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「ラテンのクラブでかかる音楽のジャンル」

サルサを踊る男性の悪いマナー。  ワースト10

先日you tubeで

「10 Worst Salsa Dancer 」 という動画を見つけました。

サルサのワーストダンサー10 という意味。



これは海外のサルサダンススクールのインストラクターが作成したビデオです。



見てたら  あるある   で笑っちゃったので、紹介します。










ビデオを解説。


すべて、男性側 の問題をビデオで見せています。

これは男性編で、女性編もあります。
今回は男性編のビデオです。

女性編のビデオも笑えたので見てみてください。

ワースト10って書いてあるけど9しかなかった 笑。



さてその内訳とは


1) なまけもの


ほとんど足や腰を動かさずに、手だけで踊ってる。
女性を手でまわしてるだけ。
自分はあんまり動いてない。




2)指導魔

そうじゃない、こういうふうに踊って、あー違うなー、 こうだよ、と踊りながら女性にいちいち指導する教え魔。
先生でもないし相手がうざがってるのに、指導しつづける。





3)俺を見ろ

カメラ目線。
まわりやカメラばかり気にして、踊ってる相手の女性を見ない。
自分のダンスがまわりからどうみられてるかの方が気になって、自己顕示欲が強い。
ペアダンスなのに相手の女性を見ない




4)スピン魔

女性をずっとスピンさせ続ける。
女性がもう疲れてし目がまわりそうなのに、くるくるくるくるスピンとターンさせ続ける。





5)接近しすぎ

ペアダンスは相手との間隔をとらなきゃいけないのに、ダンスしながらぎゅーっと抱きしめたり腰をおしつけてきたりするセクハラ男





6)屁こき

ダンスしながらおならをする。臭い人





7)のけぞり魔


サルサの最後の決めポーズで後ろにのけぞるやつ。
あのポーズを踊りながら何回もやらせる。
何度もなんどものけぞらせて、自分がポーズをキメる。





8)セクハラ男

ダンスしながら背中においた手をヒップにまわしてヒップを触る男。
ダンスしながらセクハラするやつ




9)独走

ペアダンスなのに一人で暴走してしまう。
相手の手を放してソロばかりで独走




::::


どうですか?
これちょっとコメディタッチだから表現がオーバーだけど、結構笑えますよね。
ダンススクールの先生が作ったビデオなので、生徒さんやサルセーロ達(サルサを踊る人達)に相手を不快にする踊りのマナーを見せたかったんだと思います。



これ見てたら、私が今までこのブログに書いてきた話に共通する事が多いなと思いました。
私のブログを12年前から読んでる方はご存知でしょうが、ブログの初期の頃は私はまだサルサ2年目だったのでサルサのクラブに行って感じたことをよくブログに書いてたんです。

たとえば、週末の混雑してるダンスフロアで激しく踊ってまわりにぶつかりまくってる人達がいて、そのヒールがあたって足をケガしたとかね。

その頃に、サルサバーのきてる人のマナーやトラウマになった事についても書いてました。





私が10年以上前にブログに書いてたことはこういう内容です。



●日本人の、特にON1を踊ってる男性には腰と足が動いてないし手だけで踊ってる人が多いなと思います。
サルサは足のステップと重心のかけ方が重要ポイントなんですが、ON1踊ってる人を見てると足と腰がほとんど動いてなくて、女性をくるくるまわしてるだけの人が多い。
それを私は「手踊り」とよんでました。



●踊ってる時に「違うな。そうじゃない」「ステップが違う。はい、1,2、3、1,2,3」って指導してくる人がいます。
特におじさんが多くて、「あのおじさん、ずっと指導してくる。やだー」って嫌がってる女性が結構多いです。そのせいでせっかくサルサ始めたのにサルサやめちゃった若い女性何人も知ってます。



●日本人の特にON1踊る男性に多いのが、くるくるターンとスピンばかりさせる。
スピンさせられることがもうわかってるので、ダンスに誘われたら「On1ですか? 私は高速スピンできないですよ」って最初にいってます。それでも踊るという人とは踊りますが。
スピンできないって言ってるのにいきなりくるくるスピンかけてくる。
「あー、酔っ払ってるからくるくるまわすなー、あー目がまわってきた、気持ち悪ーい」ってなるんですよ。
夜のクラブではお酒を飲んでるから。「あのー、酔っ払ってるからくるくるあんままわさないでください」って頼んでるのに「わかりました」っていって、またスピンかける。もうやめてくれー、みたいな。



