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コロンビアのサッカー代表のカルロス・サンチェス選手殺害の危機という報道に反論

W杯のコロンビアのカルロス・サンチェス選手にコロンビア人が激怒しているので、帰国後の殺害される危険性、という日本の報道をよく見ます。


けれど報道には間違ってるところが多いので、反論を書きます。



私はコロンビアに住んでました。

他の国にも住んでたし、コロンビアに対しては ラブ & ヘイト です。好きでもあるけど嫌いなところもたくさんある。


けどあまりにコロンビアに対するバッシングが多すぎるから、コロンビアが気の毒になるんです。

日本だけじゃなくて欧米もコロンビアをバッシングしてる。コロンビアをまったく知らない人がステレオタイプなイメージだけで非難しているケースが多い。
コロンビア人がかわいそうです。



メディア自体にコロンビアに対する偏見があって見下しているのではないでしょうか。現状を調べもせずステレオタイプなイメージでストーリーを作りあげてるように見えます。
ネットもコロンビアのことを知らないのに、TVやネットで見た情報やイメージだけで書いてる情報が多いと思います。


なぜメディアはコロンビアを知ってる人やコロンビアに住んでる日本人に聞かないのかなあと思います。


コロンビアがひどい事ばかり書かれるのは、コロンビアの情報が日本でまだまだ少ないからでしょう。
偏見じゃなくリアルなコロンビアを見てほしいと思って、私はコロンビアについての記事を連載しています。





これがカルロス・サンチェスについて最近出た日本のメディアの記事です。



まずは、YAHOOニュースにあった記事。

「“エスコバルの悲劇”の再来懸念 日本戦PK献上のコロンビア代表MFにSNS上で殺害予告」

サッカー関係のサイトのようですね。




次が昨日出ていたYAHOOニュースの記事


コロンビアMFが再びPK献上で16強敗退。日本戦後には殺害予告も…募る不安



日本戦でレッドカードになりSNSで殺害予告をされ、イングランド戦でPKを献上したカルロス・サンチェス選手は、帰国後に殺害されるかもしれない不安という報道。
フットボールチャンネル編集部というサッカー関連の報道のようです。



またTVのワイドショーを見ていたら、コロンビアのカルロス・サンチェス選手がコロンビア人から殺害予告され命の危険という特集が。

カルロス・サンチェスは日本戦でレッドカードを出して「コロンビア人から」殺害予告をされ、イングランド戦ではPKを献上してネットで「コロンビア人から」脅されている。
1994年にアンドレス・エスコバル選手がオウンゴールをしてコロンビアは破れ、試合の結果にコロンビア人達が激怒。
「暴漢」から「オウンゴールありがとう」といわれて銃撃され殺された。
いままたコロンビア人達がカルロス選手を非難しているので、同様の事件がおきるのではないかと心配されている。
日本のネットからは、カルロス選手の命を心配する声があがっている。
ワイドショーのコメンテーターが「私はコロンビアのメデジンを取材したことがありますが、あの国は今もメデジンカルテルがいて非常に危険ですからね」とコメント。


という内容でした。





他にもいろんなニュースやテレビで報道されましたが、似たような内容が多いです。
ネットもこの話題で盛り上がってます。




けれど報道には間違いがあります。

なにが間違いか説明しましょう。


下記で紹介するコロンビアの報道やツイートについては、私がスペイン語から和訳しました。





カルロス・サンチェスを「コロンビア人達」が非難している。

メディアはコロンビア人がみんなサンチェスを非難しているといいますが、それは違うと思います。

コロンビアのニュースやコロンビア人がSNSに書くことを毎日私は読んでますけど、コロンビア人のメディアも世論もファンもみんなコロンビア選手に「よくがんばった。コロンビア代表をみんな誇りに思っている」と賞賛してる人が大半です。


どう賞賛してるか見せます。



これはコロンビアが敗退したあとでコロンビアで拡散されていた選手がコロンビア人に誇りを与えてくれた、感動をありがとう、というメッセージ。

コロンビアのサントス大統領もこれを用いてツイートしてました。










次はカルロス・サンチェスの出身地である、コロンビアのチョコ県からのメッセージ。




「おかげでコロンビアのみんながひとつになれた。 ありがとう、カルロス・サンチェス」






コロンビア人の多数がツイートしてた意見には、下記のような感謝の気持ちが一番多かったです。
これが典型的なコロンビア人の気持ち。




「ファルカオ選手、カルロス・サンチェス選手、クアドラード選手、代表選手のみなさん、ありがとう。コロンビアは負けたけど私達は泣く必要はありません。私達はコロンビア代表を誇りに思ってる。私の愛するチーム。神の慈愛を讃えましょう」






コロンビア出身で、世界的に有名なサルサ(ラテン音楽)のグループ GRUPO NICHEからのメッセージ。
彼らが作った応援歌とともに、感謝の気持ちを表している。




「コロンビア代表のみなさんありがとう。 あなたたちが私達にくれた大きな喜びに乾杯!  そのファイト精神と決してあきらめない強さはすばらしい。あなたたちのゆく道はこれからも続く」






賞賛のメッセージが多数。
コロンビアでは、帰国する選手を出迎えるために、「わが家へおかえりなさい」 のメッセージも出ている。









イングランド戦で、コロンビア人達が怒ってたのはカルロス・サンチェスに対してではなくて審判に対してなんです。

「コロンビアはイングランドではなくて審判に敗退した」と言われてました。

あのアメリカ人の審判Mark Geigerは、あの1試合でイエローカードを7枚もだしました。イエローを出しすぎだとサッカー界でも論議になっているそうです。

あの審判についてはマラドーナもおかしいと言っています。




これはコロンビアの大手メディアの報道。


「コロンビアのSNSでいま一番嫌われているのがこの人。 コロンビアとイングランド戦で笛を吹いた審判」


私はあの試合を見ていたのですが、確かにあの審判は厳しすぎる、カード出しすぎ と思いました。


でもこの話は審判が誤審をしたかどうかの話じゃないです。

コロンビア人はカルロス・サンチェスには怒ってるのではなくアメリカ人の審判に怒ってる ということを説明してるだけです。

そう書くと、この審判はコロンビア人から暗殺されるんじゃないか、とか言いだす人がいるかと思いますが、そんなことありませんよ。


コロンビアには確かにサッカー狂の人達が一部います。
サッカーが人生というような人達です。
だからワールドカップもコロンビア人のサポーターが異様に多かったですよね。彼らはコロンビアのW杯進出が決まったら、決勝まで切符買ってるんで。

コロンビアのサッカーの熱狂的なフーリガンが一番暴れるのは国内リーグのクラブチームの試合の若者のサポーター達です。クラブチームは都市対抗でもあるので、都市同士のライバル意識もあり相手チームのサポーターとよく試合後にけんかしてますけどね。
けどW杯は国のお祭りみたいな感じなので違います。






ネットでカルロス・サンチェス選手を 「コロンビア人」 が殺害予告を送ったり非難している。


日本のメディアがカルロス・サンチェスを「コロンビア人が非難している」 「コロンビア人が殺害予告した」という報道するソースが、ツイッターのコメント欄なんです。
ツイッターのカルロス・サンチェスのアカウントで、彼がツイートしたことについたコメント。それにより「コロンビア人がみんな非難している」と言ってるんです。

けど、ツイッターやってる人ならわかると思いますが、ツイッターは世界中の人がやっていて、世界中の人が匿名で書き込みできます。

カルロス・サンチェスのツイッターのコメント欄を私も見たけど、世界各国の人から書き込まれていましたよ。
英語のコメントも多かったです。

スペイン語圏の人口は4憶3千万人、アメリカのスペイン語人口は5500万人、他にもスペイン語話せる人達はいる。
世界の言語で、スペイン語は世界で2番目に話者が多い言語です。
おもしろがって誹謗中傷を書く人がたくさんいるツイッターで、世界にスペイン語圏の人は多いのに、なぜ殺害予告や非難をした人がコロンビア人と特定できるのでしょうか?

あれだけでなぜ書き込んだ人の国籍がわかるんですか? 透視術? 笑

日本のこういう報道をするメディアは、たぶんカルロス・サンチェスのツイッターのアカウントのコメントを自分で見たわけじゃなくて、海外のタブロイドとかの和訳とかを見て書いてるだけでは。
だからみんな似たような報道なんでしょう。


「コロンビア人」が非難したとか、脅迫したと、勝手にきめつけて報道しないでほしいです。
まだ警察の捜査中で、世界のだれが書いてるかわからないのに。

コロンビア人の意見が知りたいなら、コロンビアのメディアのニュースやそれについたコロンビアの一般人達のコメントを読むのが筋じゃないかと思います。
スペイン語がわからなくてもgoogle翻訳で和訳すればだいたいのことはわかるでしょう。





1994年に選手のオウンゴールよるコロンビア敗退に怒ったファン、または「暴漢」から「オウンゴールありがとよ」と殺害された


→アンドレス・選手を殺害したのは暴漢でもファンでもないです。

犯人はマフィア2人です。 逮捕されて懲役20年になりました。

これが犯人です(動画)。





アンドレス・エスコバル選手が殺害された1994年は、麻薬王パブロ・エスコバルがコロンビア警察に殺された1993年の翌年であり、まだメデジンの治安が悪かった頃です。
それにパブロ・エスコバルはサッカーのパトロンになることもあったらしいです。
サッカーくじがマフィアのもうけだったのに、コロンビアが負けたことにより損失を食らったからマフィアが怒ったというのもあったみたい。

つまり、オウンゴールでファンが激怒して殺したのではなくて、マフィアがらみの事件だったんですよ。
サッカーの名選手だったアンドレス選手が殺害されてコロンビア人達はいまだに悲しんでいます。





メデジンは今もメデジン・カルテルに支配されて非常に危険だ、という日本のTVに出演してたジャーナリストのコメント


このジャーナリストの方がメデジンに行ったのはたぶん数十年前のことだと思います。

だってパブロ・エスコバルが1993年に殺害されたあと、彼のメデジン・カルテルはなくなったからです。


現在、コロンビアのマフィアがなくなったわけじゃないです。でも昔のメデジンカルテルやカリカルテルはもうなくて、違う新興のマフィアです。かといって、昔のカルテルのような勢力はなくもっと規模が小さいし、政府と警察によるマフィアの手入れが厳しくて逮捕されてます。コロンビア政府はゲリラFARCとの和平締結後に去年から今年にかけてコカ畑(コカイン生産)を10ヘクタールもつぶしました。


コロンビアは2000年代に入って治安が改善し、2010年代には人気の観光地になりバブルのような好景気になって国外からの投資が急増し、ブラジルとメキシコに次ぐラテンアメリカ3位の経済大国になりました。

治安が劇的に改善。観光客が急増し、欧米からの移民が急増。
特にメデジンは世界から革新的な改善をした都市と表彰されました。いまはメデジンは欧米人の移住者に人気の都市なんです。

いまはメデジンのスラムやパブロ・エスコバルの家などを巡る観光ツアーもあって人気観光スポットになっています。


私がコロンビアに住んだのは2011年からです。最後は2年前までいました。
コロンビアで一回も窃盗などにあった事はないです。
銃なんて警官や軍隊と警備員以外持ってるのを見た事ないし、誰かが撃たれるとか死体も、窃盗事件すら見たことないです。
私はコロンビアで一番殺人率が高い都市に住んでいましたが、その都市はマフィア抗争のせいで殺人率が高いと言われてるんです。でもマフィアなんか一度も見た事ないです。
深夜にクラブに踊りに行ったりしてたけど。
ほんとにコロンビアが危険なら、私なんかとっくに誘拐されるか殺されてたんでは?






