような首都や第二の都市は白人系が多いけど、私がいたカリは黒人系やモレノ(肌が褐色)が多い。一見白人に見えても先住民や黒人の血が混ざってる人が少なくない。
カリにいると、どこからどこまでが黒人で、どこからどこまでが白人なのか混乱してわからなくなる。

何百年もかけて混血してきてるので。

ラテンカルチャーに関しては、アフロカルチャーは重要な要素なので切り離せない。




アメリカは白人と黒人の混血は、ラテンアメリカに比べると少ないと思う。

アメリカで一番多いラティーノは、メキシコ系。
メキシコは先住民系か、先住民と白人の混血(メスチーソ)と白人が大半で、黒人は少ない。

だからか、アメリカ人のメキシコ系と黒人系のギャンググループには争ってるところもあるそうだ。



黒人のカルチャーを非黒人が歌ったら文化の盗用というなら、ジャズも、ヒップホップも、R&Bも、ブルースも、ロックも、ポップスも、いろんな音楽ができなくなるじゃん。

それに中南米にある黒人の音楽も入れたら、サルサもメレンゲもバチャータもレゲトンもレゲエも、多かれ少なかれ、アフロのリズムが入ってる。


黒人の音楽は、100%黒人だけしかやっちゃいけないの?

日本人にだってヒップホップのグループ多いし、ジャズバンドも多いし、レゲエやラテンダンスやってる人もいるのに。





そういう黒人の理論は、プレスリーの時代からあったわけだけど。


でも中南米では、アフロのリズムや音楽を非黒人が歌ったり踊ったりするな、という話はきいたことない。

アフロのリズムをとったら、昔の先住民族の歌か、クラシックとかになっちゃうしね。

ジャマイカのレゲエのダンスコンテストは、日本人が優勝したこともあるよ。






それからもう一つseren sensei(黒人ブロガー)たちの理論は、ブルーノ・マーズはプエルトリコ系のラティーノのくせに、なぜラテン音楽を歌わないでアメリカの黒人音楽を歌うんだ、という点。

BRUNO MARSはプエルトリコ国旗の前でスペイン語で歌ってたじゃないかって。

これってすごいラティーノ差別と、プエルトリコ差別じゃない?

プエルトリコは米領なのに、ハリケーン被害の時に米政府が見捨てた。
トランプ大統領がプエルトリコの被害は自己責任だと見捨てた理由には、本土と米領の差別と、人種差別が大きいといわれている。
だから米に住むプエルトリコ系の歌手が中心になって寄付集めのコンサートをやったんだよ。
それにBRUNO MARSも参加したの。

だから黒人至上主義者のBRUNO MARS批判には、
プエルトリコを見下したり、黒人によるラティーノ差別も入ってると思う。

ラティーノはラテン音楽歌っとけ、マリアッチでも、みたいな。
(マリアッチはメキシコのだけど、彼らは全部いっしょくたにするから)


そんなにラティーノはラテン音楽やってろっていうなら、BRUNO MARSもラテンの歌手とコラボして曲出したら売れるかも。
プエルトリコ系のDaddy YankeeとかNicky Jamとか、リッキー・マーティン、レゲトンのJ BALVINとか、シャキーラとか、アメリカならピットブルとかいるし。英語でも歌えるから。



アメリカに住んでるラティーノがラテン音楽ばかりきいてるわけじゃなくて、アメリカの音楽で小さい頃から育っている。

中南米に住んでるラティーノだって、ラテン音楽が好きじゃない人だって結構いる。
メキシコ人はハードロック好きな人多いし、EDMは中南米の若者に大人気。




それは日本人だってそうでしょ。
アメリカのブラックミュージックのファンは多いし。

日本のアーティストだって黒人系の音楽やってる人はたくさんいる。




私だってラテンの血はないけど、こうやってラテンカルチャーについて書いてる。

ラテンの血がないやつは、ラテン音楽をきいたり踊ったりするな、なんてラティーノからいわれたことないよ。

むしろ、日本人なのにラテン音楽やダンスやカルチャーに興味を持ってくれる、と喜ばれることが多い。

「日本人は洋楽もラテンもきくな、雅楽や民謡だけきいてろ」っていわれたらどうする?