●間隔をとらずに、ぎゅーって抱きしめたり、腰をおしつけてくるおっさん。
「痛い」 「離して」と嫌がってるのにやめない。
サルサ界の女性からはすごい嫌われてて、ブラックリストに入れられてます。サルサバーで声をかける女性にことごとく断られてる男性には、こういうタイプが多いです。
南米人にも多い、エロい痴漢魔。



●屁こきは知らないけど、臭い人や汚い人ならききます。
すんごい臭かったり、汚れていて、くっつくのが嫌とか言ってる女性はいます。
ペアダンスなんだから、ダンスに来る前にもう少し清潔にしてほしいという。



●セクハラ男。
南米人はよくあるんだけど。
日本人では背中においてる手を踊りながら、すーーーーーっとおろしていってヒップを触ってるサラリーマンの男いましたよ。踊る女性踊る女性にやってました。



●のけぞり魔


これも六本木のサルサバーなどでよく見る。
1曲に何回も何回も女性を後ろにのけぞらせてポーズをとる。
1回や2回ならまだしも、何度も何度もこれをかけてくる。
オール明けにこれやられて、身体が辛くなったことあります。



●ソロで暴走。

ペアで踊ってるのに、途中で手を離して一人で踊る人。
ダンスが合わなかったのかと不安になってしまう。ただソロで踊るだけならいいんだけど、こちらから手をとって踊ろうとしても手をふりはらう人もいる。
しまいには途中で立ち去って女性をフロアに取り残す失礼な人も。






えーと、こういうことが、私が10年位前にこのブログで書いてたことなんだけど。


女性のサルサ踊ってる人達からはけっこう共感をよびました。

けど男性からは非難のコメントがたくさんきて、炎上しかけたことも。


これらについて昔書いた記事は、

このカテゴリーにあります。
こちらをクリック。かなりたくさんの記事がありますが、特に昔の記事の方に書いてます。


「ダンスやサルサ界について思った事」




あと、個別に上の問題を書いた記事はこちらです

↓ ↓



「サルサでトラウマ」


「のけぞり 」


「 ラティーナにダンス教える人」


「デートとサルサ」
  

「日本人は手、 ラティーノは腰」


「ラテン好きの女子の悩み」








私は13年前にサルサを始めた頃に、こういう嫌な思いをしたり、嫌な事がトラウマになってサルサやめようと何度も思いました。だからブログ始めたあとは、凹んだときにブログに自分の思いを書いてました。
すると結構共感してくれる人がいた。

日本のレッスンサルサに自分が合わないと思ったのも初心者の時にサルサをやめようと思った理由なんだけど、その時クラブでコロンビア人が踊ってるサルサを見てかっこいいと思った。コロンビアのサルサに出会ったことで、サルサが楽しくなってはまちゃったんですけどね。

今昔の記事を読み返してみると、こういうふうに悩んでたなあ、あの頃ブログに気持ちを吐露してなかったら、サルサを続けてこれなかったのかもなあ、とも思います。


けどその頃から12年たった今サルサのイベントやサルサバーにいっても、まだ上記のような問題を見ることがときどきあるんですよね。


なぜ男性の問題だけをとりあげるのかというでしょうが、今回紹介したビデオは男性バージョンだったので。

それにサルサは男性がリードしますよね。
男性のリードで女性が動くので、男性に主導権があります。
サルサのインストラクターから言われたことは、「サルサは男性がリーダーだ。リーダー(男性)がスピンをしろって命令すれば100回でもスピンを続けなければならない。女性は絶対に勝手に動いちゃいけない、男性のリードに絶対に従え」とのこと。

だから男性がダンスの時に自己中な事をすると、それに女性は嫌でも合わせなきゃいけません。
そして女性をダンスに誘うのも男性。
踊る女性を選ぶのも男性です。
男性には女性を選べるけど、女性には男性を選ぶことはほとんどできない。声をかけられたときに断る権利はありますが。
女性から男性にだって声をかけられるんだけど、女性から誘うケースはほとんどありません。

だから、男性の側の問題が、女性よりは重視されるんだと思います。




サルサはペアダンスです。相手あってのダンス。

ペアダンスは男女の会話。

結局は「自己中」 かどうか、 「相手に思いやりがあるか」だと思います。

あまりにも自己中で相手を思いやる気がないならペアダンスには向かないので、一人で踊るシングルダンスにいった方がいいと思います。

セクハラは言語道断。セクハラは風営法違反ですし刑法違反です。



中南米ではサルサを踊る時は、男女の友達グループや家族や恋人や夫婦でいって(またはフィエスタやホームパーティ)、カップルや友達や家族だけと踊る事が多いです。
だから上のようなトラブルがほとんどおきない。