日本人がカルロス・サンチェスを脅迫


サンチェスのツイッターとコロンビアのサッカー代表オフィシャルやFIFAに、サンチェス選手の遺影を送り付けたのは日本人だったんです。

サンチェス選手のツイッターのコメント欄見てたら、日本人のネット民がサンチェスの遺影を送り付けてるのがありました。

その人は自分のツイッターのアカウントでも 「サンチェス射殺されないように頑張れよwコロンビア」 とツイート。
試合後には「サンチェス射殺確定www」 と何度もツイートしてました。

通報が相次いだため削除してますが、これです。






日本人が送り付けた遺影のレスを見たスペイン語圏の人が、「こいつ脅迫してるのか。要注意人物として注視しろ」とコメントしてましたよ。


その件がYAHOOニュースになってました。↓

PK献上コロンビア選手に「遺影」リプ 「日本」発ツイッターが大顰蹙


日本のネット民はジョークのつもりかもしれませんが、コロンビアのサイバー警察怖いですよ。

せっかく日本人はゴミ拾いしてすばらしいとコロンビアで評判があがっていたのに、これじゃ日本の評価が下がってしまいます。






他国からの誹謗中傷


私がツイッターなどを見ていたら、コロンビアに対して罵倒や誹謗中傷を書きこんでたのは英語圏の人が多かったです。イングランド戦のあとは特にイギリス人からのコロンビアサッカーと一般コロンビア人への誹謗中傷がすごかったです。
コロンビアやコロンビア人に対する偏見と人種差別などの差別的な言葉ばかりで、見ていてうんざりしました。





次の人はスペイン語話せますが、コロンビア人ではないユーチューバー。

麻薬王パブロ・エスコバルの写真をツイッターに貼って、エスコバルが次の殺害ターゲットはカルロス・サンチェス選手だな、というセリフを言わせています。








コロンビア人達がこれを見て大激怒。



「これは笑えない。
こんなことをジョークにしていいと思ってるのか?
コロンビア人に対して失礼だ。
この殺人者パブロ・エスコバルのせいで、昔コロンビア人が3000人も殺されたんだぞ。」









「あなたは無礼すぎるし無知で無教養だ。それに一人の人間が殺されたのに、選手の死をジョークにするなんて信じられない」



他にも、
「コロンビアやコロンビア人への侮辱だ」

「今日はサッカーで殺害された選手の24回忌なのにまた同様な事をしでかそうとしてるのか」

「人の命をなんだと思ってるのか」

「おまえはそんなに人を殺したいのか?」

「おまえは頭がおかしい奴だから、一度病院でみてもらったほうがいい」


など非難ごうごう。

このユーチューバーはついに謝罪しました。




コロンビア人にパブロ・エスコバルの話をすると、こんなに激怒するのです。

パブロ・エスコバルは25年前に殺されてもう終わった話。
25年でコロンビアはすっかり変わりました。
時代はもう違うのです。

けれど30歳以上の人なら、まだエスコバルの記憶があります。エスコバルに家族を殺された人は、心に傷を負っています。

コロンビアのことを何も知らないくせに、ネットやドラマや映画で見た情報でおもしろおかしく嘲笑するのはやめてほしい。


パブロ・エスコバルをドラマの「NARCOS」で見て、エスコバルのTシャツ着たりパブロ・エスコバルツアーに行く人も増えています。
コロンビア人がエスコバルTシャツ見て嫌だと言っても、「だからなに?」と無視してる人もいます。

「コロンビアの歴史から目をそむけるのか」、「だってコロンビアにカルテルがあるのは事実じゃないか」 とコロンビア人を批判する人もいるけど、パブロ・エスコバルのことはコロンビアの国内問題です。
コロンビア人がコロンビア人を殺した話です。

しかもコロンビアは、コカインの最大消費者であるアメリカから麻薬生産国にされたんです。その麻薬の運び屋と管理をマフィアにやらせているのです。アメリカ政府は、コロンビアに麻薬問題をなんとかしろ、と要請してますが、他国に汚れ仕事をさせているのはアメリカです。コカインは生産国であるコロンビアではほとんど流通してなくて輸出用なんですから。
私はコロンビアでコカイン見た事ないですよ。








<ネットでの脅迫に対する警察の捜査>


コロンビア警察は先日、ネットでフェイクニュースや脅迫などをした者は逮捕して厳しく処罰すると言ってます。

コロンビア警察はサイバー課がネットでのカルロス・サンチェスへの殺害予告や脅迫した者の個人特定を急いでいます。

もう何人かはIPアドレスから個人特定したそうです。
住所や名前なども。

アンドレス・エスコバルとカルロス・サンチェスの写真を並べて脅迫した人はまだ特定されたと言ってなかったです。
特定できないということは、コロンビア人ではなくて他国の人なのかもしれません。
殺害予告と日本で報道されてましたが、殺害予告というほどの内容ではないです。



carlos sanchez



殺人予告というほどの内容ではないので、カルロス・サンチェスの遺影をUPした日本人のツイートの方が悪質ではないかと思いますよ。自分のツイートでも銃殺、銃殺と言ってるし。
あれはスペイン語圏では脅迫ととられてましたよ。


コロンビアに住んでる時に、一番私が怖いと思ったのは役人や警察などの官憲です。
ロシア警察にも拘束を要請してましたしね。
あんまなめないほうがいいと思いますよ。

コロンビアなんて最貧国だから、コンピューターやスマホなんて持ってないんだろ、なにがサイバー警察だよ、って思う人も多いでしょうが、コロンビアはコンピューターやスマホの使用率は日本より世界ランキング上です。
確かスマホの所有台数も日本人より多いはず。
コロンビアはスマホ社会でスマホ所有台数も多いです。歩きスマホやったりバスの中でスマホ見てる人も結構いて、スマホ中毒が社会問題になってるほどです。








<帰国後のコロンビア選手への歓迎イベント>



さてコロンビアの代表選手たちはコロンビアにもう帰国しました。

コロンビアでは選手達が帰ってくる前から「おかえりなさい」という歓迎のメッセージを出し、歓迎ムードいっぱい。


選手たちが帰国日の前には、選手を乗せたバスが通る道のMAPも発表されました。
選手の歓迎会のある首都ボゴタのスタジアムの名前が、ツイッターのコロンビアのトレンド1位になりました。


「選手のみなさん、おかえりなさい」 のメッセージ。
これが帰国前にたくさんネットに出てました。







選手を乗せたバスを歓迎する市民達の空撮。










空港から降り立ち、バスで市を通過して市民から歓迎され、何万人もの市民が待つスタジアムで歓迎イベントする様子。








歓迎イベント。これにはカルロス・サンチェスも映ってます。







歓迎イベントでは、米などでも人気のコロンビアの有名歌手 SEBASTIAN YATRAが歌を歌いました。








コロンビアのサントス大統領も祝辞。




サントス大統領が
「おかえりなさい。私達はあなた達を誇りに思っています。国を一つにしてくれてありがとう。」というメッセージ。








ファンがステージで監督や選手に感謝のメッセージを伝えてハグしたり、なごやかなムードでした。




選手たちは海外のクラブチームで活躍してる人が多いので、今はコロンビアの実家に戻って家族と過ごしてることでしょう。



すっごいなごやかなムードで拍子抜けしたでしょう?




しかもコロンビア人達は、サッカー応援から自転車応援に移ってます。

「さーさー、もうW杯は終わったから、次は自転車のコロンビア代表を応援しようか。自転車のほうがトロフィー多いし」とか言ってます。
コロンビアは実は自転車競技が強くて、いまツール・ド・フランスに出ていて、今日ツールドフランスの第一ステージを制したのはコロンビア人です。





同じく自転車ロードレースで世界的に有名な、ジロ・デ・イタリアではコロンビア人が優勝したんですよ。
サッカーより自転車の方が国技といってもいいかもしれない…。



他の市民達ももうサッカーモードから通常モードに戻ってまた仕事や学業に忙しい毎日を送っています。
ニュースも政治や社会問題ばかりになりました。


だいたいコロンビアは6月17日に大統領選挙があってドゥケ候補が勝利したんだけど、ちょうどワールドカップが始まったので、大統領選挙よりもワールドカップに話題もニュースも流れちゃったんですよね。

もうW杯で敗退したので、やっとニュースにドゥケ次期大統領の話題が多くなりましたよ。




カルロス・サンチェスが殺害されるとかさんざん騒いだ日本のメディアのみなさんと、それに踊らされてネットでカルロス・サンチェスが殺害されると騒いだりコロンビアをバッシングした方達残念でしたね。

コロンビアはぜんぜんそういうムードじゃないですよ。



前から言ってるように、アンドレス・エスコバル選手が殺された時とはもう時代が違うのです。
マフィアがサッカー選手を殺したような麻薬王パブロ・エスコバルの時代はもう25年前に終わってるんですから。

最近はコロンビアに旅行に行く日本人も増えつつあるのですが、コロンビアに旅行した日本人は危ないと緊張していったら拍子抜けするほど平和だったってみんな言いますよ。




コロンビアはサッカー命の人達もいるんですけど、コロンビア人の半分くらいはワールドカップやコパアメリカなど国代表の試合は応援するくらいじゃないかと思います。

ワールドカップはお祭りだから騒ぐけど、「もっと大事なニュースがあるのに、サッカーばかり報道するな」って怒ってる市民も結構いたし。






4年前のW杯でもコロンビアは途中で敗退したけど、その時も国民達は選手達をほめたたえて歓迎してましたよ。


南米はワールドカップの予選の方がW杯そのものよりも激戦で、W杯の南米枠に入れるだけでもすごいのです。
サッカー国ばかりなのに枠が4つしかないんだし、4つのうち2つはブラジルとアルゼンチンがとっちゃうから。
ペルーなんて今年は36年ぶりの出場だったんですから。
だからW杯に出場できただけでも国民達はうれしいのです。



3得点をあげたYerry Mina選手は、Davinson Sánchezとともに故郷のカウカ県に里帰り。
故郷の人達がみんな歓迎しました。







Mojica選手は故郷のカリ市へ戻っていとこと過ごしてる様子をSNSにUP。








キャプテンのFALCAO選手は、今まで多忙でSNSにメッセージや絵を描いて送ってくれた人にお礼できなくてごめんね、といまSNSに一個一個返事書いてます。
やっぱFALCAOはいい人だ。







ちなみにこれが4年前のW杯敗退後のコロンビア凱旋イベントで、選手たちがコロンビアのファンの前で「RAS TAS TAS」というコロンビアの流行歌に合わせて踊る様子。