アメリカのNYはいろんな人種やいろんな国からの移民、いろんなカルチャーが混在してる。
NYっ子はいろんなカルチャーが混在してる中で育ってきてる。
昔、NYにはプエルトリコ系のラテンのクラブがあって、その隣にはジャズのクラブがあった。
仕事がはけたあとに、ラテンのクラブとジャズのクラブのミュージシャンが一緒にセッションしたりしてたらしい。

そうやっていろんな音楽が混じって新しくつくられたのが、「サルサ」なんだよ。
サルサはスペイン語でソースという意味。
ソースみたいにいろんな音楽を混ぜてつくったものだから。


レゲトンだって、パナマ運河の建設にきてた出稼ぎのジャマイカ人のレゲエと、出稼ぎのスペイン語圏の中南米人達のスペイン語のヒップホップがMIXしてパナマで80年頭にできたのがレゲトンの始まり。
それがプエルトリコにいって、プエルトリコの伝統音楽が混じって、そこに英語のヒップホップが最後に入って完成したのがダディ・ヤンキーたちのレゲトン。

いろんな背景があっていろんな文化と音楽が混じって、新しいものができる。

伝統音楽も大事にする。
けれどその一方でどんどん新しいものを生み出していく。

たとえばコロンビアは伝統音楽も、コロンビア発祥のバジェナートやクンビアやPORROも大事にしてる。
けどその一方でサルサをコロンビア的に発展させたし、サルサをアーバン化してコロンビアの太平洋のアフロのリズムや伝統音楽を入れたCHOKEができて、それが若者に流行ってる。

そういうことを、ラティーノのほうがわかってると思うんだよね。



ラティーノなのに(ヒスパニックなのに)ラテンの音楽じゃないものを歌ってる歌手は他にも結構いるのに。

たとえばジェニファー・ロペスやリッキー・マーティンはプエルトリコ系だが英語のPOPSやダンスミュージックが多いし、
キューバとメキシコの混血のCAMILA CABELLOは fifth harmonyというアメリカのグループの出身で、英語のダンスミュージック多かったし(今はスペイン語の歌もリリース)、
キューバ系のピットブルはもともと英語のヒップホッパーで、レゲトンも歌ったが、今は圧倒的に英語のダンスミュージックが多い。


だけどなぜBRUNO MARSだけが攻撃された?


去年は世界中で「デスパシート」が席巻し、ビルボードの史上最高の連続1位を獲得したのに、
グラミー賞では「デスパシート」は1つも賞をもらえなかった。

そして BRUNO MARSが賞を総なめに。
そしたらブラックカルチャーのぱくりだとか盗用だと今回非難されたわけ。

「デスパシート」がグラミー賞を総なめにしてても、ラテンの音楽がグラミー賞をとるなんて許せんって怒ったかもしれないね。




人種差別はいけないし、差別に対抗して声をあげていくのは重要。

けどあんまり極端になりすぎると、逆差別になることもあるんだよ。

それにあんまり厳しくうるさくいうと、排外主義になってしまう。

それも怖いよね。。。。



私は「日本スゴイ」という日本称賛番組嫌いなんだけど。
日本のアニメやJ-POPやOTAKU文化(OTAKUとは海外では日本のサブカルチャーマニアのこと)が世界の人に流行ってて、それが世界で好まれてるっていう風にいいほうにとってる点では、黒人文化を非黒人がやるなって排外的になるよりずっといいと思う。


あのブロガーのseren sensei のハンドル名は、seren sensei aishiteru なんだよ。
つまり彼女はたぶん、日本のアニメとのファンだと思う。
彼女の理論でいうと、「日本人じゃないのに、日本語の名前つけていいのかよ」 って話になるよね。
自分も日本人じゃないのに日本カルチャーが好きでいいのか、アフロカルチャーだけにするべきでは、と自分の首をしめることになる。


アメリカはいま人種差別や対立やヘイトがすごいので、黒人差別に反対とか人種差別反対や黒人の文化を考えるのはいいことだと思う。

けど、アメリカのカルチャーはいろいろなものが混じってつくられたからすごいんだよ。
音楽だって。
多様性があるからこそ、カルチャーも発展してる。
アメリカの文化の重要な一環をアフロカルチャーがになっていて、アフロ文化なしにはアメリカの文化は語れない、とか。
話をそこに持って行った方がよかったんじゃないかと思う。