けれど日本では、日本人が中心のクラブやイベントでは知らない相手と1曲ごとに相手を替えて踊ってますよね。
日本だけじゃなくて欧米のクラブもそうだけど。
知らない相手だからこそ、相手が不快な気持ちにならないように気をつかって、お互いに気持ちよく過ごせるようにしたいものですね。


サルサってペアダンスだから、ダンスで波長を合わせて二人でダンスをつくっていくことがスリルだし楽しいでしょう。
私はハウスとかテクノなども大好きだけど、サルサを始めてからはハウスのクラブに行って一人で踊ってるとだんだん二人でも踊りたくなるんですよね。

だから「サルサ中毒」という言葉があるんじゃないでしょうか。
サルサの麻薬のような不思議な魅力。
その魅力はお互いに快適だともっと増幅されるから、マナーは守って楽しく踊りましょうね。







ラテンのクラブでかける1曲の長さ

日本のサルサバーやサルサのイベントでかかる1曲の長さはほとんどが5分まで、といわれています

MAXで5分半まで。
6分以上は長すぎ。
5分を過ぎると踊ってるお客さんたちが「曲が長い」と感じ始めるからだそう。

なので6分台の曲は最初からかけないか、途中で次の曲につなぐか、もしくは編集して短くするか。

でも6分台の長い曲だけど最初から最後まで盛り上がるので曲の途中でぶったぎれないし、全部かけないと曲が完結しないものもあります。
たとえば、
東京のサルサバーでよくかかる6分以上の曲は、メレンゲのproyecto uno の「latinos」。


以前リクエストされて、pantera mambo (LA 33) (ピンクパンサーのサルサバージョンの曲)をかけたら、「あーこの曲好きだけど、長いんだよねー」という声がきこえました。
確かに長いです。 6分ちょっと。
なので5分過ぎのきりのいいところで次の曲につなぎました。



ちなみに、他のジャンルのクラブミュージック、たとえばハウスとかテクノなどでは1曲が8分とか9分です。
だから他のジャンルのDJたちからは、「ラテンは短いね」と言われます。


日本のクラブでも、中南米人が大半のラテンディスコでDJも中南米人(特にペルー人)のお店は、だいたい2分半くらいごとに曲をつなぐことが多いです。
どんな曲でも2分半たったら次の曲にノンストップでつなぐ。

レゲトン→ サルサ → メレンゲ→ ラテンダンスミュージック→サルサ 
みたいな。
短時間でどんどん変わっていくのでめまぐるしいし、短い時間のなかでつなぐからDJも超忙しい~。

ラテンってDJで一番難しいジャンルだって知ってましたか? 
MIXする技術を一番求められるんで、ラテンDJって実は一番難易度高いんです。
なかでもサルサが一番MIXするのが難しいです。
サルサ、 バチャータ、 メレンゲ、ヒップホップみたいなレゲトン、ピットブルとかのダンスミュージック、みんな違うタイプでしょ。オールミックスに近いわけです。

(中南米人ばかりの)ラテンディスコの中南米人のDJは、次にかける曲の速度を変えて同じ速度にそろえてからつないでます。それによってサルサの曲の速度も変えてしまうんです(MIXする)。

確かにDJ理論でいったらそれでいいんだけど、でもオリジナルの曲の速さを知っててそのスピードが体にしみこんだ私にとっては、「あれ? いつもより速い… 」と踊ってて違和感があります。

※ペルー人のDJといっても、日本人が多いサルサバーやイベントでプレーしてるDJの方たちは違いますよ。
これは中南米人ばかりのラテンディスコでプレーしてるDJの話です。

ラテンディスコに来る中南米人は、中南米(本国)のようにカップルやグループで来て同じ相手と何曲も踊ることが多いです。
なので、2分半ごとにノンストップで曲が変わってもOK。

私は日本で、中南米人が多いラテンディスコや中南米人ばかりのイベントでもDJしています。

ペルー人が特に曲を2分半でつなぐ傾向が強いと思います。そういえばペルー旅行でディスコに行ったときにオールミックスでどんどん曲がつながってたような記憶が。
(日本のスペイン語圏の在住者で一番多いのがペルー人でなので、ラテンディスコの客もDJもペルー人が多い。)

ラテンディスコでDJやってるDJたちは、  「MIXしないDJ=技術がないDJ」  だとみなす人が多いです。

だから、ラテンディスコでDJするときには2分半ごとに曲をノンストップでつなぐことを求められがちです。

ラテンディスコでプレイしてるペルー人のDJ(友人)を六本木のサルサバーあちこちに連れて行ったら
「なんでここのDJたちは曲を1曲通しで全部かけるの? MIXしないなんてDJに技術がないんじゃない? 」ときかれました。