こういう選手とファンとの楽しいイベントがまた後日あるんじゃないかと思いますよ。



<追記 7月16日>


コロンビアの選手が帰国してから何日もたちましたが、いまだにカルロス・サンチェスになにかがあったという事件もニュースもないです。
代表選手達は歓迎式典のあとに、それぞれの故郷に帰って親族や友達と過ごしてSNSに写真をUPしたり、恵まれない子供達のチャリティをやったりしてます。

なにもなかったじゃないですか。
日本のメディアがおもしろがって、昔の悲劇を持ち出して、コロンビアは危険国だから選手が殺されるとか煽るのはもうやめてほしいと思います。
人一人殺されたんだし、人の命をおもしろがるなんてサイテーです。




このブログに書いたコロンビアサッカーの関連記事も合わせて読もう:

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メキシコの大統領に選出されたアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールのスピーチの和訳

メキシコの日曜日に大統領選挙があり、今日の昼頃に大統領選挙の結果が出ました。

勝利したのは、Andrés Manuel López Obrador氏(アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール)です。
略してAMLOと言われてます。




ずいぶん前から日本のメディアでも優勢と報道されていた人。


過半数以上を獲得して大統領にえらばれました。

2000年からメキシコシティの市長でしたが、大統領選挙に出る為に市長を辞め、過去2回の大統領選挙で敗れています。
今回が3回目の正直。

メキシコでは、おじいさんと言われてますが、64歳です。
安倍首相が63歳なんで同じ位の年齢。



大統領選に勝利してすぐ最初の演説がありました。

私はライブ映像で見てたのですが、内容がとてもよかったです。








さっそくそのスピーチを和訳しました。

原文はスペイン語です。



以下に私が訳した和訳を紹介します。(全文)



「親愛なる友よ

今日は歴史的な日であり、皆が忘れられない夜になるでしょう。メキシコ人の多くがメキシコを変革しようと決めた日だからです。

国の真の変革を率いていく確信を私に与えてくれ、私に投票してくれた皆さんに感謝します。また他の候補者とその候補者に投票した方にも敬意を表します。

すべてのメキシコ人よ、和解して手をとりあいましょう。個人的な利益よりまず国のことを考えましょう。メキシコの第2代大統領で英雄のヴィセンテ・ゲレロの格言のように「祖国がまず第一」なのです。

新しい国のプロジェクトは、真の民主主義の確立です。不正まみれの独裁国家をつくる賭けにでるのではありません。秩序と法のもとにおいて、深いところからメキシコを真の民主主義国家に変えていきます。


ビジネスの自由、表現の自由、団結の自由、信念の自由、市民権や政治的権利、憲法に規定されている個人や社会的なすべての自由は保証されます。

経済的な面では、国のメキシコ銀行の自治は尊重されます。新政府は国家の財政に規律を維持します。国内外の企業と国内銀行や外資銀行の取り決めは認められます。

エネルギー分野の個人の契約は、腐敗や違法行為を防止する為に見直しをします。 国益に悪影響を与える異常を見つけた場合には、連邦議会、国内や国際の裁判所を経て対処します。私達はいつも法に従って行動します。恣意的な手段をとったり、財産を没収や接収をする事はありません。


新政府が実行する変革の基本は、我が国の腐敗や汚職をなくすことです。メキシコ人は偉大な文明の継承者であり、知的で正直で勤勉なので、腐敗をなくすという目的を達成することには問題はないでしょう。

腐敗は、メキシコの文化的な現象ではありません。今までの退廃的な政権が生み出した結果なのです。腐敗した政権の悪こそが、社会の不平等と経済格差と、私達を苦しめているバイオレンスの一番の原因です。だから、悪いことをしても処罰されない現状と腐敗や汚職を根絶する事が、新政府の最重要事項です。

私の新政権では、腐敗や無処罰はいかなる状況でも許しません。この通告には欺瞞はありません。私の家族や仲の良い友人だろうが、政治家や役人だろうが、誰であれ汚職をすれば処罰します。まずは自分のまわりから厳しく目を配ります。

腐敗との戦いと特権の廃止によって節約できる多額のお金はすべて、国の発展を推進する為に使います。増税をする必要はないし、国が借金する必要もありません。ガソリン税もです。生産活動を促進し雇用を創出するために、国の支出は減少させますが公共投資は増額します。


国内市場を強化し、国民が消費する物を国内で生産することが目的です。もっと多くの人に仕事がゆきわたり、自分の国の文化や習慣に慣れ家族がいる自分が生まれた国で幸せになることができます。そうすれば必要にかられて国外に出稼ぎや移民する必要もなくなるでしょう。

政府は、少数の特権者のものではなく、すべての国民を代表するものに変わります。富裕層と貧困層、田舎の人と都会の人、移民、信仰者と無神論者、思考、性的嗜好、などに関わらず、すべてのメキシコ人の代表なのです。

私達はすべての国民の言う事に耳を傾け、あらゆるところに出向いて同席して話をききます。すべての国民を敬愛していますが、特に今まで忘れられた存在だった先住民と貧困層を優先します。

いままでは政治的な戦略が失敗したので、治安も改善せずバイオレンスもなくすことができませんでした。そこで新政権は戦略を変えます。武力を使うのではなく、治安の悪さとバイオレンスの原因を根絶するよう取り組みます。効果がありもっと人道的な方法としては、不平等と貧困をなくすことだと私は確信しています。正義があれば、平和で平穏な世の中になるのです。


明日からさっそく私は、人権団体、宗教指導者、国連の代表者、それに国内や国際的な組織の代表者を招いて会議をし、メキシコの平和と和解の為のプランの準備に入ります。毎日早朝から、国家の治安メンバーと会議をする予定です。コーディネート、忍耐、プロフェッショナリズムには自分独特の指揮をいたします。新政府の最初から一生懸命専心します。


私達は世界中の国と人々の友人になるでしょう。外交政策では、非介入の原則、民族自決、紛争の平和的解決の原則を復活させます。
フアレス元大統領の格言のように「力ではなく、理性と権利がすべて」なのです。


アメリカ政府とは、アメリカに住んでいるメキシコ人を守るために、相互尊重と友好と協力関係、そして友情関係を築いていきたいと思っています。


友よ。

世界中の指導者や社会的、政治的、宗教的な組織からの連帯の表明に感謝します。各国の首脳からは次々に祝辞が届いており、一部の方にはもう返事をしました。世界中のみなさんに感謝と尊敬の念を表します。

ピニャ・ニエト大統領も大統領選挙のプロセスに敬意ある行動をとってくれました。他の行政の長とは違う対応でした。
また今回の選挙選は多様性とメディアのプロフェッショナリズムの実例ともなりました。メディアの報道は前の選挙の時のように、汚れた選挙戦の報道ではありませんでした。また選挙戦ではSNSにも感謝しています。


友よ。

メキシコの国民が私に託してくれたこの信頼を私は絶対に裏切りません。その約束をもういちど繰り返します。私は公正さと正義感を持って政府を統治します。私の人生においては理想と原則を守り続けることは一番重要なことなので、絶対にみなの信頼を裏切ったり挫折することはありません。

私には歴史に残る良き大統領になりたいという強い願望があります。私達の国を偉大にし、よりよき社会を築き、すべてのメキシコ人が幸せでありつづけるように望んで、自分の精神を高く掲げて進んでいきます。


どうもありがとうございます。

Viva México!  Viva México! Viva México! 」







以上です。

和訳を読みたいという方達がいたので、1時間位で速攻で和訳したのですが。




Andres Manuel Lopez Obrador次期大統領のこのスピーチに私は感動しました。


国のリーダーのこんなスピーチを私も一度でいいから日本で聞きたい。

私達に希望を与えてくれ、一緒に国をつくっていこうと思えるような言葉を、理想でもいいから国のリーダーからききたいです。
そういう意味ではうらやましいです。




メキシコは私にとっては第二のふるさとといっていいくらい好きな国です。



でも今までずっと腐敗に多くの国民が苦しんできました。

今度こそメキシコが変わって、メキシコ人が幸せになってほしいと願います。



日本ではメキシコのイメージは悪いでしょう。
コロンビアとメキシコといえば、マフィアと麻薬の国と。

けれどマフィアと麻薬の国になったのは、アメリカのせいが大きいです。
コロンビアにコカインを生産させ、中米にルートを作ってメキシコに運ばせてるのはアメリカだからです。コカインの消費者はアメリカが一番なので。生産地のコロンビアでもコカインはほぼ輸出用なんです。

トランプに言うようなメキシコ人はみなマフィアと犯罪者とレイプ犯、ではない。
それはトランプの偏見。

産業もない貧困国ではない。
メキシコもコロンビアも産油国。
資源が多く食料自給率も高い。
メキシコは日本やアメリカなどの大手企業の工場もたくさんあります。


メキシコは豊かな国なんだけど、一部の富裕層が富を独り占めしてるのです。
富が分配されていない。
だから貧富の格差が異様に大きい。
メキシコで一番リッチなカルロス・スリム氏は、ビル・ゲイツと並ぶ金持ちです。
でもスラムに住む貧困層には食べ物に困って子供を売る親までいる。



メキシコにも私は住んでたんだけど、ほんとにすばらしい文化があるし、美しい自然、音楽やダンス、それに親切な人が多い。

メキシコ人の性格は日本人に少し似ていて、初めて会った人にはシャイだったり、空気読むところもあるんです。





メキシコはすごい発展したし好景気です。
メキシコは貧困国だと思ってるかもしれないけど、以前からGDPは10数位ですよ。
メキシコの方が求人が多いような気がします。



これが首都メキシコシティです。

今日はこのメキシコシティの中心部に大統領選挙を祝賀する市民がたくさん集まりました。






私は現大統領のニエトが大統領選挙だった時にメキシコにいました。
ニエトはマフィアとのつながりがあるからニエトが大統領になったらマフィアの勢いが増すだろう、とメキシコ人の友人達が心配してました。
それにニエト大統領は以前70年も続いてきた汚職まみれの政党が亡霊のように復活した政党所属です。
また汚職とマフィアの時代に戻ると心配していたら、ほんとにそうなりました。

ニエトの任期中に、殺人率があがり、マフィアによるみせしめは多数おきたし、今回の大統領や知事選挙で多数の政治家が殺され、マフィアのことや政治家の汚職や政治家とマフィアの結びつきについて取材していたジャーナリストが多数殺害されました。


ニエトの支持率は1割切ってたしどうなっちゃうんだろうと思ってたら、メキシコ国民は違う人を選びました。

初めて選挙に行く18歳の子は「facebookなどSNSでいつも選挙のリアルタイムの情報を得ている。私達は国をよくしたい。私達若者は国を変えられるポテンシャルが高いと思う」と発言してました。
若者の過半数はAMLOを支持したそうです。



今回はメキシコで初めての左派の大統領の誕生です。


中南米は大統領制の国が多く、大統領の任期は4年から5年。
大統領が変わるとがらりと政策が変わります。


コロンビアだって、大統領が変わったら経済もよくなるしテロなくなるしゲリラとは和平するし、昔とはまったく違う国のように変わりましたよね。


ANDRES LOPEZ次期大統領は、地方のタバスコ州出身で昔は先住民族の支援活動もしていたそうです。

貧困層や先住民族という虐げられてきた人達にもやっと陽の目があたる時がくるといいのですが。


また次期大統領は、自分の子供は政府に入れないし、NEPOTISM(身内びいき)はやらないと断言しました。
NEPOTISMというのは、トランプ大統領で有名になった単語です。トランプは自分の身内を政権に入れるし、家族とお友達内閣。