ブロガーでユーチューバーだから、炎上させてビュー数を稼ぎたかったから過激な発言になっちゃったのかもしれないけど。

いまは日本でもそうだけど、日本スゴイとか、日本人は素晴らしい、でも他の人種はダメとか対立構造を煽る人達がいます。そういうことを言ったり書いたりすれば売れる。

だけど、対立をあおるために音楽を使ってもらいたくなかったと思います。



黒人ルーツの音楽は非黒人がやるなとか。。。


音楽でそんなこと言われたら、音楽は発展しない。
新しいものが作れなくなってしまうし、ミュージシャンも委縮する。

音楽は音を楽しむのに、楽しめなくなってしまう。

音楽には排外主義はダメだよ。







中南米全体で女性差別反対を訴えるデモ。男女差別変革の時がきたと

3月8日は国際女性デー。

世界の170か国で女性によるデモがおきたそうです。

中南米各国でも女性デモがありました。
中南米は、女性が被害者の殺人事件が増加し、女性への暴力が問題になっており、中南米に昔からあるマチスタの文化(男尊女卑)がその理由だといわれています。

しかしもう我慢はしないで声をあげなきゃいけない、マチスタ文化に変革の時がきたと、ラティーナ達がたちあがりました。


前からブログにも書いてますが、このムーブメントは去年からおきていてデモもあちこちでおきていました。
国際女性デーで大規模デモがあったということです。






世界170か国による女性デモの報道。







これを和訳すると



国際女性デーで、世界170か国で女性のデモがおきた。

男女差別
男女の賃金格差
女性への暴力
女性だからという理由で殺される殺人事件
性虐待やレイプ
社会での女性の機会の不平等

などに反対し改善を叫びました。


世界で一番大きかったのがスペインとフランスで、全国各都市で大規模デモがおきました。
スペインではデモに参加した女性政治家もおり、「今までの不平等な社会を自然で当然の状態に戻すため」と話しました。

スペイン語では「8M」という名前です。
8 de marzo (3月8日)からかな。

トルコやインドネシアなどのイスラム圏でもデモがおき、女性差別反対を訴えました。
インドネシアは国会前につめかけたそうです。

インドでは性暴力反対の声が大きかった。
ブラジルでは兵士達が女性に花を贈りました。女性を応援するためだそうです。





昨日は東京でもあったんですよ。
東京ウィメンズマーチという名前で。





さて、中南米はスペインやフランスほどの大規模デモではなかったけれど、各国でデモがありました。






アルゼンチン、メキシコ、ペルー、ブラジルなどのデモの様子の動画です。
男性も参加してます。
「子供達の代にはいい世の中になってほしいと願う」と赤ちゃん連れのママが話してます。




メキシコなどの中南米ではfeminicidio(女性だからという理由による殺人事件)が増加しているのが大問題になっています。

メキシコで2016年に殺人事件にあった女性は2746人。殺された女性の墓標のモニュメントをつくって抗議したそうです。








メキシコではこんなデータもテレビが出してました。








和訳すると、

「国際女性デー。メキシコでは女性への暴力被害について問題提起された。
メキシコの女性は

66.1% が暴力を受けたことがある
49% がモラルハラスメント(言葉や行動による暴力)を受けた
41% が性暴力にあったことがある
しかし
9.4% しか暴力被害を相談したり告訴してない」




あまりの暴力被害者率にびっくりしたけど、1割にも満たない人しか相談も告訴もしてないんですね。








コロンビアのカリ市では、女性デーにこんなメッセージが流れました。







和訳すると


「女性に暴力ふるうな
言葉にモラルハラスメントするな(暴言や行動での虐待)
女性をリスペクトするよう子供を教育しよう
女性を虐待するな
性暴力するな
セクハラをこれ以上我慢させるな
労働条件を男女平等にせよ

この世に命を与えてくれたのは女性だよ
もうこれ以上、女性に迷惑をかけるのを今すぐやめろ」








アルゼンチンは中南米での女性平等運動で先端にいます。






このデモンストレーションは、女性が被害になる殺人事件が多いことに抗議するダイインです。


このアルゼンチンのニュースを和訳すると、



「国際女性デーで中南米各国では大規模な女性デモがおきた。
”中南米のマチスタ文化(男尊女卑)に大きな変革の時がきた”と政治家達もいう。

中南米で女性運動の先頭にいるのがアルゼンチン。
大規模デモで男女平等を訴え。
有名サッカー選手も女性応援声明したそう。
アルゼンチンの大統領はプレイボーイだったが、女性差別反対運動の盛り上がりを受けて、女性支援の政策をとらざるをなくなった。男女の賃金格差の是正する法律をつくるそうだ。」