「DJの技術の問題じゃなくて、日本人は1曲ごとに相手を替えて踊るしレッスンで習ったサルサを踊るので、1曲の最後の音まで踊りたいからもし曲をMIXしたら客が怒る。それに1曲終わったところで、ありがとうございましたと挨拶して次の相手を探しに行かなきゃいけないのでその時間も必要。ノンストップでつないでいったら、相手を替えたくてもそのタイミングを失うでしょ」 
と説明したらビックリしてました。

日本人で他のジャンルのDJがサルサバーにきたときも、同じことをきかれました。
「なんでラテンのDJは曲をMIXしないの?」って。
それで上記のことを説明しました。


私は個人的には、レゲトンやラテンダンスミュージック(ピットブルなど)やサルサチョケ、またはメレンゲ(特にエレクトロニックなメレンゲ)はREMIXしていいと思うし自分でもしますが、サルサはしないです。
サルサは全部通しでかけたほうがいいと思っています。



国による違いですが、

海外でサルサに行った時、カナダやオセアニアなどの白人中心のクラブでレッスンで習ったサルサを踊ってるとこでは、日本と同じように1曲最後までかけて次の曲かけてました。
1曲ごとに相手を替えて踊り、踊ったあとは、ありがとうとあいさつして相手を替えます。
(でも中南米人がほとんどというクラブに行くと、日本のラテンディスコと同じようになります。)

中南米のなかではアルゼンチンが異色。レッスンで習った踊り方で1曲ごとに相手を替えて踊る人が多かったし、1曲通しでかけてから次の曲にいってましたね。


中南米でも国や地域によって違いがあると思います。
私が行った国では、キューバ、コロンビア、プエルトリコ、アルゼンチンなどは曲の最後までかけてました。
メキシコは、町やホームパーティなどのフィエスタや祭ではMIXしてたけど、サルサバーのようなクラブでは曲の最後までかけてました。



コロンビアのカリはサルサの都市なのでサルサには思い入れがあるため、サルサの曲は1曲最初から最後まで完璧にかけます。
レゲトンやメレンゲやchokeやエレクトロニック系などはDJたちはMIXしますが、そういうDJでもサルサだけはMIXしません。

カリには一晩中サルサしかかからないクラブも結構あります。

カリでは1曲かけて、1曲が終わったらすぐ次の曲につながないで一瞬間があくときもあります。
カリは1曲踊り終わると、自分のテーブルに戻ってきてお酒を飲む人が多いから、曲間をあけてもいいのかな?
私がカリでかけたときは、曲間あけずにつないでたけど。


コロンビアのカリで今すごい流行ってるサルサの曲があります。

その曲、なんと 

7分40秒


しかも、曲のサビのあと曲が終わるまでの後奏が2分半もあるんです。
その後奏も最後までしっかりかけます。

そんな曲をもし日本でかけたら、お店からもお客さんからもめっちゃ苦情くる!!
もしかけるとするなら5分過ぎくらいで切る。

しかしカリではどこの店でもこの曲はコンプリートでかけないといけないのです。
途中で切ったらそれこそブーイングの嵐!!!

2分以上の後奏は単調でだらだらしてる感じがするので、普通の人には同じメロディがループしてるだけにきこえると思います。
途中で飽きて踊るのをやめてしまうでしょう。

DJのコントローラー(機材)にはループというのがあって同じ小節を繰り返す機能があるんですが、この曲はループボタンを押してるように繰り返してるわけじゃありません。
同じことを繰り返してるようだけど、実はだんだん演奏が激しくなって最後にがーーーーって盛り上がって、ダダンッ て終わるんです。

カリの人は楽器好きでサルサのバンドの演奏を重視してるし、カンパーナ(カウベルみたいのをたたく)とかグイロ(洗濯板みたいのをギーコギーコこする)などを家に持っててクラブに持参する人が多いです。
サルサがかかるクラブでは、カンパーナやグイロを持ってる客たちがじゃかじゃか鳴らして、どんどん盛り上がっていく。そしてクラブ全体がトランス状態になっていくんですよ。
楽器鳴らしてる人と踊ってる人とフロアが一体化して盛り上がっていくんですよね~。

こういうのは、サルサの国と言われるキューバやプエルトリコでも私は見たことがないです(私が行ったところでは)。
キューバのハバナで行ったサルサのクラブではどこもDJすらいなかったが…。