また首都メキシコシティでは初の女性市長が誕生しました。

Claudia Sheinbaum氏。

大統領に選出されたAMLOが応援していた候補で、左派で汚職や腐敗をなくしクリーンな政治をするという公約。



物理学者で政治家です。

メキシコ人の若い女性達が特に喜んでました。

メキシコは古いマチスモ(男尊女卑)による女性への暴力が大問題になり大規模抗議デモもおき、女性の権利が叫ばれているので、女性が市長になったことはプラスになるかもしれません。

AMLOが大統領、クラウディア・シェインバウムが首都の市長に。

まだ就任はしてないですが、今後のメキシコがどうなるのか見守っていきたいと思います。







コロンビアニュースの和訳と解説。W杯でコロンビア人サポーターが日本人女性に下品な言葉を言わせた件

ワールドカップの日本 VS コロンビアの試合後にスタジアムの出口で、コロンビア人男性1人が日本人女性にスペイン語で下品な言葉を言わせて動画をUPしていた件。


私は毎日コロンビアのニュースをスペイン語で読んでるので前から知ってたのですが、日本でも昨日夕方ごろからネットニュースに載り日本のネットで騒がれています。

コロンビアとコロンビア人へ対してバッシングしてる人達もいて、コロンビア人達が心を痛めています。

今回のブログの記事は長文です。
日本ではコロンビアに対してイメージが悪いので、短文だと誤解がおきることもあるので長文でしっかり説明しました。

コロンビアのニュースやツイッターなどのスペイン語の和訳もしました。
今までわかってることを解説します。





コロンビア戦でコロンビアのサポーターの何人かがおこした問題行動には、

コロンビア人が日本人にスペイン語で下品な言葉を言わせて動画を撮った件。

コロンビア人が、スタジアムには酒持ち込みが禁止されているのに酒を持ち込んだ件があります。


これはコロンビアでのニュース。









● 酒を持ち込んだサポーター


ロシアのW杯ではスタジアムはスポンサーのバドワイザー以外の酒販売禁止で持ち込みも禁止。スタジアム周辺の店も酒類販売禁止。

コロンビアの問題サポーターは、双眼鏡に酒を隠してスタジアムに持ち込み仲間たちと飲んでる写真をUPして炎上しました。

ニュースに顔写真が出て、一人の身元が判明。
コロンビアの有名企業アヴィアンカ航空が、従業員の一人だと判明したのでわが社の価値観と原則に反するから解雇した、と昨日発表。





コロンビアの世論は、アヴィアンカの判断は正しい、という意見。

この男は悪ふざけの為に、名前も顔もさらされて国中から非難された上に、失職してしまいました。

コロンビア当局の協力要請により、ロシアはこの男をW杯のスタジアムに出入り禁止、罰金、15日間の社会奉仕活動という制裁を課されました。







● 日本人に下品な言葉を言わせたサポーター


日本人の女性と男性に下品な言葉を言わせた、コロンビア人のサポーター。

スタジアムの出口で日本人にスペイン語で下品な言葉を言わせた動画をUPして大炎上。







スペイン語がわからないのをいいことに、スペイン語の下品な言葉を言わせておもしろがって動画を撮ってます。

コロンビアでは、「コロンビア人が言語の障壁を利用して、日本人女性をengaño(だました)」と報道されました。


日本では「売春婦」と言わせたと報道されてましたが、「Perra」はビッチ、 「Puta」は色目つかうビッチ、または 尻軽女、みたいな感じだと思います。
それについて詳細な解説は、この記事の最後にまとめてあります。

中南米は女性をリスペクトする社会。
女性を侮辱することは許されない行為です。

動画がUPされたら、すぐにSNSで大炎上。コロンビア人達から非難ごうごう。
そしてコロンビアのメディアで報道されました。








<コロンビア政府の対応>





試合が終わって5時間後にはコロンビアの外務省が緊急声明を発表。
動画がUPされて数時間なので、すごい迅速な対処。





和訳します。


「日本人女性にスペイン語で下品な言葉を言わせたコロンビア人サポーター1名は、女性を侮辱した。それだけではなく、他の国の文化と、我々の言語であるスペイン語と我が国を侮辱したのである。言語の障壁を利用して女性を侮辱するのは虐待である」

「国代表のジャージを着たサポーターはコロンビアの5千万の国民を代表しているのだから、他者をリスペクトし品行方正でなければならない。あの悪行に対して外務省は非難する。あれはコロンビアの文化や言葉や人種を代表しているものではない。」

コロンビア政府と外務省はかんかんに怒ってますね。他のサポーター達に対しても行動を慎むように警告しています。










<コロンビア警視庁の対応>


続いてコロンビア警視庁も緊急声明。





和訳です。

「性別や人種や文化や言語や宗教の差別といういかなる人権侵害を犯した者をコロンビア警視庁はゆるさない。ロシア警察に協力を依頼した。SNSでこうした言動を掲載した者は処罰する。警官が犯人なのだとフェイクニュースをSNSに流した者についても捜査中。」








<コロンビアのメディアの対応>


まずコロンビアのサッカーのネットニュース

http://fiebredefutbol.co/la-hinchada/colombia-perdio-en-la-cancha-y-en-las-tribunas/


この記事を要約して和訳すると

日本人サポーターがゴミ拾いする動画とコロンビア人が手伝うツイートを紹介。その一方でコロンビア人の数人のサポーターに悪質行為があった。
コロンビア外務省が緊急声明を発表。
日本人はさすが秩序と礼節のある国だし、我々は見習うべきだ、


と言ってます。

この記事で、日本人がゴミ拾いをしていたのはすばらしいとほめていました。





次に、日本人のサポーターのゴミ拾いをコロンビア人のサポーターが手伝って一緒にゴミ拾いをして交流できた、という日本人のツイートも紹介。







次に昨日の朝のコロンビアの大手テレビ局のニュース。
トップニュースはこの日本人女性を侮辱したコロンビア人サポーターの件でした。



他にも重要なニュースがたくさんあるのに、全国ニュースのトップがこれ。






コロンビアの他の大手TV局の朝のニュース。





コロンビアの首都ボゴタで、心理学者とカウンセラーを呼んでこの事件について話をしてもらっている。

内容を和訳すると、

TVのレポーターが「日本人に言葉による暴力事件をおこしたり、酒を持ち込むなどの問題をおこした悪質サポーターが誰なのかを当局がいま探している。コロンビア外務省はすでに緊急声明を発表。SNSでも炎上し、悪質サポーターは国外追放すべき、という声もあがっている。
日本人女性に下品な言葉を言わせた件についてどう思いますか?

心理学者が「あれは 暴力事件である。コロンビア人は女性をああいう風に無礼に扱う国民なのかと誤解される。国は重要問題として解決すべきである」とコメント。

次に心理カウンセラーにニュースレポーターが「W杯にいけるならそれなりのお金がある人なんだろうが、なぜあんな暴力事件を?」ときいたら、カウンセラーが「暴力をふるう人には階級や貧富は関係ない。どんな社会階級にある人でも暴力をふるう人はいる。
笑いながらひどい事を言うのは、笑って言った事なのでジョークだから大丈夫だろと自分を正当化し、さらに相手を傷つけるから、バイオレンスとしては重い」とコメント




コロンビアのメディアはその後もこのニュースの続報を報道しつづけています。









<コロンビアの司法長官の対応>






和訳すると

司法長官が発言。 「これは絶対に許せないことである。国としても世界に対して非常に恥ずべきことだ。社会のコントロールをしていかねばならない」 と発言。










<ロシア警察の対応>

コロンビアの警視庁から要請を受けて、ロシアの警察が動きました。

ロシア警察は、問題のサポーター達をスタジアムに二度と入れないようにFIFAから発行されたIDを取り消す。そして500ドルの罰金を科すと言いました。
問題をおこしたコロンビア人サポーターを現在捜索中で、見つけたら国外追放にするとのこと。


ロシアの警察が国外追放すると言ったニュースに対し、コロンビア人の読者は

「それは正当な判断である」とコメントしていました。









<コロンビア人からの反応>


試合があった翌朝おきてSNSを見たら、コロンビア在住のコロンビア人の友人や知り合いが、たくさんこの動画をUPして、女性に対し無礼な事をして許せないと書いていたのでこの事件をしりました。
女性に対してこんなひどい仕打ちをするとは、女性への侮辱だと激怒。

友人のSNSでのシェアでついてるコロンビア人達からのコメントには
「なんてひどいことをするんだ。でもコロンビア男性がみんなこういうやつばかりではない。」
「女性差別だ」
「コロンビアの恥だから、もう二度と国に帰ってくるな」
という反応。





ネットやSNSでのコロンビア人の反応は。。。


「あいつらが誰なのか、みんな拡散して犯人を捜しそう」とSNSに書かれ、

あんなのありえない、コロンビア人の男性にはあんな人はまれにしかいない、恥ずかしい、ばかやろう、女性に対して何をするんだ
、国に二度と帰ってくるな、という声が多かったです。

なかには「あの男の身元がわかったら、母親か姉妹を引き出して、あの女性への侮辱的な言葉を言わせてやろう」という怖いコメントも。






これの和訳

「この男はひどすぎる。すべてのコロンビア人が泥棒で詐欺師で下品ではない。どの国でもアホはいるが。こんな犯罪者は制裁を受けるべきだ」








和訳すると

「コロンビア人として、コロンビア外務省にお願いします。あのコロンビア人のサポーターが日本女性にした無礼に対して、コロンビア外務省は日本と日本国民に謝罪して下さるようにお願いします。そしてあの男には制裁を課してください。」







和訳は

「コロンビアの外務省はあのあほ男のパスポートとビザを没収すべき。こんなアホ男のせいで、コロンビアの悪いイメージがまたついてしまった。これ以上恥を国外でばらまいてほしくない」







和訳は

「なんて恥ずかしい。あの男は罰金刑にして追放すべきだ」






「女性に対する女性差別と人権侵害の罪で罰するべきだ。コロンビアに帰国したら、今後20年は国から国外に出られなくした方がいい」






「コロンビアに帰国させずに、ロシアのシベリアの刑務所送りにすればいい」



女性に対する言葉による暴力と侮辱に怒り、それからコロンビアの評判を落として国と国民に恥をかかせたという怒りが強いです。








<日本は礼儀正しい国なのに、コロンビアは…、という論議>




今コロンビアのネットやメディアでおきている論議。

それは日本は秩序があり国民は礼儀正しく道徳観がある国民なのに、コロンビア人はサポーターがあんな悪行をするなんて教育がなってない、という論議。


たとえばこれ、ツイッターのコロンビア人のツイート





これを和訳すると

「日本人は試合後にゴミを拾ってたのに、コロンビアサポーターは問題行動をおこした。こんなんだから日本は津波被害の10か月後には復旧できたのに、コロンビアは政治家のGAITANが暗殺されてから70年も復活できないんだよ」。