やっぱり声をあげて、動くことには意味があるんですね。
だって大統領を動かして法律まで変えちゃえたんだから。





元ミスコロンビアで、ミスユニバースで優勝したパウリナ・ヴェガ。
彼女が国際女性デーにメッセージを発信していました。





そのメッセージがよかったので和訳します。







「今日3月8日は国際女性デーです。
この日は昔の女性達が革命をおこし女性の権利を勝ち得た日であるということを忘れてはいけません。
私達は誇りに思い、闘い続け、歴史をつくりつづけるために一緒にがんばらないといけません。

そして私達女性一人一人にその変革の責任があるのです。
ぜひ選挙に行ってください。
どの政党でもそれは個人の自由です。
選挙すらない、投票権もない国だってあるのです。
でもコロンビアは大統領を選挙で選べる国です。
先人の女性達が女性の選挙権を勝ち得てくれたのです。
だからその権利を行使すべきです。
この国の将来のためを思って考えましょう。

この国の半分、52%は女性です。
決断は私達の手にある。
女性が投票できる意義を見せてあげましょう。
一票一票に価値がある。
私達女性も、もっといい世になるように変えましょう」








私が中南米に最初にいた時は国際女性デーは、「国際女性デーおめでとう」という電子カードがラティーノの友達から送られてきたり、友達がメッセくれたり、お祝いムードでした。

今年もカードもらったけど。




でも急に去年あたりから急に中南米が一変しました。


去年のミスコンテストも、ただの美女コンテストに終わらず。

ミスペルーを選ぶコンテストでは参加者たちは、ペルーでどのくらいの女性が暴力や殺人被害にあってるかをいい、女性の暴力反対や女性の権利を参加者たちが叫びました。






ブラジルのミスブンブンというヒップコンテストでも、参加者が女性差別反対を訴え、メッセージTシャツを着たり、女性の体は肉ではないからモノ扱いするなというデモンストレーションもしました。
ヒップコンテストのステージで、観覧してた男が優勝者の体を触ったら、その優勝者の女性がその男をぶんなぐって「私の体はおまえに触らせるためじゃない。女性をモノ扱いするなといっただろ」と激怒しました。







中南米でなぜこれだけ女性差別や暴力が多いのか。

それは中南米には昔からマチスタ文化が強いからといわれています。

マチスタというのは男尊女卑の男のこと。
ラテンのカルチャーにはマチスタ文化が根強いです。

社会でもそうだし、前に書いたように音楽にもそれが反映されています。

サルサ界もレゲトン界もラテン音楽界は圧倒的に男性社会。




中南米では女性が家事をし子育てをする家庭が多い。
マチスモが強いので。


なかには父親から家庭内暴力にあったり、家族から性暴行される子もいる。
彼氏に暴力をふるわれれる。

結婚したらだんなに暴力をふるわれる人も多いです。

彼氏や夫とやっと別れたら、今度は元だんなや元彼氏からストーカーされた上に殺された女性が多いのも社会問題になってます。


ラテンアメリカでは第三者の女性に対してはリスペクトします。
だからレディファーストだし、女性には優しい男性が多いし、電車やお店でも女性に親切。痴漢もほぼありません。
性暴力犯罪者への罪も重いです。


だけどカップルになった時に、男女ともお互いに嫉妬心が非常に強い。
セローソ(celoso)というんだけど、結婚しても年取った夫婦でも嫉妬心が強いです。

それはラテンのドラマや音楽を見てればわかると思うんだけど。
嫉妬心と束縛がすごい。

それはラブラブの時は愛と思う。
でもエスカレートして束縛が監視になったり暴力化していき、嫉妬心や束縛が暴力事件や殺人に発展することもなかにはあります。

たとえばミスボリビアが、お姉さんとフィエスタに行って、お姉さんが別の男と踊ってるのをお姉さんの彼氏が見て激怒して、姉妹を撃ち殺した事件が前にありました。
ミスボリビアは世界ミスコンテストに出発する直前に亡くなりました。