同じコロンビアでもメデジンやボゴタなどではそういうのなかったので、たぶんカリ特有じゃないかと思います。

カリの人たちは毎日サルサきいて曲覚えちゃってる人が多いんで、編集して短くしちゃったり、途中で切って次の曲につないだらブーイングおきます。
だからカリではどんなに長い曲でも最後までかけるし、途中で切ってはいけないわけです。


まあ、このようにクラブやイベント、国や地域、客層などによって、かける曲の長さやその背景も変わってくるという話でした。

後奏が長い曲をクラブでかける場合

日本のサルサバーやラテンのクラブでは、お店から1曲の長さは5分くらいまでと言われました。

サルサの曲はだいたい4分台から5分ちょっとが多いのですが、なかには6分近いものや6分半や7分半という曲もあります。
でも、なるべく5分半くらいまでに収まる曲をかけてくれということです。

日本のラテンのクラブ(サルサバーやイベント)では、1曲ごとに相手を替えて踊ることが多いターンやスピンとかもするので、5分以上の曲だとお客さんも疲れるし、曲に飽きちゃって 「曲長いなー」とか言われることがあります。

ラテンディスコのペルー人のDJだと2分から2分半で次の曲につなぎます。
DJは2分半ごと曲をノンストップでMIXしていくんです。
中南米人が多いラテンディスコは、同じ相手と何曲も踊ることが多いし、1曲が4-5分続くと「長い」と言われることが。



でもぜんぜん違う国があります。

私がいたコロンビアのカリです。

サルサしか一晩中かからないサルサのクラブ。
(バチャータやメレンゲやレゲトンなどは一切かからない。一晩中サルサオンリー)

カリのクラブの映像を見てると、
ずーっと同じ調子の後奏がだらだら続いてるでしょう。
でもお客さんはずっと踊り続けてるし、DJは曲が終わるまでかけています。

カリで流行っててあちこちでかかりまくってたサルサの曲は1曲なんと7分40秒もあるんです。
5分すぎから後奏に入って、2分40秒も同じ調子の後奏が続きます。


日本のサルサバーならこんな曲かけない。
もしこの曲かけるなら、5分すぎのところで切るか、次の曲につなぎますね。


ところが、カリはこの後奏のところのほうが盛り上がるんですよ。

クラブにはカウベルみたいなカンパーナという打楽器鳴らしてる客たちがいます。
客が自分のカンパーナを持ち込んで、かんかん鳴らしてます。
1人じゃなくてたくさんいます。

カリのクラブって、カンパーナやグイロ(洗濯板みたいなのをこすって音を出すやつ)を自分の家に持ってる人が多くて、クラブやコンサートやライブやフィエスタなどがあるとそれを持ち込んで鳴らしてる人が多いんです。
打楽器が欠かせない。
お店によってはコンガとかボンゴとかパーカッションを置いてるとこもあって、それをたたいてる人もいます。

カリでは打楽器鳴らしながら盛り上がって行って、フロアでダンス踊ってる人たちも、自分達のテーブルで飲んでる人たちも体を揺らしてトランス状態に入っていくんです。

それが結構気持ちいいです。

カリの人は歌もだけど、バンドのほうの評価も厳しいので、歌手だけがうまくてもバンドが下手だと評価は悪いです。
たとえば海外から有名な歌手がきても、連れてきたバンドがよくないと文句が出る。
だからコロンビアのサルサのグループって演奏もうまいのが多いような。
楽器が重要なので、演奏がうまいサルサの曲の方が人気があるような気がします。



サルサって後奏で盛り上がる曲が結構あるんで、ほんとは後奏をカットするのもったいないんですよね。
いい曲なんだけど、6分40秒とかあるから日本ではかけられない曲とか、もしかけても全部は無理って曲もあって、あーあこれ全部かけたいなーって思うことあります。