コロンビアでは、前に日本の福岡で道路陥没事故がおきたときも写真をあげて、日本は1日で陥没事故を復旧させた。だがコロンビアの首都ボゴタでは高速道路の工事に何年かかってるんだ、
というふうに、コロンビアの行政を非難するひきあいに使ってました。


日本という国は秩序があるし、日本の国民は勤勉で礼儀正しく道徳観にあふれている。
それに比べてコロンビアやコロンビア人は。。。ということで、自国と自国民への批判が出ています。


今朝のコロンビアのニュースでは、日本の小学校で放課後に便器を手でみがく子供達の動画がながれて、
日本人はこのように道徳心が強い。このメンタリティが日本社会を作っている。日本のこういうところを我々は見習わなきゃいけない、と報道してました。
便器を手で磨かせる話はやりすぎだということで日本で大批判あったから、それは紹介しないでほしいんだけど。。。



けどコロンビアはひどい国だけど日本スゴイ、日本スバラシイ、と日本を賞賛しまくってる感じではないです。
どっちかというと日本をほめながらも、自分の政府や自国民について批判したい人が多いんだろうと思います。





私はコロンビアとメキシコに住んでいたのですが、

中南米では、日本が敗戦後に焼け野原から経済大国になれたのは日本が勤勉で生産性が高いからだ。マナーを守る秩序ある社会だ、とよく言われましたよ。

「日本はすごいクリーンな国だから、コロンビアと違ってまったく政治家の汚職なんてないんでしょう」。

「日本は規律が厳しくてみんな法律を守るんでしょう」 とよくいわれました。

中南米は、世界の中でも日本に対してかなりイメージがいいです。
ステレオタイプなイメージもあるんだけど、南米は日系人が多いので日系人ががんばって南米社会で高く評価されてるからかと思います。


中南米には、日本人みたいに勤勉にならないとうちの国はいつまでたってもよくならないんだ、おまえらもっと働け、と叱咤激励する人達もいます。

「日本人はみんなが幸せなんでしょう?」ときかれたので、 
私が「それは人によるし、日本は自殺率が高いよ」と答えたら、
「日本人はメンタリティが違うので、なにかあったら責任をとってHARAKIRI(切腹)するからでしょうね」とコロンビアで言われました。



「それにコロンビア人は勤勉だ。コロンビア人の方が日本人より勤勉だと思う」、とコロンビアに住んでる日本人の多くがいいます。私もそうコロンビアにいた時に思いました。

え、ラテンアメリカ人ってなまけものなんじゃないの? と驚く人が多いでしょう?

メキシコシティもコロンビアの大都市は、会社や学校の始業が7時というところが多い。通勤ラッシュがひどいので、ラッシュアワーが5時。
コロンビア在住の日本人によると、コロンビア人はすごい働くし生産効率もいいしまじめなのでもっとコロンビア人を雇うべきだと言ってたくらいです。








<日本人への謝罪>


日本に対して申し訳ないと言ってるコロンビア人が多いです。
自分がやった過失ではないのに、自分達がなりかわって謝罪しています。



これはコロンビアにある日本大使館の前に、コロンビア人の若者達がかかげたメッセージ。




日本語でまず 「ごめんなさい」 と大きく書き、 スペイン語で「コロンビア人として謝ります。ごめんなさい」と謝罪。

コロンビアのTVニュースによると、コロンビアの首都ボゴタにある日本大使館には、一般のコロンビア人達から謝罪のメッセージや手紙がたくさん届いているそう。
「ごめんなさい。コロンビア人がみんなああいう人ではないのは理解してください」と。

日本大使館を訪れて謝罪のメッセージが書かれた寄せ書きを渡して謝罪するコロンビア人達。






コロンビアで日本語を教えている日本語教師の方のツイート。



この日本人教師によると、前にコロンビアのメデジンで日本人の殺害事件のあとも、メデジンではコロンビア人達が「私の国の人のせいでこんなことに。ほんとにごめんなさい」と号泣し、キャンドルやお花がたくさんささげられてたそうです。

だけど日本のネットでは、あの事件後にコロンビアとコロンビアに対するバッシングがひどかった。コロンビアは世界一の危険国だとかコロンビア人は全部犯罪者だとか非難されてましたよね。
メデジンは劇的に治安がよくなったので、あの2016年の1年間にメデジンで強盗殺人にあった外国人はあの日本人一人だけなんです。



なんかコロンビア人が謝ってるという話をきくと、こちらも胸がいたくて泣いてしまう。


コロンビアにいた時に、コロンビア人は誇り高いし、日本以上に恥と礼節を知る文化の国だとコロンビアに住んで思いました。

どの国にも悪い人はいます。
でもいい人や優しい人もたくさんいるから。

コロンビアに行った日本人には、コロンビア人から親切にされた、コロンビア人は優しいと言う人が多いですよ。このごろはコロンビアに旅行行ったり留学する日本人が増えたので。

私がコロンビアに住んでたから、コロンビアの肩を持ちたいんだろうと考える人もいるでしょう。
でも私はコロンビアに対しては LOVE & HATEなのです。好きなところもあるが、嫌いなところもある。
コロンビアの悪いニュースも和訳してネットにUPしています。だからコロンビアに関しては中立な目で見てるつもりです。









<コロンビア人の他のサポーター>


問題行動を起こした悪質サポーターもいるが、他のコロンビア人サポーターみんなが悪いわけではない。





このニュースの動画の途中からあるように、コロンビア人サポーターがロシアの路上でコロンビアの音楽をかけて踊ってロシア人や観光客を楽しませています。

試合後にスタジアム近くにもうけられた、サポーターたちの交流フェスティバルでは、コロンビア人サポーターが日本人サポーターやロシア人達やアルゼンチン人などとみんなで手をとって踊ったそうです。

それに参加した日本人サポーターのツイート





別の日本人サポーターのツイート






サッカーなどのスポーツは、言葉も文化も越えて、世界で通じ合えるもの。
みんなで仲良く楽しくするのがいいですねー。






<コロンビアとコロンビア人への日本でのバッシング>



今回の事件で、日本のネットではコロンビアとコロンビア人へのバッシングをたくさんみかけました。


たとえば

コロンビアは、マフィアと麻薬と売春婦の国だから、こんなことは普通なんだろう。

コロンビアは世界一の危険国で文明がない後進国だから、あんなの気にしなくていい。

コロンビアのサッカーは前にオウンゴールをした選手が怒ったファンから銃殺されたんだから、そういう国なんだよ。

選手を射殺するようなガチのファンは国外には出ないからな。

などなど
コロンビアとコロンビア人に対して、たくさん非難が書いてありました。


日本でいわれているコロンビア像は、もう何十年も前のステレオタイプなイメージでもう古すぎます。

コロンビアといえばパブロ・エスコバルといわれますが、麻薬王パブロ・エスコバルは1993年にコロンビア警察によって射殺され、メデジンカルテルもなくなりました。
もうコロンビアでは過去の話。
若い世代は経験してない時代です。


W杯でオウンゴールをして殺されたAndres Escobar選手の事件は1994年。
まだパブロ・エスコバルが殺された翌年でコロンビアの治安が悪かった時代です。
(どうやらパブロ・エスコバルはコロンビアのサッカーにもお金出してたみたい。)

マフィア2人によってあのサッカー選手は銃撃されたんですよ。
コロンビアが負けてサッカーくじで胴元が損したからみたいです。
犯人のマフィア達は20年の懲役刑になりました。

これが犯人の写真。










コロンビアのメデジンの日本人殺害事件のあとも

南米コロンビアは世界一の危険国、コロンビアは子供でも機関銃を持ってる、コロンビアはその辺に死体がごろごろ転がってる、

というデマがたくさん日本のネットに流れました。


コロンビアに行った日本人達はみんな思ってたイメージとリアルが違うのにびっくりします。
日本で危険危険といわれてすっごい緊張してたのに、行ってみたら平和でひょうしぬけしたという人が多いです。

今のコロンビアはもう変わりましたよ。

日本の敗戦後の昭和20年と高度経済成長期の昭和45年の25年間の差くらい、コロンビアもこの25年で変わったんです。

コロンビアの治安は劇的に改善し、ラテンアメリカ第3の経済国になっています。
世界行くべき旅行先の第2位に去年世界で2回も選ばれ、観光客が急増。
また欧米からの移民や出稼ぎが急増しています。昔植民地支配されていたスペインからも出稼ぎが来ています。



これがコロンビアの首都。






ちなみにいま世界一殺人率が高いのは(紛争地以外では)、独裁者のせいで国が危機に陥っている隣国のベネズエラです。今はコロンビアじゃなくてベネズエラが破綻国家で、コロンビアにベネズエラからの避難民を100万人も受け入れてる状態です。


コロンビアのことについては、私が昨日書いたコロンビアとサッカーの記事と、前に書いたコロンビアの今の状況の記事を見てください。


リンクをクリック

「コロンビアとサッカー。コロンビアチームの曲やダンスも解説。ワールドカップ」




最近はNetflixのドラマの「NARCOS」の大流行で、またコロンビアといえばパブロ・エスコバルといわれるように。
コロンビア人はエスコバルのことを持ち出されることにもううんざりしています。


コロンビアはイメージが悪いので、何も悪いことをしてないのに空港では別室で取り調べされることもあります。

私だってコロンビアから他の国に行くと、空港の入管で「なぜコロンビアにいたのか」としつこくきかれたり、スーツケースあけて荷物を検査され「このコーヒーはなんだ。コカインだろう」といわれたこともありますよ。コロンビアへの偏見が強いのがわかりました。

コロンビア人といえばすぐマフィアと売春婦と言われたり差別されることを悲しんでいるコロンビア人は多いです。


コロンビアは貧困国の失敗国家でコロンビア人は貧乏なのに、なぜスタジアムが黄色のジャージが多くてコロンビア人が4万人も観戦に来れたのか、という話も日本でかなり出ていました。

日本のネットでは、コロンビアは貧困国、危険国、破綻国 なのに、なぜW杯に行ける金があるのかと書かれてました。


あんまりコロンビアへの偏見が強すぎる。

私が前に書いた、この記事読んでください。

「いいかげん南米コロンビアのイメージを更新しようよ」



日本でコロンビアへの偏見が強いのは、日本ではコロンビアの情報が少ないからだと思います。

コロンビアに行った事がある人やリアルを知ってる人の発信がまだまだ少ないから。
だから私はコロンビアの事をよく書いてるし、これからも発信していきたいと思います。




日本の東京三菱銀行が書いたコロンビア経済のレポートです。
2014年前のデータを使ってるのでちょっと古いですが、
リンク先から、「全文紹介」をクリックしてください。

http://www.murc.jp/thinktank/economy/analysis/research/report_151106


これをまとめると

”南米で2014年に経済成長率が最も高くインフレ率が低かったのがコロンビア。
南米随一のコロンビアの経済の堅調さに投資家の注目が集まっている。
2013年は経済成長率は5%、2014年は4.6%。
治安が劇的に改善し、経済は好調。
賃金が上昇。雇用所得環境好転。
所得の高い階層の比率が高まってる。中所得層が急増した。
購買力も上昇。
コロンビアは一度もデフォルトがなく、国際金融市場での信頼はアルゼンチンよりもはるかに高い。
金融セクターの健全性。銀行の財務的安定性が南米でトップクラス。たとえ金融危機が発生したとしても銀行破綻リスクが低い。
コロンビア経済の主力輸出品は原油である。
コロンビアにはいま外国からの投資が急増している。
世界銀行の「ビジネスのしやすさ」ランキングでコロンビアは中南米で最高ランク。中南米で最も良好なビジネス環境を提供している。
一方、南米の大国といわれるブラジルやアルゼンチンのランキングはずっと低くビジネス環境が劣悪。(アルゼンチンよりコロンビアが南米の大国になっている)。
またコロンビアは人口が5000万人という人口の多さであり、購買力が高い。
市場としてもポテンシャルに富んでいる。”