中南米人やラティーノ系とつきあったり結婚した人にはときどきこの問題があります。
いま困っている人も読者にいると思います。

間違ってはいけないのはラティーノみんながマチスタではありません。
マチスタじゃないラティーノはもちろんいます。

マチスタが家庭のしつけがあまりない人や貧困層出身とか田舎の人や上の世代に多い傾向もあるといわれてます。
また先住民族に、暴力被害者が多いという統計も出ています。暴力や性暴力を含み、家庭内での暴力もありますが、貧しい先住民族ということで差別されてる事も多いと思います。

でもメキシコの大統領も、奥さんに暴力をふるって奥さんは病院に行った事件もおこしたので。
人によると思いますけどね。



また日本に出稼ぎにきた人にはマチスタが多いという話もきいたことがあります。
お金の為に出稼ぎにきてる人が多いので、お金目的の人もいるかもしれないし。
つきあったり結婚するときはDV問題には気をつけてください。



もしあなたの相手がマチスタだった場合、しかも身の危険がある場合はDV相談に相談してください。
 (日本だと各市役所などの行政にあったり、男女平等参画センターなどにありますので、市役所に問合せしたりネットで検索してください。海外在住の方がDV相談は発達していてサポートセンターがあったりするし、警察も協力的なので相談しやすいと思います)

暴力は加害者が悪いので、自分が悪いと思って沈黙してないで専門家に相談した方がいいですよ。



私がメキシコやコロンビアにいたときも、まわりのメキシコ人やコロンビア人から家庭内暴力やマチスタのことを告白されたり相談されたりしたことがあります。
仲良くしてた一族のおじいさんはとってもいい人だと思ってたのに、実は奥さんに長年DVしてて奥さんは心身症になってるときいてびっくりしたり。そのおばあさんもとっても優しくていい人。大好きな夫婦だったから。

メキシコでは深夜に病院の救急にいったら、DVで(夫に暴力をふるわれて)負傷した女性達がきていたという話もききました。




こう書くと、中南米ってやっぱ危険国なんだ。
中南米人ってやっぱヤバいんだって勘違いする人がいると思います。

でも、中南米だけがDVと女性差別がひどいわけじゃない。

日本も男尊女卑は根強く、セクハラもあるし女性差別もあります。


そして日本は最近DVが急増しています。
データにもDVの急増が出ていますが。
DV相談電話はあまりに相談電話が多いから10年前からパンク状態なのでカウントできた数が少ない。
どのくらいDV被害者がいるのか把握できないほど多いそうです。




日本では女性がセクハラや性犯罪や男女差別に声をあげると、魔女狩りかとか糞フェミとかいわれてバッシングされることもあります。
でも今までずっとこういう社会に女性が我慢してきただけです。
「ケツ触ったくらいで減るわけじゃないだろ」
「セクハラくらいでぎゃーぎゃーいうな」といわれて。

やっと今の#metooや#timesupのムーブメントで声をあげられた人は多い。
何十年も我慢してた世代の人達も、若い世代に負の遺産を残さないように、もっと生きやすい世の中になるようにと思って声をあげているんですよ。



男性 VS 女性ではない。
対立構造ではない。


女性は下等な生き物だとマウンティングすれば、人口の半分を下に落として自分がその上にはいあがれると思う人もいるのかな。

でも男性だって、性暴力の被害者になってるし(男児を含めて)、セクハラ被害者や、家庭内暴力被害者もいるんですよ。
パワハラだったら被害者はたくさんいるでしょう。

優しい男性だってたくさんいます。

ただ、この国の法律や社会の制度自体が男女差別なところが依然として多く、行政も警察も女性をあまり保護していない。女性へのサポート体制が整備されてない。
男女の平等では日本は世界で下位です。





この世は男だけでは成り立たない。

男女ともそしてLGBTQなど性別関係なく、いろんな人が一緒に生きてみんなで社会を形成してます。
だから、みんなが一緒にもっと生きやすい社会にしていかないといけないと思います。
みんなでともに。

誰かを抑圧して条件を厳しくすれば、自分にも厳しくしなきゃいけなくなる。
それじゃ自分もきつくなると思うよ。

暗くて息がつまりそうで我慢が多い社会よりも、
抑圧されないし、明るくて笑顔が多くて、優しくて、もっと楽しい方がいいよね?

私はそう思います。






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