カリのサルサオンリーのクラブは、曲を途中で切って次の曲につなぐことはないですね。
1曲最後まで全部かけます。


キューバ人から話をきいたら、キューバ人も同じようにどんどん盛り上がっていくので1曲が長い、特にライブではと言ってました。



カリの巨大コンサートでウィリー・コロンのライブぶった切り事件

私がいたコロンビアのカリでは毎年年末に、大きなフェスティバルがあります。

そのフェスティバルの目玉が巨大コンサートのスーパーコンサート。
毎年たくさんのラテンのスター達が出演します。

先月(去年末)のスーパーコンサートで大きな問題が起きました。


サルサの大御所のウィリー・コロンがツイッターに






「カリの皆さんすみません。あと2曲演奏歌う予定だったのに、自分のライブ途中でぶった切られた」 

というツイートが。


私もこれ、ツイッターで見て「え?」って思ったんですが。



ウィリー






スーパー・コンサートはだいたい10組くらいのラテン歌手(やグループ)が出演し、9時間や10時間位ある長時間フェスです。

だけどウィリー・コロンの持ち時間を切って、次のレゲトンのJ BALVINになったそう。


ウィリーは自分の歌の中でも特に人気の曲を最後に用意してたのに、それが演奏できなくてごめんねってカリのファンたちに誤ったのです。


それをきいてカリっ子達が怒って、ウィリー・コロンに多くの人が謝罪してました。

「カリは世界のサルサの首都なのに、あなたのようなサルサの大御所にこんな仕打ちをするとは信じられない。
本当にごめんなさい。
またカリに来てください」

「カリの人達はみんなサルサを愛してる。
レゲトンのためにサルサのライブをぶちぎるなんてどうかしてる」

「カリの人達はみんなあなたを愛してる。
またカリに戻ってきてください。もうカリに来ないと怒らないでくださいね」

「ウィリー・コロンの歌をきくために行って長時間待ったのに、3曲歌っただけでぶった切るとは信じられない」

などなど。



そしてイベントの主催者に対して非難でツイッター炎上し、抗議殺到。

前からあのスーパーコンサートはオーガナイズが悪いといわれてたんだけど、今回の事件で怒りが爆発したらしい。


テレビや新聞でも大きなニュースになりました。



4時開場で6時開演といわれてたのに、9時になってもまだ何も始まらない、という苦情の書き込み。

ツイッターには会場外で待つ人の長蛇の列の写真。







飲み物はぼったくり料金で、食べ物も一切れ800円のピザしかなくそれも1時間で売り切れ、食べ物がまったくなかった、という話もツイッターに出てました。


お酒はビールはなく、ボトルしかなくてボトル(小さめ)が1万円ちょっと~。


スーパーコンサートのオーガナイズはひどすぎるとすごい抗議。



http://www.elpais.com.co/feria-de-cali/2017/llueven-las-criticas-de-los-asistentes-al-superconcierto-de-la-feria-de.html?utm_source=facebook&utm_medium=Social



レゲトンのJ BALVINはコロンビア人のレゲトン歌手で、日本でも「MI GENTE」などで人気ですが、レゲトンの人気歌手を入れるために、サルサの都市がサルサの大御所を切ったとカリっ子大激怒。

ウィリー・コロンが「J BALVINのせいじゃない。彼はいい人だ。ただ時間が押してて主催の進行の問題」とフォローしてましたが。


今回のスーパーコンサートの出演者は、





J BALVIN、Calros Vives, Willie Colon, Wisin, Richy Ray, Guayacan Orquesta, La Indiaなどですね。






私は2015年にカリでこのスーパーコンサート行きました。
2年前です。

スーパーコンサートは、サッカーの大きなスタジアムが会場。
ピッチのところが前から3区画に分かれていて、ステージに近い方がアリーナ、まんなかが日本でいうS席、その後ろがB席。
上の観客席がもっと安いランクの席で分かれてます。


アリーナの前の方は2年前で650000円でした。
65万ですよ!
さすがコロンビア、貧富の差が激しい国。

私はアリーナはとても手が出ないので、VIPという名前のS席にしました。
VIPだからいい席だと思いきや。サッカースタジアムのピッチの真ん中の3分の1区画。
チケットは早割で買って1万円位だったので、正規はもっと高いと思います。
しかもチケット買うときに席の位置がきまってなくて自由席だといわれました。



コンサート当日。開場が7時で8時開演といわれてたんだけど、コロンビア人の知り合いたちが「みんな早くから並ぶよ」っていう。。
夜から翌朝までやるコンサートに、しかも気温35度の熱帯のカンカン照りの中並べるわけないじゃんと思い、私は開場1時間前の6時に行くことにしました。

そしたら昼3時くらいにテレビのニュースで、スーパーコンサート会場外にもう並んでる人がという報道が。

コンサート当日は公共交通やバスがマヒするので、私は前もってUBER予約(配車サービス)。
6時に会場に到着したら、スタジアムの周りに長蛇の列ができていて、住宅街に続いてるので列の最後がどこなのかわかりませんでした。

私はびびりなので、なんかやばい予感がする、もう席なんかどうでもいいから、列に並ぶのやめることにしました。
列には並ばずに、入り口のところに警官がいたのでそのそばで待ってたら、もう列に並んでる人がイライラしてたので、
ここにいたらやばいと思い、そばにあるお店に入ってお茶してました。