コロンビアは中南米の経済大国なので、欧米から巨額な投資がいき、コロンビアに多数外資企業が進出してます。
でも日本企業はコロンビアのイメージが悪いので、南米への投資が遅れて絶好のビジネスチャンスを失したんだけど。



このようにコロンビアは貧困国じゃないです。 
産油国で資源国でリッチ。
でも、ただたんに貧富の差が天と地の差ほど大きい。
富裕層は日本人が想像できないほどリッチ。 


私がコロンビアで行ったスタジアムでの巨大コンサートのS席は65万円だったけどすぐ売り切れてました。


それにコロンビアはサッカー国。

サッカーに人生をかけてる人たちが多いんです。


これはブラジル在住の日本人のツイート。






W杯に行く為に貯金してる人達だって結構います。

それに今回のW杯はコロンビアの出場が決まったとき、コロンビア人達には決勝のチケットまで買った人が多い、ということをコロンビアのニュースで見ました。
コロンビアが決勝までいくと確信してのこと。





ラテンアメリカに住んでたのでわかるけど、ラテンアメリカ、特に南米はサッカーだけが人生みたいな人が多いですよ。
赤ちゃんも歩きだしたらボール蹴らせるし、子供の頃からサッカーやって。

ブラジルのサッカー代表選手にはスラムや貧困層出身が多い。
コロンビアもハメス・ロドリゲスは貧しい地域の出身。
南米でも、サッカーで成功すればリッチで有名になれます。南米はすんごい階級社会で特にコロンビアとブラジルが階級差がひどいので、サッカーか音楽じゃないとなかなか貧困層からのしあがれない。

W杯の南米予選は、ワールドカップより難しいと言われてます。
枠が少なくて、4枠のうち2枠はブラジルとアルゼンチンにとられるからあとの2枠を他の国が争うわけです。

今回出場できたペルーは36年ぶりの出場で、国が大騒ぎで祝日が増えたそうです。
初出場した中米のパナマは、出場が決まった日の翌日を大統領が急に祝日にしました。
だから、中南米の国にとってはW杯にせっかく出場できたし、次はいつあるかわからないんだから失敗は許されない、みたいなところがあってさらに熱狂するんだと思います。

南米大会のコパアメリカの時に私はコロンビアにいたけど、コロンビアの大都市ではすごい渋滞してたのに試合が始まる時間になったら道路がすきました。
他の南米の国では試合がある日に飛行機の乗務員が試合を見たいから飛行機が遅延したそうです。

メキシコでは、クラブチームのどこを応援するかでけんかになってたし。

私がいたコロンビアの地方都市ではサッカーのクラブチームの試合の後に、サポーター同士がけんかして死傷事件もおきてました。

ラテンアメリカの人達にとってのサッカーがどんだけ重要なのかわかりました。

コロンビア人がみんなサッカーファンではなくて、フーリガンがひとにぎり、熱狂的なファンが3割位、普通のサッカーファンが4割位。あとはワールドカップやコパアメリカなど国代表の試合があれば見るけどふだんはサッカーに興味がない人達が数割って感じですかね。
私のコロンビア人の友達もサッカー興味ない人がなんにんもいます。
けどワールドカップは4年に1度のお祭りなのでね。







<1人の罪で国と国民バッシング>


コロンビア人達は国のイメージをよくしようとがんばってきました。

だけど今回の件がおきたので、またコロンビアがまた世界からたたかれると心配しています。

今回の件に関してコロンビアのリアクションが過剰すぎると思った方も多いでしょう。コロンビアとコロンビア人が今までどのくらいバッシングを受けて傷ついてきて、またバッシングされて国の評判が悪くなると心配してるかということがわかるかと思います。




コロンビアでの日本人殺害事件の時もコロンビアとコロンビア人のバッシングがあまりにひどすぎたので、私は悲しくて1か月位落ち込みました。

ペルー人による女児殺害事件が日本でおきたときも、日本に住んでるペルー人がバッシングされペルー人の子が石を投げられたりしてペルー人達がおびえていました。事件後は日本在住のペルー人達が「ごめんなさい。でもペルー人全員が悪い人じゃない」と千羽鶴を持って謝罪にいってました。


日本では、一人が罪を犯したらその犯人の国と国民全体を非難することがよくあります。

だけど悪い事をした人の罪を問うべきで、その国や国民全体の罪を問うべきではないと思います。


日本で、イギリス人のルーシーさん殺害事件や英会話講師の女性の殺人事件があった時に、イギリスが日本や日本国民をバッシングしなかったですよね。 日本人はパールハーバーの国だからやっぱり日本人はみんな残忍なんだ、とかは言ってませんでした。


日本に仕事があると言われて日本にきたコロンビア女性がだまされて、売春婦として2年も働かされ、コロンビア大使館に保護されて助かった実話の本がコロンビアで出版されたのが日本でもニュースになりました。だけど悪いのは日本の反社会的組織であり、日本や日本人が悪いとはいってませんでした。



コロンビアでは熱狂的なサッカーファンの中にはフーリガンみたいな人もいます。
国内リーグはフーリガンいますが、ワールドカップに観戦に行く人には柄の悪いサポーターは少ないはず。でもなかにははめをはずしてああいうバカな行動をする奴もいるんでしょう。


コロンビア人は、「日本は秩序がある国だし日本人は礼儀正しくマナーがいい」、とほめてくれています。
なので、コロンビア人全体を責めずに、悪いことをしたあの当人だけを批判した方がいいのではないかと思います。







<女性への暴力事件として扱い>


コロンビア人が日本人女性に下品な言葉を言わせた件は、コロンビアでは 「女性の虐待」 「暴力事件」 「人権侵害」 として当局から扱われています。


コロンビアでは、女性に対して男性は敬意をもって接します。

長年知ってるコロンビアにおけるファミリーみたいな一家のおじさんは、私に物を届けてくれてもアパートの玄関から中には絶対に入りません。私は別のコロンビア人の女性達のアパートに下宿してたので一人ではなかったんですけどね。

私がバスに乗る時は男性の乗客がタラップで手をとって支えてくれたり、男性が席譲ってくれたりしました。

それにコロンビア人は人前で声を荒げたり怒鳴ったりすることはほとんどないです。
なにか問題があってもなるべくにこやかに事を収めようとします。もし街なかで大声がきこえたら、みんながふりむいて何か事件がおきたのかとびっくりして見ます。
日本ではよく街なかで怒鳴ってる人を見るから、そこは大きな違いです。



コロンビアは職場でのセクハラを取り締まる法律があります。セクハラは罪なのです。
しかも男女両方に対するセクハラが罪。

ちなみにコロンビアは同性結婚が合法。
憲法に照らし合わせた結果、同性結婚を禁止するのは違憲だと判断したからです。


私がコロンビアで通りを歩いていたら前にいたカップルが口論しはじめました。そしたら警官数人が飛んできて、いきなり男の方を後ろ手に取り押さえ、男のIDを取り出し犯罪歴などを調べていました。DV(ドメスティック・バイオレンス)の疑いがあるとして警察が取り調べたのだそうです。

それにコロンビアでは性犯罪や子供の殺害事件は重罪。
去年は30代の男が7歳の女の子を殺害した事件があり、犯人は懲役51年を求刑されたが、51年だと生きて出所する可能性があると市民が怒ってもっと重罪にしろというデモがおきました。

女性が被害者の暴力事件や殺害事件は女性差別問題として対策する、と政府が言っています。

お隣のブラジルでは今年、女性をレイプ殺害した犯人が懲役100年になりました。



それに日本人のなかにも、日本語がわからないと思って外国人に卑猥な言葉を言わせて嘲笑してる人達がいるそうです。
私の外国人の友人達が、私が知らないような卑猥な日本語を知ってたのでなぜそんな言葉知ってるのかときいたら、会社で日本人のおじさん達が教えてくれるそうです。


日本にもバカッターとかおでんつんつん男とかいますよね。
アメリカ人の有名ユーチューバーで、日本の青木ヶ原樹海の遺体をうつしたローガン・ポールとか。
おもしろいと軽く考えたり、炎上させてビュー数を稼ごうとして愚行をする人はどこの国でもいて問題になってるので。




日本は来年はラグビーのワールドカップのホスト国で、再来年は東京オリンピックがあります。
そこでもし今回のような事件があった時に、コロンビアの政府や警察や司法局のように日本政府や警察は対処することができるでしょうか。
日本は今から対策を練っておいたほうがいいかもしれないですね。


今回の事件をおこしたコロンビア人に対して、コロンビア人とコロンビア政府はたぶん厳しい制裁を課すると思いますよ。

コロンビアという国はそういう国だから。
日本に怒られたから動くのではなくて、自分の国の倫理観や社会価値観として絶対に許せないし法律違反だから、迅速に対応し厳しく処分するのです。

問題のサポーター達の人生は転落するでしょう。

日本人サポーターが激怒してコロンビアに抗議する必要はまったくないと思いますよ。ご心配なく。














<日本人女性に言わせた下品な言葉とは?>


コロンビア人が日本人女性に下品な言葉を言わせた件。

日本では「売春婦」と言わせたと報道され、 「売春婦」と言わせるなんてありえないと怒ってる人が多いです。
コロンビアは売春婦で悪名だかいから、売春婦と言わせたんだろうと怒る人も。

でも私は 「売春婦」ではないと思います。


どういう言葉を言わせたのか?