でも開場時間の7時になっても入り口があかないので、客たちが叫び始めました。
「開けろー」、「なにしてんだー」って。

そばにいた女の子が私に、「私、パナマからきた観光客なんだけど、カリっていつもこうなの?」ときくので
「まあ、カリはだいたいこんなかんじですね。特にこの時期は」って苦笑いして答えました。
パナマの女の子の目が丸くなって「えーー、信じられない。入るのこわいなあ」と。


とうとう開演時間の8時が過ぎて中で曲が始まってきこえるのに、入り口をまだあけないので、客たちが押し合いになりました。
やっと開場したらチケットチェックと一人一人の荷物検査しはじめました。
早く席を取りたい人達がそれを突破して走り出しました。
そしたら後ろの人たちがあとに続いて将棋倒しになり、キャー助けてー、キャーキャーってすごい悲鳴が。
そばの柵が倒れました。

「警察なにやってんだー」
「なんとかしろー、このバカ警察ー」って怒号が響き渡るけど、さすがカリの警察なので馬の上に乗ってポカーンってしてるだけで、何も整理しない。

首都ボゴタの警察だったらありえんわ。
何年か前にもこのフェリア時期にカリの野外の無料のコンサート行ったら、酔っぱらい客同士の乱闘が始まって、椅子を投げ合って大変な騒ぎになったので、走って逃げたけど、警備いないわ、警察ぜんぜんきませんでした。
カリの警察、ほんとにダメ。


みんな入り口に殺到して、席をとるのに走っていくのを、私はそばの離れたところで傍観してました。
だいぶ待ってやっと入っていなくなったところで、入場しました。9時過ぎかな。
もういい席はなくなってたけど、一人だったので席とれました。

飲み物は高かったですよ。
酒はウィスキーとかのボトルしかないので、
私はジュースの小ペットボトルで280円位。

隣の席のコロンビア人達が「あなたどこからきたの? 写真撮っていいか」とか「これ食べるか」と自分達が食べてたスナック菓子くれたりしました。


ロメオ・サントスとかグルーポ・ニーチェとかguayacanなどラテンのスターのライブをたくさんきけたのでよかったけど。


ライブが始まったら、並べられたプラスチックの簡易の椅子にみんなのぼって立つんですよ。
座って見られると思ったのに、まったく見えないじゃん。
しょうがないから自分も登ったけど、芝生の上だからふらふらするし、プラスチックなのでときどきゆがんだり壊れたりして倒れる人もいる。
こわー。
その格好で夜8時から朝5時までだよ。
腰が痛くなりました。


トイレに行ったら、簡易トイレでまた長蛇の列で30分位並ぶ。


もう途中で帰りたいと思ったくらい。


あんま朝になると嫌だしおひらきになったらみんながまた出口に殺到して大変なことになると思ったし、もうUBERの予約してたので私は明け方の3時半過ぎに帰りました。

ちょうどウィリー・コロンのライブ中だったよ。

わー、この曲  って思いながら、後ろ髪ひかれる思いで会場を出ました。


つまり、私も今回のニュースになった、ウィリー・コロンのライブは半分しか見れず。
次のサルサのオスカル・デ・レオンのライブは見れませんでした。



スーパーコンサートは正直、途中でもう帰りたいって思いました。
椅子の上でほんとに疲れたしよくステージ見えないし。

「カリ・パチャンゲロ」でスタジアムの何万ものカリっ子達が大合唱したのには感動したけど。


でも、このフェリア時期のカリはあんまりおススメできない。
特にこのスーパーコンサートは、やめたほうがいいと思う。
アリーナ席買えるならいいけど。


毎回出演歌手はすごいけどね。
1年前(2016年)はダディ・ヤンキーとかMALUMAも出たよ。



フェリアのもう一つの目玉がサルサのパレード。
サルサのパレードも、前にカリに住んでた時は市民も無料で沿道で見れたのに、今は特設会場で区切った区間だけしかパレードがなく、席のチケットを買わないと見えないようになりました。

チケットは2年前で1万円以上だったけど、すぐ売り切れるし。


だから、市民が「もうパレード見れなくなった」と激怒してました。
カリ市民が、もうフェリアは市民よりも観光収入目当てだと2015年の時点で、カリに昔から住んでる人達も怒ってましたよ。
もうバカバカしいから見に行かない、テレビで見るわ、という人達も多かった。
ただ人混みに押されて疲れるだけだと。

2年前で200数十万人観光客が来たそうです。
カリ市の人口と同じじゃん。



年々その傾向が強くなっていくので、今回の市民の怒りが爆発したんでしょうね。
フェリア全体に対して怒る人も結構いました。

でもコロンビアは今ボゴタもメデジンも観光客が激増してて、観光産業に力入れてるから、カリも観光収入増やしたいんでしょうね。
だから市民より観光重視になっちゃうんだろうなという気がします。