ここでひとくちスペイン語のスラング講座をします。








あの男が日本人女性に言わせた言葉は


"yo soy perra"

"mas puta pa donde"




PERRAは犬のメス。

けど人に使った場合は「ビッチ」。


PUTAは、男に色目を使うビッチ、尻軽女、あばずれ、という感じ。


売春婦はスペイン語では 「Prostituta」が正式。
売春婦はPUTAもあります。


けどPUTAはスペイン語圏では一般の女性に使われる時は、色目を使うビッチ、尻軽女という感じ。

たとえば、フィエスタの時に自分のだんなが他の女性を見てたとしよう。
女性を見てたのはだんななのに、ラテンの女は嫉妬深いので、女性の方に「あの女、人のだんなに色目を使って。PERRAめ」と言う。
そういうふうに使われる。



私が大好きなコロンビアの有名ユーチューバーのコメディ。これに ”PERRA” がたくさん出てくるのでニュアンスがわかると思います。





カップルがPCでSNSを見ている。
「ねえ、ちょっとこのSNSの写真見て」
「なに? その女だれ?」
「彼女は私の女友達。 どんどんビッチ。この写真は彼女の前の写真。でもだんだん時期が経過するにつれて… どんどん肌の露出度が多くなっていくのよ。ビッチでしょ? この写真も見て、ほんとにこの女ビッチだよね」
「ほんとにビッチだね」
(彼氏が一人で写真を見ていて)
「うわ、この写真ほんとにビッチ。 このビッチ。。。。。。。 超イイ女だな~ 」
「やっぱねー。そういうと思ったわ。それが私が知りたかったことなの!」  と彼女





もうひとつ。
PERRAがタイトルに入ってるラテンの曲。


「Que Perra Mi Amiga」 La Montra





タイトルは、私の女友達ってほんとにビッチ、という歌。

曲のジャンルがDEMBOWなので、たぶんカリブのドミニカ共和国の曲かな。

ビデオの内容は
普段はたいした外見じゃないのに、仕事で顧客から預かったロングヘアのウィッグをかぶって厚化粧して金持ちがいるところにでかけて、何人もの男から声をかけられてる女友達に、「あの女むかつく、このビッチめ」 みたいな感じ。






PUTAの方は、

私はサルサというラテンのダンスを踊っていて、それは男女のペアダンス。
日本人が多いラテンのクラブでは、一曲ごとに相手を替えて踊るのが一般的。
でも日本在住の南米人が多いクラブでは、夫婦や恋人同士のカップル、または家族や友達同士のグループでやってきてグループ内だけで踊るのが一般的。他のグループの女性に踊ろうかと声をかけたらそのグループの男から殴られる。
だから南米人が、日本人が一曲ごとに相手を替えて踊ってるのを見たら「一曲ごとに違う男と踊ってニコニコしてさ、PUTAだね」と言うこともあり。



次はPUTAという歌詞がたくさん出てくるレゲトンの曲。



「SIENTE」  J King & Maximan, Ñengo Flow, Jamsha, Arcangel, Randy & Mas





レゲトンの有名歌手も二人参加してるこの「SIENTE」という曲は、日本語にすると「感じて」

サビの部分が yo se que tu ere bien puta

これは、「俺は知ってる、おまえはPUTAだってことをな」
という意味なんだけど、おまえは売春婦 という意味じゃないです。

クラブで出会った女性とレゲトンと踊ってる。身体を密着させて踊る女性に対して、セクシーでイイ女、感じて踊れ、そんなに密着して踊っておまえはPUTAだな。もっと情熱的に踊れ、もっと腰振れ、みたいな歌です。


だいたいわかったでしょうか。

だから日本人に言わせたのは、「売春婦」ほどの強い意味ではなくて、「ビッチ」 と 「色目つかうビッチ」または「尻軽女」 みたいな感じです。









<追記>

6月22日



「“エスコバルの悲劇”の再来懸念 日本戦PK献上のコロンビア代表MFにSNS上で殺害予告」


というニュースが出て、また日本のネットでコロンビアの事を悪く言う人が増えるのか。。。と憂鬱です。


これってコロンビアではほとんどニュースになってません。

ネットの検索で見つかったのがこちらのニュース。
コロンビアのラジオ局の。

「Rastrean IP de autores de amenazas contra Carlos Sánchez」



日本戦でレッドカードになったカルロス・サンチェス選手にツイッターで殺すと脅迫があったという話。

カルロス・サンチェスはツイッターのアカウントを持ってますが、そこのコメント欄にそういう書き込みがあったそうです。
けどツイッターはご存知のように匿名で誰でも書き込めるし、スペイン語人口は英語と中国語の次に多いので誰が書き込んだのかわかりません。

コロンビア人じゃないかもしれないですよ。

コロンビア警察のサイバー担当が犯人の特定を急いでいるそうです。
コロンビア警察は厳しいので、犯人が特定されたら脅迫罪で捕まるか、他国ならその国の警察に協力依頼するかと思いますよ。


日本のニュースのソースは、イギリスのミラーというタブロイドです。
ミラーはサンとかと同様で、宇宙人と対面のようなデマとか、エロ写真とかが出るような、イギリスでは最底辺のタブロイドです。

エスコバルの悲劇の再来か、と日本のニュースがあおってドラマチックにしてるのが笑える。

そんなにコロンビアを危険国だし、サッカーで選手を殺す国と思いたいんですね。
上で説明したように1994年にオウン・ゴールで殺された選手は、マフィアから殺されました。サッカーくじで損したからです。
日本でいわれてる、ファンが激怒して殺したというのは、デマです。



<追記2>

上記のカルロス・サンチェス選手への脅迫。

23日のお昼にやっとコロンビアのテレビニュースに出ました。日本のネットニュースより遅い 笑。





これを見ると amenzoと書いてあります。
脅迫。

殺害予告というのは、「何月何日におまえを殺しにいく」というのが予告。

脅迫は「おまえなんか殺してやる」 というようなもの。

殺害予告と脅迫は違うんだけどね。
日本のメディアはドラマチックにしたかったんでしょうね。

このコロンビアのニュースによると、

サンチェス選手のツイッターのコメント欄に

”夢を提案する” と書いてあって
その下に
1994年のアンドレス・エスコバル選手殺害事件のリンクがはられていた。

これだけです。

コロンビアの警察が、書き込んだ犯人を捜査中とのこと。





これもあわせて読んでみてください。

私が書いたブログ内の関連過去記事:


「コロンビアのサッカー代表のカルロス・サンチェス選手殺害の危機という報道に反論」

「サッカーW杯のコロンビア代表のダンス」

「コロンビアとサッカー。コロンビアチームの曲やダンスも解説。ワールドカップ」

「コロンビアの料理」

「南米コロンビアのドリンクについて」

「南米コロンビアのスイーツ」


「南米コロンビアの料理」


「中南米ではサッカーの試合にご注意」

「コロンビアは世界一危険な国じゃないよ、コロンビアへの誤解へ反論」

「netflixの「narcos」のパブロ・エスコバルのドラマにうんざりするコロンビア人」

「南米コロンビアの方が日本よりいいと思った点」

「いいかげん南米コロンビアのイメージを更新しようよ」


ハリケーン被害の米領プエルトリコ、トランプに嘲笑されて最悪の状況に

ハリケーンで壊滅的被害を受けたプエルトリコ。

その悲惨な状況については以前ブログにかきました。

→  「見捨てられたハリケーン被災のプエルトリコ 」


今回はその続編。

米本国のトランプに嘲笑されて、米領プエルトリコはさらに窮地に陥っています。



ハリケーンマリアの被害からもう3週間半たちましたが、さらに深刻な事態になっています。
(最初のハリケーン・イルマからは1ヶ月と1週間)



プエルトリコは独立国ではなくて、アメリカの自治領。
ビザも米のだし、米憲法下にあります。




カリブは、米に近い方からキューバ、ドミニカ共和国、その隣がプエルトリコ。
プエルトリコはタイノ族の国だったけど、スペインの植民地にされタイノ族はほとんど絶滅し、スペイン語圏に。
100年以上前に、プエルトリコは次は米領土にされたんです。

プエルトリコ人は米在住でも自分はボリクア(プエルトリコ人)といいます。
ラテンアメリカのカルチャーで、サルサとレゲトン大国。



今までアメリカの自治領に甘んじてきたのは、なにかあったときにアメリカが助けてくれると思ってたことが大きいと思います。


しかし、アメリカの領土だったことが今回の悲劇を生んだと思います。


プエルトリコは米領だから米市民なのに、340万人をアメリカ政府がちゃんとケアしないからです。



今年はアメリカ本土も大きなハリケーン被害がありました。

米のメディアはカリブ海に次のハリケーンが接近してる時も、米本土にいつ来るかばかり報道してました。
カリブ海諸国はハリケーンで壊滅的な被害を受けたところが多かったのですが、米の被害に比べると非常に報道の扱いが小さかった。
日本を含め世界でもそんなに報道されてません。


アメリカ領のバージン諸島とプエルトリコに壊滅的な被害が出たとき、米のトランプ大統領は2週間も休暇中でゴルフを楽しみ、ツイッターで別のことについてつぶやいてるだけでした。

プエルトリコの知事や首都のサンファンの市長が公式に米に救援を求めても、トランプはそれは自己責任だとか、プエルトリコなんか経済破綻してるから自分で対処できないんだろうなどとツイートしてました。

FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)はトランプの許可がおりないので、救援にいけない。



プエルトリコは住宅はハリケーンで吹っ飛ばされたうえ家も道路も浸水してたし、停電が続き、飲料水や食料が尽きかけてた。

電話も不通で、停電で携帯やネットも使えないので連絡がとれない市町村がたくさんあります。
3週間半たっても被害の全体像がまだつかめてないし、いったい犠牲者が何人いるのかもわからない状態です。

ガソリン不足で病院の非常用電源が使えなくなり、生命維持装置などが必要な重篤の患者が病院で亡くなったケースも。


プエルトリコの知事と市長が、米と世界に向けてプエルトリコを助けてとSOSをだしました。



トランプはハリケーンから2週間たってラスベガスで乱射事件もあったのでやっと休暇から戻って、プエルトリコに短時間の視察に行きました。




プエルトリコにおいてトランプが会見で



「プエルトリコの被害なんてカトリーナのハリケーン被害に比べたらたいしたことない。
プエルトリコのハリケーンで何人亡くなったの?
え、16人か?
たったそれだけしか死者がいなかったの?
だったらラッキーだったじゃん」

「プエルトリコの救援のせいで、米の国家予算のプランが狂った」



と会見で言ったのです。








そして被災者に向かって、トイレットペーパーを放り投げて渡しました。






ちなみにこの時点で医者が死亡確認をして死亡が確定した死者の数が16人だったのであり、正確な死者数はまだ判明してませんでした。
連絡がつかない市町村もあるし、道路が寸断されているのでわからない。


昨日(10月11日)の時点では、死亡が確認されたのが45人。
トランプが来た時の3倍に死者が増えています。

しかし、道路が寸断されて通信手段が途絶えているので地方の市町村の実情がわからず、実際の死傷者がどのくらいいるのかはまだぜんぜんわかってない状態。




しかもトランプは被災者に、「have a good time! 」(楽しんでね!) と言ったんです。


で、さっさとプエルトリコから米に戻りました。
ハイヒールはいた奥さんを連れてね。



この人には同情心すらないんだな。

これは人道的な問題なのに被災者を嘲笑するような人間がなぜリーダーなのかと米でも批判されてました。





ついにトランプの許可が出たので、米からの救援物資も届き始めました。

けどいくら救援物資が中央や港に届いても、ハリケーンで道路が寸断され水に浸かったりしているところが多いし、まったくルートが復旧してないから被災者に届けられない。
通信手段もないから、孤立している市町村がどうなっているのか状況もわからない。



米軍がヘリなどを出して、孤立しているところから住民を救出したり水と食料を届けるしかないと思います。
なのにそれを米がしてない。

米の海兵隊員にはプエルトリコ人が多いんですよ。
シリアの前線などで若いプエルトリコ人が戦ってます。
あの人達はプエルトリコの救援の方にに行きたいと思ってることでしょうね。