ちょっとさみしい




コロンビアのカリのクラブの選曲

コロンビアのカリは、Cali es la capital mundial de la salsa (カリは世界のサルサの首都)といわれるほどサルサの都市です。

サルサの盛んな国あちこちに行ったけど、サルサの国というイメージが強いキューバやプエルトリコも今はサルサはどっちかというと観光産業化してるケースが多く、市民(特に若者)に一番人気だったのはレゲトンでした。
中南米のほとんどの国で一番人気なのは(特に若い世代)レゲトンだと思います。


コロンビアも全国的にはレゲトンは人気でコロンビア出身のレゲトン歌手が世界で人気。
でもカリだけは違っていて、若い世代にも一番人気なのはサルサ。
サルサしかかからないクラブがいくつもあり、サルサのクラブに行けば20代が客層の中心です。
カリにはサルサのプロダンサーの大半が10代から20代なんです。
これが他の国と大きく違うところ。



そんなカリでは人気のサルサ曲にも流行があり、流行が変わるスピードが非常に早いです。

私はサルサのためにカリにずっといたんですが、カリはだいたい数ヶ月ごとに流行曲が変わる感じ。


ここ最近はバチャータも流行ってるけど、バチャータはカリでは流行曲の一部。
クラブで踊る曲っていうよりは流行曲として聞いたり踊ってるんで、バチャータならなんでも踊るというわけじゃありません。(ただしプロダンサーは違いますが)
一般のカリの人が踊るバチャータは流行の曲だけ。

サルサは新しい曲だけがかかるわけではなく、80年代などの古いサルサもカリではよくかかります。

ただしコロンビアの大御所のGRUPO NICHEとかJOE ARROYO の有名曲、たとえばrebelionやcali pachangueroは12月以外はかからないです。

80年代などの曲はもう昔の曲だからいつでもかけていいのかというとそうではなくて、古い曲にも流行があって、古い曲だけど今はこの曲が流行ってるけどあっちの曲はもうかからない、という流れがあります。

カリの人はサルサの好みが非常に厳しいので、数年前に流行ったサルサの曲だともう踊らないことも。
半年前とか数ヶ月前に流行ってたサルサの曲がすでにすたれてることもあります。
でも逆に、何年たってもずっと人気の曲もあります。

カリの人たちは踊るだけじゃなくて、持参したカンパーニャなどの打楽器をクラブで客がかんかん曲に合わせて鳴らしてるし、歌詞を知ってて一緒に歌います。
なので打楽器を鳴らしながらハイになっていける曲が好き。
日本のサルサバーでは絶対にかからない、静かで7分もあるサルサの曲とか平気でかかります。

ほんとに一般人が曲をよく知ってるんですよね。

いくらサルサの曲でも、カリの人たちが好きで踊れる曲ををかけないと踊らない傾向が強い。
たとえ世界のラテン音楽のヒットチャートのトップにある曲だろうと自分たちが好きじゃないと受けつけない。


私はカリでかかる曲をよく知ってる奇特な外国人なので、カリのクラブで曲かけたことあります。

そのときにカリの人たちに人気の曲をかけると、ノリノリで打楽器うちならすし踊りまくるんですが、
何年か前にカリにいた時に流行ってたサルサの曲を1曲かけてみたら踊ってくれず冷や汗かきました。
けど、流行じゃないけど別の曲かけたら盛り上がって踊ってた。

だからたんに今流行ってる曲かけとけば大丈夫ってわけでもないんです。
客がめっちゃ辛口で選り好みがとっても激しい。
カリにいるとだんだん彼らの好みがわかってくるんですけどね。

だからカリではかからないけど、いい曲だからかけよう、この曲試してみよう、っていうのは、カリでは賭け。

じゃカリのラジオで流れてる曲ばかりかけとけば大丈夫だろうかというとそれも違う。

なぜかというと、ラジオでかかってる曲=クラブでかかる曲 とは必ずしもいえないので。

カリで一番の流行の曲を生み出す発信源は、何人かの人気DJです。
このDJたちがクラブでかけた曲が客の間で人気になり、それが広がってラジオでかかって、カリ中の流行曲となる経路です。
だから有名なDJなら、みんなに新しい流行を生み出そうと自分がチョイスした曲を発信というのはよくやってます。みんなに影響力がある有名DJが流行を作ってるんですよね。

けど有名DJ以外のDJたちはそんなことは難しいです。

音楽とダンスの競争が異様に激しいところなので、まわりからの評価がとても厳しいし。
カリは音楽とダンス関係にとってはかなりシビアな世界。



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