アメリカにはJone's Actという法律があって、アメリカ国内に救援物資を届ける場合は米国籍の船で乗務員が米人の船じゃないといけないという内容だそうです。
プエルトリコは米領なので米国籍の船や軍隊の船を使わなきゃいけない。
でも外国籍の船に比べてコストが高いのも、米政府がプエルトリコに救援を出し渋った理由です。


でもその法律にのっとって救援物質を送り始めました。
といっても米本土の救援の方が優先で、プエルトリコにはマイナーな救援にとどまりました。
しかしその救援をこんどの日曜日(15日)で打ち切るそうです。
信じられない。。。



プエルトリコはまるで1世紀か2世紀昔に戻った感じ、だとニュースに書いてありました。
電気もなく、飲み水もなく、電話もない。



コロンビアでスマホ依存が社会にもたらす問題

コロンビアで事件があったときに、コロンビアは世界の最貧国だからスマホなんかないんだろう、スマホがほしくて強盗したんだろう、とか日本のネットで書かれてましたが、それは違います。


コロンビアもスマホ社会です。
インターネットのアクセス率も世界トップランクだそうです。

メキシコの方が米に近いからか、タブレットやスマホ率はコロンビアより高いような気もするが。


コロンビアも老若男女、携帯やスマホ持ってるし、歩きスマホや公共交通機関の中でスマホやってる人も結構多いです。

歩きスマホをしてたら強盗にやられるっていうのはありえますが、コロンビア人も結構歩きスマホや通話してます。



コロンビアにはスマホが出る前にもいましたが、ガラケーの頃ね。
あの頃はブラックベリーが流行ってて。

でも携帯中毒になる人が多い。

食事中も携帯をテーブルに置いて着信音ががんがん鳴って親に「うるさい」と怒られてました。
友達と話してても携帯いじってしまう。


スマホ時代になったらさらにエスカレートして、食事中もスマホを手放せないし、
デートしてる最中も相手が目の前にいるのに、スマホをずっといじってるので相手の子が怒っちゃうことも。
「そんなにスマホがいいならスマホとしゃべってればいいじゃないの」ってね。

もしくは家族で団らんしててもそれぞれにスマホいじってるとかね。

すぐ写真とってはfacebookやインスタにupするし。



ま、もうその辺は日本と状況同じですね。










私はここ何年か日本と中南米を行き来してるので、2年縛りで日本でスマホを買うのが嫌で日本ではスマホ持ってませんでした。
外ではガラケーとタブレットです。



けどコロンビアでは必要に迫られてスマホを買いました。

私は海外用のガラケー持ってて、コロンビアのプリペイドSIM入れれば使えるんですが、ガラケーに電話してくる人がほとんどいないんです。

日本もLINEが普及してるから、普通に通話したり携帯メールでやりとりする割合は結構減ったと思いますが。

日本はLINEだけどアメリカ大陸はWHATSAPPというスマホアプリが人気で、whatsappみんな使ってます。
whatsappがないと、連絡がなかなかとれない。


それにUBER。
Uberも日本ではタクシーとしては参入しづらいようで、あまり知られてないかもしれませんが、スマホアプリの配車サービスです。
UBERにクレジットカードの番号を登録しておいて、近くにいる車を手配してもらうんですが。運転手に現金で払わずにUBERにクレジットカードから引き落としされます。だからタクシーでときどきあるぼったくりが少ない。

中南米は日本と違ってタクシーがあまりよくないので、UBERの方が安全で確実ということでUBER人気が高いです。
なのでUBER使うためにもスマホが必要になりました。


そのくらい、コロンビアではスマホがないとやっていけなかったです。
私はタブレットとガラケーとスマホとPCをコロンビアでは使ってました。



コロンビアでスマホを買うことに。

SONYのXperiaで大手携帯会社で購入しました。
でもアンドロイド初めてで設定がよくわからず。

携帯大手の直営店にはファーウェイやサムソンやSONYなど大手メーカーの担当者がフロアにいるんだけど、SONYのお兄さんが親切で1時間以上もかかって全部設定してくれて、whatsappなどのアプリまで入れてくれました。

なにかわからないことがあったら店においでというので、ちょくちょくいってはきいてました。
ただしスペイン語での話だし、画面もスペイン語です。

別の携帯の直営店にいたSONYの別のお兄さんも親切で、スマホのデータをmacのPCに取り込めないといったら、mac持ってきたら教えてあげるというので、mac持って行ったら設定してくれました。

コロンビア人のメーカーのスタッフは親切。



プランの変更とか、長期契約とかで、ちょくちょく携帯会社の直営店にいってたので(週に1度は行ってた)、コロンビアのスマホ事情に詳しくなってきました 笑。


多分他の中南米も似て状況だと思うんだけど。

コロンビアでいま一番人気のスマホはファーウェイです。
中国メーカーの。
結構クオリティが高いらしくて日本でも注目されてますよね。
これが大人気。

それから韓国のサムソン。
サムソンは北米でも中南米でも、家電とかでも大人気のメーカーです。

この2つがトップで、次がSONYのXperiaかなあ。

けどやっぱファーウェイとサムソンが人気。


中南米はアンドロイドが主流で、IPhoneはあんま人気ないです。
アップルストアにもそんな人いない。

IPhoneが高めということもあるけど、アンドロイドも高い機種は高いし。
IPhoneって、日本だけが世界で異様に突出して人気が高いそうで、本国の米でもIPhone率はそんなに高くないそうです。



コロンビア人はSNS大好きで、whatsappも好きだし、インスタとか大好き。
日本人より中毒になってる人が多いと思います。

ラテンアメリカ人は、ナルシストが多いっていうかセクシーな自撮り写真を毎日毎日UPしたり、恋人とチューしてるラブラブ写真のせたり、コンサートではみんなスマホで動画撮ってるし、家族との仲良し写真とか、fiestaとか。
ネットでリア充演出っていうよりは、ほんとにリア充なんで、たんにネットでそれを見せてる感じ。


でもiosとかのバージョンもどんどんあがっていくし、アプリの動作が重くなったりかくかくしてくるし、みんなに見せる時も自分の機種きになるし。

ってことで、最新機種がやっぱ欲しいわけですよ。




日本の携帯会社は通信費でもうけてるんで、本体代は一見安いように見えます。
けど通信費はかなり高いし、通算したら高くなる。
しかも2年縛りとかがあって、それをやめるときはペナルティ料金とられるし、手続き料もかかる。


けど、コロンビアは本体は普通に定価の買取で、SIMフリーだからプリペイドSIM入れて、使うだけチャージすることもできる。
または長期契約でお得なプランに入ることもできます。

私は長期プランに入ってたけど、急に帰国することになって解約したときにペナルティなにもなかったです。
たんに解約手続きしただけ。
日本みたいに2年縛りで、途中解約は1万何千円とかペナルティとられるわけでもない。

SIMフリーだから日本でもそのスマホ使えるんで、日本で格安SIM入れてデータだけ見たりしてました。




でも、スマホとかデジタル機器ってやっぱコスト高いじゃないですか。
日本でだって高いよね。


私はコロンビアのスマホが水没してお亡くなりになったので、日本でIphoneをアップルストアから買いましたが10万円位。

それにSIM契約して、通信費がかかる。


2年間契約の人は毎月の支払いが高いですよね。

けどまた2年とかたったら、iosやアプリとの兼ね合いで買い換えるはめになるじゃないですか。

スマホに結構なお金かけてると思います。




コロンビアは貧富の差が大きすぎて、金持ちは信じられないほどの大富豪ですが、貧困層もいます。
普通の人でも給料がいい人たちもいるけど、庶民は日本ほどの給料じゃない。

けどスマホ代はたぶん同じ位かかってると思います。

特に若い世代はスマホの最新機種を欲しがる。



コロンビアで知り合いのおじさんたちや近所のおじさんおばさんたちと話してたら、
このごろスマホが流行って、スマホの最新機種が欲しいけど学生だとお小遣いでは買えない。

ということで、スマホの最新機種ほしさに援助交際する女子大生もいるそうだ、という話をしてました。

援助交際といっても売春までいくのか、それとも話したりごはんだけで終わるのか、人によると思いますが。

コロンビア人は美人国で有名なので、女性を目当てにくる欧米人が結構いるんです。
で、美人で若い女性だとエスコートサービスがあって、食事だけ同伴とか、ディスコに同伴するだけのサービスがあるんですよ。
一緒に行って飲んで食べるだけでたくさんお金もらえる。
確かにコロンビアのディスコには超美人を連れてる男たちを見ました。
もっとお金が欲しい女性には売春したり長期契約結ぶ人もいるんでしょうが、若くて美人の人だとものすごい稼いでる人もいるとききました。

日本は風俗でももう相場が下がってぜんぜん稼げないそうですが。

で、コロンビアでは援交とかエスコートサービスで稼いで、スマホやバッグや服買ってる若い女性もなかにはいるという話をききました。



「スマホのためにそんなことするなんて信じられないでしょう? 今の若者たちどうかしてるわ。

日本だったらそんなことありえないでしょう?」といわれたんで、

私は正直なんで、
「日本は女子大生どころか、女子高生とか、なかには女子中学生まで援交が数十年前から問題になってる。携帯代やブランドのバッグ買うために売春する人がいる」と言ったら、コロンビア人達がびっくりしてました。




昔からお世話になってるコロンビア人の知り合いのおじさんとはよくいろいろ深いトピックを話してたんだけど、おじさんが

「スマホで確かに便利になったが、失ったものも多いし、社会問題も多い。
スマホのために援助交際する女性が出てきたり、スマホを奪うための強盗やひったくりも増えた。
スマホはコストがかかるから給料の一部はスマホに消えるし。また新機種を買うためにローンを組んでしまう。
スマホを買うために仕事してるようなもんじゃないか。

今の世の中は消費社会だけど、がんばって稼いでも稼いでも、これがあるぞ、これも買わないとっていわれて、
それを買うためにまた一生懸命働く。
それじゃ、消費するために生きてるようなもんじゃないか。
なんのための人生なんだ」

と言ってました。


私が社会価値観の話が非常に好きなんで、おじさんも私とはそういう深いトピックをするんです。


でもなかなかいいことをいうな。

確かにグローバリズムで、アメリカのグーグルやfacebookやアマゾンなどが世界のマーケットをかなり支配してるし。
スマホ中毒者が増えて、スマホにふりまわされてるような気もする。



もともと中南米って自殺率が世界でも最も低い国ばかりなんだけど、コロンビアの自殺率が最近ちょっとあがったというニュースを最近見ましたよ。
なんでなのかわかんないけど、コロンビアがいま中南米第3位の経済大国でかなり景気がいいことにも関連してるのかなーという気も私はします。



そういえばスマホのゲームで、子供達に自殺を教唆するゲームがあり、ロシアが発端なんだけどすでに中南米に上陸してそのゲームのせいでもう何人か自殺しちゃったんですよ。
それも大きなニュースになりました。



スマホ依存で人間関係が壊れることもあるし、スマホのお金の支払いのために身を売ることもある。

それじゃ本末転倒な気もしますね。



コロンビアだってそういう問題が深刻な社会問題になりつつあるわけだし、日本でも同じ問題がある。
もちろん世界でも。

















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